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みはらしの湯で絵手紙展示
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設・みはらしの湯は4月末まで、伊那市の絵手紙グループ「笑楽会」約20人の作品を、1階ギャラリーに展示している。味のある言葉が添えられたさまざまな絵手紙約120点が、入浴客の心を和ませている。
絵楽会は、伊那公民館の教室で絵手紙を教える日本絵手紙協会公認講師・倉科照子さんが教える「あすなろ会」「アカシア」という2グループのメンバーから成る。
「アカシア」は、昨年度伊那公民館教室で講義を修了したメンバーらが独自に始めた会。「あすなろ」は、市民大学の卒業生が中心となっている。平均年齢は60縲・0歳。絵手紙暦は1年縲・年とさまざま。
作品は教室活動の中で描いたものが中心で、待ち遠しい春を思ったもの、子どもの誕生を祝ったものなどがある。
絵を描いたことのない人も、活動を続ける中で描く楽しみを知り、自然や四季の移ろいなどに目がいくようになるという。
倉科さんは「絵手紙の命とも言われる筆遣い、墨の色、言葉などを楽しんでほしい」と話していた。 -
仲仙寺への道標再び光
伊那観光協会の創立50周年記念事業の丁石復元プロジェクトが05縲・6年度、進められている。現存する丁石を保存するとともに、観光振興に結びつける。
丁石は1850年代、一丁(109メートル)ごとに建てられた道標。坂下区の常円寺東側から「馬の観音様」で信仰を集めた西箕輪区の仲仙寺へ向かう県道大萱荒井線(羽広道)沿い約7キロに、当時の地元住民らが共同出資などして54体の石仏を建立し、現在、34体が残る。
復元に当たり、郷土史を学ぶ住民を中心にプロジェクトを立ち上げ、現地調査などに当たった。県道の拡幅工事などで整備が遅れたが、地権者らの了解を得ながら、順次、進めている。
当面、水田のあぜに埋まっていたり、ぐらついたりしている石仏から倒れないようにかさ上げし、コンクリートで固定。景観を損ねないよう最小限とした。また、丁石に「一丁目」などの表示があるものの、欠けるなど見えにくいことから「はびろ道○丁」と記した統一看板を立てる。05年度事業費は40万円。
市は、本年度中に丁石をめぐるウォーキングを開きたいとしている。 -
水田農業経営研究会
宮田村水田農業経営研究会(小田切武人会長、47人)は7日夜、通常総会をJA宮田支所で開いた。今年5月から農産物の残留農薬基準が変更になることを受けて研修もした。
基準値を超えた農薬が残留している農産物などは流通が原則禁止となる「ポジティブリスト制度」。農薬を使用する際の注意点などについて、改めて理解を深めた。
総会では小田切会長が「厳しさは増しているが、水田が日本の農業の源点。一緒に頑張っていきましょう」とあいさつ。
効率的で低コストの稲作を中心として、あらゆる角度から水田農業のあり方について研究を深めていこうと、本年度の事業計画を決めた。 -
郷土研究会が名木・古木の調査報告書を刊行しようと計画
宮田村の宮田郷土研究会(太田保会長、31人)は、3年前から実地調査を続けている村内の名木、古木について報告書をまとめようと計画。140本ほどの調査を済ませており、「多くの人に知ってほしい」と住民が自由に閲覧できる方法も模索している。
村内には樹齢460年ともいわれる北割区のカヤの木を始め、古木や名木が点在。
同研究会は当初、会員用の資料として報告書を考えていたが、文化財として価値が高い古木を地域全体で守るきっかけにしようと、取り組みを始めた。
県のコモンズ支援金に申請。結果は出ていないが、助成が出るなどすれば200部を作成して木の所有者、学校、図書館などにも配布したいと構想をふくらませている。
同研究会は6日に総会を開いたが、報告書をさらに充実させようと、補充調査の実施などを確認した。 -
トップストーンジュニアの新年度発会式
宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンは8日、ジュニア(小学生)チームの新年度発会式を中越区の屋内運動場で開いた。20人ほどが新たに加入。ボールと友達になり、一歩一歩上達しようと始動した。
指導者代表の杉本雅史さんと保護者代表の原博さんが「上級生は責任ある行動を持ち、下級生は早くボールに慣れてください」と激励。新入部員一人ひとりが自己紹介し、元気にあいさつも交わした。
NPO法人化し、総合的なクラブ運営をしているトップストーン。保育園から社会人まで各カテゴリーのチームがあり、村内外から有望選手が集まってくる。
ジュニアも新入部員含めて約110人ほどが在籍。礼儀やルールなどを守って練習し、各種大会に出場する。 -
宮田中部活動発足式
宮田村の宮田中学校は8日、部活動発足式を開いた。本年度も大半の生徒が運動系7、文化系2の部活に所属。仲間との絆を深め、切磋たく磨することを誓い合った。
2、3年生の全部員が体育館に集合し、塩澤直緒部長会長は「目標に向って取り組もう」とあいさつ。
新津吉明校長は「礼儀正しくルールを守り、仲間を大切にして活動しよう。皆さんの活躍を期待しています」と激励した。
その後各部活に分かれてミーティングし、さっそく練習開始。円陣を組み「中体連南信大会へ出場するぞ」と気合をみせる姿もあった。
この日は新1年生の部活動説明会も開いた。自分の希望する部を選び、今月末から加わる予定だ。 -
上伊那建具組合が西駒郷でボランティア作業
「良い戸の日」の10日に合わせ、上伊那建具協同組合青年部(芦部浩久部長)は8日、駒ケ根市と宮田村にまたがる知的障害者総合援護施設西駒郷を訪れ、動きが悪くなったり閉まらなくなったドアや戸棚などを修繕するボランティア作業を行った。施設内に分散した約20人の参加者は手分けして入所者の居室の障子やドアの立て付けなどを確かめては、かんなやのこぎりを使い、慣れた手つきで次々に修繕した=写真。
同組合は「良い戸の日」が制定された85年以来、各地の小学校や施設などの修繕ボランティアを行って喜ばれている。 -
上公連総会
上伊那公民館連絡協議会は7日、06年度総会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。辰野町から中川村の各公民館の館長、主事ら約60人が出席。新年度の会長に武田登さん(伊那公民館長)、副会長に下島大輔さん(中沢公民館長)吉川充彦さん(伊那公民館係長)竹中嘉文さん(箕輪町公民館社会教育指導員)を選出したほか、事業計画・予算案などを承認した。退職や異動に伴って公民館を退任する13人に感謝状が贈られた。
感謝状を受けたのは次の皆さん(カッコ内は旧職)。
▽辰野町=渡辺美江(館長)小野公(社会教育指導員)唐澤武志(主事)▽南箕輪村=小林勝(主事)▽東春近=松澤りょう(館長)▽高遠町=丸田武男(社会教育指導員)北原世津子(社会教育指導員)▽宮田村=上條雅典(主事)▽赤穂=北澤吉三(館長)宮下るみ(主事)▽中沢=所河輝男(主事)▽東伊那=細谷悦子(館長)▽中川村=有賀直(館長) -
早太郎700年祭
霊犬早太郎の伝説で知られる駒ケ根市の名刹光前寺(吉澤道人住職)で「早太郎伝説700年祭」が始まった。本坊では700年祭に合わせて今年新たに製作したという不動明王と早太郎の木像=写真=が特別公開され、訪れた参拝者らが手を合わせている。吉澤住職は「次の公開は12年後の戌(いぬ)年としたい」と話している。ヒヒを退治するために早太郎を寺から借り受けた一実坊(いちじつぼう)が早太郎の手柄に報いるために3年かけて写経し、光前寺に納めたとされる大般若経も併せて公開されている。11月30日まで。拝観料は大人(中学生以上)500円、小学生以下200円。
境内を彩る約70本のシダレザクラは13日か14日ごろに開花すると予想されている。遠方から訪れる観光客も日増しに増え、寺のにぎわいは月末にかけてピークを迎える。 -
伊南行政組合消防本部北消防署長
