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新しい田畑公民館 8月着工
今年8月着工、来年3月完成予定の南箕輪村の田畑公民館建て替えについての事業概要が10日村役場で開かれた村議会全員協議会で示されました。
事業費は1億8,800万円を見込んでいて、鉄骨、鉄筋コンクリート造の平屋建てです。
講堂のほか図書コーナー、調理室などが配置されます。
延べ床面積は930平方メートルで、現在の駐車場部分に建てられます。
来月下旬から今の公民館の解体工事が行われます。
12月下旬までは現在の建物の一部を残すため、公民館の利用ができますが、12月下旬から3月下旬は利用できなくなります。
新しい公民館の着工は8月上旬、完成は来年3月下旬となっています。 -
東春近小4年生りんごの摘果体験
総合的な学習の一環として、りんごの栽培体験を行っている伊那市の東春近小学校の4年生が10日、摘果の作業を行いました。
東春近小では、毎年4年生が東春近田原の伊藤一路さんのりんご園で栽培をしていて、今年で19年目です。
4月に摘花作業を行い、10日は中心の実を残して他の実をハサミで摘む摘果作業を行いました。
4月に発生した凍霜害による被害は、伊藤さんが7日間ほどりんご園でたき火をしたので、ほとんど無かったということです。
今後は、10月に葉摘みを行い、11月中旬に収穫をすることになっています。 -
南箕輪村 6次産業化検討会議
農商工が連携し地元農産物を活用する6次産業化について検討するワーキングチームの会議が、10日、南箕輪村役場で開かれました。
この日は、村内の青年農業者やJA営農部、役場関係者ら17人が集まり、1回目の6次産業化検討ワーキングチームの会議が開かれました。
6次産業化は、農林水産省が推進している事業で、地元の農産物を原料として加工食品の製造や販売を行い、地域の資源を活かしたサービスなどに取り組むものです。
南箕輪村では、この取り組みについて若手の関係者が連携し検討しようと、初めてワーキングチームを設置しました。
農業者からは「ドライフルーツやドライ野菜を作る業務用の乾燥機を活用してみたい」といった意見や「フルーツを冷凍加工して新しいお菓子の加工に取り組んでみたい」などの意見が出ました。
ワーキングチームは、今後月に1回会議を行い、村内の加工施設の視察をしたり農産物の出荷情報などについて検討することになっています。 -
新規就農支援の研修始まる
伊那市やJA上伊那と新規就農支援協定を結んでいる茨城県水戸市の鯉淵学園農業栄養専門学校の学生の研修が10日から伊那市で始まりました。
伊那市の農家で研修を受けるのは安曇野市出身で鯉淵学園の学生、丸山健太さん21歳です。
10日は伊那市東春近原新田の花卉農家、川口隆さんからアルストロメリアの栽培方法などについて話を聞きました。
丸山さんが通う、鯉淵学園は就農を希望する学生を支援するため、学生受け入れに協力的な伊那市やJA上伊那と新規就農支援協定を先月結んでいます。
学校卒業後、希望者がスムーズに農業に従事できるための取り組みで丸山さんはその第一号です。
伊那市とJA上伊那では、担い手不足などから農業を希望する若者の受け入れに力を入れていくとともに新規就農者の定住にも期待を寄せています。
丸山さんの研修は来月8日まで続くということです。 -
県内最高齢の伊那市の男性死去
県内の男性最高齢で伊那市山寺の福澤總一郎さんが8日自宅で老衰で亡くなりました。109歳でした。
福澤さんは、明治37年生まれで県内男性の最高齢者として去年、加藤さゆり副知事が祝いに訪れていました。
上伊那農業高校卒業後、県内の
小中学校で教鞭をとり退職後は農業に従事しました。
伊那市議会議員のほか、伊那市文化財審議委員会委員長を務め教育功労として伊那市表彰を受賞しています。
家族によりますと、福澤さんは8日朝おだやかに亡くなったということです。葬儀は11日正午から伊那市山寺の常円寺で執り行われることになっています。 -
