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文化財防火デー熱田神社で訓練
今月26日の「文化財防火デー」に合わせ、伊那市長谷の国指定重要文化財の熱田神社で28日、防火訓練が行われました。
今回の防火訓練は、熱田神社の東側の土手で野焼きをしていて、火が本殿にも燃え移りそうになっていると想定して行われました。
訓練では避難誘導や放水訓練が行われました。
現在の熱田神社の本殿は、江戸時代後期1763年に再建されたもので、高い彫刻技術や色彩の美しさから、1993年に国指定重要文化財に指定されました。
高遠消防署予防係長消防司令の北條秀樹さんは「自分たちの地域の文化財は自分たちが守るという意識を、地元の人たちに持ってもらいたい」と話していました。
文化財防火デーに合わせた防火訓練は、毎年全国各地で行われていて、去年市内では高遠町の遠照寺で、一昨年は旧馬島家住宅で行われたということです。
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県ソフトボール協会70周年記念
長野県ソフトボール協会の創立70周年を迎えた記念式典が、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで25日、行われました。
式典には、協会関係者などおよそ100人が出席しました。
長野県ソフトボール協会は昭和24年に発足し今年で70年目を迎えました。
現在180チームが所属していて、このうち南信はおよそ50チームが所属しています。
県内ではここ10年で、女子中学生の長野選抜が都道府県対抗中学生女子大会で優勝したほか、女子の実業団チーム「大和電機工業株式会社」が全日本実業団女子選手権大会で優勝するなどの成績を修めています。
協会会長を務める伊那市の白鳥孝市長は「今年開催されるオリンピックをきっかけに、ソフトボールへの関心がより高まっていってほしい」と話していました。
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無量寺で福ますの準備
箕輪町北小河内の無量寺で来月3日の節分で使う福ますの準備が27日、行われました。
無量寺の中川弘道住職が、ヒノキの一升桝に幸せを願う「福」と、健康や長寿を願う「寿」の文字を書きました。
無量寺では、毎年2月3日の節分に年男と年女が豆まきをします。
福ますは、豆まきで使われるもので、今年は80個用意するということです。
無量寺では、2月3日の午後3時から護摩祈祷会を、午後4時から福豆まきを行います。
豆まきでは、福だるまなどが当たる引換券も合わせて投げられることになっています。 -
南部小の杉山葉奈さんがJA全農の絵のコンクールで佳作
全国農業協同組合連合会が主催する、プロパンガスをテーマにした絵のコンクールで、南箕輪村の南部小学校1年生の杉山葉奈さんが佳作に選ばれました。
27日は、南部小校長室で表彰式が行われ、JA上伊那の下村篤常務から賞状が手渡されました。
コンクールは、子どもたちの目線からプロパンガスが使われている場面を描いてもらうもので、全国89の小学校から1,429点の応募がありました。
杉山さんは、JA全農プロパンガスのマスコットキャラクターと、ガスを使って料理をしている自分を描きました。
JA上伊那の下村常務は、「全国から選ばれて表彰状をもらうことはなかなかない。光栄なことです。」と話していました。
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上伊那の高校生ネパール派遣
上伊那地域振興局は、グローバルな視野を持って地域に貢献する人材の育成につなげようと上伊那の高校生5人をネパールに派遣します。
25日は、南箕輪村の上伊那農業高校で結団式が行われました。
ネパールに派遣されるのは、上伊那農業高校1年の小松佑真さん滋野愛良さん中原葉南さん伊那北高校2年の上島あや菜さん、伊那弥生ケ丘高校2年の代田貴之さんの5人です。
高校生の派遣は、4年前からJICAの草の根技術協力をしている信州大学農学部と連携し、グローバルな視野を持って地域に貢献する人材の育成を目的に県が初めて実施するものです。
生徒たちは、ネパールの高校生との交流や現地の農業について視察する計画です。
結団式で生徒たちは、「ネパールの人たちとたくさんコミュニケーションをとりたい」「文化や食事などいろいろな違いを見つけたい」などと抱負を話していました。
