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伊那市防災備蓄倉庫敷地内で労災事故
21日午前9時ころ、伊那市下新田の伊那市防災備蓄倉庫敷地内で宮田村の男性会社員が大けがをする労災事故がありました。。
伊那警察署の発表によりますと、この54歳の男性会社員は、伊那市に融雪剤を納入するためトラックの荷台からトラック搭載型クレーンで融雪剤をおろしていたところ、あやまって荷台から転落したということです。
男性は、肺挫傷などの大けがを負いました。
原因については、伊那署で捜査を進めています。 -
箕輪北小学校 大縄大会
箕輪町の箕輪北小学校で大縄跳びを飛んだ回数を競う大縄大会が21日開かれました。
21日は1年生と2先生が縄跳びをしました。
1年生は2クラス、2年生は3クラスで三分間に跳んだ回数を競います。
大縄大会は冬場の児童の体力作りにつなげようと3年ぶりに開催されました。
児童たちはみんなで数を数えるなどしながら元気よく飛んでいました。
結果、1年生は1組の73回、2年生は3組の168回が学年1位になりました。
3,4年生は明日、5,6年生は明後日行われます。 -
駅無人化「受け入れざるを得ない」
JR飯田線利用促進連絡協議会の牧野光朗会長と白鳥孝副会長は、JR東海が今年4月から県内の飯田線9駅を無人化するとの方針について「受け入れざるを得ない」との考えを示しました。
21日は名古屋市でJR飯田線利用促進連絡協議会とJR東海による意見交換会が開かれました。
会は冒頭のみ公開され協議会からは会長の牧野飯田市長や副会長の白鳥伊那市長など8人、JRからは安斎俊宏運輸営業部営業担当部長など5人が出席しました。
意見交換では駅の無人化や飯田線の利便性向上についての課題また利用促進などについて話し合われました。
意見交換終了後の取材で牧野会長らは4月からの駅無人化について受け入れざるを得ないとの考えを示しました。
牧野飯田市長は「4月からの駅無配置化は経営判断。この方針に変わりはないという説明だった。私どもとしましてはそれを受けてどうするかということを考えていかざるを得ない。」
白鳥伊那市長は「出席された首長の中にも何とかならないのかという発言もあったんですが、JRの方針として私たちとしては受け入れざるを得ない。」と述べました。
一方JR東海運輸営業部の安斎俊宏営業担当部長は「飯田線9駅の無配置化について自治体代表者に理解いただいたと理解している。」と述べました。
また今後の課題については次のように述べました。
牧野飯田市長は「通学定期については出張販売という形で各高校をまわるという話も出た。地域によっては中学生も通学定期の必要なところもある。具体的には自治体別の話になっていく。」
白鳥市長は「課題となっている踏切の拡幅の問題など一つ一つ出来るところから話し合いの場の中で検討が始まる。無人化だけでなく飯田線全体を包括した取り組みが始まる。」
安斎部長は「簡易委託を結ぶのか結ばないのか、駅舎をどう活用するのか。そんな実務的な話が自治体別に進んでいくと思っている。」とそれぞれ話しました。
協議会では今後もJRとの話し合いの場を設け駅無人化にともなう課題などについて協議を継続させたいとしています。
白鳥市長は、この後伊那市で開かれた上伊那広域連合の正副連合長会で会議の様子を報告しました。
白鳥市長は、「4月からの駅無人化に対し、さらに一考をというような話をするのは難しい状況だった。今日の会議をもって具体的に個々の取り組みが始まる。駅の利活用や無人化への対応策などそれぞれの自治体の中でお考えいただくことになると思う」と話しました。 -
みはらしファームでせいの神
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで20日、正月飾りを燃やして無病息災を願うせいの神が行われました。
みはらしファームでは、毎年地元の羽広区と合同で行っていて、20日はおよそ200人が集まりました。
