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伊那北高校10回生 60周年
昭和33年に伊那市の伊那北高校を卒業した第10回生の60周年記念のつどいが、28日に羽広荘で行われました。
10回生は、昭和33年3月に伊那北高校を卒業した同窓生で、現在78歳か79歳になります。
つどいには、同窓生およそ60人が集まり、全員で校歌を歌いました。
伊那北高校は、1920年大正9年に開校し、再来年100周年を迎えます。
式典で、北原明実行委員長は、「開校してしばらくは校歌がなく、当時の生徒らが何とかしようとカンパを募り、7年後にようやく完成した」などと歴史を振り返り、「協力して100周年の節目を迎えましょう」と話していました。
式では、10回生から集めた寄付金20万円を同窓会に贈りました。
この日は他に、元東ティモール特命全権大使で伊那市ふるさと大使の北原巖男さんの講演も行われました。 -
美容師が交流 カミイナイト
上伊那地域の美容師でつくる上伊那美容師組合青年部は、同業者の交流の場「カミイナイト」を伊那市内で28日に初めて開きました。
イベントには、上伊那地域の14の美容室のスタッフが集まりました。
光る物を身に着けることが参加の条件となっていて、服やアクセサリーの他、中には髪の毛にライトを装飾している人もいました。
同業者の繋がりをつくり、業界や地域を盛り上げていこうと、上伊那美容師組合青年部が初めて開いたものです。
青年部では、「ファッションショーなどを企画して地域を盛り上げていきたい」と話していました。 -
兜で高遠城址の歴史知る
もみじ祭りが行われている伊那市高遠町の高遠城址公園で、兜を作って地域の歴史を知るイベントが、11月3日と4日に開かれます。
29日は、イベントを前に高遠保育園の年長園児およそ30人を招き、当日と同じ紙を使って兜を作りました。
イベントは、子ども達に高遠城址公園の歴史を知るきっかけにしてもらおうと、伊那市観光協会などでつくる高遠城址もみじ祭り実行委員会が初めて企画しました。
60センチ四方の厚紙を使って、折り紙の要領で兜を折ります。
できあがると、武田家や保科家など高遠に縁のある家紋を張って完成です。
園児らは、早速兜をかぶり桜雲橋の前で勝どきをあげていました。
3日と4日のイベントでは、小学生以下の子どもは無料で兜をつくることができます。
兜をかぶって高遠町の商店街に行くと、お菓子がもらえる他、歴史博物館では火縄銃を持って写真を撮ることができます。 -
ふれあい動物園
ポニーやヒツジなどの動物に触れることができる「ふれあい動物園」が箕輪町の三日町保育園で22日、行われました。
子どもたちに動物への興味を持ってもらおうと、箕輪町酪農振興協議会青年部とNPO法人ハーレンバレーパカパカ塾が毎年町内の保育園を巡回しています。
三日町保育園には、ポニーやヒツジ、子牛、ヤギ、ウサギがやってきました。
園児たちは、馬に乗ったり、エサを与えたりして触れ合っていました。
三日町保育園では、「子どもたちは動物に触れることを楽しみにしていました。動物と関わることで優しい気持ちを持ってもらいたい」と話していました。
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ハロウィンと餅つき楽しむ
ハロウィンと餅つきを楽しむイベントが28日箕輪町の沢公民館で開かれました。
イベントは沢公民館が開いたもので箕輪北小学校の児童や沢保育園、長田保育園の園児とその保護者およそ120人が参加しました。
子どもたちは大きなカボチャをくり抜きランタンを作っていました。
仮装して集まった子どもたちはみんなで公民館近くを練り歩き
ハロウィンを楽しんでいました。
イベントでは餅つきも行われ子ども用の小さめの杵でもちを
ついていました。
沢公民館では「地域住民が交流することで繋がりを深めていきたい。」と話していました。
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地蜂の巣重さを競うコンテスト
地蜂と呼ばれるクロスズメバチを育てその巣の重さを競うコンテストが、伊那市西箕輪のみはらしファームで28日に行われました。
段ボールに入れられた巣に煙幕を焚き地蜂を気絶させます。
しばらくしたら蓋を開け中から巣を取り出します。
今年のコンテストには伊那市を中心に上伊那や諏訪地域の19人がエントリーし27個の巣が集まりました。
取り出した巣は測りに乗せて重さを確認します。
巣は中にいる蜂の子を食べるために1キロ8千円で販売され、訪れた人たちが品定めしていました。
審査の結果、駒ヶ根市の吉村昇さんが3.596キロで優勝しました。
コンテストは伊那市地蜂愛好会が発足した平成9年の翌年から毎年行われていて今年で21回目になります。
