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駒ケ根市赤穂公民館で「癒しのオカリナ講座」開講
駒ケ根市の赤穂公民館(清水寿一館長)で19日、「癒しのオカリナ講座」が開講した。オカリナに関心を持つ受講者ら14人が集まり、早速オカリナの音色を楽しんだ=写真。
オカリナ講座は本年度の新規講座。「オカリナの仲間づくりをしてみたい」などといった市民からの要望を受けて、今回実現したもので、受講者を募ったところ、定員以上の申し込みがあった。
講師には「カワイ音楽教室」の講師を務める小口佳枝子さんを迎え、オカリナの基本的を学習。音の出し方を一通り学んだ後、簡単な曲を一緒に演奏し、その音を確かめていた=写真。
受講者の一人、竹村ひとみさん(40)=飯島町=は「前からオカリナに興味があり、やってみたいと思っていた。実際に今日吹いてみたが、素敵な音。練習して、保育園の子どもたちに素敵な音楽を聞かせてあげるのが夢です」と話していた。
講座は3月まで全11回開講する。 -
駒ケ根高原温泉開発第14回定時株主総会
駒ケ根市、宮田村の旅館など13施設に温泉を供給する駒ケ根高原温泉開発(社長・杉本幸治駒ケ根市長)の第14回定時株主総会が19日、駒ケ根市役所であった。昨年10月1日から本年3月31日までの半期決算では、経常利益48万7千円余、純利益27万9千円余となり3期連続で黒字となった。
今期決算は各施設における入湯税の支援額を明確にするため、入湯税を補助する行政と決算期を合わせ、半期決算となった。昨年7月から4号井の配湯開始となったことを受け、各施設への配湯量は全体で約50パーセント増加しているが、13期の時に使用料を2割減額してあるため、現状では目に見えて大きな収益の変化にはつながっていないものの、その影響は徐々に現れてきているという。
過去に温泉を掘削する時に借り入れた費用などの負債総額は約4億2300万円。数十年周期で返済していく計画で、返済金を差し引いても、現在各施設に黒字が生じる状況が出てきているという。
杉本社長は「経営状況も好転に向かっており、入湯税を全額補てんしなくても、健全運営ができるようになってきている。今後も、安定した湯量を保持に努めていきたい」と語った。
また、不在となっていた取締役には清水亀千代駒ケ根副市長を、監査役には矢田典和宮田村副村長を選出。清水氏は取締役会で代表取締役専務に選出された。 -
駒ケ根市のごまプロジェクトが本格始動
駒ケ根市営農センターが転作田対策の一環として取り組む「ごまプロジェクト」が本格始動することを受け、駒ケ根市ごま研究会(伊藤孝男会長、会員23人)は19日、今年ゴマ栽培に取り組む農家を対象としたは種講習会を駒ケ根市東伊那のほ場で開いた。米価の下落が続く中、同市では新たな転作作物としてごま栽培を普及させようとしており、地元企業との契約栽培で進めるため、販路も確保されている。転作奨励金などの対象にもなっており、販路の少ない麦や大豆などよりはメリットが大きい。本年度は約1・5ヘクタールの作付けを予定しており、1トンの収穫を目指す。
◇ ◇
同プロジェクトは市内にあるゴマの加工販売会社「豊年屋」からの打診を受け、昨年度から試験的に取り組んできた。こうした経過を経て、今年は栽培規模を拡大。ごまを振興作物に位置付け、本格的に栽培普及を積極的に進めていく。
講習会では、種まきの方法や注意点などを伊藤会長や上伊那農業改良普及センターの職員らが指導。ごま栽培は機械化されていない分、手間がかかるという課題もあるが、今後、水に溶けるテープの中へ等間隔に種を埋め込んだ「シーダーテープ」などの試験栽培を行う中で、省力化を模索していく。
今年初めて同プロジェクトに参加する大沼与志雄さん(69)=東伊那=は「転作田でごまを作っている所を見てきた。作るのは大変そうだが、今年作ってみて様子を見たい」と話していた。
また、伊藤会長(64)=東伊那=は「そこそこの収益はあるが、手間がかかるのが今後の課題」と話していた。 -
伊南交通安全協会駒ケ根市会中沢支部が昨年開通した中沢バイパス沿いに道路標識を設置
伊南交通安全協会駒ケ根市会中沢支部(宮脇金朗支部長)はこのほど、昨年末に開通した駒ケ根市中沢の「中沢大通り」(駒ケ根市中沢の主要地方道駒ケ根長谷線中沢地域バイパス)沿線に、安全運転を呼びかける道路標識を設置した=写真。
中沢バイパスの開通に伴ない、竜東地区と赤穂地区の時間的距離は縮小し、多くの住民がこの道路を活用するようになっている。
その一方、道路の交通量は増加。交通事故の懸念も出てきたため、今回中沢支部として、バイパス沿いに道路標識を設置することにした。