せいの神は歳神がなまったもので、一般的にはどんど焼きなどと呼ばれる小正月の火祭りです。
集まった人達は、おき火で餅やマシュマロを焼いて味わっていました。 -
大寒 でえもんじおろし
20日は二十四節季の一つ大寒。寒さが最も厳しくなるころとされています。
伊那市の最低気温は、マイナス7.2度とほぼ平年並みの寒さとなりました。
そんな大寒の早朝、上伊那各地で小正月の行事、でえもんじおろしが行われました。
伊那市西箕輪上戸区。
でえもんじ柱は、14日に建てられました。
あたりがまだ暗い午前5時をすぎると、柱が建てられている三つ辻に区民が集まってきました。
三方のロープを緩めると、柱はゆっくりと傾いていきました。
柱に飾られていた花と巾着がはずされると訪れた人たちが先を争うように気に入った飾りを持ち帰りました。
1年間、それぞれの家の玄関や神棚に飾られます。
でえもんじおろしが終わると、作業小屋に集まり、お神酒を酌み交わします。
今年の責任者、有賀博さんは、「五穀豊穣で区内が安全な1年になってもりらいたいです」と話していました。 -
寒ざらしそば復活へ大寒仕込み
江戸時代に高遠藩が将軍家に献上したとされる寒ざらしそばを復活させようと高遠そば組合は、猪鹿沢に玄そば45キロを沈めました。
寒ざらしそばは、1月20日の大寒に水につけ、2月3日の節分に引き上げます。
その後、天日干しにして乾燥させるとアクが抜け、甘みがあるまろやかな味になるということです。
昔ながらの保存方法で、夏場でも美味しいそばを味わうことができることから殿様や一部のそば通のみが口にできたということです。
20日は、高遠そば組合のメンバーが、小原の高遠そば加工施設で玄そば45キロを水に浸すことができるようビニールのネットに入れました。
猪鹿沢は、水道水源にもなっている清流です。
メンバーたちがロープで川に下ろしました。
高遠の寒ざらしそばは、一度復活しましたが、途絶えてしまい今回約10年ぶりの復活です。
この日水に浸した玄そばは、節分に引き上げ、乾燥させ製粉しその出来を調べることにしていて、うまくいけば、6月頃に食べることができそうです。 -
箕輪町漆戸常会 大文字下ろし
箕輪町北小河内の漆戸常会。
辺りが明るくなり始めた午前7時。
住民20人ほどが続々と集まり、大文字下ろしが始まりました。
漆戸常会では大文字(だいもんじ)と呼ばれていて、1年間の無病息災を願いおよそ260年前から行われている伝統行事です。
柱が降ろされると訪れた人は、飾られていた花飾りを選んで持ち帰っていました。
大文字が建てられていた辻の向かいに住む漆戸薫さん。
持ちかえった花飾りを早速玄関に飾ります。
花飾りは、漆戸常会35戸全てに配られるということです。 -
箕輪町沢で住宅一部焼く火事
19日午後0時半ごろ、箕輪町沢で住宅の一部を焼く火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと火事があったのは、箕輪町沢の大槻 あつ子さんの住宅です。
火は10分ほどで消し止められましたが、木造平屋建て住宅の脱衣場の壁や天井など一部を焼きました。
この火事によるけが人はいませんでした。
出火原因については伊那署で調べを進めています。 -
耐震診断や改修について学ぶ
住宅の耐震診断の必要性や耐震改修の方法について理解を深める、上伊那地域木造住宅耐震フォーラムが伊那市のいなっせで、13日、開かれました。
このフォーラムは、上伊那地方事務所が開いたもので、会場には、130人ほどが集まりした。
フォーラムでは、大学教授や建築士が話をした他、県の職員が耐震改修の補助制度などについて説明をしました。
このうち、信州大学工学部の五十田博教授は、今後想定される東海・東南海地震に対して備える住宅の耐震補強について話をしました。
五十田さんは「阪神淡路大震災では、およそ8割の人が建物の倒壊で亡くなっている。耐震化が十分でない建物は、地震で倒壊し、避難路を塞ぐケースもある。自分や家族の命を守り、地域の安全確保の為にも、耐震化を進める事は必要」と呼びかけていました。
