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昔懐かしい「伊那町めぐりの歌」歌う集い
1916年大正5年につくられたといわれている、「伊那町めぐりの歌」を歌う集いが16日、伊那市の伊那図書館で開かれました。
この集いは伊那市駅開業100周年の企画展を開いている伊那図書館が、当時の様子を振り返ろうと開いたものです。
会場には15人が集まり、参加者はメロディーを思いだしながら歌を歌いました。
この歌は1916年大正5年に当時の伊那小学校教諭らが作ったもので、伊那小の音楽の時間に歌われていました。
しかし時代の流れとともに忘れられ歌える人が少なくなっています。
まだ伊那市が伊那町だったころ「町へ行く」といえば商店街に買い物に行くという意味だったということで、歌詞には市内の地名や建築物の名称がでてきて当時の賑わいを感じることができます。
伊那市文化財審議委員で伊那小に通い、この歌を歌っていた久保村覚人さんは、「校歌と違い、授業でしか歌われなかったが、心に残っている」と話します。
参加者は、子どもの頃に歌った、思い出の歌を歌いながら、当時を懐かしんでいました。 -
自転車リレーで脱原発訴え
大飯原発の再稼働が決定した16日、長野県内を自転車で走りながら脱原発を訴える、信州反核平和自転車リレーが行われました。
反核平和自転車リレーは脱原発をアピールしようと、県内有志でつくる実行委員会が行ったものです。
16日は朝7時におよそ50人が飯田市を自転車で出発し、昼に南箕輪村役場に到着しました。
出迎えた唐木一直南箕輪村長は、「原発事故以来、自然エネルギーへの転換が求められている。脱原発への理解が広がることに期待したい。」とあいさつしました。
また参加者代表は、「平和な生活を守るために、自分の思いを打ち明け、行動に移そう」と呼びかけていました。
信州反核平和自転車リレーは2日間の日程で行われ、明日長野市に到着する予定です。 -
高遠の四季展 最高賞に山本さん「杖突街道を南へ」
3年に1度全国公募で行われる「信州伊那高遠の四季展」の最高賞に、塩尻市の山本達治さんの洋画「杖突街道を南へ」が選ばれました。
16日は審査結果の発表が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で行われ、入賞作品が紹介されました。
「信州伊那高遠の四季展」は、3年に1度、全国公募で行われている展示会で、15日から16日にかけて審査が行われました。
最高賞の「信州伊那高遠大賞」には、塩尻市の山本達治さんの洋画「杖突街道を南へ」が選ばれました。
審査員によりますと、手前を暗くしたことで、中央の田園を際立たせている点など、全体的な構図や色使いが評価されたということです。
銀賞の「伊那市長賞」には、広島県の吉川紀久代さんの日本画「夜陰」が選ばれています。
銅賞の「信州高遠美術館賞」には、愛知県の大澤勝弘さんの洋画「終着」と、茅野市の五味仁さんの洋画「伊那市駅周辺風景」、岡谷市の船本達也さんの洋画 「夕立後の藤沢川沿い集落」が選ばれています。
今回は、前回より160点少ない327点の応募でしたが、日本藝術院会員で、日展常任理事の塗師祥一郎審査委員長は「全体的にレベルが高く、粒ぞろい。どの作品も現場をよく見て描いている」と評価しています。
今回の審査では入賞の他に、奨励15点、秀作30点、入選172点が選ばれています。
第5回信州伊那高遠の四季展実行委員会の登内孝委員長は「素晴らしい作品が選ばれた。ぜひ多くの方に見ていただきたい」と話していました。
第5回信州伊那高遠の四季展は7月28日から9月2日まで、信州高遠美術館を中心に市内の6会場で開かれます。 -
高遠・高遠北小学校の児童がメギの植栽
伊那市の高遠小学校と高遠北小学校の児童らは、県の天然記念物ミヤマシロチョウのエサになるメギの木を、15日入笠山に植えました。
15日は高遠小と高遠北小の4年生49人がメギの木を植えました。
ミヤマシロチョウは、県の天然記念物に指定されている標高1200メートルから2000メートルに生息する蝶です。
乱獲や環境の変化が原因で数が減っていて、絶滅が危惧されています。
幼虫のエサになるメギの木の植栽は、ミヤマシロチョウを保護しようと、チョウの生息地である入笠山で平成15年から毎年行われています。
児童らは、スコップで穴を掘り、苗を植えました。
ある児童は、「穴を掘るのが大変だったけれど、チョウが寄ってきてくれたらうれしい」と話していました。 -