2月には集団研修や個別研修が計画されていて派遣期間は、3月2日から8日間となっています。
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美和ダム60周年記念碑 お披露目
伊那市長谷の美和ダム60周年の記念碑が、27日お披露目されました。
27日は除幕式が行われ、白鳥孝伊那市長や安田幸男天竜川ダム統合管理事務所長ら5人が出席しました。
記念碑は、およそ60センチ四方で、御影石を使って作られました。
伊那市の切り絵作家浦野栄一さんが制作した作品を焼き付けたものです。
ダムをモチーフに、湖畔に桜が咲き人々が集まる様子を描いたということです。
美和ダムは、総工費31億6,000万円をかけて昭和33年に完成しました。
記念碑は、天竜川ダム統合管理事務所や三峰川総合開発工事事務所などでつくる実行委員会が、美和ダム完成60周年を記念し作ったものです。 -
高校2年生対象の企業説明会
上下伊那10校の高校2年生を対象にした地元企業の説明会が、27日に伊那市内で開かれました。
今年は、去年の倍以上となる51社が参加しました。
説明会には、上下伊那の高校2年生およそ380人が参加しました。
ハローワーク伊那などが主催し毎年この時期に開かれています。
これまでは、1人3社希望する企業の話を聞いていましたが、希望する業種以外の話を聞くことで、選択肢の幅を広げてもらおうと今年から業種の違う3つの企業が1つのグループとなり、交代で事業の説明をしました。
企業は、製造業を中心に去年より29社多い51社が参加しました。
参加したある企業は、「地域にある大小様々な企業を知ってもらえるいい機会になった」と話していました。 -
駒ヶ根市長選 伊藤祐三さんが新人同士の一騎打ち制す
任期満了に伴う駒ヶ根市長選が26日行われ、無所属で新人の元共同通信社の伊藤祐三さんが初当選し、新人同士の一騎打ちを制しました。
伊藤さんの支援者およそ100人が集まった駒ヶ根市の福寿荘では、午後10時頃当選が伝えられると、歓声や拍手がおこりました。
伊藤さんは、駒ヶ根市福岡の59歳で元共同通信社の論説委員です。
今回の駒ヶ根市長選の投票者数は1万6,308人で、得票数は伊藤さんが9,144票、同じく新人で元市議会議員の小松原繁樹さんが7,007票でした。
投票率は60.72%で選挙戦となった2008年の市長選を11.69ポイント下回りました。
初当選した伊藤さんの任期は、1月29日からの4年間で、初登庁は29日を予定しています。 -
三峰川環境整備で樹木伐採
三峰川本来の河川環境や景観を取り戻し、親しみやすい川にしようと26日、伊那市東春近の河川敷で樹木の伐採作業が行われました。
伐採作業を企画した三峰川みらい会議のメンバーとボランティアおよそ20人が、伊那市東春近の河川敷で作業にあたりました。
参加者らはチェーンソーで木を切り倒し、扱いやすいサイズにしていました。
河川内に生えているのは、主にニセアカシアや柳で、大きいものでは樹齢30年ほどにもなります。
このうちニセアカシアはマメ科の樹木で、根の張り方が浅く、川の水量が多くなると流されて水害の原因にもなるということです。
三峰川みらい会議では景観の保全や防災を目的にボランティアを募って毎年作業を行っています。
三峰川みらい会議の織井秀夫代表は「目的は三峰川をきれいにすることだが、防災にもつながっている。整備作業には民間の人たちも関わっているということを知ってもらいたい」と話していました。
この日伐採した木は、ストーブ用の薪として参加者が持ち帰ったということです。 -
邦楽を身近に! まちなかJapan+
東京で活動する和楽器演奏家と上伊那の邦楽愛好者によるコンサート「まちなかJapan+」が26日、伊那市荒井のニシザワいなっせホールで開かれました。
コンサートでは、邦楽の魅力を伝えようと東京を中心に活動する「まちなかJapan」のメンバーと、上伊那の邦楽愛好者およそ20人が演奏を披露しました。
この日は、ドラマの主題歌メドレーや、筝をテーマにしたアニメの主題歌など、邦楽を知らない人でも親しみやすい曲が演奏されました。
まちなかJapanのメンバーが伊那市でも指導を行っていることが縁で毎年行われていて、今年で3回目になります。 -
不折に続け!子どもたちの書初め書道展 審査会
第7回伊那谷で育った不折に続け!子どもたちの書初め書道展の審査会が、26日、伊那文化会館で開かれました。
