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宮田小トランペット鼓隊と合唱団がコンサート
宮田村宮田小学校トランペット鼓隊と合唱団は1日、6年生の卒業を前に「さよならコンサート」を村民会館ホールで開いた。立見もでる満員の会場で、心ひとつに元気な歌声、楽しい演奏を響かせ、支えてくれた多くの人たちに感謝を込めた。
今まで鼓隊、合唱団は別々にコンサートを開いてきたが、今回初めて合同で行うことに。毎朝続けてきた練習にもさらに磨きをかけ、学校の仲間や家族、地域の人たちが集まった大観衆の本番に臨んだ。
団員はともに4年以上の高学年。6年生は下級生をリードし、4、5年生は6年生にも感謝をこめてステージを楽しんだ。
最後は鼓隊と合唱団が「翼をください」で一緒のステージに。会場も一緒に歌い万感の想いで終演を迎えた。 -
上伊那地域「児童クラブ」スキルアップ交流会
児童クラブ指導員の情報交換と資質向上を目的とする「上伊那地域児童クラブスキルアップ交流会」が27日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。各市町村の児童クラブ担当者や指導員など約100人が参加。講演や事例発表があったほか、意見交換では4つのテーマに沿ってそれぞれの意見を交わした。
研修では、上伊那地方事務所福祉課の保育専門相談員を務める宮原貞雄さんが「学童期の子どもたちについて」をテーマに講演=写真。
宮原さんは「今の子どもたちが昔の子どもに劣っているとは思えない。子どもの問題の大抵は、子どもを育てている大人に大きな問題があると思う」と指摘。人と人との関係が築きにくい時代背景に触れる一方、豊かな人間関係を育むには言葉のやり取りが重要な役割を果たしていることを示し「子どもにあいさつを返すという単純なことでも、私たちは忘れていることが多い。言葉には子どもの心を揺り動かす素晴らしい力を持っている。子どもの投げてきた言葉を、より豊かな言葉でオウム返しに返してあげることで、子どもも豊かな言葉を身に付けていく」とした。また、実体験に基づく言葉を教えていかなければ、本当の言葉が身に付かないことなども示し、「日常生活の中にある生きた体験の中で、本当の言葉を教えていくことが必要」と指摘した。 -
【記者室】カミカミマシーンで健康な歯
駒ケ根市の赤穂南小は01年に文部科学省の「歯と口の健康づくり推進校」の指定を受けたのをきっかけに、学校を挙げて歯の健康に取り組んでいる。中でも目を引くのが、かんだ回数が数字で表示される「カミカミマシーン」だ▼養護教諭の発案で開発に取り掛かり、近くの駒ケ根工業高校の教諭の協力を得て、多くの試行錯誤を経て完成した。材料費が約3千円というのがまた素晴らしい。近い将来の商品化を考えている竏窒ニいうから要注目だ▼マシーンをはじめとするさまざまな取り組みにより、虫歯を持つ児童の割合は当初の90%前後から70%近くにまで減少したという。歯は一生の財産だ。幼少時に歯の大切さに気づかせる教育の価値は計り知れないほど大きい。(白鳥文男)
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【生田流筝曲、三味線、地歌演奏家 気賀沢美香さん】
4歳の時、母親の勧めで近くの筝教室に通い始めた。
「きれいな着物が着られるよ竏窒ネんて言われてね。本当は友達がみんなやってるピアノがよかったんだけど言えなかったな。それが今の自分につながっているんだから不思議ですよね」
だが、決して嫌々習っていたわけではない。師匠は厳しく、時に怖かったが、それでも弾くのは楽しかった。
「筝って良家のお嬢さんのたしなみみたいな印象があるでしょ。でも実際の演奏は皆さんが思っているよりずっとパワフルなので子どもにとってはけっこう大変。大人も子どもも筝の大きさは同じだし、弦を押し下げて音程を高くする「押し手」だって、大人と同じだけの力が必要ですからね」
身内に和楽器の演奏をたしなむ人はいなかったが、天賦の才と努力でめきめきと上達し、中学生のころには「将来はこの道で竏秩vと考え始めた。高校1年生で早くも名取りの試験に合格。卒業後はプロを目指す演奏家の養成学校である東京の「正派音楽院」に入学した。カリキュラムは、演奏の実技はもちろん、邦楽理論、日本、西洋の音楽史、楽典など盛りだくさん。予科1年間、本科2年間にわたって邦楽の真髄を学んだ。
「でもね、根っから練習が好きじゃなかったからかなり苦しかったんです。『やめるんなら今だ』と考えたことも度々でした。でも厚い壁にぶつかってそれでも懸命に取り組んでいると、うそのように急に楽にできるようになることもあったりして、何とか卒業することができました」
生田流以外の世界も知りたいとNHKの邦楽技能者育成会を受験して合格。将来を嘱望される精鋭に交じって、さらに1年間演奏に磨きをかけた。