愛好会では「伊那谷の伝統文化の蜂追いを後世に伝えていきたい」と話していました。
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V1リーグ開幕 VC長野の挑戦始まる
男子バレーボールの国内最高峰Ⅴ1リーグが開幕し今季参戦する南箕輪村のバレーボールチームVC長野トライデンツの新たな挑戦が始まりました。
27日に松本市総合体育館でVC長野の開幕戦が行われ昨シーズンの優勝チーム、パナソニックパンサーズと対戦しました。
第1セット、VC長野はパナソニックの強打にあい先行を許します。
しかしサーブで相手の守りを崩すと反撃に転じます。
追いすがるVC長野ですが第1セットを25対19、第2セットも25対17で落とします。
後がないVC長野に会場に詰め掛けた1400人のファンからは
大きな声援が送られます。
ファンの声援に後押しされたVC長野は第3セット、主導権を
握る展開に持ち込みます。
要所でアタッカーの小林哲也がスパイクを決め、23対22で
リードします。
しかしここから連続失点してスコアを23対24とされます。
最後は力で押し切れらセットポイント3対0で敗れました。
敗れたVC長野ですが会場からは惜しみない拍手が送られていました。
試合終了後笹川星哉監督が記者会見に臨み試合を振り返りました。
28日、VC長野は大分三好と対戦しセットカウント3対0で勝ちました。
Ⅴリーグ1部は来年2月まで10チームによる3回戦総当たりの
リーグ戦が行われ、下位の2チームは2部リーグとの入れ替え戦にまわり、6位以内に入ればプレーオフに進出することができます。
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高遠城址公園でそばイベント
伊那市の5週連続そばイベントの第3弾と4弾、「山麓一の麺街道フェスタ」と「高遠そば」新そばまつりが、高遠城址公園で開かれています。
山麓一の麺街道フェスタでは、国道361号沿いの伊那・木曽・岐阜県高山名物の麺料理が1杯500円で提供されました。
木曽地域からは、とうじかごに入れたそばをつゆにくぐらせるとうじそば。
岐阜県高山市からは細いちぢれ麺とあっさり醤油スープが特徴の高山ラーメン。
伊那からはおなじみのそばやローメンが登場。
昼時には訪れた人たちが味わっていました。
山麓一の麺街道フェスタは明日まで開かれています。
高遠閣では「高遠そば」新そばまつりが行われています。
高遠そばの会、高遠そば打ち愛好会、弥勒そばの会のメンバーが打ったそばが、辛み大根と焼きみそ付きで提供されました。
そば粉は地元高遠と長谷地区で採れた新そばです。
「高遠そば」新そばまつりは11月4日まで行われます。
もみじが色づき始めた公園内では、あわせて「高遠城址もみじ祭り」も開催されています。
期間は11月4日までで、期間中は、菊花展や特産品の販売が行われます。
もみじの見ごろは来月上旬から中旬だということです。
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伊澤修二記念音楽祭 功績を顕彰
現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績を顕彰する「伊澤修二記念音楽祭」が27日開かれました。
第一部は高遠町文化体育館で、高遠町を中心に小中高校生が出演しました。
オープニングファンファーレとして、高遠小学校お囃子クラブがオリジナルの「高遠コヒガンばやし」を演奏しました。
東京芸大音楽学部の佐野靖教授のアイデアを元にお囃子クラブが作曲しました。
高遠北小学校の5年生は音楽劇「じごくのそうべえ」を披露しました。
綱渡り中に足を滑らせ地獄行きとなった軽業師のそうべえが生き返ろうとする物語です。
高遠高校は、明治時代につくられた上伊那の地理や歴史を歌った曲「上伊那地理歴史唱歌」を披露しました。
伊澤修二は伊那市高遠町出身で、東京音楽学校、現在の東京芸術大学の初代校長を務め、現代音楽教育の基礎を作ったとされています。
音楽祭は、昭和62年に東京芸大の創立100周年を記念して開かれ、今年で32回目となります。
第2部は、伊那文化会館で開かれ、東京芸大シンフォニーオーケストラの演奏に合わせ、市内の中学生合唱団が歌声を披露しました。
演奏会の模様は、第1部は11月17日から、第2部は24日から、ご覧のチャンネルで放送します。
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加藤さん夫妻作品展
去年11月にドイツから伊那市美篶に移住した彫刻家の加藤邦彦さんと画家の温子さん夫妻の作品展が高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
彫刻家の邦彦さんは木彫や石彫作品67点を、画家の温子さんは油彩画や石版画57点を展示しています。