標識の大きさは縦1メートル、横2メートル。標語は支部のメンバーで考えた。表と裏で別々の標語が掲載されており、中沢小学校から赤穂地区へ向かう時に見える側の面には、今年6月から車内全席でシートベルトの着用が義務化されることを受け「身を守るシートベルトは全席で」と記した。
宮脇支部長(57)=中曽倉=は「中沢地区はこれまで、重大事故の発生がなかった。これからもそれを継続していきたい」と話していた。 -
四季彩館「ヤマサン」がリニューアルオープン
駒ケ根市上穂北町の四季彩館「ヤマサン(宮脇三広社長)」が16日、リニューアルオープンした。18日までオープン記念セールを行っている。
開店から12年が経過し、よりグレードアップし、新しい時代にあった商品構成と、それに伴う陳列、より明るく、楽しく見られるように、内装を一新し、ライトを増設した。
メガネ売り場を広げ、時計は世界の一流品を、ジュエリーは5大宝石を中心に、各種貴石のリング、ペンダント、作家物などを並べた。
ちなみにオープン記念セールでは、メガネセット1万500円、最新高性能レンズオール30%ОFF、ロレックス、オメガ、コンコードなど一流ブランドの時計がオープン特別価格で提供されている。
このほか、各種パール、サンゴ、念珠などをスペシャル価格で販売している。
詳細はヤマサン(TEL81・1234)
オープンセールでにぎわうヤマサン##(写真) -
南割公園にあるトンボの池で、ハッチョウトンボの羽化は始まる
駒ケ根市の昆虫に指定されている世界最小クラスのトンボ「ハッチョウトンボ」(体調約1・5縲・センチ)の羽化が、同市南割公園内にある「トンボの池」で始まった。
同池でハッチョウトンボが確認されたのは10年ほど前。その後、市民らでつくる「ハッチョウトンボを育む会」(小川周次会長)が保護活動を展開し、池に住む生物たちを守り続けている。
今年の羽化は昨年より1週間ほど早め。現場に置かれた観察ノートには、育む会のメンバーが12日に羽化を確認したことが記されており「これから多くハッチョウトンボの姿が見られると思うと楽しみですね」と、コメントが添えられていた。
夏にはハッチョウトンボのほか、多くの生物たちが訪れる人たちの目を楽しませる。
育む会主催の観察会は7月20、21日に開催する予定。 -
駒ケ根市体育協会評議員会、前会長などを表彰
本年度の駒ケ根市体育協会評議員会が15日夜、駅前ビル「アルパ」であった。前市長・中原正純氏が退任と同時に同会の会長を退任したため、1月から現在まで会長不在となっていたが、新会長にこれまで副会長を務めてきた北村四郎氏を選任。また、20年間会長を務めた中原氏に感謝状を授与し、競技団体理事を長年務めた小出啓策氏を表彰した。
本年度同協会は、各種スポーツ大会の開催、全国大会などの出場選手に向けた激励会開催などのほか、各種スポーツ教室を開催し、予算の有効活用に努めていく。また、これまで加盟しているが、具体的な活動がなかったサッカー、スケート、ラグビーの3団体の退会を承認した。
表彰式で感謝状を受け取った前会長の中原氏は「時代が大きく変わる中、スポーツは心の豊かさを育むことにも繋がる取り組みだと考えている。自主的、主体的な運営のもと、駒ケ根市体協がますます発展することを願っている」と語った。 -
花ろまん38桜草
「井筒」「青葉の笛」「衣通姫」「光源氏」「石橋」なんと雅な、ゆかしき名を持つ、桜草たち。能や謡、中国の古事から名付けられた、その由来に思いを馳せながら花を鑑賞する豊かなひととき。江戸時代に武士階級に愛され、園芸化され、幾多の戦災を乗り越え、300年の栽培の歴史を持つ花。野生の桜草の自生地が環境の変化などで、次々と姿を消す中で、園芸品種は多くの愛好家により、盛んに新しい花が誕生している。花色は紅、白、桃、紫、淡紫、トキ色、絞りと多彩。咲き方も平咲き、浅抱え咲き、梅咲き、盃咲き、狂い抱え咲き、星抱え咲き、つかみ咲き、玉咲きといろいろ。さくらそう会の認定品種だけでも約300種類ある。今回は駒ケ根市立博物館ロビーで先ごろ開かれた南信さくらそう展を取材。上伊那の愛好家が育てた180種類、200鉢の中から特徴的な花を紹介する。合わせて、小林省吾会長から、育て方、魅力などをお聞きした。参考図書・鳥居恒夫著、さくらそう会写真「色分け花図鑑、桜草」(大口国江)
◇桜草の歴史
桜草は江戸・享保のころ(1716年縲・5年)、野生の桜草の中から、白花や絞りなど珍しい花が珍重された。やがて、種を蒔いて、実生の株から、より美しいもの、変わったものを選抜し、新品種が作出されるようになった。文化元年(1804年)には愛好家組織ができ、完成度の高い品種が生れるようになった。今回の展示にも最古の南京小桜をはじめ、岩戸神楽、錦鶏鳥など多くの江戸時代に作出された銘花が並んだ。
