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土砂災害危険箇所パトロール
大雨などによる土砂災害を未然に防ごうと、伊那建設事務所などは22日、災害の危険が予想される箇所をパトロールしました。
この日は、伊那建設事務所や上伊那の各市町村職員、地元住民などが、土砂災害が発生する恐れのある個所を点検しました。
雨の多い6月は、土砂災害防止月間となっていて、毎年この時期にパトロールが行われています。
今回は、上伊那の29か所をまわり、このうち南箕輪村では、田畑の住宅裏にある急傾斜地を点検しました。
職員らは、斜面の亀裂や落石はないか、崩れた場合に住宅は安全か、などを確認していました。
伊那建設事務所などでは、「危険箇所の近くに住む人は、普段から崖などの様子をよく観察してもらい、大雨の時など変化に敏感に気付いてもらいたい」と話していました。 -
絵手紙教室「たんぽぽ」の作品展
伊那市の絵手紙教室「たんぽぽ」の作品展が伊那市高遠町荊口の弘妙寺で開かれています。
たんぽぽは、上伊那を中心とした19人が月1回いなっせに集まって教室を開いています。
年に3回程度展示会を開いていますが、今回は落ち着いた雰囲気の中で作品を楽しんでもらおうと、会員の一人が檀家である事が縁で、初めて弘妙寺で開きました。
会のメンバーは「墨や絵の具のにじみ具合、絵に添えられたメッセージなど工夫している点を楽しんで見てもらいたい」と話していました。
この作品展は伊那市高遠町荊口の弘妙寺で7月1日まで開かれています。 -
新ごみ中間処理施設の規模などを施設整備検討専門委員会で検討へ
上伊那広域連合廃棄物政策審議会が22日、伊那市のいなっせで開かれ、新しいゴミ中間処理施設の規模などについて、近く設置される施設整備検討専門委員会で検討していくことなどが承認されました。
22日は、伊那市のいなっせで審議会が開かれ、委員24人が出席しました。
審議会では新ごみ中間処理施設の規模の算定については、新しく設置される「施設整備検討専門委員会」で検討していくことが承認されました。
専門委員会では処理方式のしぼりこみなども行い、「施設整備基本計画」としてまとめます。
また22日は、医療系廃棄物について新ごみ中間処理施設の処理対象物としないこと、また公共下水道汚泥については、対象物として残しますが、施設規模の算定に下水道汚泥は入れないこと、他に東日本大震災の状況などから災害廃棄物を処理対象物に加えることなどが承認されました。 -
リニア「現JR飯田駅併設」の文字は盛り込まれず
21日、リニア建設促進長野県協議会が長野市で開かれました。
県の総意となる決議文に、「現JR飯田駅併設」の文字は盛り込まれず、県内中間駅の具体的な場所は示されませんでした。
長野市内のホテルで、リニア中央新幹線建設促進長野県協議会の総会が開かれました。
この協議会は、長野県や商工団体、そして県内各地のリニア期成同盟会などで組織されています。
21日は、南アルプスをトンネルによって貫くCルートでの建設が決まってから初めての開催です。
協議会は、1989年に諏訪・伊那谷回りのBルートを求める決議をしていますが、冒頭の挨拶で阿部知事は「国の整備計画でCルートが決定した。長野県としてはこれを尊重し新しい一歩を踏み出していきたい」と話しました。
総会の最後、5つの項目を「県の総意」として決議しました。
決議では、地域振興に役立つよう地域の意見を十分に受け止め対応すること。
アクセスの観点から、中央本線、飯田線の維持、利便性の向上などが盛り込まれています。
しかし、飯田下伊那地域が求める「現JR飯田駅への併設」は明記されず、リニア駅の具体的な場所は記されていません。
協議会後のインタビューで阿部知事は、「地域の総意としてまとめた」としています。
協議会は閉会後、直ちにJRに対し要請を行いました。
JR東海は、3キロ幅の概略ルートや、直径5キロの中間駅について、長野県内だけ発表を見送っています。 発表の時期について金子専務は、「遠くないうちに」とだけ話すに留まりました。
JRはこれまで、県の要望を受け、諏訪、木曽、飯田下伊那の3地域の期成同盟会を訪ね、地元の要望を聞いています。
24日には、上伊那で面談を予定しており、その後、概略ルートを発表するものと思われます。 -
節電に対応ピークカットチャレンジ