チョークアート展
岡谷市在住のチョークアーティスト、伊東美和さんによる展示会が伊那市荒井のタウンステーション伊那まちで開かれています。
会場には30点ほどの作品が展示されています。
チョークアートは、黒板風の黒いボードにパステルなどを使って絵を描く手法です。
伊東さんは、オーストラリアでチョークアートと出会い、10年前から本格的に制作を始めました。
カラフルな色使いで立体的に描かれた絵に魅力を感じたといいます。
看版やメニュー風の作品の他にも、インテリアとして使うことができるプレートが展示されています。
伊東さんは、「チョークアートを知らない人が多いと思うので、会場で実際に見てもらって、どういうものなのかを知ってもらえたら」と話していました。
チョークアート展は30日までタウンステーション伊那まちで開かれていて、17日には体験ワークショップが行われる予定です。 -
たかずやの里と伊那市富県南福地の児童が交流
伊那市の児童養護施設たかずやの里の児童と富県南福地の児童が、16日たかずやの里で交流しました。
16日は、小学1年生から6年生までのたかずやの里の児童11人と南福地の児童22人が交流しました。
交流会は、南福地公民館が毎年開いています。
16日は雨のため、たかずやの里の体育館でレクリエーションを行いました。
児童らは○×クイズやお菓子のつかみ取りなどで交流しました。
お昼には、全員でカレーを食べました。
南福地公民館の北澤正宏さんは、「たかずやの里の東春近への移転の話がでているが、これからも交流を続けていきたい」と話していました。 -
大芝高原で自然観察会
大芝高原の自然観察会が16日開かれ、参加者は、県内では貴重とされるササユリなどを観察しました。
自然観察会には、20人ほどが参加し、大芝高原内の植物を観察しました。
高原内に自生しているササユリは15日から咲き始めました。
現在大芝高原内には200株ほどあるということで、来週には満開となりそうです。
自然観察会は、大芝高原の自然に親しんでもらおうと、去年結成された親林自然保護の会が開きました。
保護の会は大芝高原の自然を守っていこうと村内を中心に18人で組織され、今年度県の地域発元気づくり支援金事業に採択されています。
観察会ではこのほかに見ごろを迎えているコアジサイやギンリョウソウなども観察しました。
親林自然保護の会代表の原守人さんは、「参加した人たちに大芝の自然を知ってもらい、みんなで守っていけたら」と話していました。 -
こつこつ手仕事展
飯田下伊那地域の作家7組による展示会、こつこつ手仕事展が14日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場にはシルバーアクセサリーや木工家具、ガラス工芸、陶芸など7組の作家による作品250点ほどが展示されています。
日常で使える手作りのものをテーマに、それぞれの作品を持ち寄りました。
飯田や下伊那地域で活動をしている作家らが声を掛け合い活動の場を広げようと、初めて伊那で展示会を開きました。
陶芸の小林あづささんは、「日常で使うものは使い勝手を考えて、使いやすいものを作りたい」と話していました。
飯田下伊那地域の作家7組による、こつこつ手仕事展は19日火曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
災害時にバイクで情報収集・伝達
4月に発足した伊那市の災害バイク隊の初めての訓練が天竜川と三峰川合流点の河川敷で15日行われました。
斜度30度、高さ4メートルほどの段差を乗り越える訓練や斜面を走る訓練が行われました。
今年4月に発足した伊那市災害バイク隊は、市の職員でバイクが好きな8人で組織されました。
当面、個人が所有しているオフロード用バイクで対応します。
有事の際は、市長が召集し、4輪車が入れない場所での情報収集・伝達活動を行います。
バイク隊のメンバーは、30代から40代の若手職員で、バイク歴は、5年から30年以上と様々です。
隊長は、その中でもベテランの宮下宗親さんがつとめます。
訓練を終えたバイク隊は、初めての任務として、災害時に孤立する可能性がある高遠地区の山室周辺を偵察し、迂回路として使用可能な林道の情報収集を行いました。
バイク隊は、月に1回訓練をして、運転技術のレベルアップを図っていきたいとしています。 -
もみじちゃん 伊那市で啓発活動