1952年、さくらそう会が発足、会員への苗の配布により、桜草は全国の愛好家に広まった。南信さくらそう会は15年前、信濃さくらそう会から、伊南さくらそう会として独立、5年前、飯田市と伊那市の仲間が加わり、南信さくらそう会に改名し、花の開花に合わせ、飯島町や駒ケ根市などを会場に展示会を開いている。
◇南信さくら草会会長
小林章吾さん(80)
「洋花のような華やかさはないが、桜色の花の色、花容の面白さ、いくら見ていてもあきない、奥の深い花」
と魅力を。
桜草は耐寒性はあるが、乾燥に弱い。植付けは11-2月。用土は排水がよく、保水力のある土。小林さんは田の土と腐葉土、山砂を等量に、赤玉土を小量混ぜる。植付け後は乾燥防止のため、むしろをかぶせる。3月発芽、毎日水やりを続けると、4月中旬に花芽分化、桜の花が咲くころ、可れんな花を咲かせる。
花の盛りは3日と短く、鑑賞した後は、来年良い花を咲かせるために、花後の手入れも手が抜けない。花がら摘み、土入れ、お礼肥、地上部が枯れても、毎日水やりが必要。
「さくらそう会では苗は売買しないが、最低でも20縲・0鉢を栽培できる意欲のある会員を募集している。会員になると、仲間から無償で苗が提供される。愛好者を増やし、品種を保存していきたい」と、会員を募集している。(TEL86・2821) -
6月に任地に立つ協力隊訓練生3人が北割保育園の園児と交流
駒ケ根市にある国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所での訓練を経て、この6月にそれぞれの任地へ旅立つ協力隊訓練生3人が15日、北割保育園(小林美里園長)を訪れ、園児らと交流した=写真。
地元の保育園や小中学生との交流は訓練生の生涯活動の一環として毎年実施しているもの。今回北割保育園には、村落開発普及員としてベナンへ赴く黒河内郁江さん(23)=飯田市=、小学校教諭としてバヌアツに赴く桐井崇匡さん(26)=北海道=、野菜栽培指導のため、ニカラグアへ派遣される野沢ゆうさん(27)=東京都=が訪れた。
3人は最初、園児らに囲まれて少し戸惑った様子もあったが「お姉さん見て」などといった園児らの声に笑顔を見せ、園児らの遊びの輪に加わって交流を楽しんでいた=写真。
黒河内さんは「子どもたちはみんな元気。ベナンにも子どもたちがたくさんいると思うが、子どもの様子は世界共通だと思うので、こうした経験が役に立つと思います」と話していた。 -
昭和伊南総合病院の医師確保対策として設置した医師対策調整官のもとにこれまでに23件の情報寄せられる
整形外科、産婦人科などの医師不足が深刻な昭和伊南総合病院の医師確保に向け、駒ケ根市は4月から、課長級の市職員を「医師対策調整官」として同病院に派遣しているが、これまでに、医師に関する情報23件が住民などから寄せられていることが分かった。医師が来てくれるかどうかという点については各情報に差があるものの、有力情報も含まれており、脈がある医師のもとへは紹介者とともに病院の事務長や調整官が実際に出向き、交渉を進めている。
寄せられた情報は、県外で勤務している医師が中心。中には、地元に帰ってこようと考えている医師もいるため、会うことが可能な医師のもとへは職員が出向いて直接面会し、同病院に来てくれるように依頼している。
取材に対し、昭和伊南総合病院の渋谷勝清事務長は「話し合いの中で、枠を広げながら相談している段階。脈のありそうな人もいる」としている。 -
駒ケ根市人権教育推進協議会開催
駒ケ根市人権教育推進協議会委員会(委員長・杉本幸治市長)がこのほど、市役所であった。小中学校や公民館などの関係委員が集まり、本年度事業計画を承認した=写真。
本年度同委員会では、現在問題となっているインターネットや携帯電話を通じた子どものいじめについて学び、その対策方法を考える講演会を5月29日に伊那地域人権啓発活動ネットワーク協議会との共催で開催するほか、研修会などの開催を通して、人権教育の推進を図っていく。
中原稲雄教育長は「長野県の人権教育は、同和教育が母体となって推進されてきた経過があるが、今は差別などといった問題に留まらず、それぞれが協調してやっていくことが大切な時代となっている。子どもの虐待、いじめなどといった問題もあり、デジタルな人間関係の中で本当の関係が築きにくい時代。みなさま方のご支援をいただきながら、人権教育を身のあるものにしていきたい」と語った。
インターネットや携帯電話を通じた子どものいじめについて学び、その対策方法を考える講演会は今月29日、駒ケ根総合文化センター小ホールである。
当日は群馬大学特認教授でNPO法人「青少年メディア研究協会」の下田博次理事長が、「『ネットイジメ』から見える子どもの携帯電話利用問題」をテーマに講演する。