フォーラムの後には、建築士による個別相談会が開かれ、24家族が家の耐震対策ついてアドバイスを受けていました。
上伊那地方事務所によりますと、上伊那地域で平成14年から10年間で、耐震診断を行った5090戸のうち、半数以上の2800戸あまりで、耐震化が不十分と判定されました。
しかし、耐震改修を行ったのは、そのうちの162戸にとどまっているという事です。 -
さつき亭 3つの星レストランに
伊那食品工業が経営するさつき亭が食育を発信する3つの星レストランに登録され、18日プレートが交付されました。
さつき亭が3年前から提供している伊那谷弁当が、県の定める野菜の量や塩分などの基準を上回り、上伊那では7店目、県内では61店目の3つの星レストランに登録されました。
伊那谷弁当は、2段の重箱になっていて、上伊那で育ったアルプスサーモンの刺身やフレークが乗った酢飯、かんてんぱぱ農園でとれた野菜の煮物やあえものなど10種類の地元野菜が豊富に使われています。
店長の横山さんは、「自分も野菜不足を感じている。若い人たちにも食べてもらいたい」と話しています。
長野県では、外食からも食育を発信しようと、健康・食文化・環境の3つに総合的に取り組んでいる飲食店を3つの星レストランとして平成22年度から登録しています。
さつき亭では、メニューでも登録されたことをアピールして伊那谷弁当をさらに広くアピールしていきたいとしています。 -
ネクスト+信州新世代のアーティスト展
県内の若手芸術家の作品が並ぶネクスト+(プラス)信州新世代のアーティスト展が19日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
会場には県内の若手芸術家8人の作品およそ300点が展示されています。
この展示会は、長野県が行う若手芸術家支援事業「ネクスト」の一環です。
ネクストでは学芸員の推薦により登録された芸術家を知ってもらおうと、県の文化施設などを発表の場として提供しています。
芸術家は現在100人ほどが登録されています。
今回の展示会はほかの企画とコラボレーションした作家を取り上げています。
この作品は、おととしから去年にかけて信濃毎日新聞で井上井月に関する挿絵を描いていた田嶋健さんの作品です。
田嶋さんは、栄村支援として、栄小学校の児童と一緒に作品を作るワークショップを行い、その中で10メートルの大蛇を作りました。
伊那市在住の陶芸家、伊藤真一さんは、軽井沢の旅館とコラボレーションして食器を制作しています。
皿や急須など、近作30点ほどが展示されています。
ネクスト+信州新世代のアーティスト展は2月3日まで伊那文化会館で開かれています。 -
上伊那教育会 研究発表会
上伊那教育会郷土研究部の研究発表会が19日伊那市のいなっせにある上伊那教育会館で開かれました。
発表会には50人ほどが参加しました。
19日は自然の部と人文の部で発表があり、自然の部では中央アルプスの植物や動物などについて研究結果が発表されました。
このうち辰野東小学校の大木島学さんは、去年の夏に行った中央アルプス高山帯での野鳥の調査について発表しました。
上伊那教育会の自然の部では、上伊那郡誌自然編の改訂に向け、調査研究を行っています。
自然編は発行が50年ほど前のため、現在の事例と異なるものもあり、新たに研究調査を行っていて、平成29年の刊行を目指します。
大木島さんは、「おととしの調査より多くの種類の鳥を観察することができたが、ライチョウの生活痕は発見できなかった。ライチョウが戻ってきてくれることを期待して調査を続けていきたい」と話していました。 -
模型作りから飯田線の魅力引き出す
2月8日から伊那市創造館で開かれる企画展「飯田線マニアックス」に向けて19日、150分の1の自分の家の模型づくりが行われました。
この日は5家族13人が参加して、自分の家の模型を作りました。