箕輪町のイメージキャラクターもみじちゃんが、15日伊那市内で振り込め詐欺防止の啓発活動を行いました。
伊那警察署管内4市町村のイメージキャラクターは、今年4月に広報啓発活動大使に任命されています。
箕輪町のもみじちゃんが伊那市で、伊那市のい縲怩ネちゃんは、南箕輪村で、南箕輪村のまっくんは、辰野町で啓発活動に参加しました。
15日は、年金支給日に併せた県下一斉の振り込め詐欺防止を目指すATM集中警戒日です。
八十二銀行伊那支店では、伊那警察署や防犯ボランティア団体が銀行を利用する人たちにチラシなどを手渡しながら注意をよびかけていました。
伊那市になじみのないもみじちゃんでしたが、お年寄りや子どもに握手を求められるなどして人気を集めていました。 -
上伊那保育協会 栄村に義援金
保育士や栄養士らで組織する上伊那保育協会は、南箕輪村を通じて長野県北部地震の被災地栄村に義援金3万7000円を送ります。
15日は、上伊那保育協会の小沢睦美会長らが村役場を訪れ、唐木一直村長に現金3万7,000円を手渡しました。
上伊那保育協会が5月26日に南箕輪村内で開いた総集会で会員400人ほどから寄付を募りました。
小沢会長は、「絵本やおもちゃの購入資金として活用してほしい」と話していました。
唐木村長は、「栄村はまだ復興途中。こうした善意はありがたい」と喜んでいました。
上伊那保育協会は、去年から総集会開催地の市町村を通じて栄村を支援しています。 -
高遠町の飲食店店主ら とうがらしで地域活性化を
伊那市高遠町の飲食店店主らで作る「高遠版内藤とうがらしプロジェクト」は、高遠藩主内藤家が新宿で育てていた「内藤とうがらし」の栽培を始めました。
会では、とうがらしを使って農商工の連携と地域活性化を目指します。
内藤とうがらしは八房とうがらしという品種です。
江戸時代、新宿御苑とその周辺に屋敷を構えていた高遠藩主内藤家が栽培していたとされています。
3年前から新宿区四谷地区協議会がこの内藤とうがらしに注目し、プロジェクトを進めています。
内藤の殿様のお膝元高遠でもこのプロジェクトに取り組もうと今年1月に会を立ち上げました。
14日は、伊那市高遠町の飲食店で会議が開かれ、メンバーや栽培希望者およそ30人が集まりました。
アドバイザーを務める信州大学農学部の松島憲一准教授は「内藤とうがらしの栽培は、農業従事者の高齢化や、野生鳥獣の食害などの問題を抱えるこの地域にとって意味のある取り組み」と話します。
今回、四谷地区協議会から種を分けてもらい、現在町内のハウスで試験的に育てています。
この苗を栽培希望者に販売し、活動を広げていく考えです。
会では、とうがらしを使った商品の開発やイベントでの活用を計画している他、とうがらしが一面に実った時の景観形成にも期待を寄せています。 -
伊那市営林道バス 全線運行
伊那市長谷の伊那市営南アルプス林道バスが15日から全線運行となり、本格的な夏山シーズンの到来となりました。
午前10時の便には、関東や関西から来た登山客の他、伊那市長谷の長谷保育園の園児らが乗り込み、仙流荘前の営業所を出発しました。
南アルプス林道バスは、4月25日から戸台口竏忠フ宿間を一部運行していましたが、15日から北沢峠までの21キロ間が全線運行となります。
終点となる標高2,032メートルの北沢峠では15日、長谷保育園の年中と年長園児26人が歌を披露し、運行式に花を添えました。
去年1年間の南アルプス林道バスの利用者は4万1,375人となっていて、伊那市では多くの人に利用してもらいたいと話していました。
バスの運行は、11月15日までを予定しています。 -
伊那市振興公社 花の苗配布
伊那市振興公社は、緑化推進事業の一環として15日と16日の2日間、花の苗を無料配布しています。
午後2時。
配布場所の伊那市ウエストスポーツパーク管理センターには、長蛇の列が出来ました。
苗の配布は、緑化推進と環境美化を目的に、昭和63年から毎年行われています。
今年は、1人につきサルビア10本とマリーゴールド5本、ペチュニア3本の合わせて18本が配られました。
今年は春先の気温が低かったことにより、1週間ほど遅い配布となりました。
毎年訪れているという人や、友人に聞いて今年初めて訪れた人など様々です。
伊那市振興公社では「ここ数年、家庭で花を育てる人が増えてきた。街が明るく元気になればうれしい」と話していました。
苗の配布は、16日も午後2時から行われます。 -
南アルプスでニホンジカ広域捕獲