浜岡原子力発電所の全面停止による、電力不足に対応しようと22日、伊那合同庁舎などで
ピークカットチャレンジが行われました。
これは、節電により、どこまで電力不足に対応できるかを調査するため県や、企業などが行ったものです。
このうち伊那合同庁舎では、午後1時から3時までの電力需要がピークとなる時間に職員が明かりを消したなかで仕事をしていました。
庁舎内ではほかに、エレベーター1基を停止したり、廊下の照明を一部消すなどして、電力削減に取り組んでいました。
ピークカットチャレンジでは電力を10%削減することを目標にしていて、県では今回の調査をもとに、具体的な取り組みと効果を把握したいとしています。 -
間伐材を使ったログハウスで被災者支援
東日本大震災や、長野県北部地震の被災者支援として、間伐材を使ったログハウスの普及を図る取り組みが伊那市新山で行われています。
伊那市新山で里山整備の活動を行っているNPO法人トンボ山理事長の小池泰彦さんです。
里山整備として木の伐採などを行っている小池さんは、自分たちの活動を通して、被災地支援ができないか、考えました。 -
南アルプス ジオパーク ポスター完成
伊那市は中央構造線をみることができる南アルプスジオパークをPRしようと、ポスターを作製しました。
ポスターは、南アルプスの全景をメインに、エリア内で取り組んでいるツアーや見所を取り上げています。
B1カラーで、500部作成しました。
ポスターは、南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会の構成市町村である、伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村のほか、関東中京方面の観光PRスペースに設置するということです。
また、新たに、南アルプスジオパークのガイドを養成します。
ジオパーク事業推進の中心的な活動となるツアーのガイドを養成しようというもので、8月から講座を開講する予定です。
講座では、地質や地形、化石などについて、9月下旬まで6回にわたり学びます。
講座を修了した人は、ジオツアーの案内人として、ジオパークの普及・推進活動に参加することになります。
白鳥孝伊那市長は、「ジオパークを観光資源として、全国でも活発な動きがある。南アルプスのジオパークを観光・教育に活かしていきたい」と話しています。 -
伊那市上下水道料金センター設置
伊那市は、上下水道事業の窓口業務民間委託に向け、市役所1階に、「伊那市上下水道料金センター(仮称)」を開設します。
伊那市では、経費節減や、サービス向上を目的に10月から、上下水道料金計算や、収納などの窓口業務を、民間委託します。
窓口業務の事務所となるセンターは、市役所1階の市民交流スペースの一部を改修し設置されます。
民間委託により、窓口の開設時間は、午後6時半までと、今より1時間15分延長され、平日に加え、土曜日も開設されます。
他に、収納率の目標値を設定し、達成できない場合は、市は業者から違約金を徴収する事にして、サービスや収納率の向上に期待しています。
民間委託により、伊那市では、年間およそ700万円のコスト削減を試算しています。 -
祈祷札と棟札の解読作業
伊那市の旧井澤家住宅で平成16年に見つかった祈祷札と棟札の解読作業が21日行われました。
札は200数十年前の物だということで、これだけ多くの札が残っているのは珍しいという事です。
祈祷札と棟札は、平成16年に行われた旧井澤家住宅の解体、復元工事の際に2階の屋根裏から見つかりました。
つかったのは、お祝い事や厄除けなどを願う祈祷札67枚と建物を建てた時の記録を記す棟札3枚の、合わせて70枚で、一番古いものは元文3年1737年のものがあります。
れまで、展示する機会がなかったため9月に開かれる所蔵品の解読作業が行われました。
21日は、伊那部宿を考える会顧問で伊那市文化財審議委員の久保村覚人さんの指導のもと、会のメンバーらが札に書かれている字を解読していました。
見つかった札の中でも、享和3年1803年の祈祷札は当時の事が詳しくわかると、久保村さんは話します。
21日解読した札は、9月17日から旧井澤家住宅で行われる所蔵品展で一般公開されることになっています。 -
まつり衣装を一新
伊那まつりおどり振興会のインストラクターの衣装が一新され、20日伊那市役所でお披露目されました。