没後70周年記念「中村不折の世界展」
70年前に亡くなった高遠ゆかりの画家であり書家の、中村不折の命日に合わせ、6日から伊那市のはら美術で「中村不折の世界展」が始まりました。
会場には、不折の書や日本画など51点が展示されています。
幕末に東京で生まれた中村不折は、幼少期に母の故郷、高遠に移り住みました。
36歳でフランスに渡り油絵も習得しました。今回は、希少とされる不折の油絵2点も展示されています。
これは、大正15年の帝展に出品された作品の下図で、実際に出品されたものは空襲で焼けてしまったのではないかということです。
不折は、森鴎外や夏目漱石、正岡子規など、当時を代表する文化人との親交があり、作品の挿絵も手掛けました。
はら美術では、10年ほどかけて東京や県内各地から不折の作品を集めてきたということで、「洋画、日本画、挿絵、書と多彩な芸術活動を展開してきた巨匠を、見つめなおすきっかけにしたい」と話していました。
没後70周年記念 中村不折の世界展は、18日(火)まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 -
ハッチョウトンボの羽化はじまる
伊那市新山のトンボの楽園では、日本一小さなトンボハッチョウトンボの羽化が始まっています。
ハッチョウトンボはトンボの中では最小の種類で体長はおよそ2センチ。
日当たりがよくきれいな湧き水が流れている浅い湿地に生息します。
9日は、トンボの楽園の整備作業が行われ地元住民でつくる新山山野草等保護育成会のメンバーや市の職員など30人が参加しました。
育成会では、トンボの生息しやすい環境をつくるため毎年この時期と秋に作業を行っています。
会のメンバーたちは楽園内の草刈りなどを行いました。
ハッチョウトンボの羽化は先月19日に確認され、今年は数が多く出ているということです。
新山山野草等保護育成会では7月にはハッチョウトンボの観察会を予定しています。 -
古民家で海外の伝統舞踊楽しむ
伊那市西町の旧井澤家住宅で、フラダンスやベリーダンスといった海外の伝統舞踊を楽しむ催しが、9日初めて開かれました。
300年前に建てられたとされる井澤家住宅の中の、かつて馬を飼っていた厩と土間には、特設ステージが設置され、上伊那のフラダンスやベリーダンス愛好者が、踊りを披露しました。
フラダンスはハワイに、ベリーダンスは中東地域に伝わる伝統舞踊です。
この催しは、古民家を使って伝統文化を継承していこうと活動している、伊那部宿を考える会が、海外の文化にも目を向け理解を深めていこうと初めて開きました。
この日はこのほかに、カラオケ大会も開かれ、参加者は自慢ののどを披露していました。 -
和美の会 草月流いけばな展
伊那市西春近の華道教室「和美の会による」草月流いけばな展が8日と9日の2日間、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれました。
作品展は、和美の会の開講30周年を記念して初めて開かれたものです。
会場には会員が手掛けた色とりどりの生け花が飾られ訪れた人の目を楽しませていました。
また展示に合わせ、大日本茶道学会による茶花の展示や抹茶席が設けられた他、元美術教諭清水俊学さんによる絵画も飾られ多くの人が訪れていました。 -
大型バイク「ワルキューレ」伊那路に集う
全国各地から集まった、大型バイク「ワルキューレ」60台あまりが、初夏の伊那路を駆け抜けました。
ワルキューレは、本田技研工業が1995年から2002年にかけアメリカで製造した、大型バイクという事です。
排気量は1500ccあり、主に海外向けに販売された、アメリカンタイプのオートバイで、現在は絶版車となっています。
国内での所有者は少なく、情報交換と親睦を図ろうと、12年前から毎年各地で、「オーナーズ・ミーティング」が開催されています。
沿道では、ファンが走りさるバイクを写真におさめるなどしていました。