企画展は、飯田線の魅力を再発見してもらおうと、伊那市・電気と鉄道の100周年イベントの一環で開かれるものです。
150分の1サイズの線路と駅を設置し、その周りを家で埋めてもらおうと、今回模型作りが行われました。
参加者は、自分の家の設計図を基に作られたパネルを、パーツごとに切り離し、接着剤でつなぎ合わせていました。
少しでも長さが違うと組み立てられないため、親子で協力しながら模型を製作していました。
線路周辺を家で埋めるには100から200個の模型が必要だということで、創造館の捧剛太館長は、多くの人に参加してもらい、賑やかな市街地を再現したいと話しています。
伊那市創造館の企画展「飯田線マニアックス」は、来月8日から3月31日までの予定で、伊那北駅から伊那市駅までの模型や、電車のパーツなど飯田線にまつわる物が展示されます。
家の模型は自分で作って自由に設置することができるということです。 -
受験シーズン本番 センター試験始まる
大学入試センター試験が19日から全国一斉に始まりました。
南箕輪村の信州大学農学部では、受験生が担任から激励を受け試験会場へと向かっていました。
県内では13会場で試験が行われ、南信地域の受験生は信大農学部と駒ヶ根市の県看護大学で受験することになっています。
今年のセンター試験には、全国でおよそ57万人、県内では、昨年度とほぼ同じ1万500人ほどが志願しています。
会場の入口では、教師が生徒たちに「がんばれ」、「落ち着いて」などと声をかけていました。
また、受験生を応援する手作りの横断幕を持った、信大生たちの姿も見られました。
信大生は「応援を見て少しでも緊張をほぐすことができたらと思い実施した。自分を信じて頑張ってほしい」と話していました。
試験1日目は、地理歴史、公民、国語、外国語が行われ、あすは、理科、数学(1)、数学(2)の試験が行われることになっています。 -
高遠そば講座修了 自作のそば味わう
高遠そばのそば打ち講座が18日で修了し、受講者たちが自ら打ったそばを味わいました。
受講者たちは、地元産のそば粉で自分が打った打ちたて、茹でたての高遠そばを辛味大根と焼き味噌のつゆで味わいました。
伊那市高遠町公民館の高遠そばのそば打ち講座は、平成17年度から始まり、今回で8回目の人気講座です。
今回も高遠町地区を中心に20人ほどが去年12月からの5回の講座で学びました。
参加者は、初心者から旅館経営者まで様々で、そば打ち技術に磨きをかけようと継続して受講する人やそば店を出す人もいるということです。
こちらは、去年オープンした農家食堂こかげの藤沢さん。
そばが食べたいという要望が多く、そば打ちに挑戦です。
この日は、そば打ち4段の腕前の西春近に住む原れい子さんを特別講師に迎え、手ほどきを受けました。
そば打ちは、こね鉢3年、のし3月、きり3日と言われるほど水まわしやこねがポイントとされます。
受講者は、原さんに質問しながら技の習得に汗を流していました。
高遠町公民館は、来年度もこのそば打ち講座を計画しています。 -
春が近い神社で受験生が合格祈願
高校の入学試験を前に伊那市の春富中学校の3年生は18日、学校近くの春近神社を訪れ、受験の合格を祈願しました。
放課後、春富中学校3年生の希望者およそ140人が春近神社を訪れました。
春が近い神社と書く春近神社で縁起を担ごうと、春富中学校では去年から合格祈願に訪れています。
生徒達は本殿に入るとお払いを受け代表者が玉ぐしを奉納し全員で合格を祈りました。
花畑樹彦宮司は「地域に生まれたみなさんが、それぞれの道に進み活躍すること、合格の便りが届くことを祈ります」と話していました。
祈願祭を企画しているのは、地元有志でつくる春近神社祭典委員会のメンバー10人です。
地元の受験生を、地域をあげて応援したいとの思いから始めました。
祭典委員長の原正博さんは、「全員の合格はもちろん、地域への愛着を深め郷土への誇りを持ってほしい」と話します。
県立高校の入試は、前期選抜が2月12日、後期選抜が3月12日に実施される予定です。 -
地区の伝統 引持の獅子舞