2人は愛知県出身で1976年にドイツへ渡りました。自然をテーマに創作活動を続け、ヨーロッパ各地で個展を開いてきたという事です。
こちらは邦彦さんがドイツ産のブナの木を使って制作した作品です。深海に住む動物と水滴が融合したイメージを表現したという事です。
こちらは温子さんの油彩画です。植物の現在、過去、未来が表現されています。
2人は4年前に信州高遠美術館で個展を開きました。その時に自然豊かな場所で芸術活動をしたいと伊那市に移住を決め、現在、美篶に暮らしています。
加藤邦彦さん・温子さんの移住帰国展は12月2日まで信州高遠美術館で開かれています。
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ハロフェスいな 仮装でパレード
伊那商工会議所青年部が企画したハロウィンイベント「ハロフェスいな」が伊那市の中心市街地で27日に行われ仮装した子ども達で賑わいました。
会場となったセントラルパークには多くの親子連れが訪れました。
午後1時半からは仮装大賞に参加した子ども達がステージに並び衣装をお披露目しました。
今年は保育園児から小中学生まで89人がエントリーしたという事です。
ハロフェスいなは、子ども達に地域の魅力を知ってもらい故郷に愛着を持ってもらおうと伊那商工会議所青年部が行ったものです。
毎年ハロウィンイベントを行っていて今年で4年目になります。
会場には屋台や仮装用のメイクができるブースが並んだほか、9年後開通予定のリニア中央新幹線の模型を作るコーナーが設けられました。
青年部では「楽しみながら地域の未来を感じてもらいたい」と話していました。
仮装した子ども達はセントラルパークからいなっせ前までをパレードし、商店主からお菓子をもらっていました。
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松島区民 臨時列車で秋の旅
箕輪町の松島区は貸し切りの臨時列車に乗って飯田線で天竜峡を目指す交流会を27日に開きました。
区民80人がJR伊那松島駅から貸し切り列車に乗り、飯田市の天竜峡駅を目指します。
「飯田線の秋を満喫する旅」と題し交流会を兼ねて初めて開かれました。
企画した箕輪町公民館松島分館の日向聖一分館長はJR東海飯田支店の元支店長です。
2両編成の「松島分館号」がホームに入ってきました。
今回のイベントには区民の97人の応募がありましたが席に限りがあるため抽選で選ばれた80人が参加しました。
一日駅長として出発の合図を出すのは、82歳の唐澤三利さんです。1番にイベント参加の申し込みを出した事から駅長に選ばれました。
午前10時58分、臨時列車は天竜峡を目指して出発しました。
社内では昼食をとったりしながら思い思いの時間を過ごしました。
天竜峡で温泉やりんご狩りを楽しみ、再び貸し切り列車に乗って伊那松島駅へと戻る日帰りの旅を楽しんだという事です。
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セミナーで健康経営を学ぶ
従業員の健康を経営資源ととらえ健康づくりに積極的に取り組む事業所を増やそうと、伊那商工会議所は、26日に「健康経営」を学ぶセミナーを開きました。
セミナーには伊那商工会議所の会員事業所から35人が参加しました。
「健康経営」は従業員の健康づくりに積極的に取組む経営手法の事で、優良な企業を、国や経済団体、医療関係団体などでつくる日本健康会議が認定しています。
セミナーは市内で認定企業を増やそうと開かれたもので、職場でできる簡単なストレッチ体操を伊那市総合型地域スポーツクラブの山岸洋子さんが紹介しました。
山岸さんは、「自然に心がリラックスしてくるので笑顔をつくり背筋を伸ばして深呼吸しましょう」とアドバイスしていました。
県内では、29の事業所が健康経営優良法人として認定されていて、このうち上伊那は3事業所です。
伊那商工会議所では、今年度、職場でできるオリジナルのストレッチ体操を考案するほか、ウォーキングイベントなどを開催して認定企業を増やしていきたいとしています。
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組曲「仁科五郎盛信」児童が演奏
伊那市の東春近小学校で音楽会が26日に開かれ6年西組の児童は高遠城での武田軍と織田軍の戦いをテーマにした組曲「仁科五郎盛信」を演奏しました。
この曲は伊那市の音楽家伊藤聡さんが作曲したものです。
幼い頃、祖父から聞かされた盛信の話を題材に高遠城での戦いや騎馬が駆け抜けるシーンなどをイメージして作りました。
原曲は20分ありますが、今回は小学生でも演奏できるよう6分に編曲しました。
伊藤さんと東春近小学校の音楽教諭が親しい事から6年西組の児童が演奏する事になりました。
子ども達は、音楽会に向け9月から練習を始め、高遠城の戦いについても勉強してきたという事です。