4月1日付の異動で新たに署長の任に就いた。モットーとして「人の和」を挙げる。「和のない人間関係は駄目ですね。消防は命令系統で動いているが、和がないと現場に出た時に上司や同僚の間のどこかに溝ができる。それでは消防の使命は果たせないですからね」
◇ ◇
高校卒業後、飯島農協(当時)に就職したが「どうも仕事が性に合わない」と数年で退職。辞めるに際して当ては何もなかったが、知人の誘いもあり、取りあえずタクシーの運転手をしながら将来への道を探ることにした。
1年ほどたったある日、たまたま町の助役が客として乗ってきた。内心(これはいい機会だ)と思い、唐突だったが思い切って尋ねてみた。「役場職員の中途採用の予定はありませんか?」駄目でもともと竏窒ニ思っていたが、思いのほかあっさりと答えが返ってきた。「今度採用試験があるよ」
思わぬタイミングに喜び、早速準備勉強に取り組んで受験。首尾よく合格して職員に採用された。運命の計らいか、最初に配属された部署が消防担当。その後、署に派遣され、本格的に消防士として働くことになった。
初任科訓練を受けるため、県消防学校に入校。厳しい救助の訓練でロープが足に食い込み、ひどいあざができた。休日に家に帰った時、母親がそのあざを見て顔をしかめた。「その時は何も言わなかったが、後になって『大変な仕事をするんだなあと思って心配だった』と言っていましたね」
見様見まねで夢中で仕事に取り組んだが、慣れない仕事は思ったよりずっと大変だった。「でも中途で入った私に対し、周りの皆さんはいやな顔もせず、親身になって助けてくれた。今でも本当に感謝しています」
一貫して警防畑を歩き、火災のほか水害や工事現場の事故、土石流災害による死亡事故など数え切れないほどの現場に出動してきた。「仕事として取り組んでいるためか、大出血を見ても気後れしたり気持ちが悪くなったりするようなことはなかったですね」
◇ ◇
「『泥棒は命までは奪わないが火事は何もかも持っていく』と昔からいうが、今は昔と違って火事の質も変化してきているんですよ」住宅は防災構造になったが、火災の時にはかえって火元が見つけにくいという問題があり、加えて恐ろしい有毒ガスが出るため、呼吸器は欠かせない。
「同じ現場は二つとない。だからこそ経験がものを言うんです。現場では冷静さを失いやすいが、若い人たちにはそこをよく自覚して行動してほしいと思いますね」
(白鳥文男) -
南箕輪わくわくクラブ06年度の活動始まる
南箕輪わくわくクラブの06年度オープニングセレモニーが8日、南箕輪村民体育館であった。本年度は、運動系と文化系合わせ28スクールを開講するほか各種イベントを開いて活動する。
セレモニーで千菊夫理事長は、「いつでもどこでも、だれでも、いつまでもスポーツやカルチャーに親しみ、縦のつながりと横のつながりを持つ場。年間を通してスクールだけでなくイベントもある。楽しく参加して」とあいさつした。
各スクールや教室ごとに本年度の活動を説明。指導者や希望する保護者を対象にした講演会もあった。
スクールは運動系24、文化系4。新たにニュースポーツ教室が加わった。
会員は随時募集。問い合わせ、申し込みは村民体育館2階の事務局(TEL78・8313、FAX78・8413)へ。 -
箕輪町国際交流協会日本語教室開講
箕輪町国際交流協会06年度の日本語教室が8日、町文化センターで開講した。新しい仲間も入り、日本語のレベル別グループで学習に励んだ。
生徒はブラジル、中国、インドネシア、パラグアイ出身の26人。ボランティア講師は8人。テキストやボードなどを使いながら単語の意味を確認したり、文章を読み、会話を中心に学んだ。
日本語教室と同じく、ポルトガル語を母国語とする小・中学生約15人が学ぶ母国語教室も新年度が始まった。
日本の文化を知り、生徒同士の交流を深めるため、本年度も花見、社会見学、七夕、新年会、みのわ祭り参加などイベントも多く計画している。
日本語教室とポルトガル語母国語教室は毎週土曜日午後1時から。今年1月から試験的に始めた中国語の母国語教室は土曜日午前中に開いている。