伊那節や勘太郎月夜唄などの踊りのインストラクターの着物は、4年ぶりに一新されました。
着物は、水色をメインにした涼しげなものとなっています。
また、ドラゴン踊りのインストラクターはこれまでお揃いのTシャツでしたが、40回目の伊那まつりに向け新たな衣装を作りました。
情熱の赤をメインにし、華やかに踊れるよう蝶をワンポイントに入れました。
20日は、一新した衣装を着て伊那まつりのオープニングパレードに向けて踊りの練習が行われました。
練習では、ダンシングオン・ザロードの曲に合わせて動作や位置などを確認しました。
7月からは市民を対象とした踊り講習会が始まります。 -
田畑半沢 幻想的にホタル舞う
南箕輪村のホタルの名所として知られる田畑半沢のホタル祭りがはじまり、たくさん人が訪れています。
ホタル祭りは、地元有志で集まる「田畑半沢を愛する会」が開いているもので、今年で18回目です。
会では、半沢川にホタルを呼び戻そうとエサとなるカワニナを育てたり環境整備を行っています。
会によると今年は例年以上にホタルが多く舞っているということです。
20日の夜は、多くの人達が足を止めホタルを見ていました。
田畑半沢のホタル祭りは今月26日まで開かれていて時間は、午後7時30分から午後9時30分までとなっています。
会では、「ホタルの光に癒されて欲しい」と話しています -
肥料2品目放射性物質検出されず
伊那中央行政組合は、伊那中央衛生センターで製造している肥料2品目について、放射性物質は検出されなかったと21日発表しました。
伊那中央衛生センターでは、「バチルエース」と「脱水汚泥いな」の2品目を製造しています。
利用者から「肥料として使用するのにあたり、放射性物質が含まれていないか心配」との声があり、千葉県の分析機関に測定を依頼していました。
測定したのは、今月8日に採取した肥料で昨日、放射性物質は、検出されなかったと報告がありました。
伊那中央衛生センターでは、検査結果を受け、利用者には今後も安心して使ってもらいたいと話しています。 -
第14回日本墨絵展
日本墨絵会の「第14回日本墨絵展」が21日から、伊那文化会館で開かれています。
会場には、会員や一般公募の作品110点が並んでいます。
作品展は、会員同士の交流や、会の普及拡大を目的に毎年開かれています。
日本墨絵会は、今年で創立64年目で、県内外に150人以上の会員がいます。
作品は今年描いた新作で、花や風景、人物など様々です。
作品のうち、伊那市長賞には箕輪町の赤羽玉珠さんの作品「白映」が選ばれました。
ある会員は「墨の色の濃さを使い分け、立体的に表現している点を見てもらいたい」と話していました。
「第14回日本墨絵展」は、26日日曜日まで、伊那文化会館で開かれていま -
伊那地区納税貯蓄組合の定期総会
伊那地区納税貯蓄組合の定期総会が21日、伊那市の羽広荘で開かれ、全国表彰を受賞した組合員3人に表彰状が手渡されました。
受賞したのは、伊那市の伊沢襄さん、長澤貴子さん、南箕輪村の原幸栄さんの3人です。
3人は、10年以上にわたり、租税教室などで小中学生の税に関する知識の向上に取り組んできたことなどが認められ、表彰されました。
総会ではこの他に、伊那地区で独自に行っている「小学生の税についての書道の募集」を県内各地区に広めていくことなど、今年度の事業計画を決めました。
坂井武司会長は「震災の復興のためには税の負担が増していくと思う。租税や貯蓄についての意識を広めていくことが我々の義務だと思う」と話していました。 -
ICT 3市町村に36災害のDVD寄贈
伊那ケーブルテレビジョン株式会社は、36災害について制作し放送した2時間番組のDVDを21日、放送エリア内の3市町村に寄贈しました。
このうち伊那市役所では、伊那ケーブルテレビの北原周次常務取締役らが、DVD30枚を久保村清一教育長に手渡しました。
番組「伊那谷を襲った36災縲・0年を越えて語り継ぐ縲怐vは、36災害から50年を迎えるにあたり、災害を後世に伝えようと今年1月に放送されました。
被害の大きかった伊那市長谷や、大鹿村など体験者の証言をまとめた他、長谷小学校の児童と一緒に災害について考えるという内容です。
久保村教育長は「今回の震災で学校の防災教育の大切さを実感した。貴重な資料として有効に使わせていただきます」と感謝しました。
北原常務は「地域に情報を発信することが、我々の役割だと思っている。災害について考えるきっかけになればうれしい」と話していました。