参加無料。午後6時半縲恁゚後8時。
問い合わせは市教育委員会生涯学習課(TEL83・2111、内線722)へ。 -
本年度の市政モニター会議はじまる
年間を通して駒ケ根市政に提言などをしていく市政モニター会議が14日、市役所などであった。本年度のモニター9人が集まり、昨年開所した地域自立支援施設「きらら」などを視察=写真。その後、本年度の市の主要事業の説明を受け、杉本幸治市長と市政について懇談した。
市民の声を反映した市政運営をしていくことを目的とする市政モニターは、一般から公募したモニターに年間を通じて市政に関する意見を寄せてもらう。
会議に先立ち、モニターたちは市内3施設を見学。その後、杉本市長が委嘱状を手渡し、「駒ケ根市も協働のまちづくりということで取り組んでおり、いろんな形で提言をしていただきたい。みなさんの声を、一つでも二つでも市政に反映していきたい」と語った。
懇談では「これまで市に対してさまざまな団体が提言をしてきているが、その結果がどうなったのか分からない。これまでの提言をもう一度見直してほしい」「駒ケ根には二つのアルプスの見えるまちというキャッチフレーズがあるが、普段からこうした山々が見えるのはすごく大切なこと。便利なことも大切だが、人が気持ち良く歩けるまちづくりにぜひ力を入れてほしい」などといった意見が出た。 -
駒ケ根市体育協会弓道部の弓道教室開講
駒ケ根市体育協会弓道部(高仲成人部長)が主催する「弓道教室」が13日夜、市弓道場で開講した。弓道を同道場で学びたいと考える約30人が集まり、開講行事として披露された高仲部長の矢渡しや師範らによる模範演武を見て、今後に向けた意欲を高めた=写真。
弓道楽しさを多くの人にしってらおう竏窒ニ、毎年開催している弓道教室。今年は受講者が多く、駒ケ根市内を中心に10代から60代までが集まった。中には、高校で弓道部に所属する学生や県看護大学の大学生、過去に弓道をしたことがあるOB、OGなどもいるという。
開講に先立ち高仲部長は「弓道の専門性とか、独善性という殻を破って、多くの人に弓を引く楽しさを知ってもらいたい」とあいさつ。
その後、厳かな雰囲気の中、矢渡しや模範演武が行われ、美しい動きで的を射ぬく部長や師範らの姿に、受講者からは拍手が挙がった。
教室は今後、7月11日までの間に全18回開講する。 -
駒ケ根市が本年度、市民による行政評価を実施
駒ケ根市は本年度、市の事業の妥当性を判断し、次年度以降の改革、改善を図る「行政評価」において、市民による外部評価を導入する。上伊那でも行政評価に取り組んでいる市町村は多いが、すべて市職員による内部評価。全国でも先進地では市民による評価を導入している例もあるが、上伊那8市町村では初めての試みとなる。こうした取り組みを通して、より市民の声に沿った事業展開を図りたいと考えている。
現在駒ケ根市では、年間約300の事業を展開している。行政評価は事業ごと実施しており、これまでは300事業のうち約100事業を選定し、市職員が評価する形をとってきた。
今回市民に行政評価を行ってもらうのは、選定した100事業のうちの20縲・0事業。メンバーは15人程度を想定。「行政評価市民委員会」(仮称)を発足させ、過去に市民会議などに参加した経験がある人や市の行財政に精通した市民などに加わってもらうほか、公募委員も募る。
本年の委員は07年度事業を評価。年内に結論を出してもらい、市はその評価を09年度事業に反映していく。 -
赤穂公民館の親子学級開講
就園前の幼児親子を対象とした「おやこ学級」が13日、駒ケ根市の赤穂公民館(清水寿一館長)で開講した。本年度ともに活動する77組の親子が集まり、グループごとに自己紹介をしながら交流を楽しんだ=写真。
同学級は核族化が進む中、子どもたちの友だちづくりの場としてもらうとともに子育て中の母親たちに交流を深めてもらうことなどを目的としている開催している。例年申込者も多く、一度参加した人の中には、継続して申し込む人も多いという。
この日は今後の流れを確認したり、映画を鑑賞。その後、班ごとに分かれて自己紹介をした=写真。
生後6カ月の娘・絢萌(あやめ)ちゃんとともに今年初めて参加した酒井由佳さん(29)は「いろいろな行事を親子で楽しめるということで参加した。いろんな友だちができれば」と話していた。
今後は3月までの間、さまざまな遊びを楽しみながら交流を深めていく。 -
駒ケ根市空手スポーツ少年団で空手を学ぶ小学5年生から中学3年生までの7人が全国大会への出場権を得る