最高賞の不折賞には、伊那市の高遠北小学校6年の大髙 春風さんの作品が選ばれました。「強い信念」と書きました。
26日は、伊那文化会館で審査会が開かれ、上伊那書道協会の会員4人が審査員を務めました。
上伊那と松川町の小学校37校の5・6年生それぞれのクラスから3点を選び、全体で378点の応募がありました。
審査員は、線の力や形、文字のバランスなどを審査していました。特賞は、不折賞を含め19点が選ばれたほか、金銀銅賞の作品も決定しました。
展示会は来月15日~24日まで、伊那文化会館で行われ、初日の15日に入賞者の表彰式が予定されています。
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医療・介護 関係者の連携ミーティング
上伊那地域の医療や介護連携の在り方を考える関係者によるミーティングが、26日、伊那市の伊那中央病院で開かれました。
この上伊那地域医療・介護多職種連携ミーティングには、医師や看護師・介護事業所・市町村関係者など112人が出席しました。
ワークショップが開かれ、患者に人生の最終段階をどのように過ごしてもらうか、グループごとに話し合いました。
積極的な治療を求めず、家で自立した生活を望むがん患者の男性の事例をもとに、どのように支えていくか考えました。
ワークショップの進行を務めた伊那中央病院の看護師 武井 美佐緒さんは、「それぞれの立場・役割によって見え方、支え方が異なる。患者に寄り添うケアにするために何が必要か、イメージを共有してほしい」と話していました。
この上伊那地域医療・介護多職種連携ミーティングは、在宅医療にかかわる様々な職種の人達が集まり、顔の見える関係性を築こうと開かれていて、今回が2年目となります。
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箕輪町 交通安全祈願祭
箕輪町交通安全協会は、町内で交通安全祈願祭を25日行い、関係者が今年の交通死亡事故“0”を願いました。
今年の祈願祭は、去年12月に福与で発生した交通死亡事故の犠牲者に黙とうを捧げて始まりました。
会場には箕輪町交通安全協会や町の関係者など、およそ100人が集まりました。
箕輪町安協の上島順一会長は「死亡事故“0”を目標に、啓発運動などを強化していきたい」と話していました。
伊那警察署によりますと、去年、箕輪町内での交通事故発生件数は前の年より5件多い613件でした。
このうち人身事故は419件で、1件が死亡事故でした。
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親子サッカー教室
伊那市総合型地域スポーツクラブは、親子を対象にしたサッカー教室を伊那市のエレコム・ロジテックアリーナで25日、開きました。
教室は体を動かしながら親子でサッカーを楽しんでもらおうと行われたもので今日はJ2松本山雅のスタッフが講師をつとめました。
教室には、市内を中心に小学1、2年生の親子30組64人が参加しました。
元松本山雅の片山真人さん、鐵戸裕史さんらが子どもたちを指導しました。
初めに親子で一緒にできる基礎トレーニングが行われました。
ボールを使った練習では、2人一組でパスやドリブルのポイントを学びました。
片山さんは「ドリブルをする時はボールを体の近くにキープすることが大切です」と子どもたちにアドバイスしていました。
サッカー教室は伊那市総合型地域スポーツクラブが初めて開いたものです。
今年度は子どもを対象にしたカヌーやツリークライミングなどの体験会を開いています。
参加したある父親は、「元プロ選手と一緒に練習できたことは、子どもにとっても良い経験になりました」と話していました。
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春近子ども凧揚げ大会
伊那市商工会などは、伊那市西春近の天竜川河川敷で「春近子ども凧揚げ大会」を25日、開きました。
イベントは、子ども達に冬の遊び「凧揚げ」を楽しんでもらおうと伊那市商工会や西春近青少年育成会などでつくる実行委員会が開いたもので今年で3年目です。
会場には、東春近と西春近の子どもとその保護者を中心におよそ200人が集まりました。
実行委員会では、事前に東西春近にある小学校の希望する児童に無地の凧を配りました。
それに、子どもたちが自由に絵などを書きました。
この日は晴天には恵まれたものの会場周辺は風が弱く悪戦苦闘しながら凧をあげていました。