21日はこの他に、「戦争体験をきく」という番組の100人分をダイジェストにしたDVDも、合わせて寄贈しました。
36災と戦争のDVDは、箕輪町と南箕輪村にも寄贈されました。
この「伊那谷を襲った36災縲・0年を越えて語り継ぐ縲怐vは、今週土曜日までコミュニティチャンネルで放送しています。 -
はびろの里で音楽療法
伊那市西箕輪にある老人保健施設はびろの里で、通所リハビリの利用者を対象にした音楽療法が18日行われました。
体の機能回復などリハビリのため施設を利用しているお年寄り45人が歌を歌いました。
音楽療法は、歌や楽器など音楽を使って心と体のケアをするもので、音楽療法を学んだ職員が指導しました。
お年寄りは、水戸黄門の歌を童謡の曲に合わせて歌ったり、バイオリンとギターの伴奏に合わせて歌謡曲などを歌いました。
リズムに合わせて手拍子をしたり、大きな声で歌っていました。
はびろの里では、今後もリハビリの中に音楽療法を取り入れていきたいとしています。 -
芦沢区敬老会 長寿祝う
伊那市美篶芦沢区で19日、敬老会が開かれ、地域のお年寄りの長寿を祝いました。
敬老会には70歳以上の区民64人が出席しました。
芦沢区では、9月の敬老の日に開いていた敬老会を去年から6月に実施しています。
この日は、長寿を祝う手作りの花寿司などが並び、お年寄りが会食を楽しみました。
伊藤亮英君は「おじいさん、おばあさんと一緒にいると、とても楽しいです」、草野陽香さんは「これからもたくさん話をしたいです」と地元の小学生が作文を発表しました。
お年寄りに楽しんでもらおうと演芸も行われ、大正琴の演奏などが披露されました。 -
上新田公園をつくる会がアジサイ植樹
伊那市上新田の三峰川河川敷グラウンド周辺を整備している上新田公園をつくる会は19日、公園にアジサイの苗木を植樹しました。
上新田区の区民らおよそ80人が参加し、公園に120本のアジサイを植えました。
上新田公園をつくる会は、河川敷のグラウンドと旧マレットゴルフ場を、区民の憩いの場、子どもたちの遊び場にしようと去年から活動しています。
苗木は、中部電力伊那営業所から、アジサイ50本とヤマアジサイ50本が贈られました。
区内に店舗を構えるサンスイ生花店から寄せられたガクアジサイなど20本も植えました。
植えた苗木には参加者が記念の名札を付けていました。
上新田公園をつくる会の活動は、伊那市の地域づくり活動支援金事業に採択されていて、今後はグラウンド改修などを行うということです。 -
箕輪町消防団ポンプ操法、ラッパ吹奏大会
箕輪町消防団のポンプ操法、ラッパ吹奏大会が19日開かれ、各部門の優勝チームが決まりました。
大会には、町内6つの分団から252人が参加し、役場駐車場で日頃早朝から積んできた練習の成果を発揮していました。
自動車ポンプの部では、キビキビとした動作で、ホースを延長し、決められた的をめがけて放水していました。
結果は、5年ぶりに木下の第4分団が優勝しました。
小型ポンプの部は、松島の第3分団が4連覇を達成し、ラッパ吹奏の部では、下古田、上古田、冨田、中曽根の第2分団が優勝しました。
自動車ポンプ、小型ポンプの優勝チームは、7月3日に伊那市で開かれる上伊那大会に出場することになっています。
箕輪町消防団の小松孝寿団長は、「町消防団の代表として、上伊那大会では、ベストを尽くして欲しい」と話しています。 -
夏山シーズンへ西駒山荘荷揚げ
夏山シーズンを前に20日、中央アルプスにある伊那市営西駒山荘へヘリコプターでの荷揚げ作業が、行われました。
荷揚げしたのは、食糧や燃料用の灯油等です。
今年は、地上デジタル放送対応のテレビも積み込まれました。
作業は、天候の回復を待ち、予定より、およそ2時間遅れの、午前7時45分から始まりました。
ヘリコプターは、伊那市の鳩吹公園から、およそ2000キロの荷物を4往復して運びました。
西駒山荘は中央アルプスの標高2730メートルにあり、去年の宿泊客は562人でした。
今年は来月9日から10月10日までの3カ月間の営業を予定しています。
山荘の裏には、およそ1000株のコマクサが群生していて、7月中旬から8月中旬にかけ、見頃を迎えます。
宿泊料金は1泊2食付きで7500円、素泊まりで1泊5000円となっています。 -
消防体制を調査審議 伊那市消防委員会