今年は、上伊那に愛好者がいる事から初めて伊那市で開かれ、関東や遠くは九州から、60台あまりのワルキューレが、一同に会しました。
参加した人たちは、青空の下、田園風景を眺めながら、伊那市から駒ヶ根市までを走りぬけていました。 -
JR沢渡駅の防犯・環境美化考える
JR飯田線の駅や駅周辺の利活用について考えるワークショップが8日に開かれ、参加者が無人化となったJR沢渡駅の現状を確認しました。
参加者からは防犯などについて不安の声があがっていました。
この日は、高校生や大学生、地域住民など、参加者およそ20人が沢渡駅を訪れました。
今回は、実際に駅を利用している伊那西高校の生徒や、駅の清掃をしている人も参加して、防犯や環境美化に重点を置いて周辺を見て回りました。
沢渡駅近くにある伊那金属(株)の平澤泰斗社長は、普段から駅舎の中や駅周辺の清掃をしていて、普段の様子について、平澤さんは「防犯カメラが3台ついているが、カメラの死角にゴミが捨てられていることが多い」などと説明していました。
参加者からは「無人化になってもっと汚れていると思ったが、平沢さんのおかげできれいになっていた」「周りに街灯が少ないし、細い路地が多く、無人の駅では夜は怖いと思う」などといった意見が上がっていました。
この後創造館で行われたグループワークで、参加者はお互いの感想や意見を出し合っていました。
平澤さんは「みんな真剣に考えてくれている。地域全体で駅の利活用について盛り上げていけたら、良い駅になると思う」と話していました。
ワークショップは今後も行われる予定で、伊那市では9月末頃までに意見をまとめたい考えです。 -
しんわの丘ローズガーデン バラ祭り開幕
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンのバラ祭りが、8日から始まりました。
この日は、オープニングセレモニーが行われ、関係者が開幕を祝いました。
しんわの丘ローズガーデンは、中央アルプスや高遠町の町並みを一望できる公園で、広さ8千平方メートルの敷地には、126種類、およそ2千600本のバラが植えられています。
今年は霜の被害などもあったということですが、ほとんどのバラが順調に育っているということです。
セレモニーで白鳥孝伊那市長は「バラと風景を一緒に楽しめる場所。伊那を代表する観光地になりつつある」とあいさつしました。
ローズガーデン創設の際に寄付をした、高遠町に事業所を置く伸和コントロールズ(株)の幸島宏邦(こうしまひろくに)社長は「年々素晴らしい場所になってきている。みなさんの憩いの場としてますます活用してもらえれば」と話していました。
バラ祭りは、30日日曜日までで、期間中は写真教室やバラの育て方相談などが行われます。
バラ祭り期間中の入場料は200円で、中学生以下は無料となっています。
バラは来週末から見ごろを迎えるということです。 -
竜東保育園仮設園舎を花で彩る
新築工事により現在仮設園舎となっている伊那市の竜東保育園で8日園児と保護者が花の苗を植えました。
8日は竜東保育園の園児とその保護者50人ほどが仮設園舎に飾るひまわりやマリーゴールドなどの苗350株を植えました。
竜東保育園は伊那東保育園と統合することから現在新築工事が行われていて、園児は来年2月末頃まで伊那市役所近くの仮設園舎で過ごします。
苗を植えると、プランターを運び、一列に並べていました。
山岸加代子園長は、「とてもありがたい。きれいな花が咲いてほしい」と話していました。 -
振り万灯継承 子ども達が大麦の刈り取り
南箕輪村神子柴の子どもたちは8日、お盆の伝統行事、振り万灯に向けて、大麦の刈り取り作業をしました。
この日は、神子柴の8アールほどの畑で収穫の時期を迎えた大麦を、地域の子どもや保護者などおよそ20人が刈り取りました。
これは、子ども達の休日の居場所づくりや伝統の継承などを目的に活動する、かま塾が行ったものです。
かま塾のメンバーによると、振り万灯には、丈が長く、燃やすと良い音が出ることから、大麦が使われているということです。