音楽会では1年生から6年生までの各クラスや学年ごとの発表、PTAによる合唱なども行われました。 -
長谷の給食が甲子園決勝へ
来月東京で開かれる給食甲子園の決勝に出場が決まった長谷学校給食共同調理場の調理師と栄養教諭が26日長谷中学校で出場報告をしました。
出場報告をしたのは原真理子栄養教諭と調理を担当する柿木美幸さん、伊藤由美さんの3人です。
給食甲子園はNPO法人21世紀構想研究会が行っているもので全国から1701件の応募があり決勝の12件に選ばれました。
予選では地場産物を使いその特色が生かされているかが審査され
たということです。
長谷学校給食共同調理場では長谷中学校と長谷小学校に給食を提供していて給食甲子園出場は今回が2回目です。
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27日から伊那愛石会の水石展
伊那愛石会による第58回水石展が27日から伊那市の坂下公会堂で開かれます。
最高賞となる市長賞には北條文明さんが選ばれました。
伊那ケーブルテレビジョン賞には中山和幸さんが選ばれました。
会場には会員14人が天竜川水系から集めた石が並んでいます。
伊那愛石会の水石展は27日と28日の2日間伊那市の坂下公会堂で開かれます。
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IoTを使ったセンサーシステム紹介
IoT実践塾が25日伊那市の伊那商工会館で開かれ工場の生産設備や温度管理をセンサーシステムで行うことによるメリットなどが紹介されました。
IoT実践塾では埼玉県の沖電気株式会社の社員が講師を務め、あらゆるものをインターネットでつなぐ技術、IoTを使ったセンサーシステムについて話をしました。
沖電気の講師はセンサーシステムについて「24時間自動運転している生産設備の故障をどこにいてもリアルタイムで把握し素早く対処できるほか高精度な温度管理や工場内の防災対策システムとしても活用できる。」と話していました。
IoT実践塾はその技術を活用することで企業の収益アップや作業の効率化を進めようと伊那市と伊那商工会議所が開いたもので
製造業者など約20人が参加しました。 -
大正大学の学生が地域課題の解決策を提案
箕輪町で地域実習を行っていた大正大学の学生による実習報告会が26日、産業支援センターみのわで開かれました。
大正大学で地域創生について学んでいる学生が地域の課題について考え解決策を提案するため箕輪町に40日間滞在し活動してきました。
26日はその報告会が開かれ古田人形芝居の活性化策などについて
発表しました。
学生は「SNSによる情報発信で若年層にその魅力をPRすることが
必要だ」と提案していました。
ほかには「スポーツ観戦の感覚で芝居の完成度などに応じて採点しながら鑑賞することで芝居への興味関心が高まるのではないか」と話していました。
学生らは今後も古田人形芝居保存会と連絡をとりながら、SNSを使った情報発信を1年間継続していくということです。
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春日さん からくり人形展
伊那市美篶の春日彰さんが作ったからくり人形の作品展が、伊那ハウジングセンター内のギャラリー粋で26日から始まりました。
会場には、手で回すタイプと自動で動くタイプの作品あわせて20点が並んでいます。
春日さんはダリアやチューリップを栽培する農家です。
からくり人形は趣味で制作しています。
2008年にからくり人形の展示会を訪れたことがきっかけで、独学で作り始めました。
2009年から2016年までは、音楽に合わせて自動で動く作品をつくってきました。
2014年に制作した「サプライズ・ディナー」は、高層ビルの高級レストランで男女が食事をしている場面から始まります。
去年からは手回しの人形を作り始め、会場では作品に触れることができます。
春日彰さんのからくり人形作品展は、28日(日)まで伊那市役所隣の伊那ハウジングセンター内ギャラリー粋で開かれています。
また、インスタグラムで「からくりきらりん」と検索すると、新作や作品を作る工程を見ることができます。 -
白鳥政徳氏 政策発表
任期満了に伴う11月13日告示・18日投開票の箕輪町長選に2期目を目指し出馬を表明している白鳥政徳さんは、U・Iターンの更なる推進や健康づくり推進条例の制定などの政策を25日、発表しました。
白鳥さんは「他の市町村と比べてやや足りないのがU・Iターンだと思っている。箕輪から離れていく人のUターン率が非常に少ないのが事実。特に女性を中心としたU・Iターンに力を入れていきたい」と話しました。
具体的な政策として人口減少時代に対応していくため、U・Iターン応援プロジェクトを立ち上げ若者や女性・子育て世代のU・Iターンを推進するとしています。