子どもに負けじと保護者も真剣です。
スタートから1時間、風が強くなると凧は勢いよく大空にあがっていました。
実行委員会では、「東西春近で交流の輪を広げともらおうと始まった大会も年々参加者が増えている。来年以降も地域の人が参加しやすい大会に成長させていきたい」と話していました。
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上伊那教育会郷土研究部 発表会
上伊那地域の自然や文化などを研究している上伊那教育会郷土研究部が25日、伊那市のいなっせと創造館で研究結果を発表しました。
いなっせでは、自然の部に属している6つの班が研究発表を行いました。
植物班は上伊那の森林状況について発表しました。
人工林と自然林の範囲などを調べた結果、上伊那は人工林の方が多く、今後は自然林と人工林のバランスや地形に合った森林の管理をしていくことが必要だと発表しました。
野鳥班は、上伊那に生息するイワツバメの研究について発表しました。
通常、標高3,000mの山の岩壁に生息するイワツバメですが、最近は里山に降りてきて橋のコンクリート部分などに巣を作る傾向があると発表しました。
人文の部の発表は創造館で行われました。
上伊那教育会郷土研究部は、教員の資質向上や地域貢献を目的に発足し、今年で41年目を迎えます。
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伊藤久志さんペン彩画展
伊那市美篶の伊藤久志さんのペン彩画展が、南箕輪村の喫茶店で開かれています。
会場には、伊藤さんの作品およそ60点が展示されています。
伊藤さんは第一美術協会会員で、ペン画に透明水彩絵の具で色を付ける「ペン彩画」を描いています。
伊藤さんは、ここ4、5年は毎年海外にスケッチ旅行に出かけていて、今回はイタリアやトルコなど5か国を描いた作品が並んでいます。
こちらは、去年イタリアのヴェネツィアに旅行した時の風景を描いた作品です。
運河を行きかう人々や歴史ある建物の様子に魅力を感じたということです。
この作品展は、29日(水)まで、南箕輪村のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
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かぜよぼうマン参上!
箕輪町の箕輪東小学校では、子ども達に風邪の予防を呼びかけるヒーローが一役かっています。
その名は、かぜよぼうマン
箕輪東小学校では、かぜ予防週間に合わせマントを身にまとった児童が休み時間に各学年を巡回しています。
3年前から始まったこの取り組みは、もともと保健委員会が中心だったということですが、今は希望する児童が行っています。
教室へ行くとかぜよぼうマンは、「手を洗いましょう」「窓をあけて換気をしましょう」などと呼び掛けていました。
風邪予防週間に合わせ、手洗いができたか確認するカードが全校児童に配布されています。
箕輪東小学校では「子どもたちの風邪予防に対する意識が高まっている。」と話していました。
かぜよぼうマンの取り組みは来週いっぱい行われることになっています。 -
ごみ処理費用有料制度 検証
上伊那広域連合廃棄物政策審議会は令和3年度からのごみ処理費用有料制度の検証と見直しを行います。
24日は、伊那市のいなっせで2回目の審議会が開かれました。
平成29年度のごみ処理費用有料制度の見直しから3年が経過することから効果ある制度とするため、その検証を行います。
来年度は、ごみ処理手数料改定によるごみ削減効果や指定ごみ袋の種類の検証などを行います。
また、上伊那8市町村では去年4月のごみの分別の一部変更に伴い家庭ごみの調査を9月に行いました。
ごみステーションに出された「燃やせるごみ」と「燃やせないごみ」が正しく分別され資源物が混入されていないかなど状況を調査しました。
燃やせるごみは、84%が可燃ごみで15%が資源化できる物でした。
燃やせないごみは、不燃ごみが55%で資源化できる物は36%でした。
審議会では資源化できるものが混入しないようさらに周知を図っていきたいとしています。
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3月下旬並みの陽気で福寿草咲く
24日の伊那地域は、午後2時54分に最高気温12.1度を記録し、3月下旬並みの陽気となりました。
箕輪町福与の福与城跡では、福寿草の花が咲いていました。