子ども達は指導を受けながら、色づき始めた大麦を刈り取っていました。
神子柴区では、毎年、迎え盆の8月13日と送り盆の16日に振り万灯をしています。
今回刈り取った大麦は、2週間ほど干した後、脱穀して万灯にするということです。 -
伊那西小3年生がユカイナづくり
伊那西小学校3年の児童とその家族が伊那市西春近の加納義晴さん宅で木の笛ユカイナを作りました。
8日はユカイナの製作者、加納さん宅の蔵を利用して作ったギャラリーで児童がユカイナを作りました。
ユカイナづくりは親子で交流を深めるレクリエーションの一環でPTAが企画したものです。
8日は木の表面のやすり掛けや名前入れなどを行いました。
完成すると児童らは早速音を出すなどして、ユカイナを楽しんでいる様子でした。 -
伊那愛樹会 春の盆栽展
伊那愛樹会の春の盆栽展が伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、20種類以上のさつき31席が飾られています。
春先の天候不順により苦労したということですが、白やピンク、赤などいろとりどりの花が訪れた人の目を楽しませています。
春の盆栽展は、9日まで、伊那市のいなっせで開かれています。 -
国道153号春富バイパス期成同盟会 事業促進など決議
国道153号春富バイパス整備促進期成同盟会が、9日、市役所で開かれ、伊那バイパスの事業促進や、伊駒アルプスロードの早期事業化などを要望することを決議しました。
期成同盟会には、市議会議員や関係する区の区長など、50人ほどが出席しました。
同盟会会長の白鳥孝伊那市長は、「リニア中央新幹線の開通という国家的な変化にむけ153号バイパスの充分な整備が必要。事業を国直轄へと編入させ、早期実現をはかり、伊那谷の未来をきちんと描けるよう協力をお願いしたい」と挨拶しました。
会では、●青島から福島までの伊那バイパスの事業促進、●駒ヶ根市北の原から青島までの伊駒アルプスロードの早期事業化、●区間全線の国直轄の指定区間へ編入することなどの要望を決議しました。
決議文は、地元選出の国会議員や県議会議員などに手渡されました。 -
豊かな環境づくり 上伊那総会
上伊那地域の消費者の会や市町村など46の団体と個人でつくる、豊かな環境づくり上伊那地域会議の総会が3日開かれ、環境保全に関する取り組みなど今年度の事業計画が承認されました。
今年度は、小学校で行われる環境活動への支援事業や、自然を体感するバスツアーの実施など、環境保全に関する事業などを取り組むことが決まりました。
その他には、温暖化防止への取り組みや、清掃活動を実施するということです。
今年度から会長を務める代田和美さんは「皆さんと協力して多くの事業を行い、環境保全に努めていきたい」と挨拶しました。 -
南箕輪村 魅力をPRするポスターを一新
観光による誘客に力を入れていこうと南箕輪村は、村の魅力をPRするポスターを一新しました。
今回作成されたポスターは全部で4種類です。
村の四季をテーマにしたものが2種類あり、大芝高原の愛の鐘と花火を写したもの、信大農学部のユリノキ並木を写したものがあります。
他に、村の特色ある行事や風景を1枚にまとめたものや、観光の目玉となる大芝高原みんなの森の森林セラピーロードをPRするものを作りました。
4種類のポスターはそれぞれ50枚作成されました。
村では、県外で行う物産展などのイベントで活用したり、ふるさと大使を通して掲示する場所をみつけ、全国に村の魅力を発信していくという事です。 -
伊那市が山岳環境保全で感謝状
伊那市の白鳥孝市長は、南アルプスの山岳環境の保全や登山者の安全確保に貢献したとして、三重県在住のミュージシャン津山篤さんに7日感謝状を贈りました。
現在55歳の津山さんは、高校卒業後の昭和53年から南アルプスの塩見小屋などの山小屋で働き、昭和62年から仙丈ケ岳藪沢小屋の管理人として当時の長谷村から委託されました。
夏場以外は、海外も含めて音楽活動を行っていて、プログレッシブやトラッドへの造詣が深く評価も高いということです。