また、町や企業などが一体となり「健康長寿のまち箕輪」を実現するため健康づくり推進条例を制定する他、統合が計画されている木下北保育園と木下南保育園の新しい保育園を2022年度中に開園出来るよう取り組むとしています。
白鳥さんは、無所属・現職1期目、福与の64歳です。
町長選に出馬を表明しているのは現職のみで、他に表立った動きはありません。
箕輪町長選は11月13日告示・18日投開票の日程で行われます。
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信州の名工 宮原宏さん
卓越した技能をもち、県内産業の発展に功績のあった人を知事が表彰する「信州の名工」に、伊那市手良の宮原畳店社長、宮原宏さんが選ばれました。
宮原さん「一生懸命今までやってきたことがここで認められたのかな。ありがたいと思っています」
伊那市手良沢岡の宮原宏さん78歳。
宮原畳店を一代で築きました。
昭和31年、中学校卒業後に東京都の畳店に弟子入りし、7年間住み込みで修行をしました。
当時の親方には、“お客様に信頼してもらうこと”を1番に教えられたということです。
「何分で信用されるか、自分の努力次第。なかなか入れないところへ行く。上座敷・下座敷はやたらな人は普通じゃ入れない。仕事を頼まれているから入れるけれど、そこへ正々堂々と『いいですよ』と軽く言われる人にならないと」
修行後は地元の伊那市へ戻り、昭和41年、26歳の時に独立。
33歳の時には、1級技能士の資格を取得するための大会に出場し、早さや正確さなどの総合的な評価で38人中1位となりました。 -
公立高校募集定員発表
長野県教育員会は、来年度の公立高校の生徒募集人員を、25日に発表しました。
今年度と人数が変わった学校はありません。
上伊那8校の募集人員は次の通りです。
辰野普通は120人、商業40人の募集です。
高遠高校は普通120人の募集です。
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小黒川スマートインター1年間で70万台超
去年9月30日から利用が始まった中央自動車道の小黒川スマートインターチェンジは、1年間で70万台を超える車両が利用し、1日の平均は1900台でした。
小黒川スマートインターチェンジは、去年9月30日から利用が始まり、今年9月30日までの1年間で、70万700台が利用しました。
1日の平均利用台数は1,900台で、当初想定していた1,600台を上回りました。
利用台数が予想を上回ったことについて伊那市では、市役所をはじめとする市街地への距離が近いほか、高遠などの観光地に行くにも利便性が良いことが考えられるとしています。
また開通当初1600台ほどだった利用は、今年9月には2,200台とおよそ1.5倍に増えているということです。
2020年度末には、平成大橋の西の端と小黒川大橋付近を結ぶ環状南線も開通が予定されていることから、伊那市ではさらにアクセスの向上に努めていきたいとしています。
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国内初 トンネル内で自動運転実証実験
今年度伊那市長谷で行われる自動運転サービスでは、国内初となるトンネル内の実証実験が行われます。実証実験を前にルートとなっている高遠町の白山トンネル内では運行中の車両位置を補助する磁気マーカの設置作業が、今日と明日の2日間行われています。
25日は、白山トンネル内のの600メートル区間を片側通行止めにして、道路上に磁気マーカを埋め込む作業を行っていました。
磁気マーカは2メートルごとに埋められ、特殊な樹脂を流し込んでいました。
磁気マーカによる自動運転は、道路に埋めた磁石から出る磁気を、車に搭載したセンサーで読み取って走行するシステムです。
自動運転バスは、通常、携帯電話回線を利用してリアルタイムで位置情報を測定する方法で運行しますが、トンネル内は電波が届きにくいため、磁気マーカで走行します。
伊那市によるとトンネル内での自動運転の実証実験は、国内で初めてだということです。
自動運転バスは、1日3本運行し、道の駅南アルプスむら長谷を出発、長谷総合支所、高遠町のJA上伊那東部支所を通って、道の駅に戻るルートです。
実施時期は未定ですが、期間は4週間で、実証実験中は、交通手段として継続的に利用が可能です。
乗車にはICカードが必要で、南アルプスむら長谷・長谷総合支所で29日から登録することができます。
なお作業は、26日も片側車線を通行止めにして行なわれます。
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第5回北彩の会展示
上伊那のメンバーでつくる絵画教室「北彩の会」の第5回作品展が、伊那市のいなっせ2階展示ホールで開かれています。