伊那市など、関係する市町村や県などでつくる南アルプス食害対策協議会は15日、伊那市長谷の大平山荘周辺でニホンジカの広域捕獲を行いました。
大平山荘周辺は、鳥獣の捕獲が禁止されている鳥獣保護区ですが、ニホンジカによる食害が問題となっているため、県の許可を得ての実施となりました。
南アルプスの高山植物をシカの食害から守るため個体数を調整しようと、長野県と山梨県の両側から捕獲が行われています。
長野県側では、長谷の猟友会員の他、県や市の職員およそ20人が参加しました。
猟友会員らは、南アルプス林道バスのルートから50メートルほど奥に入った山中で、ニホンジカの通り道を探して、くくり罠をしかけていました。
山中には、ニホンジカの物と見られる糞が落ちていた他、木の皮が食べられた比較的新しい跡などがありました。
伊那市長谷猟友会の北原幸彦会長は「これ以上ニホンジカが標高の高い位置に移動しないうちに手を打つ必要がある」と話します。
昨年度上伊那地域の有害鳥獣による農業や林業の被害額は1億8,200万円で、うち56%にあたる1億200万円がニホンジカによる被害となっています。
昨年度は、7,332頭のニホンジカを捕獲していて、県では今後被害額が減少するとみています。
15日仕掛けた50個の罠は、24日まで毎日猟友会員が見回ることになっています。 -
小平花木園でバラ見ごろ
箕輪町松島で植木などを販売している小平花木園でバラが見ごろを迎えています。
小平花木園には、鑑賞用として200株、150種ほどのバラが植えられています。
小平花木園の小平勝美さんは、販売用の植木などの他に、鑑賞用のバラも4年前から育てています。
小平さんは、「手はかかりますが、色や香りが華やかで楽しんで育てています」と話していました。 -
高遠小学校 福祉体験会
伊那市の高遠小学校の児童は、車いすや点字などについての福祉体験を12日、行いました。
12日は、3年生から6年生までの児童およそ150人が、車いすや点字、手話など、希望する内容を学びました。
高遠小の福祉体験は、身近に行われている福祉活動について理解を深めようと10年以上前から行われています。
車いす体験では体育館内に段差や坂道などのコースが設けられました。
児童らは、「動く時や段差を登る時は、乗っている人に必ず声をかけてあげてください」などと伊那市社会福祉協議会の職員からアドバイスを受けていました。
高遠小学校では「体験を通し、福祉を実践しようとする力と、お互いに思いやる心を育んでほしい」と話していました。 -
村中込区で松くい虫被害 確認
南箕輪村の中込区で新たに松くい虫被害が確認されました。
村では、被害拡大防止のために、枯れた松を見つけたら、役場に連絡するよう呼びかけています。
新たに松くい虫被害が確認されたのは、中込団地南側の民有林です。
住民から松が枯れているとの連絡を受けて、県の林業総合センターに鑑定を依頼したところ、枯れた3本のうち2本から、松枯れを引き起こすマツノザイセンチュウが見つかりました。
該当する木は既に伐倒し、破砕処理を済ませたということです。
村内では、これまで、田畑区と神子柴区で被害が確認されていて、それ以外の地区で発見されたのは今回が初めてです。
南箕輪村では、これからが被害を広げるマツノマダラカマキリが飛び交う時期だとして、被害拡大防止のために、松が枯れていたら、すぐに役場に連絡を入れて欲しいと呼びかけています。 -
オープン前に 市民プール清掃
7月7日のオープンを前に伊那市民プールの清掃が13日、行われました。
梅雨の中休みとなったこの日は、青空の下、市の職員らがプール清掃を行いました。
水を抜いたプールには、オフシーズン中に泥や落ち葉がたまっていて、職員らはデッキブラシやスポンジを使って取り除いていきました。
今シーズンは、昨シーズンと同様、節電や経費節減のため夏休み期間を除き、土日のみの営業となる予定です。
市では、平日休みとする分、昨シーズンから営業期間を2週間ほど延長していて「残暑が厳しい場合はプールで涼をとってもらいたい」と話しています。
伊那市民プールは、7月7日オープンで、初日は無料開放されます。
今シーズンは9月9日までの営業予定です。 -
市長「信州そば発祥は高遠」
伊那市の白鳥孝市長は、信州そば発祥の地として高遠そばをブランド化していきたいとの考えを、14日示しました。