伊那市高遠町上山田引持に伝わる獅子舞が13日、引持生活改善センターであり、集まった地区住民に披露されました。
引持の獅子舞は朝まで飲み明かし地区の安泰を願う、
お日待ちの行事のなかで行われていたと伝えられています。
引持ではこの獅子舞を守り伝えようと、平成19年に保存会を結成しました。
それ以降毎年、地区住民に披露していてこの日はおよそ60人が集まりました。
舞では獅子が鈴と五平を持ち、家内安全や、無病息災を願いました。
また、獅子がひょっとこについたノミを食べるユニークな仕草もありました。
保存会では集落に伝わる伝統文化の継承に取り組んでいきたい。」と話していました。 -
上伊那書道協会新春役員書展
上伊那書道協会の新春役員書展が、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、役員27人の作品30点ほどが並んでいます。
漂泊の俳人井上井月の新年のうたを題材にした作品など、新春にふさわしい言葉を選んで書いたということです。
会場には、今年の干支「巳」にちなんだ合同作品も展示されています。
上伊那書道協会の池上信子会長は「書道の継承と発展のために力を注いでいきたい」と話していました。
上伊那書道協会新春役員書展は、20日日曜日まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
箕輪南小恒例の百人一首大会
箕輪南小恒例の百人一首大会が18日開かれ、熱戦が繰り広げられました。
箕輪南小の百人一首大会は、1対1で競い合う対戦方法です。
20枚の札を読み上げ、とった枚数の多いほうが勝ち進みます。
3年生以上は、学年の枠を超えての対戦です。
毎年この時期の恒例行事となっていて、中には休み時間に上級生と対戦して腕を磨いたという児童もいました。
勝ち進んでいる児童同士の対戦では、上の句が読まれただけで素早く札をとっていました。
箕輪南小では「正月の伝統的な遊びを楽しむと同時に、古典にふれ集中して聞く力を養ってほしい」と話していました。 -
旧井澤家住宅で新春書画展
伊那市西町の旧井澤家住宅で、骨董品や地元芸術家の作品などが並ぶ新春書画展が開かれています。
展示は、伊那部宿を考える会が毎年開いているもので、掛け軸や額装など、およそ200点が並んでいます。
例年、干支に関する物を展示していましたが、今年の干支「蛇」に関する作品が少なく、会員がそれぞれの家から「新春らしい骨董品」を持ち寄りました。
会長の森功さんは、集めている全国各地の絵馬を展示しました。
太宰府天満宮や八坂神社など東北から九州までの55枚が並んでいます。
また、地元芸術家にも協力を呼びかけ、漫画家の橋爪まんぷさんや、陶芸家の伊藤真一さんの作品も展示されています。
森会長は「新春にふさわしい作品が並んでいる。多くの人に見に来てもらいたい」と話していました。
新春書画展は27日まで、旧井澤家住宅で開かれています。 -
伊那西小学校でスケート教室
伊那市の伊那西小学校のスケート教室が、17日に開かれました。
朝8時半、学校近くの伊那西スケート場に全校児童が集まりました。子供たちは、雪の降る中、元気にリンクを滑っていまいした。 -
箕輪町の小林紀玄さん、伊那市の堀内四郎さんに交通栄誉章
長年にわたり交通安全活動に尽力したとして、箕輪町の小林紀玄さんと伊那市の堀内四郎さんに交通栄誉章が贈られました。
17日、小林さんと妻の昭子さん、堀内さんと妻の和子さんが伊那警察署を訪れ、田中泰史署長に受章を報告しました。
緑十字金章を受章した小林さんは、現在83歳。昭和48年に箕輪町交通安全協会理事、56年に会長に就任しました。61年には箕輪北小学校を「交通安全子供自転車大会」全国優勝に導いたほか、町内5つの小学校で「交通少年団」を結成しました。
長年、会社経営もしている小林さんは、受章を励みに企業の交通安全も進めたいと話します。
緑十字銀章を受章した堀内四郎さんは、現在78歳です。昭和60年に伊那市安協下新田区会長、平成22年に伊那安協会長に就任。