各教室とも随時参加を受け付けている。講師やイベント企画などのボランティアも募集中。問い合わせは役場総務課(TEL79・3111)へ。 -
県伊那合同庁舎にもお尋ねコンシェルジュを配置
来庁者の相談や案内に応じるコンシェルジュ・ディスクが7日、伊那市の県伊那合同庁舎にも配置された。担当職員は来庁者から要件を聞き、担当部署や庁内のどこにあるかなどを丁寧に案内した。
「庁舎はよく分からず心細い」「相談を担当する課が分からない」などの声に対応するため県は03年から、県庁玄関ホールにコンシェルジュを配置し、県民の目線に立った迅速なサービス提供を目指してきた。
組織改正に合わせ4月からは、県下の合同庁舎でも同様のサービスを提供していくこととなり、上伊那合同庁舎はこの日から開始した。補佐級以上の49人が、半日交代でディスクに立ち、来庁舎の相談に応じていく。 -
ツキノワクマの出没注意
県林務部はこの春、子連れツキノワグマの出没が多くなると見込んでおり、遭遇しないよう注意を呼びかけている。
林務部によると、昨年秋はツキノワグマのエサとなるドングリ類が並作以上だったため、十分な栄養を摂取した母熊が冬期に妊娠・出産している可能性が高いという。子連れの母熊は神経質になっている。注意が必要な時期は▽雪解け直後▽タラの芽などの採取時期▽ネマガリタケのタケノコ採取時期竏窒ネど。山に入る場合は、鈴やラジオなどを鳴らしたり、クマの痕跡(足跡、フンなど)、小熊を見かけたら引き返すなどして注意する。
万が一クマと遭遇した場合は、ゆっくり後ずさりしてその場を離れ、襲われた時は急所である顔、喉、後頭部、腹などを守れる姿勢をとる。 -
はらぺこ保育園で入園式
里山にある園舎を拠点とし、自然とのかかわりを通じた体験型保育に取り組む、伊那市富県の「はらぺこ保育園」で8日、2年目の入園式があった。10人の“先輩”園児と家族、地域住民などが参加し、2人の新しい仲間が加わったことを喜び合った。
園児たちは、練習してきた歌を元気良く歌って仲間の入園を歓迎。母親の代表、林美紀さんは「はらぺこの子どもは山が大好きで、直接お尻で滑る大きな滑り台になっている。新しいお友だちもいっぱい遊んでほしい」と語りかけた。
新入園児の母親、野沢智子さんは「山の中の活動を通して命の大切さを学べると思った。けがすることもあるかもしれないが、自分の痛みを通して人にしていけないことを知り、与えられたもので遊ぶのでなく、自分自身で遊びをつくり出していってほしい」と話していた。
最後は全員でもちつきをし、つきたてのもちを仲良く味わった。 -
上伊那高校卓球選手権大会
第33回上伊那高校卓球選手権大会が8日、伊那市西箕輪のサンビレッジ伊那の体育館であった。男子シングルスで伊那北の佐藤良祐君が3大会連続優勝。それぞれが練習の成果を発揮しようと熱戦を繰り広げた。上伊那卓球連盟の主催。
国体、高体連の地区予選に向けての前哨戦に位置付けられる大会。上伊那の8校から89人(男子59人、女子30)が参加し、男女別の団体(ダブルス1、シングルス4)、シングル戦の各トーナメントを戦った。
上伊那卓球連盟の木下美智常任理事は「この試合で各自が課題を見つけ克服し、これからの大会に臨んでほしい」と話していた。
上位の結果は次の通り。
【男子】
▽団体 (1)伊那北A(2)伊那北B(3)上伊那農業(4)伊那北C
▽シングルス (1)佐藤良祐(伊那北)(2)西澤佳佑(伊那北)(3)征矢亮(伊那北)小林英成(伊那北)
【女子】
▽団体 (1)伊那西A(2)伊那西B(3)伊那西C(4)赤穂
▽シングルス (1)養田真実(伊那西)(2)村澤亜紀(伊那西)(3)伊藤梓(伊那西)高栖真里奈(伊那西) -
ヨーロッパアンティーク展 11日までベルシャイン伊那店
19竏・0世紀初頭に華やいだアールヌーボー期の作品が集まる「ヨーロッパアンティーク展」は11日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