駒ケ根市武道館を拠点をして活動している駒ケ根市空手スポーツ少年団で空手を学ぶ小学5年生から中学3年生までの11人がこのほど、全国空手道選手権大会選抜大会長野県大会(5月11日、松本市)に出場に、形の部、組手の部合わせて7人の選手が8月に開かれる文部科学大臣杯全国小中空手選手権大会への出場権を手にした。同団でこれだけ多くの選手が全国大会へ出場するは初めて。選抜大会の形の部(小学5年男子)で優勝した北沢久遠(くおん)君(10)=福岡=は「全国ではなるべく良い成績が出せるよう、頑張りたい」と抱負を語った。
日本空手協会駒ケ根支部に所属する同団では、支部長の加藤清春さん(57)を指導員に迎え、週2回の練習に取り組んでおり、これまでにも全国大会やインターハイに出場する選手を育ててきた。
今回は、選抜大会に先立ち出場選手を対象とした特別強化練習を実施。全国大会に出場できるベスト8までに形の部で6人、組手の部で4人が入賞する好成績を収めた(うち3人は両方の部とも入賞した)。
そのうち新田杏奈さん(13)と北沢君は、全国大会への出場権を2年連続で獲得。そのほかの中森翔君(15)=小町屋=、新田星奈さん(11)=町三区=、中森舞さん(13)=小町屋=、矢崎亮介君(14)=北割一区=、春日秀樹君(15)=北町=は、今回始めて全国大会に出場する。
加藤指導員は「今年は県大会に照準を合わせてきた。その結果が出たのだと思う」と話していた。
全国大会は8月2、3日、宮城県で開催する。
選抜大会での成績は次の通り。
【形の部】
▼優勝=北沢久遠(小5男子)、新田杏奈(中2女子)▼4位=中森翔(中3男子)▼8位=新田星奈(小6女子)、中森舞(中2女子)、矢崎亮介(中3男子)
【組み手の部】
▼2位=新田杏奈(中2女子)▼8位=春日秀樹、中森翔、矢崎亮介(以上中3男子) -
昭和伊南病院でも開業医による夜間救急外来一次診療を7月から開始
伊南行政組合(杉本幸治組合長)は7月から、駒ケ根市の昭和伊南病院に勤務する医師の負担軽減対策として、上伊那医師会の協力のもと、同病院における夜間救急外来の一次診療を地元の開業医が担う取り組みを開始する。協力するのは上伊那医師会に所属する伊南地区の開業医で、週3回、午後5時から午後10時までの間、昭和伊南病院の救急外来へ入る。杉本組合長は14日、伊南行政組合議会でその旨を報告し「かねてから話し合いを進めてきたが、実現の目途が立った。協力に感謝したい」と語った。
上伊那では昨年7月、伊那市の伊那中央病院で地元開業医が夜間診療に協力する取り組みが始まっており、昭和伊南でも地元医師との協議を重ねていた。今月8日に上伊那医師会の南部ブロックの了承を得られ、協定を結ぶことになった。
今後は協力してくれる開業医にアンケートを取る中で勤務体制を構築する。協力医師は非常勤対応となり、伊南行政組合の一般会計から報酬を支払う。
現在昭和伊南病院の夜間救急外来の一次診療に訪れる患者数は1日平均10人前後だという。 -
県看護大大学生らの保育園での実習始まる
駒ケ根市にある長野県看護大学(深山智代学長)に通う4年生の保育園実習が13日、市内の保育園で始まった。そのうち赤穂保育園(高見洋子園長)には、鹿島舞さん(21)と酒井史江さん(31)が訪問。園児らとの交流を楽しみながら、この時期の子どもたちの特性などについて理解を深めた。
保育園実習は乳幼児期の子どもの成長発達や日常生活の行動の特徴を理解するとともに、子どもとのコミュニケーション、日常生活ケアの技術を習得することなどを目的として実施しているもので、今年は6月26日までの間、4年生42人が駒ケ根市内の5園の実習に臨む。
赤穂保育園では、酒井さんが未満児クラスの「さくら組」で、鹿島さんが年少クラスの「こすもす組」で3日間を過ごすこととなっており、未満児クラスに入った酒井さんはこの日、少し戸惑いながら、子どもたちの着替えを手伝うなどした=写真。
鹿島さんは「やっぱり子どもたちはかわいい。教科書でそれぞれの年齢に応じた発達段階などを習ったが、それにも個人差がある。そういうことをこの3日間の中で学べれば」と話していた。 -
駒ケ根JCが中学生を対象とした青年海外協力隊入隊体験を開催
駒ケ根青年会議所(田中靖隆理事長)が地元の中学生などを対象として開催している「第19回青年海外協力隊体験入隊」が10、11日、駒ケ根市の青年海外協力隊訓練所などであった。駒ケ根市近隣の中学に通う生徒たちのほか、駒ケ根市の友好都市である静岡県磐田市の磐田第一中学校の生徒約50人が参加。異国の文化を体験しながら、同世代の仲間との交流を深めた。
取り組みは日本と異なる異国の文化の中で仲間とともに過ごしてもらうことを通して、中学生たちに世界の魅力を感じてもらったり、主体的に行動する力や協調性を身に付けてもらうことなどを目的として毎年開催している。