信州伊那スマートドライバーの発足、伊那交通安全緑十字会の市町村組織設立による高齢者の事故防止などを進めてきました。
小林さんが受章した緑十字金章・交通安全功労者は県内で2人、堀内さんが受章した緑十字銀章・交通安全功労者は県内で6人が受章しています。 -
箕輪西小学校 間伐材で鳥の巣箱づくり
箕輪町の箕輪西小学校の児童は、17日、上伊那で出た間伐材を使って鳥の巣箱を作りました。
材料は、上伊那で間伐した、樹齢50年以上のアカマツです。
箕輪西小の4年生は、森に親しみ環境への理解を深めるみどりの少年団の活動をしていて、この日もその一環です。
これまで植樹や間伐など山の手入れを行っていて、巣箱作りは、切り出した木材がどのように使われるのか理解してもらおうと初めて行われました。
子供たちは、活動をサポートしている地元の山林所有者や森林組合などのメンバーから作り方を教わりながら、丁寧に釘を打っていました。
巣箱は、スズメやシジュウカラ、セキレイなどが入ることができる直径3センチの穴が開いています。
この日作った巣箱は、春先に学校周辺の山林などに全員で設置するということです。 -
若手農業者が意見を交わす
上伊那の若手農業者が集い、事例発表や意見交換等を行う2013アグリフォーラム イン上伊那が、16日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
この日は、農業者や上伊那農業高校の生徒など、60人ほどが参加しました。
フォーラムは「考えよう これからの農村を」をテーマに、農業経営のヒントや新たな活動のきっかけを作ってもらおうと行われました。
フォーラムでは、花卉農家やいちご農家などが、それぞれの作物について上伊那地域の現状や課題、新たな生産方法の研究について発表しました。
このうち、2年前に東京から箕輪町に移住し、リンゴやブドウの生産をしている高田知行さんは、「箕輪に来て、野菜嫌いだった、娘達が、野菜を食べるようになった」と話し、
「都会の人たちは本当に美味しいものを知らない。消費者から生産者になり、住んでいた東京に、ここでとれる本物の美味しさを届けたい」と語っていました。
実行委員会では、フォーラムを通して、農業の価値や魅力を発信し、地域とのつながりを作っていきたいとしています。 -
リニア駅設置受け広域道路網計画策定へ
リニア中央新幹線の中間駅が、飯田市座光寺周辺に設置されることを受けて、長野県は、新たに上伊那、飯伊地域の広域的な道路ネットワーク計画を策定します。
17日は、計画を検討する南信地域広域道路ネットワーク計画検討委員会の初会合が飯田市で開かれ、上伊那と飯伊の経済団体や、運輸関係者など委員20人ほどが参加しました。
県は、広域的な交通ネットワーク整備を計画的に進めるため、平成5年に県全域の道路網マスタープランを策定しています。
そのうち上伊那・飯伊地域の道路網計画について、リニア中央新幹線の中間駅の場所が決定した事を受けて、新たに策定しようというものです。
17日は、南信の道路網の現状や課題、今後のスケジュールが示されたほか、関係する市町村に聞き取り調査を行うとともに、住民アンケートを行う考えが示されました。
委員からは、「観光客など外部の声を聞いて欲しい」「非常時にはどのネットワークが活用できるかといった観点が必要」といった意見が出されていました。
長野県は、3月下旬頃までに市町村ヒアリング、住民アンケートをまとめ、次回の 検討の参考にする予定です。
また地域の実情を踏まえた道路網計画を策定するため、上伊那・飯伊それぞれでのワークショップも予定しています。
この南信地域広域道路ネットワーク計画は、8月まで委員会で計画案の検討が行われ、結果を受けて県が策定することになっています。 -
【カメラリポート】病に負けない 初午づくり
伊那市東春近の工芸作家田中豊文さんは、病気で、今年のお正月の縁起物を作ることができませんでしたが、現在、2月9日の初午に向け、ワラ馬づくりに、取り組んでいます。