マイセンの磁器の人形、壷、皿など100点余を展示販売。銀製のスプーンやフォーク、バカラのクリスタルガラス、ロイヤルウースター、リモージュ、ヘレンドのカップ、ソーサーなど、約100年前のアンティーク食器が並ぶ。
日本画作家の桜を題材とした作品約20点が集まる展示会「桜花の宴」も同時開催。中島千波のリトグラフ3点をはじめ、若手人気作家6人の新作を販売している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
KOAが交通安全研修
KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)の本年度新入社員を対象とした交通安全研修が7日、箕輪町にある同社の生産拠点「パインパーク」であった。新社員30人が事故を起こさないための交通ルールなどを学んだ。
新入社員研修の一環で恒例。KOAと関係がある損害、生命保険代理会社・ライフプロの小池悟社長らを講師に招き、交通事故を起こしてしまった時の対処方法などの助言を聞いた。
小池社長は交差点内における交通事故の過失割合の基準などについて説明。「現場での示談や口約束はどんな状況でも絶対にしない」などと注意を促し、これまでに経験した被害者と加害者の間で起こったトラブルについて語り、新入社員らの安全運転の意識を高めた。
KOAの06年度新入社員研修は3竏・4日の10日間。期間中は、ビジネスマナーや会社の歴史についての講義のほか、工場見学などが組まれている。17日から、仮配属先で現場実習を開始。6月1日、正社員登用する。 -
ミズバショウ咲き始め
春の到来を告げるミズバショウが、伊那市西箕輪の仲仙寺で咲き始めた。
寺の周辺にある湿地には約300株のミズバショウが生えており、現在は約30株が咲いている。日を追うごとに花は咲き、5月中旬まで楽しめる。
この日は、暖かい陽気に誘われた見物客などが寺を訪れ、純白のミズバショウを楽しんでいた。
4月中旬からは同じ場所に群生しているカタクリも咲き始める。 -
大草城址公園の江戸彼岸3分咲き
暖かい日が続き、中川村の大草城址公園のエドヒガンサクラが3分咲き、見ごろを迎えた。ピンクの花は白銀の中央アルプスに映える。
ソメイヨシノやしだれ桜のつぼみも膨らんだ。
桜祭は9日午前10時から、陣馬太鼓の演奏で幕開け。 -
新入児童らに交通安全啓発
伊南交通安全協会宮田支会(小林利春支会長)は、村内の新入児童と保育園児に啓発グッズを贈って交通安全の徹底を呼びかけた。
安協の役員らは6日の宮田小学校入学式に先立ち、交通ルールなどが書かれたリーフレットを新入児童97人に一人づつ手渡した。
「交通安全お願いね」などと呼びかけられ、児童や保護者は意識を高めていた。
保育園児には啓発用のぬり絵とクレヨンを贈り、幼い頃からの安全意識の徹底を図った。 -
県伊那文化会館プラネタリウム
花見バスツアー客受け入れ伊那市の県伊那文化会館は今年初めて、関東方面からの花見バスツアー客を受け入れ、コースの一つとしてプラネタリウム鑑賞を楽しんでもらう。
誘客の一環として関東、関西、中京方面からの旅行会社主催のバスツアーにプラネタリウム鑑賞を紹介したところ、クラブツーリズム(本社・東京都)でバスツアーに組み込むことが決まった。
ツアーは、高遠城址公園-春日城址公園-伊那文化会館プラネタリウム-上諏訪・足湯を巡る。春日公園の桜と合わせ、プラネタリウムで星空を鑑賞する企画。今のところ12日から26日までの予定。
近年、大人のための「いやし」の施設として人気のあるプラネタリウム。ツアー客に伊那の星空、春の星座をライブで紹介する。「遠くからバスに揺られてくるので、桜と一緒に星空を楽しみ、くつろぎの時間を過ごしてほしい」という。
会館は今後、秋の紅葉狩りツアーなどにもプラネタリウム利用を積極的に働きかけたいとしている。 -
油彩愛好「おひさまクラブ」が作品展
伊那市、箕輪町、宮田村などの油彩愛好者でつくる「おひさまクラブ」(有賀恵治会長)の第3回油絵展は20日まで、同市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。入場無料。