長野地方気象台によりますと、陽気は25日まで続きますが、26日以降徐々に気温が下がり平年並みに近づくと予想しています。
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上農 かんなくずでコサージュづくり
南箕輪村の上伊那農業高校の2年生は、かんなくずを使って卒業式用のコサージュを24日作りました。
24日は、上伊那農業高校コミュニティーデザイン科里山コースの2年生21人がコサージュを作りました。
コサージュは、ヒノキを鉋で削って出た「かんなくず」を使って作ります。
24日は伊那市西箕輪の木製品の製造販売業株式会社やまとわの社員が講師となり、作り方を指導しました。
花びらは、生徒が削った厚さ1000分の25ミリのかんなくずを折りたたんで作ります。
つぼみの部分は、大鉋で削ったものを丸めて作ります。
上伊那農業高校では、林産物の加工について学ぶとともに、時間が経っても枯れず思い出に残るコサージュを作ろうと、株式会社やまとわに依頼しました。
コサージュは全部で40個作成し、3月4日の卒業式で緑地創造科の3年生が身に着けるということです。
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文化財防火デー 町内をパトロール
文化財防火デーに合わせて、24日、箕輪町教育委員会は、町内の重要文化財のパトロールを行いました。
町教育委員会の職員や箕輪消防署の署員が町内の寺3か所をパトロールしました。
このうち、箕輪町北小河内の無量寺では、阿弥陀如来座像が安置されている収蔵庫周辺を点検しました。
平安時代後期に造られたと伝えられている阿弥陀如来座像は、町内で唯一国の重要文化財に指定されています。
職員らは、消火栓の場所や、火災警報器の設置などについて確認していました。
また、24日は中川清健副住職が練習用の消化器で使い方を体験していました。
文化財防火デーは昭和24年1月26日に法隆寺金堂で火事があったことを受け昭和30年に定められたものです。
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春近神社で合格祈願祭
受験シーズンを前に、伊那市内の中学3年生が東春近にある春近神社で22日、合格を祈願しました。
この日は、3年生およそ150人が訪れました。
春近神社の名称が「春が近い」として縁起が良いことから、毎年この時期に合格祈願祭が行われています。
生徒たちは、花畑樹彦宮司からおはらいを受けました。
その後、代表の生徒が玉串を奉納していました。
クラスごとに破魔矢などが贈られたほか、生徒一人一人に合格鉛筆が配られました。
県立高校の入試は、前期選抜が2月10日、後期選抜が3月10日に実施される予定です。
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町 来年度役場窓口に外国語翻訳機導入検討
箕輪町は、来年度役場窓口に外国人向けの翻訳機を導入し、受け付け体制を整えることを検討しています。
これは、22日に開かれた定例記者懇談会で白鳥政徳町長が明らかにしたものです。
町では今、ポルトガル語の相談員がいて、来年度は多言語に対応する翻訳機の導入を検討しています。
また、貧困などに関する相談も増えてきていることから、専用の窓口を役場福祉課に設置することも検討しています。
町では、外国人の受け入れ態勢を見直し、対応をしていきたいとしています。 -
暖冬で生活面に影響
全国的に暖冬となっている今年、上伊那でも生活面に影響が出ています。
農家からはハウスの暖房経費削減で喜びの声が聞かれる一方、天然のスケートリンクは氷が張らず営業中止が決まりました。
伊那市西春近のトマト農家城倉禾一さんのハウスです。
およそ20アールのハウスでは、桃太郎ヨークという品種のトマトを栽培しています。
こちらのハウスでは、2017年から暖房機器としてペレットボイラーを導入しています。
ハウス内の温度が11度になると自動的に止まる仕組みとなっています。
城倉さんによりますと、ペレットは随時継ぎ足しているため正確な量は分からないということですが、今年は例年の70%ほどの稼働で、大きな経費削減になっているということです。
現在は、1日におよそ200kgのトマトを上伊那の小売店や直売所に出荷しています。
城倉さんによりますと、トマトの生育に適している温度が保たれていて、甘みと酸味のバランスが良く順調に育っているということです。