山小屋の管理を行なう傍ら、清掃活動や登山道の整備、登山者への指導など環境保全につとめていて、特に携帯トイレの普及に力を注いでいます。
伊那市では、夏場の臨時職員として今後も津山さんに南アルプス一帯の環境保護活動に携わってもらうことにしています。
津山さんは、「まだまだやり足りないことがたくさんある。足が動く限り、山を歩いて活動していきたい」と話していました。 -
南ア北部遭対協が定期総会
南アルプス北部地区の遭難対策を行っている南ア北部遭対協の定期総会が7日開かれました。
この中で箕輪町役場の職員小澤雄一さんが功労者表彰を受けました。
小澤さんは、交流職員として旧長谷村に派遣された平成16年に救助隊に入隊し在籍8年9ヶ月になります。
協会長の白鳥孝伊那市長から賞状が手渡されました。
現在救助隊員は、85人でそのうちの57人が市役所職員です。
この日の総会で新しい副隊長に長谷総合支所産業振興課の中村徳彦さんが任命されました。
昨年度、救助隊は、6回出動していて、背負搬送や付き添いで救助しています。
2人が死亡した事故では、県警ヘリと協力し遺体を収容しました。
今年度は、県警ヘリや中央アルプス救助隊との合同訓練を予定しています。
白鳥会長は、「来年は南アルプス国立公園指定50周年。観光振興とあわせて遭難防止に取り組んでいかなくてはならない。」とあいさつしました。
総会で救助隊の西村和美隊長は、冬山を想定した訓練用の人工岩の黒河内への設置を要望しました。 -
広域化後の職員の給料や手当 基準示す
上伊那消防広域化協議会が7日開かれ、広域化後の職員の給料や手当について、上伊那広域連合の基準となる伊那市の基準に段階的に合わせるとする担当部会の案が示されました。
この案が通れば、人権費は現在の総額より抑えられるみこみです。
7日は、8回目の協議会が伊那市のいなっせで開かれました。
消防署の職員の給料や手当は現在、消防署のあるそれぞれの自治体の基準で定められています。
今回示された案は、上伊那広域連合の給料や手当の基準となる伊那市の基準に合わせるというものです。
事務局によりますと、伊那市の基準は上伊那8市町村では平均的な値ということですが、県内19市では最も低くトータル的に広域化後の人件費の総額は現行より抑えられるということです。
職員の身分については、所属が市又は伊南行政組合の職員はそれぞれの団体を整理退職して新たに広域連合に引き続き採用されることとし、その他の団体の職員は広域化移行日付で広域連合へ派遣することとしています。
会議では他に、伊那と伊南にそれぞれある災害時の他市町村からの受け入れ計画を、新たに1つにまとめる案が示されました。
これらの案は、来月開かれる9回目の協議会で検討され、決定します。
また7日は、前回提案されていた指令センターとデジタル無線の運用開始時期について、新庁舎の完成など新組織の発足時期を踏まえ決めるとする案が、承認されました。
上伊那消防広域化協議会では、県の消防広域化重点地域への指定を11日に知事に要望することにしています。 -
孤軍高遠城伝承会 東京で踊りを披露
伊那市高遠町の住民などでつくる孤軍高遠城伝承会は、9日に東京都新宿区で開かれる民謡大会で初めて踊りを披露します。
7日は、9日の本番を前に伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで最後の全体練習が行われました。
孤軍高遠城は、武田信玄の5男・仁科五郎盛信と織田軍との戦いを表現した舞です。
伝承会は、高遠の歴史を後世に伝えようと去年10月に発足しました。
新宿区では、1年に1回開かれている民謡大会に友好都市である伊那市から三味線や日本舞踊などの団体を毎回呼んでいて、今回は初めて伝承会が招かれました。
新宿区民謡大会は、9日日曜日に新宿文化センターで開かれます。 -
どろカップ2013in伊那 9月7日開催
伊那商工会議所青年部が毎年開催しているどろんこサッカーの全国大会「どろカップ」が、9月7日に伊那市内の休耕田で開かれます。