会社員、主婦、退職者など、20縲・0歳代の幅広い年齢層の会員が半年の間に手がけた力作23点を出品。画風が異なるそれぞれの作品は見る人を楽しませている。
風景、人物、静物などを題材にした作品が中心。10号キャンバスいっぱいに描かれた赤いバラの花、青空を背景に張り巡らされたサクラの枝など、メンバー一人ひとりが創作した作品が飾られている。
「おひさまクラブ」は伊那市駅前ビルいなっせで開かれていた「第1回油絵教室」の卒業生有志が、絵の勉強を続けたい竏窒ニ、04年に発足した会。講師に碓井伍一氏=同市山寺区高尾町=を招き、月2回の教室で学んでいる。
有賀会長は「多くの人に見てもらうことが、会員にとって絵を描く励みになる」と話している。
土・日曜日、祝祭日休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
一時中断・市道2路線拡幅完了
伊那市は、道幅の狭い区域が一部残っていた市道2路線の拡幅工事をこのほど、終えた。住民の協力で用地買収がまとまり部分整備が完了。車のすれ違いが困難だった道路が改善された。
路線は国道153号と県道南箕輪・沢渡線を結ぶ市道三条線(全長約230メートル)と、伊那北駅から上伊那農業高校(南箕輪村)に向けて延びる市道伊那北停車場山寺上村線(約千メートル)。
市道三条線の拡幅工事は1998に着工し、03年3月までに約20メートルを残し、工事を一時終了。残りの部分は3月3日までに終えた。道幅は約4メートルから片側歩道(一部両側歩道)を含む10竏・2メートルに広がった。
市道伊那北停車場山寺上村線の拡幅工事は、02年に着工。04年3月末までに高尾町信号付近の約70メートル部分を残して工事は一時終了し、3月30日までに残りの工事を完了させた。
市道伊那北停車場山寺上村線は伊那北、上伊那農業高校生徒の通学路として使われるため、車道の両側に歩道を設置して安全確保。道幅は約4メートルから両側歩道を含めた16メートルに広がった。 -
【登場】伊那警察署長 小嶋惣逸さん(58)
「少しでも治安が高まるようにしていきたい。地域の人が警察にどんな要望を持っているかを汲み取っていければ」と展望を語る。
1947(昭和22)年の飯田市生まれ。警察官になってからは交通関係の仕事を中心に従事。10年間、交通機動隊員として活躍してきた経歴も持つ。署長職は今回で2回目。
伊那署は2度目の転任。前回は88縲・0年の2年間、交通課長を務めていた。
「新市誕生、権兵衛トンネル開通と、一つの新しい時代を迎えている」というのが16年振りの管内の印象。以前に世話になった地域住民との再会に「顔ぶれが懐かしいね」と昔の自分を思い出したりもする。
権兵衛トンネル開通による犯罪の広域化、全国的な傾向である高齢者がかかわる交通事故の増加竏窒ネど、伊那署が抱える課題は大きい。
「伊那署は国道361号と国道153号が十文字に交差する地域。県下でもそういった場所は犯罪、事故が多発している。警察だけで事件事故を未然に防ぐのには限界がある。地域の皆さんの自主的活動を支援しながら、一緒に防いでいきたい」
趣味は写真撮影。背中に背負ったリュックサックにカメラを入れ、自転車で管内の安全を見守りながら散策を楽しむ。撮った風景や花などの写真は、ハガキして友人に送っているという。
官舎で妻と2人暮らし。 -
箕輪町民生児童委員協・福祉事務調査専門委会議
箕輪町の民生委員児童委員協議会・福祉事務調査専門委員会は7日、役場で06年度最初の会議を開いた。前任者の辞任に伴う後任の委員2人を委嘱した。
新委員は平沢庄子さん、唐沢一成さん。現民生児童委員の任期は04年12月1日から07年11月30日までの3年。新委員の任期は07年11月30日まで。
星野和美会長は、「町で地域福祉ネットワークを作る。我々にとって有難く、対象になる人にも心強い。行政と対象者の間に立って実際にどう活動していくか。アンテナを高くして情報をキャッチし、57人で協力して助け合っていこう」とあいさつした。