今年は“共生”をキーワードに、一般参加者も加わってカリキュラムを計画。中学生たちは11班に分かれ、一人ひとりが実際に任地に赴くことを想定し、それぞれ異なる国の言語を学び、料理づくりを体験した。一泊二日という短い時間ではあったが、異国への関心を深め、ともに学んだ友人らと友情を深めていた。 -
本町会と仲町有志らが市長と語る会
駒ケ根市の商店街・本町店舗でつくる本町会(水田秀明会長)の呼びかけを受け12日夜、「市長と語る会」が上穂の「いわたや」であった。同会のメンバーと、仲町商業協同組合の有志ら約20人が集まる中、杉本幸治市長ほか市の関係者が出席。中心市街地の活性化について、具体的な対策を模索した=写真。
今回の会合では、中心市街地最大の課題となっている空き店舗、空家対策について話題が集中。
商店や郵便局、銀行など、各種機能が集まっている利便性を生かし、お年寄りの住めるまちづくりをしてはどうかなどといった意見も出たが「当面の課題を現実的に考えると、やはり空家を埋めるということが最低限必要」とし、行政側からも何らかのアプローチができないか求める声があった。
これに対し杉本市長は「若い人は何かやりたいと考えている人が多いが、なかなか(店舗を)貸してくれないという話を聞いた。市の方で店舗を借り上げてそれを安く貸し出す『チャレンジショップ』をやってくれないかという話もある。もし、そういう取り組みができるなら、企画してみるのも良いと考えている」とし、若者などをターゲットとした店舗貸し出しへの取り組みに意欲を見せた。
そのほかにも、伊南バイパス沿いの大型店の出店計画や中心商店街を会場に開かれる夏祭り「KOMA夏!」の時の道路規制について意見を交わした。 -
駒ケ根JCが中学生を対象とした青年海外協力隊入隊体験を開催
駒ケ根青年会議所(田中靖隆理事長)が地元の中学生などを対象として開催している「第19回青年海外協力隊体験入隊」が10、11日、駒ケ根市の青年海外協力隊訓練所などであった。駒ケ根市近隣の中学に通う生徒たちのほか、駒ケ根市の友好都市である静岡県磐田市の磐田第一中学校の生徒約50人が参加。異国の文化を体験しながら、同世代の仲間との交流を深めた。
取り組みは日本と異なる異国の文化の中で仲間とともに過ごしてもらうことを通して、中学生たちに世界の魅力を感じてもらったり、主体的に行動する力や協調性を身に付けてもらうことなどを目的として毎年開催している。
今年は“共生”をキーワードに、一般参加者も加わってカリキュラムを計画。中学生たちは11班に分かれ、一人ひとりが実際に任地に赴くことを想定し、それぞれ異なる国の言語を学び、料理づくりを体験した。一泊二日という短い時間ではあったが、異国への関心を深め、ともに学んだ友人らと友情を深めていた。 -
伊南バイパス沿いに大型店の出店を計画するベイシア、4月に商工観光課を訪問
駒ケ根市の杉本幸治市長は12日夜、本町、仲町の商店事業者らと開いた会合の中で、市内福岡の伊南バイパス沿線に大型店の出店を計画しているスーパー「ベイシア」(本部・群馬県)が、この4月に駒ケ根市の商工観光課を訪れ、同バイパス沿線における建物の建設規制などについて問い合わせていたこと明らかにした。
杉本市長は、この日開かれた「市長と語る会」の中で、参加者から出た「伊南バイパスの大型店出店計画はどうなっているのか」という質問に答えた。
杉本市長は「ベイシアは4月に入って商工観光課に来て、建物の規制について聞いていった。もう一つ(カインズホーム)の方は具体的にどうこうという話はないが、地権者に当たっているという話はある」と説明。その上で「行政としては伊南4市町村の議会で大型店の出店に反対する声明を出している。また、伊南バイパスの土地利用計画の中でも高さ制限などの規制をしており、事業者側には大型店の出店には市議会の議決が必要なことなども伝えている」とした。
一方で、最終的に民間同士の話し合いで決まってしまうケースもあることから、大型店の出店を抑えることの難しさも示した。
「ベイシア」と同社のグループ企業である「カインズホーム」が伊南バイパス沿線に合計店舗面積1万平方メートルに及ぶ大型店の出店を計画しているとの話が浮上したのは昨年のこと。これを受け昨年4月、当時の市長・中原正純氏は出店に反対する声明を出し、市議会もその声明に名を連ねた。
取材に対し、ベイシア側は「回答できない」としている。 -
57さくら会が駒ケ根高原一帯でごみ拾い
駒ケ根市の赤穂中学校を昭和57年(1982年)に卒業した同窓生でつくる「57さくら会」(松井秀之会長、350人)が11日、ゴールデンウィーク明けの駒ケ根高原一帯でごみ拾いをした。作業には約80人が参加。訪れる観光客に美しい駒ケ根高原を楽しんでもらうべく、ごみ拾いに励んだ=写真。