6日は、伊那市の伊那商工会館でイベントについての記者会見が開かれました。
どろカップは、地域活性化とスポーツ振興地としての知名度向上を目的に、青年部が毎年開いているもので、今年で7回目です。
去年は、上伊那を中心に遠くは大阪府や静岡県などから35チームが参加しました。
今年は、伊那市役所近くの休耕田で開かれます。
コートの数が1面増え3面になることから、今年は50チーム募集します。
1チーム5人から10人で、参加費は1万円です。
どろカップ2013in伊那は、9月7日に開かれます。 -
信大生はちみつ作り体験
南箕輪村の信州大学農学部の学生が、6日、大学構内の農場ではちみつ搾り体験をしました。
この日は、食料生産科学科の2年生28人が、実習の一環としてはちみつ搾りを体験しました。
指導したのは、伊那市御園の養蜂家、小松実治さんです。
大学の果樹園の受粉用に蜂を貸しているのがきっかけで毎年行われているもので、今年で27回目です。
巣箱から巣枠を取り出して、学生達に見せながら説明をしたあと、固まった蜜を削ぎ取り、遠心分離機にかけて蜜を絞り出しました。
搾ったはちみつは、食パンに塗って食べました。
小松さんは、「普段やっている養蜂園の仕事と、蜂の生態をよく知ってもらえると嬉しい」と話していました。
信州大学農学部によりますと、はちみつ搾りの実習を行っている大学は全国的にも珍しく、学生にとって貴重な体験になっているということです。 -
トップストーンロゼッタ 北信越トレセンに
上伊那を中心とするサッカー女子のクラブチーム、トップストーンロゼッタのメンバー8人が、ユース育成の選抜チーム北信越トレセンに選ばれました。
選抜されたのは、15歳以下のU(アンダー)15に、赤穂中学校3年のゴールキーパー 宮下 菜緒貴さん
東部中学校3年のフォワード鈴木みのりさん
飯島中学校2年のミッドフィルダー中村 友香さん
東部中学校1年のフォワード池上 葵さんの4人です。
12歳以下のU12にも4人が選ばれました。
5日夜は、宮田村役場となりのグラウンドで小学5年生から中学生までの練習が行われていました。
このクラスは、週に4回練習を重ねています。
南信では女子サッカーのクラブチームはなく、遠くは下伊那からも通っています。
トレセン制度(=ナショナルトレーニングセンター制度)は、ユース育成のため日本サッカー協会が行っているもので、県トレセンに選抜されたメンバーの中から北信越メンバーが選抜されます。
県内10チームあるなかから、これだけ多くのメンバーが北信越に選抜されるのは初めてのことだということです。
北信越の上位に当たるU15のナショナルトレセンの選考会を兼ねたトレーニングが今月15日・16日の2日間行われます。
ナショナルトレセンはいずれはなでしこジャパンにもつながる道。選手達の活躍に期待がかかります。 -
入笠牧場に放牧 牛のびのびと
夏の間、急斜面で足腰を鍛え、涼しく過ごしてもらおうと伊那市高遠町のJA上伊那が管理する入笠牧場に、6日、牛が放牧されました。
トラックに乗せられた牛が、次々と牧場に運ばれてきます。
上伊那のほか、諏訪や飯田の10軒の農家から、40頭の牛がこの夏をすごします。
去年は、80頭ほどが放牧されましたが、今年は、種をつける雄が入手できなかったため、牛の妊娠を希望する農家が別の牧場に預けたことから数が減りました。
牛は、一列に並べられ、一頭一頭、体重測定、衛生検査が行われます。
検査が終わった牛は、300ヘクタールの牧場に放たれます。
放牧されるのは、6ヶ月から1歳半の雌牛が中心で、初産を前に、体を鍛えさせるのが目的です。
預けている間はえさ代が浮き手間が省けるほか、夏の暑さをしのぐことにもつながります。
今年は、雨が少なく牧草の生育はあまりよくないということですが、牛たちは早速牧場を駆け回ったり草を食んだりしていました。
牛は、5か月間涼しい高原で過ごし、10月上旬に下牧する予定です。 -
南ア 銃での捕獲8月下旬から