これは、14日開かれた伊那市議会6月定例会一般質問の中で、議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は、「高遠藩藩主だった保科正之がそば職人を山形・会津に連れて行き、そば切りを伝えている。信州そば発祥の地は、諸説あるが、伊那も、発祥の地として名乗りを上げていいのではないか」と話し、高遠そばのブランド化を目指すと答えました。
なお、14日は三笠宮寛仁さまの葬儀が営まれ、全国議長会から、弔意を示すよう要請がありました。
これを受けて伊那市議会では、市議会史上初めて、国旗に黒い幕をかけて、議会を開きました。 -
伊那地域 今年初の真夏日
14日の伊那地域は最高気温30.1度と今年初の真夏日となりました。南箕輪村沢尻の恩徳寺で、ササユリが、淡いピンク色の花を咲かせています。
14日の伊那地域は、日中の最高気温が30.1度と、今年初の真夏日となり、7月下旬並みの暑さとなりました。
恩徳寺では、ササユリが涼しげな花を咲かせていました。
ササユリは、長野県の準絶滅危惧種に指定されています。
恩徳寺では、花好きの前住職が、40年ほど前から育て始めました。
種を蒔いて育てたものと、自然に育った50本ほどが境内で咲いています。
芽を出して1年目がこちら、3年ほどたったのがこちらです。
ササユリが花を咲かせるのには7年かかるということです。
恩徳寺では、手間と時間がかかるが、咲いた時にはうれしいと話していました。
ササユリは、20日頃まで楽しめそうだということです。 -
箕輪北小児童が浄水場を見学
箕輪北小学校の児童は、社会科の授業の一環として、長田にある箕輪浄水場を14日見学しました。
見学をしたのは、箕輪北小学校の4年生35人です。
箕輪北小学校では、毎年水道施設の見学を行っていて、14日は箕輪ダムと箕輪浄水場を見学しました。
汚れた水をきれいにする実験では、赤いチョークの粉が入ったビーカーに薬品を入れ、水の中の汚れを凝固させ、ろ過装置を使って水をろ過しました。
児童からは「きれい」「飲めそう」といった声が上がっていました。
実験の後、浄水場の施設を見学しました。
担任の伊藤達也教諭は、「いつも飲んでいる水がたくさんの人の苦労で家庭まで届いていることを実際に目で見ることができてよかった」と話していました。 -
【カメラリポート】芝平の人達が伝える鍾乳洞
集団移住で廃村となった伊那市高遠町芝平の人々が語り伝えてきた、鍾乳洞を訪ねました。
芝平出身の北原厚さん。過疎による集団移住で芝平の土地を後にしました。
芝平の人たちが、語り伝えてきたという鍾乳洞が、高遠町長藤の御堂垣外にあるというので、伊那谷自然友の会のメンバーと一緒に案内してもらいました。 -
自分にあった子育てを
幼い子どもを持つ母親が子育てについて話し合う講座が15日からスタートしました。
主催者は、子育てに関して様々な価値観に触れてほしいと話しています。
講座は、飯田市のNPO法人が県の元気づくり支援金を活用して行うものです。
12人の定員のところ、10人が申し込んでいて、講座初日の今日は伊那市などから8人の母親が参加しました。
講座は、講義ではなく、母親同士が話し合い、子育てについてさまざまな価値観に触れ、良いアイディアを活かしていくというカナダ生まれの子育て支援プログラムで進められていきます。
15日は、「この場所で話したことは、他で話さない、自分と違う考えを否定しない」などのルールづくりなどをしました。
講座を主催するNPOでは「仲間づくりをして、様々な価値観と出会い、自分にあった子育てを見つけてほしい」と話しています。
講座は、8月まで8回計画されていて、次回からテーマに沿った意見交換がスタートします。
この講座は、秋にも計画されています。 -
【カメラリポート】芝平石灰道を歩く
土壌改良剤として田畑などで活用されている石灰。豊富な石灰岩を有する伊那市高遠町の芝平では、石灰を作っていた痕跡が残っています。
芝平出身の北原厚さん。過疎により、集団移住で芝平の土地を後にしました。
6月3日は、芝平の歴史を北原さんから学ぼうと、伊那谷自然友の会が現地を訪れました。
北原さんの案内で、芝平の山に入ると、石積みが見えてきました。 -
南箕輪村 組への未加入世帯を対象にアンケート実施
5月に、組への未加入世帯を対象としたむらづくりに関する説明会を開いた南箕輪村は、今後、未加入世帯に対してアンケートを行い、今後の対応を検討する方針です。
アンケートは、約1,500世帯分作成され、14日以降に発送されます。
南箕輪村内の組未加入世帯に配布され、質問は、区や組に加入しない理由、地区に対する印象、自主防災組織が必要と思うかどうかなどを問う9項目です。