取り組みは同会の「厄除け慰霊部会」が今年初めて企画したもの。例年同会は、早く亡くなった同窓生の慰霊、市に対する記念品の贈呈などに取り組んできたが「何か地域に貢献できることがないだろうか」と考え、ごみ拾いに取り組むことを決めた。
参加者は7班に分かれて早実グラウンド周辺から駒ヶ根橋一帯のごみを収拾。思い出話しに花を咲かせながら作業に励んだ。
松井会長(41)=上穂=は「厄年会は再開、慰霊、地域への感謝という3つをテーマに取り組んできた。その中でこれまで『地域への感謝』という課題が残っていたが、取り組みを通じて改めて地域への感謝を伝えられれば」と話していた。 -
駒ケ根市で第23回市長杯争奪市民マレットゴルフ大会開催
駒ケ根市長杯争奪第23回マレットゴルフ大会が11日、東伊那の「ふるさとの丘マレットゴルフ場」であった。日ごろから練習を重ねてきた110人が参加。28組に分かれ、優勝カップを目指し、競い合った=写真。
同大会は県知事杯の予選を兼ねて毎年開催しており、男子の上位3人、女子の上位1人が県知事杯の出場権を手にする。
参加者の平均年齢は70歳以上と高齢だが、日ごろから鍛えているマレットゴルフの腕は健在。
「しっとりとしたコースの方が良い成績が出るんだよ」などと話しながら、仲間とのプレーを楽しんでいた。
結果は次の通り。
◇総合優勝=松下二郎(町3)113
◇男子▼優勝=馬場祐司(北割1)114▼準優勝=山口克巳(中沢)115▼3位=仁科求(市場割)116
◇女子▼優勝=白石文江(中割)119▼準優勝=山口ひで子(北割2)120▼3位=下平一恵(中沢)121
◇ホールインワン=山口ひで子、村上久幸、下平治男、小池和美、滝沢博志、木村政三、松下二郎 -
この4月からエコーシティー・駒ヶ岳放送課の一員に
駒ケ根市経塚
大矢真央(まなか)さん(18)地元がすごく好きで、この地域の良さをもっとここに住んでいる人たちに伝えたかったんです竏秩B
この4月、念願だった報道の世界へ飛び込んだ。現在伊南4市町村のコミュニティー情報を伝える「エコーシティー・駒ヶ岳」の一員として、毎日地域を飛び歩いている。
入社までにはちょっとしたエピソードがある。
高校3年生の時、職場体験でエコーシティーを訪れ「ここで働きたい」と確信を持った。その後、採用について会社側に問い合わせたところ、その回答は「今年は採用がないんです」だった。しかし、彼女は諦めなかった。
採る採らないはいいので、とりあえず試験だけは受けさせてください竏秩B
その熱意を伝え、見ごと採用となった。
「その時は本当に緊張しました。でも、高校時代に入っていたソフトボール部のコーチが『元気な気持ちと勇気をもって頑張れ』って言ってたことを思い出して。思い切ることができました」と振り返る。
◇ ◇
報道の世界に興味を抱いたのは小学1年生の時。
「ニュースを伝える人だって、悲しいことや辛いことがあると思う。でも、テレビで見るアナウンサーは、毎朝変わらない笑顔で『おはようごさいます』って伝えていた。その姿が印象的だった」
その姿が、いつしか自分の将来の夢となった。
また、18年間を過ごしてきたこの地域も好きだった。
「高校生の時、ソフトボール部の遠征で別の地域に行って帰ってきた時、山を見るとほっとしました。道を歩いていても普通に話し掛けてくれたり、困っていたら助けてくれる。人が温かいんです」と語る。
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協働のまちづくりの拠点として設置を目指す「市民活動センター」について杉本市長「公設民営で」運営を進めたい考えを明示
協働のまちづくりの拠点として「市民活動支援センター」の設置を目指す発起人会(鈴木明代表)が12日、駒ケ根市役所であった。来月発足する設立準備会の規約やメンバーなどを確認。杉本幸治市長との懇談もあり、センターの設置に対し杉本市長は「協働のまちづくりを進めていくには拠点が必要。また、センターの設置は公設民営で施設は市がつくり、運営はみなさんにお願いした方が活発になると思っている」と語り、公設民営のセンター設置を考えていることを示した。
杉本市長は懇談の中で「協働のまちづくり条例」を6月議会に提案する方針であることを伝え、その中にも拠点となる場が必要であることを明示していることを説明。センターの設置は公設民営で進めたいとしたが、「今すぐに大きな施設をつくるのは難しいため、既存施設を使ってと考えている。設置場所については中心市街地の活性化なども含め、みなさんにいろんな意見を出してもらい、できるだけ早く拠点をつくりたい」とした。
また、設立準備会については、発起人会のメンバーがそのまま準備会へと移行するほか、発起人一人ひとりから適任者を2人まで推薦してもらい、おおむね33人程度で運営していく。