田中さんの作業小屋には、こんな張り紙が・・・。『負けないぞ!!透析してもこのパワー』
田中さんはこう話します。「透析してたって、透析ぐらいに負けちゃならんと。皆さんにね、あの人は透析しててもあの元気だって言われたいという気持ちを持ってるの。いつも」 -
手紙で親孝行 416通を審査
伊那市長谷地区に江戸時代から伝わる孝行猿の民話にちなんで募集した親に対する感謝や思い出を綴った手紙の審査会が18日に市役所で開かれました。
結果は、23日の定例記者会見で発表されます。
松田泰俊教育委員長が審査委員長をつとめ、教育関係者やふるさと大使6人が1次審査を通過した作品を審査しました。
親孝行の賛歌と題し、2012年8月から10月3か月間募集し、一般の部に79通、小中学生の部に337通のあわせて416通が寄せられました。
この日の審査で、一般の部18点、小中学生の部15点の入選作品が決まりました。
結果は、来週23日の定例記者会見で発表されます。
実行委員長の久保村清一教育長は、「親孝行の気持ちを手紙に託し、孝行猿の里長谷から発信することは意義深い」と話しています。
この事業は、旧長谷村で平成11年から5年間行われていたものをリニューアルし、伊那市が今年度から再スタートしました。 -
若者参加の街づくり 意見交わす
若者参加の街づくりについて考えるイベントが10日、伊那市の伊那図書館で開かれました。
イベントには、大学生や飲食店経営者、市の職員など17人が参加しました。
これからの地域活動の可能性について意見を交わそうと伊那図書館などが企画したものです。
イベントには、平賀研也館長と交流があり静岡県で地域づくりアドバイザーを務めている飯倉清太さんが参加し自身の体験を話しました。
飯倉さんは、20代で企業したジェラート店の経営について「しいたけ味のアイスを売り出したところ、1番売りたかったわさび味が売れるようになった。うれないものがあるから売れるものがある。主役、脇役、悪役を考えると経営はおもしろい」と話しました。
他に、「郷土愛を持った子どもを育てるには」という問いに対し飯倉さんは「ゴミ拾いや土いじりなど地べたに近いところで活動するよう心がけている」と話しました。 -
全県にインフルエンザ注意報
長野県は16日、インフルエンザの感染者が増え、今後拡大が懸念されることから、この冬はじめてのインフルエンザ注意報を発令しました。
県の発表によりますと今月7日から13日の患者数が1医療機関あたり13.67人となり基準となる10人を超えたことからインフルエンザ注意報を発令しました。
なお伊那保健所管内では12.38となっています。
インフルエンザ注意報発令は去年より1週早く、新型インフルエンザの発生時を除く過去5シーズンで最も早い注意報の発令になります。
県では手洗い、うがいをこまめにおこない、人ごみを避けマスクを着用するなど注意を呼びかけています。 -
西駒山荘 基本設計示す
伊那市は、16日、6月から10月にかけ建替えを計画している、西駒山荘の基本設計の内容を明らかにしました。
中央アルプスの西駒山荘の改築の基本設計については、信州大学が一度行いましたが、白紙に戻し、地元住民や山岳関係者でつくる検討員会を去年の11月に設置し、見直しを行ってきました。
市は検討委員会で了承を得た、基本設計を16日、市役所で開かれた、伊那市議会経済建設委員会協議会の中で示しました。
市の説明によりますと、石室部分は保存を行い、増築部分のみ改築を行う計画です。
今回、改築する部分の延床面積は109平方メートルで、1階には食堂や厨房の他、女性登山者の要望を受け、これまで屋外にあったトイレを屋内に設置する事にしています。
2階の客室は中央に通路を作り、グループ毎分かれて宿泊できるよう、3つの部屋に仕切られています。
宿泊人数は、通常時は18人で、1階の食堂などを利用すると、最大40人が利用できるという事です。
市では、今年度中に実施設計を行い、6月から工事を始める計画です。