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出野さん「上伊那の方言」講演
伊那西高校の校長で、方言研究者でもある出野憲司さんの講演会が、箕輪町の地域交流センターで21日、開かれました。
講演会で出野さんは「長野県は関東と関西の方言を分ける境界線にあるため、『行かない』を『行かん』と言ったりするなど、関西の影響も受けていると話していました。
また、上伊那の方言を使って言葉を作る企画があり、参加者は「お暑うございます」を「アッツイジャネーカエ」などに言い換えていました。
講演会にはおよそ50人が集まりました。
講師を務めた出野さんは、伊那西高校の校長を務める他、方言研究者としても活動していて、長野県の方言をまとめた本も出版しています。
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絵手紙教室「笑楽会」作品展
伊那市の伊那公民館で活動している絵手紙教室「笑楽会」の作品展が、伊那公民館で開かれています。
会場には、生徒31人が描いたカレンダーや絵手紙作品が並んでいます。
伊那市西町の倉科照子さんが講師を務めるアカシア・雛の会・ふきのとう・たんぽぽの4つの教室合同の作品展です。
カレンダーは、生徒一人ひとりが月ごとに合った題材と言葉を決めて描いているということです。
絵手紙教室「笑楽会」の作品展は、29日(水)まで、伊那公民館1階ロビーで開かれています。 -
箕輪中合唱部 全国大会へ
箕輪町の箕輪中学校合唱部は、去年12月に東京都で開かれたこども音楽コンクール東日本Bブロック大会で最優秀賞を受賞し、全国大会の選考会に進みます。
22日は、3年生が受験前で全員が集まれなかったため、1・2年生が取り組んでいるアンサンブル曲を、受賞の報告も兼ねて役場で披露しました。
箕輪中学校合唱部には、1年生から3年生までの36人が所属しています。
東日本Bブロック大会には、地区大会から選ばれた長野・山梨・新潟・静岡の4つの県から23校が出場しました。
箕輪中合唱部は、中学校合唱部門で1校のみが選ばれる最優秀賞を受賞しました。
最優秀賞に選ばれた箕輪中合唱部は、26日にテープ審査で行われる文部科学大臣賞の選考会に進みます。
なお箕輪中合唱部は去年、この大会で全国1位にあたる文部科学大臣賞を受賞しています。 -
「こんなとき どこに通報しますか?」
伊那消防署のOBでつくる伊那市の地域防災を語る会は、事故や犯罪、自然災害を目撃した場合の、適切な通報についての クイズを作成しました。
そのほかにも、クマを目撃したら、道路や橋が使えなくなったらといった身近な問題のほか、車の暴走事故や
大規模殺傷事件に遭遇した場合といった緊急時の対応についても、通報先をどうするか問いを投げかけています。
このクイズを作成したのは、伊那消防署のOBでつくる地域防災を語る会です。
リーダーで伊那市中央の伊藤一男さんは、伊那消防署に39年間勤め、退職後も地域の自主防災組織の強化に尽力してきました。
伊藤さんは、殺傷事件などがあると、一般的に警察に通報が思い浮かぶが、警察は犯人確保を優先するため、けが人がいる場合は、消防署への通報を忘れないでほしいと呼びかけています。
日頃からの備えとして、事件や事故、災害に遭遇した時に、どこに通報すればよいかを考えておくことも、防災につながると話しています。
伊藤さんは、防災教育にも力を入れていて、今年度は市内17か所の保育園でミニ防災講座を開きました。
今後、要望に応じて、自主防災会などの勉強会にも出向くということです。
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ゆめわーくで新年のお茶会
伊那市御園で障害者の就労支援を行っている多機能型事業所ゆめわーくは、地域住民を招いた新年のお茶会を22日、開きました。
お茶を提供したのは、伊那市の日影公民館で茶道教室を開いている「煎茶道方円流」のメンバーです。
無病息災を願って飲む、昆布と梅が入ったほうじ番茶「大福茶」を淹れました。
一人一人に菓子とお茶が用意され、利用者らが味わっていました。
新年のお茶会は、地域住民との交流を兼ね毎年この時期に行われています。
この日は、ゆめわーくの利用者の他、地域の高齢者クラブ「御園あじさいの会」のメンバーなどあわせておよそ80人が集まりました。
この日は、ゆめわーくの利用者や地域住民がグループに分かれてお茶会を楽しみました。