センターの設置については、昨年提言書をまとめた市民団体「こまがね市民活動推進会議」(鈴木明座長)の提言にも「公設民営で」という文言が含まれていた。 -
上伊那消防協会がポンプ操法指導員講習会を開催
上伊那8市町村の消防団でつくる上伊那消防協会(下平昌男協会長)は11日、ポンプ操法指導員講習会を駒ケ根市内で開いた。上伊那各地の消防団員ら約200人が参加。県消防学校から2人の講師を迎え、消防団の技術を競う大会の審査で重視される基準などを学んだ。
講習会は今年で3回目。例年夏になると、県内の消防団が日ごろの訓練の成果を競う県大会(県消防協会主催)が開催される。それに先立ち、上伊那でも大会に出場する選手を決めるため、市町村大会を開催するため、各地区の消防団に統一の審査基準にを知ってもらい、それに基づきながら練習に励んでもらうとともに、上伊那全体でレベルアップを図っていこう竏窒ニ開催している。
この日は小型ポンプと自動車の操法について研修=写真。講師の指導に基づき、減点対象となる動きなど確認し、本番に備えていた。 -
駒ケ根JC講演会
まちづくりに本気で取り組もうと駒ケ根青年会議所(田中靖隆理事長)のJAYCEE拡大実践会議(本多実会議長)は9日夜、『お金でなく人のご縁ででっかく生きろ!』などの著書がある飲食店チェーン・クロフネカンパニー代表の中村文昭さんの講演会「夢の具現化に向けやり抜く念いを胸に」をアイ・パルいなんで開いた。約200人が集まり、中村さんの話に聴き入った。
三重県出身の中村さんは18歳の時、家出同然で単身上京。焼き鳥屋で偶然隣に座った、人生の師と仰ぐ人との出会いから得られたことについて熱く語り掛けた=写真。「人間の値打ちは金を稼ぐことではなく、稼いだ金をどう使うかで決まる。夢を持ち、真剣に考えて本気で生きよう」と話し、人との出会いや、高い理想を持つことの大切さを訴えた。
中村さんは野菜の行商から商売を始め、バーやレストランのチェーン店を経営するまでになった。経験をもとにした講演活動を全国で展開する傍ら、引きこもりやニートの若者を集めたボランティア活動などを行っている。 -
駒ケ根市立博物館で南信さくらそう会のサクラソウ展
上下伊那のサクラソウ愛好者でつくる「南信さくらそう会」(会員23人、小林章吾会長)による第15回サクラソウ展が11日まで、駒ケ根市立博物館で開かれている。ピンク、白、紫色のサクラソウ180種約200鉢が可憐に咲き、訪れた人の心を和ませている=写真。
飯島町、駒ケ根市を中心に飯田市から伊那市までの会員がともに活動している同会は例年、飯島町と駒ケ根市の2会場でサクラソウ展を開催してきた。しかし、サクラソウは育てるの非常に難しい花。同時期に2会場分のサクラソウをそろえるのは大変な苦労もあったため、今年から1会場に絞り、1年ごと駒ケ根会場、飯島会場で交互に開催することにした。
会場には花びらの表裏で色が異なるもの、花びらの形が特徴的なものなど、さまざまサクラソウが並び、その名称も「十二単」「秋の装」「君の宴」など多種多彩。
小林会長(80)=飯島町=は「強い色はないが、優しい色彩が持つ奥ゆかしさは魅力。さまざまなサクラソウを楽しんでいただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
中沢地区食文化を考える会シイタケなどの駒打ちを実施
地元の食文化についてもう一度考え直そう竏窒ニ、中沢公民館と同地区の営農組合、保育園、小学校などでつくる「中沢地区食文化を考える会」が7日、シイタケやナメコ、クリタケなどの駒打ちをした。初回のこの日は「ふるさとの自然と体験の会」のメンバーや、中沢小学校の児童など約30人参加。シイタケ栽培農家の水上平八郎さん(53)=北割1区=が駒打ちの方法などを伝授した後、児童らはかなづちを使ってキノコの菌を原木にうめ込んだ=写真。
同会は子どもたちに地域の食文化を伝えていくことなどを目的として昨年2月に発足。今後は、田植えや大豆の種まき、フナ取りなど、地域に根ざした食農体験学習を年間を通して展開していく。
今回は中沢地区でも生産する家庭が多いシイタケに着目。どうやってキノコが育つのかを学ぶとともに、キノコが苦手な子どもにはそれを克服してもらおうと考えた。
児童らは、大人がドリルで穴を開けた原木に、さまざまなキノコの菌をかなづちで打ち込む作業に挑戦。この日初めて駒打ちをした6年生の竹村泰地君(11)=菅沼=は「初めてやったけど、たくさん打てて良かった」と話していた。
また、中沢公民館の山口久人館長は「今の子どもはキノコが嫌いな子も多いが、自分たちで作ったものは何でも食べられるという。子どもたちに地元のキノコを好きになってもらえれば」と話していた。