平沢豊満町長は年度始めのあいさつで、「社会の構造や価値観の変化により大変ご苦労をかけると思うが、よろしくお願いしたい」と述べた。 -
箕輪町農業委員会第1回総会
箕輪町農業委員会第1回総会は6日、町役場で開いた。指名推薦で会長に那須千元さん=福与、会長代理に唐沢敏幸さん=中原=を選出した。委員の議席を決め、専門部会設置などを協議した。
農業委員は、3月7日告示の一般選挙で無投票で決まった16人、推薦が上伊那農協1人、土地改良区1人、町議会4人の計22人。推薦委員6人に平沢豊満町長が選任証書を渡した。任期は06年4月1日から09年3月31日までの3年。
部会は農地、農政、農業振興の3つを設置した。上伊那農業委員会協議会の代議員、県農業開発公社協力員、町農政審議会委員、町農業振興地域整備促進協議会委員を選出した。
平沢町長は、「地域活性化のため農業振興にご尽力頂きたい。荒廃農地を前提に町の土地利用のあり方も検討頂きたい」とあいさつした。 -
箕輪写友会第6回写真展
箕輪町在住者を中心に写真愛好家でつくる箕輪写友会(12人、青沼久雄会長)の第6回写真展が7日、町文化センターで展示コーナーで始まった。「四季彩々」と題し、会員それぞれの個性が光る写真を展示している。
会員10人が1人3点、計30点を出品。第5回までの展示は、会員の作品を春夏秋冬の季節ごとに分けて飾ったが、今回は1人分ずつをまとめて展示。「一人ひとりの個性を見ることができる」写真展にした。
地元箕輪町内、白馬村、諏訪湖、八千穂高原、飛騨白川、スイスなど国内外の四季の風景を会員個々の感性で切り取った写真。今回初めてデジタルカメラで撮影した写真も5枚ある。
会長は、「同じ場所で一緒に撮影した写真も、会員によって感じ方や表現の仕方が違う。そこを見てもらえれば」と話している。
会は月1回の例会、年2回の撮影会をしている。年1、2回の展示会のほか銀行や郵便局などの依頼を受けてロビー展もしている。
16日まで。午前10時縲恁゚後7時。10、16日は午後5時まで。 -
南箕輪わくわくクラブ
「フライングディスク」一般団体立ち上げへ南箕輪わくわくクラブの一般団体「フライングディスク」を立ち上げようと準備が進んでいる。一緒に活動する大人の仲間を募集している。
フライングディスクは、わくわくクラブ発足時から、子どもから大人まで一緒に楽しむモデル教室として活動してきた。今回、教室ではなく大人の一般団体を作ろうと、スクールの大人が中心に準備している。
「フリスビー」という名前で以前に遊びがはやった「フライングディスク」。競技人口は大学生が中心で、上伊那にチームはまだない。競技は12種目あり、10種目は公認競技として登録されている。
投げ方や受け方、「アルティメット」というアメリカンフットボールとバスケットボールをミックスしたようなルールのゲームなどを中心にやる予定。
ディスクを自由に扱える楽しさ、バスケットとアメフトを足して2で割ったような楽しさが魅力というフライングディスク。「運動不足の人、興味のある人は気軽に参加して」と呼びかけている。
活動は土曜日午後7時半縲・時10分、南箕輪中学校体育館。持ち物は運動靴、水分、タオル。
問い合わせは松沢さん(平日午後5時15分までTEL76・7007)へ。 -
【記者室】野菜作りで食育
ソラマメの季節がやってきた。我が家に届いた春。信州もようやく春らしくなってきたが、ソラマメの産地九州はすっかり春だ。季節のものを食すことが体にいいとはよく言われるが、食材で季節を感じるのも小さな幸せ▼箕輪町は、食育で保育園での野菜栽培を推進する。これまでも園ごとに取り組んでいるが、今回営農センターが地元のたい肥と苗や種を全園に提供。食べることはもちろん栽培体験、自然体験などさまざまな要素を含む取り組みだ▼店では年中手に入る野菜も多く、旬が分かりにくい。栽培で季節を感じ、旬を知り、自分で育てた野菜を味わう喜びを知る。嫌いな野菜も自分で育てると食べられる子が多いという。苦手野菜克服も期待できるかも。(村上記者)