伊那市内の消防署や消防団の組織体制などについて、調査審議する、伊那市消防委員会が20日、伊那市役所で開かれました。
伊那市消防委員会は、市長の諮問に応じて消防に関する調査審議を行います。
委員は、消防関係者や、各地区の代表など11人で組織され、この日は白鳥孝市長から、各委員に委嘱書が手渡されました。
白鳥市長は「東日本大震災で消防の重要性を再認識した。現在、市も防災計画を見直している最中。実践的なものに近づくよう、皆さんの支援をいただきたい」と挨拶しました。
また、委員長には、市議会議員の橋爪重利さんが選ばれました。
橋爪さんは「消防行政を充実させるよう、委員の皆さんの協力のもと、職務をまっとうしたい」と話していました。
委員の任期は平成25年3月までの2年間です。 -
高遠高校振興会 定期券購入費の上限10%を補助
高遠高校振興会理事会が20日、伊那市の高遠高校で開かれ、遠距離バス通学する生徒に対し、定期券購入費の上限10%を補助することなどが承認されました。
バス通学費の補助は、伊那市から年間140万円の補助を受け振興会が行うものです。
対象となるのは、JRバス関東の利用者のうち伊那市美篶の中県バス停より西側から乗車する生徒と、駒ヶ根から富県などを経由するこまくさ観光の通学バスを利用する生徒です。
補助は、定期券購入費の10%を上限としています。
高遠高校のバス通学者は、全校生徒307人のうち106人で、このうち補助の対象となるのは90人ということです。
補助対象者の1か月のバス通学費の総額はおよそ130万円で、振興会では夏休みと冬休みを除いた年間の補助額は、130万円を見込んでいます。
高遠高校振興会の白鳥孝会長は「これまでは通学の手段や費用などの問題から、通いたくても通えない生徒がいたと思う。地域の中核を担う学校として、発展していってほしい」と話しました。
通学費の補助は、今年度4月分の定期券購入分から受けることができます。
高遠高校では、保護者への説明を行っていく他、中学校での高校説明会などで補助について説明し、入学志願者増につなげていきたいとしています。 -
オペラ春香プレコンサート
来年6月に上演が予定されているオペラ「春香」の公演1年前イベント、プレコンサートが19日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
プレコンサートでは、来年6月に上演されるオペラ「春香」の一部が披露されました。
オペラ「春香」は、伊那市の名誉市民、故高木東六さんが、韓国南原市を舞台にした純愛物語を基に1947年に作曲しました。
64年ぶりの上演で、音楽愛好家のグループ「手づくりの音楽会」が準備を進めています。
プレコンサートでは、合唱団や舞踊団が作品の一部を本番さながらに演じました。
手づくりの演奏会、オペラ「春香」は来年6月3日、伊那市の伊那文化会館で上演を予定しています。 -
女性チームが初優勝
19日行なわれた南箕輪村消防団のポンプ操法大会で、村の消防団史上初めて、女性チームが優勝しました。
村内から9チームが出場した小型ポンプ操法の部で、塩ノ井の第一分団第2部Bチーム名「エリーとゆかいな仲間達」が、減点を最小限に抑え、女性チームとしては初めて1位になりました。
指揮者は、征矢仁美さん、1番員が征矢和代さん、2番員が加藤美沙さん、3番員は、有賀ひとみさんです。
決められた動作の不備の減点が全員合わせて4点の一桁台で、他の分団を大きく引き離しました。
減点の合計は、14点で、2位の南殿、第2分団第2部を1点差でおさえ、1位となりました。
女性団員によるポンプ操法大会優勝は、明治28年の発足以来初めてです。
「エリーとゆかいな仲間達」が大会に出場したのは、今回が3回目で、おととしが4位、去年は5位でした。
なお、5チームが出場した自動車ポンプの部は、田畑の第三分団第1部A、同じく5チームが出場したラッパの部は、沢尻・南原の第4分団が優勝しました。
それぞれの優勝チームが出場する上伊那大会は、7月3日に伊那市の富士塚運動公園で開かれます。 -
サマープレミアム商品券 即日完売
1万円で1万1千円分の買い物ができる「サマープレミアム商品券」が19日箕輪町商工会館で発売され、午前中で完売しました。
午前9時の販売開始を前に、50人が早朝から並びました。
商品券は、1,000円券が11枚つづりとなっいて、一般商店・大型店共通券が7枚、一般商店限定が4枚で、1人5セット5万円分まで購入できます。