環境省は、ニホンジカによる高山植物への食害が問題となっている南アルプスで、今年8月下旬から9月にかけて全国でも初となる高山帯での銃による捕獲の実証実験を行います。
6日伊那市役所で開かれた南アルプス食害対策協議会で、環境省の北アルプス首席自然保護官の西尾(にしお) 治さんが講演し、南アルプスでの鹿の駆除について話しました。
南アルプスでは、高山植物に被害が出ているためシカの個体数調整が必要となっています。
これまでも、冬の間、里山に降りてくるシカの駆除は行われてきましたが、夏場の高山帯での対策が求められていました。
検討した結果、仙丈ケ岳の小千丈カールが銃による駆除の効果がもっとも高いとしています。
時期については、登山者が少なく、ライチョウの繁殖期ではない、8月下旬から9月にかけて行なうとしました。
駆除した鹿は、ヘリコプターなどで搬出するということです。
西尾さんは、「標高の高い場所でのシカの捕獲方法を確立したい」と話していました。
南アルプス食害対策協議会は、貴重な高山植物を絶滅させないため、国や信州大学農学部、関係する自治体などで組織され、平成19年度に発足しました。
協議会会長の白鳥孝伊那市長は「世界自然遺産の登録を目指す南アルプスは、食害対策でも先進的な取り組みが注目されている。正常なバランスの南アルプスに戻したい」と挨拶しました。 -
チョコッとりんごクッキー リニューアル
辰野高校の生徒のアイディアを盛り込み去年発売されたチョコッとリンゴクッキーがリニューアルされ、7月の文化祭でお披露目されることになりました。
パッケージは、赤を基調に新しく生まれ変わりました。
辰野町の米玉堂食品が高校生と検討を重ね、伊那市の三洋グラビアが形にしました。
シンボルのキャラクターは、より原画に近づけ、文字も商品にあった字体に変更。
原料が全面に出ていたものからクッキーを主体にしました。
中身は、3個増やして12個入りに。価格は据え置きの210円です。
米玉堂 建石直美さんは「目をひくものにリニューアルしたくて高校生に声をかけた。」
リニューアルに携わったのは、辰野高校商業科3年の20人で、6日は、代表3人が三洋グラビアを訪れました。
色の最終チェックを行い、刷り上りを待ちます。
三洋グラビアの縄さんが出来たてのホヤホヤを持ち込みました。
納得の仕上がりです。
縄祐司さんは「一発OKでほっとしている。売れるパッケージに仕上がった。」
中身についても若干の変更を加えました。
4月には、米玉堂食品で味見もしています。
リンゴとシナモンが強すぎるとの反省からよりソフトな味を求めました。
辰野高校の磯谷幸子教諭は、「一度出来上がった商品を再度検証しなおし更に良いものにするという貴重な学習ができた」と話しています。
チョコッとりんごクッキーは、発売から2年目の夏を迎えました。
7月20日の文化祭で発売される予定です。 -
中尾歌舞伎保存会 知事表彰受賞
江戸時代から伝わる地芝居、中尾歌舞伎の継承や地域活性化に功績があったとして、伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会が、知事表彰を受賞しました。
6日、中尾歌舞伎保存会の指導者、西村清典さんと、西村寿会長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
中尾歌舞伎は、江戸時代に旅芸人が中尾の神社で演じたのが始まりとされています。戦前まで地区の有志で演じられてきましたが、戦争や人口減少により衰退しました。
その後、昭和61年に、青年会の有志が復活させ平成元年に保存会が設立されました。
西村清典さんは、現在95歳。昭和の始め16歳で初舞台に立った西村さんは、昭和61年の復活以来、27年間、指導にあたっています。
中尾歌舞伎保存会は、現在、会員数30人で、これまで、約60回の公演を行ってきました。
伝統文化の保存、継承や地域の活性化への功績が認められ、今回、学術芸術文化功労団体として表彰されました。