村では、5月に7日間にわたって組への未加入世帯を対象に村づくりに関する説明会を開き、参加者は、全部で15人だったという事です。
13日に開かれた村議会一般質問で、唐木一直村長は、「未加入世帯は長年の懸案事項。いっきに解決できる問題ではないので一歩一歩着実に進めていきたい」と話していました。 -
伊那市中央の鈴木実さん、まり子さん夫婦展
伊那市中央の鈴木実さん、まり子さん夫妻による、絵画や木目込み人形などの展示会が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
夫婦2人の作品展は、11年ぶり、2回目となります。
会場には、夫の実さんの油絵50点と、妻まり子さんの木目込み人形と、小麦粉粘土などで作った花「パンフラワー」の作品40点が並んでいます。
鈴木さん夫妻は、仕事の傍ら、趣味で作品を作ってきました。
二人そろっての展示会は2回目で、実さんが85歳、まり子さんが80歳になったことを記念して、11年ぶりに作品展を開きました。
鈴木実さん、まり子さんの夫婦展は、17日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
伊那市来年度からネーミングライツ実施へ
伊那市は来年度から、市が所有する体育施設や文化施設などの公共施設に、企業やキャラクター等の名前を付ける事ができる、命名権、ネーミングライツを実施します。
これは、13日開かれた伊那市議会6月定例会一般質問の中で、白鳥孝市長が議員の質問に答えたものです。
ネーミングライツ(命名権)は、スポーツや文化施設に企業やキャラクター等の名前を付ける事ができる権利で、長野県などが実施しています。
市では財源の確保を目的にネーミングライツを実施する計画で8月を目途に、金額や契約年数、看板などの設置費用に関するガイドラインを作成し、対象施設のしぼり込みを行う計画です。
対象は、市が所有するスポーツ・文化施設、橋梁などとなる予定です。
市では広告に関する委員会を設置し、施設ごとの契約条件の審査をし、今年の秋から広告主の募集をする事にしています。
伊那市では、地域経済の活性化を図るため、市の公共施設を広告媒体として企業に有効活用してもらいたいと話しています。 -
通学路で交通安全呼びかけ
地域交通安全活動推進委員は12日、伊那市内の小学校や中学校の通学路で、ドライバーや児童生徒に、交通安全の呼びかけを行いました。
街頭啓発は、各地で登下校時の児童や生徒を巻きこんだ事故が発生している事を受け、ドライバーだけでなく、子供たちにも交通安全の意識を高めてもらおうと行われました。
この日は、下校時刻に合わせ、午後4時から推進委員や伊那警察署の署員、およそ20人が交通安全を呼び掛けるチラシと共に夜光反射材等を配りました。
伊那警察署によりますと、今年に入り、12日現在、管内で発生した人身事故は198件で、去年と比べ45件の減少となっています。
このうち、児童生徒が事故によりけがをした人数は、25人で、去年と比べ2人増となっています。
伊那署では、登下校時などは歩道を歩き、道を渡るときは車が来ないか、安全確認を徹底してほしいと呼び掛けていました。 -
小黒パーキング スマートインターチェンジ検討再開
伊那市は小黒川パーキングエリアをスマートインターチェンジとする取り組みを再開します。
これは、13日開かれた伊那市議会6月定例会一般質問の中で、白鳥孝市長が明らかにしました。
伊那市では、平成20年度から小黒川パーキングエリアのスマートインターチェンジ化について検討を進めてきした。
しかし、国で高速道路料金無料化が検討された事により、新たなスマートインターチェンジ整備に対する国の財源が不確定となった事から平成22年度に、市は整備事業を一時休止しました。
今回は、高速道路料金無料化が事実上廃案になった事などによる社会情勢の変化により、休止していた整備事業を再開します。
白鳥孝伊那市長は、再開にあたり「リニア駅整備に向けた道路ネットワーク構築や、伊那消防署の富士塚グラウンド周辺への移転による防災的な観点からも、高速道路へのアクセス時間の短縮などが求められている。
これらの事も含め、小黒川スマートインターチェンジの必要性が増している」と説明していました。
伊那市によりますと、8月にネクスコ中日本などとの勉強会を再開し、平成25年度に実施計画を策定、平成28年度中の供用開始を目指すとしています。