1,100セット、1,100万円が販売され、町内100店舗で使うことができます。
「プレミアム商品券を増やしてほしい」との要望があり、町商工会では、夏と冬の年2回、販売することにしました。
19日は、多くの人が限度となる5セット5万円分を買い求めていて、午前9時の販売開始から1時間半後の午前10時半に完売となりました。 -
LPガス使い炊き出し訓練
伊那市の前原区は、災害時応援協定に基づいたLPガスによる炊き出し訓練を19日行いました。
前原区内にあるコインランドリーで使用しているLPガスを災害時に炊き出し用として使う訓練です。
コインランドリーを営業している株式会社川岸商会と前原区、伊那市は、昨年度災害時応援協定を締結しました。
この日の炊き出し訓練は、その協定に基づくもので、緊急用のLPガスの栓を開いて、トン汁や炊き出し用の米を煮ました。
訓練には、区民30人ほどが参加し、炊き出しの様子を見守っていました。
箕輪町でもコインランドリーを営業している川岸商会は、町とも応援協定を締結しています。
担当者によりますと、1日3回炊き出しを行なっても、1箇所で1か月以上持ちこたえることが出来るということです。
炊き上がった米は、おにぎりにして、とん汁と一緒に味わいました。
参加者たちは、「以外と美味しい」「炊き出し用の米は、常備したい」などと話しながら、おにぎりをほうばっていました。 -
ローズガーデンのバラ見頃
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンのバラが現在見頃を迎えています。
18日には、見頃を迎えたバラの中でローズガーデンウェディングが行われ、2人が愛を誓い合っていました。
園内には、およそ120種類、2,600株のバラが植えられていて、今年は例年より1週間ほど開花が遅れましたが、ここ数日で見頃を迎えました。
バラの見頃は来週末までで、種類によっては7月中旬まで楽しめるということです。 -
子育て講演会
保育園に通う前の子供をもつ母親を対象にした「子育て講演会」が15日、南箕輪村民センターで開かれました。
講演会には、50人が参加し、県看護大学の北山秋雄教授から、「自分らしい子育て」について話をききました。
この講演会は、子供に対するほめ方、叱り方を理解し自信を持って子育てをしてもらおうと、南箕輪村子育て教育支援相談室が開いたものです。
北山教授は話し方の例をあげ、「傘を持っていかなければダメ」と言うと子供はダメという言葉に反応し自分が否定された気持ちになるので「傘を持って行ってちょうだいね」など、肯定的な表現を心がけるようアドバイスしていました。
相談室では、今後、9月から6回、小人数のグループで受講する「のびのび子育て講座」を予定していて、より具体的な子育ての相談やアドバイスを行うという事です。 -
信大農学部生に健康づくり啓発
信州大学農学部の学生に健康づくりについて関心を高めてもらおうと、伊那保健福祉事務所が16日、出前講座を開きました。
出前講座は、学生の健康意識の向上のために大学が申し込み、毎年行われています。
今年は、福島第一原子力発電所の事故を受け、放射線情報コーナーが設けられ、長野市で測定された放射線量などの情報が提供されました。
伊那保健福祉事務所の診療放射線技師は、現段階では安心であることを説明していました。
学生たちは、内臓脂肪や基礎代謝量などを調べたり、アルコールパッチテストを受け、伊那保健福祉事務所の職員から説明を受けていました。 -
磐城流つまみ絵展 21日まで
折った布を貼り合わせて作る「つまみ絵」の作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、上伊那のつまみ絵愛好家で作る朱千恵会のメンバーの作品およそ140点が並んでいます。
つまみ絵は、染色した絹の布をピンセットで折って貼り合わせるもので、細かい作品では、千枚以上の布を使うということです。
作品づくりは、長い時で3か月近くかかるということで、今回朱千恵会が作品展を開くのは4年ぶりになります。
講師の伊井島美千恵さんは「同じ花でも作る人の感性によってまったく違うものができる。ぜひ会場に足を運んで違いを確かめてほしい」と話していました。
朱千恵会のつまみ絵展は、21日火曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。