会場には、北彩の会のメンバー12人による作品45点が並んでいます。
国画会会員の画家・北原勝史さんが指導する教室で、それぞれが自分の好きなモチーフを描いています。
生涯学習の教室を提供していたペアーレ伊那の絵画教室が始まりで、現在はぶぁんて・あんで週に1回学んでいます。
北彩の会の作品展は、30日(火)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
来月4日に森JOY
森で遊び森を知り森で食べるイベント森JOYが伊那市のますみヶ丘平地林で来月4日に開かれます。
企画の一つ「森のコンサート」に出演する長谷中学校の生徒は24日、長谷公民館で練習を行いました。
イベントは「森と歓喜する」をテーマに伊那市50年の森林ビジョンを推進する伊那市ミドリナ委員会が企画したものです。
イベントの一つとして森のコンサートが開かれます。
24日は、出演する長谷中学校1年生が長谷公民館で事前練習を行いました。
指導には、世界で活躍するバリトン歌手の高橋正典さんと伊那市出身のピアニスト平澤真希さんがあたりました。
長谷中の生徒が歌う曲は、去年の伊那市のプロモーション映像に使われた「森のこえ」です。
伊那市芸術文化大使でミドリナ委員会の委員長を務める柘植伊佐夫さんが作詞したオリジナル曲で、生徒たちは長谷小学校6年生の時に歌声を録音しています。
平澤さんの伴奏に合わせて生徒たちが歌い、高橋さんがポイントをアドバイスしていました。
コンサートでは、伊那北高校の合唱部の演奏の他、高橋さんと平澤さんの共演も予定されています。
森JOYは来月4日に伊那市のますみヶ丘平地林で午前10時から開かれます。
コンサートの他、木工教室や飲食ブースなどが設けられることになっています。
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実証実験バス利用 29日から登録開始
国土交通省は、伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点とした自動運転の実証実験で、自動運転バスに乗車し、アンケートに協力する利用者の登録を29日からはじめます。
実証実験の実施時期は未定ですが、4週間にわたり実験が行われる予定です。
国土交通省では今後の実用化に向けての参考とするため、バスの利用者に登録してもらい、アンケート調査を行います。
利用には、事前の登録が必要で、登録者にはICカードが配布されます。
登録は道の駅南アルプスむら長谷ビジターセンターか、長谷総合支所で行うことができます。
登録は、29日から実験終了日まで受け付けるということです。
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「信州もみじ湖発電所」に決定
長野県企業局が2021年度の運転開始を目指し建設計画を進めている箕輪町の箕輪ダムの発電所の名称が「信州もみじ湖発電所」に決まりました。
県企業局が名称を募集し、98件の応募の中から、箕輪東小学校の根橋諒介君が考えた「信州もみじ湖発電所」に決まりました。
発電所は、箕輪ダムの放流水を利用して発電する施設で2021年度の運転開始を目指しています。
最大出力は199キロワットで、年間発電量は約310世帯分に相当する量を予定しています。
来年度着工予定で企業局では「地元の人に親しまれ、地域振興につながる施設にしていきたい」と話していました。
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伊那市 障がい者雇用1人多く報告
中央省庁の障がい者雇用水増し問題を受け、長野労働局は2017年6月の県内行政機関などの障がい者雇用状況を再点検し、改めて発表しました。
それによると、伊那市では実際の人数より1人多く報告していたことがわかりました。
2017年6月現在、伊那市では998人の職員に対して、障害者雇用促進法で22人の雇用が義務付けられていました。
市が提出した報告では、雇用者数21.5人となっていましたが、雇用時間が基準に達していない障がい者がいたことから、実際は20.5人だったということです。
市では「任用基準の確認不足だった。今後は確認を徹底していきたい」としています。 -
「霜降」 出征大イチョウ見頃
23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」です。霜が降り、紅葉が始まる頃とされています。
伊那市西春近細ヶ谷では、グラウンド横にある大イチョウが見頃を迎えています。
戦時中、西春近公民館の横にあったこのイチョウに、出征兵が手を合わせていたことから「出征大イチョウ」と名付けられ、昭和53年にこの場所に移植されました。
西春近公民館によると、見頃は11月上旬までだということです。