23歳で駒ケ根に自分の教室を開いた。学ぶ立場から教える側に初めて立って不安だったが「自分がやってきたことを教えればいいんだ」と考え、試行錯誤しながらより良い指導方法を模索してきた。
「今思えば、最初の弟子は気の毒だったな。教えているつもりでも、逆に弟子から教えられることばっかりで。自分の方が成長させてもらいました」
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教室とともに演奏活動にも熱心に取り組んでいる。流派、ジャンルを超えた日本の代表的なプロ邦楽家約50人で編成する和楽器オーケストラ「むつのを」(六つの緒=6弦の古楽器)に参加して全国各地でコンサート。ロックやジャズの要素も取り入れた地元の邦楽バンド「SO竏鱈AB」(ソーラボ)にも参加。98年には筝、三味線、尺八から成る邦楽ユニット「まいまい」を結成し、リーダーとして各地で演奏活動を行うなど、和楽器の新しい可能性を追求し続けている。
「一緒にやっているギターやパーカッションの人たちが『邦楽の人はしかめ面して下を向いたきりで演奏しているが、もっと楽しそうにできないか』と言うんですよ。それで筝はスタンドにセットして立って弾くことにしたんです。笑顔で、演奏にもアクションをつけてね。最初は戸惑ったし、慣れなくて変な気分だったけど今はすごく楽しめるようになりました」
「邦楽って敷居が高いっていう感じでしょ。でも、例えばピアノと同じようにもっと気軽に、身近に感じてほしいんですね。ここ10年でずいぶんと理解されるようになりましたけど、まだまだです。私もテクニックを見せるのではなく、メロディがきれいに聞こえるような、聴く人の心に響くような演奏をしたいですね」
(白鳥文男) -
合唱劇「ライオンキング」で小中交流
飯島町の飯島中学校3年選択音楽B(奥原智美教諭、26人)は28日、飯島小学校体育館で合唱劇「ライオンキング」を上映した。全校児童は先輩たちの劇と合唱でつづる愛と冒険の物語を鑑賞、感動を共有した。
物語の舞台はアフリカのサバンナ、動物たちの楽園、プライドロック。偉大な国王ムファサの息子シンバの誕生から始まり、合唱曲「ザ・サークル・オブ・ライフ(命のめぐり)」で幕開け。次期国王の座を約束されたシンバを憎み、ワナにはめて追い出すムファサの弟、スカーが歌う「俺が王になってやる」と続いた。
故郷を追われ、傷心のシンバに勇気を与える陽気な仲間たち、幼馴染の雌ライオン、ナラとの再会、物語はクライマックスへ。故郷に戻ったシンバは、スカーと対決しスカーを追い出し、真の王になる。合唱「ザ・サークル・オブ・ライフ(命のめぐり)」でフィナーレ。
堂々たる悪役ぶりでスカーを演じた石田雅成君は「1月から本格練習に入った。今日の本番が1番良かった」と笑顔。
唐沢史比古教頭は「楽しくできて良かった。小中の交流にもなったのでは」と話していた。 -
伊那ビジネス専門学校で卒業式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校(三沢清美校長)で1日、07年度卒業式があった。上伊那地方から集まった、情報経理学科2人とOAビジネス学科1人の計3人が卒業。学校生活の思い出を振り返り、新たな旅立ちの門出を祝った。
三沢岩視理事長は「自分で努力しなければ社会では生きていけない。学校で取得したそれぞれの資格を十分に生かして頑張って」。三沢校長は「社会に出ても自分で決めた仕事を簡単にあきらめないで。道に迷ったときは、この学校に相談して」と、それぞれエールを送った。
情報経理学科1年の・ス美佳さん(20)=伊那市=が「学校で学んだことを、これからの人生の歩みに生かして」と送辞。同学科卒業の手塚枝里さん(20)=駒ヶ根市=は「これからは一人前の人間として社会の要求にこたえなければいけない。一日でも早く独り立ちできるよう努力する」と答えた。
三沢校長から卒業証書を受け取る卒業生 -
教育委員長に今村昇氏
飯島町教育委員会定例会が27日、文化館であり、任期満了(3月9日)に伴う河野通昭教育委員長=本郷=の退任を受け、教育委員長選出が行われ、新教育委員長に今村昇氏(70)=七久保柏木=が選ばれた。職務代理には市村幸一氏(64)=高尾=が選出された。任期は3月10日縲・9年3月9日。
今村さんは00年12月22日に教育委員に、03年6月から職務代理者を歴任している。 -
赤穂南小の「歯の健康づくり」の取り組みを視察
学校を挙げて歯と口の健康づくりに取り組んでいる駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)で28日「小学校における食育と歯の健康づくりを推進する会」の最終第3回が開かれた。保健や食育、教育関係者など県内外から約20人が参加し、同小の取り組みを視察した。
4年2組で行われた歯の授業では、同小が独自に考案、実用化した、かむ回数をカウントする「カミカミマシーン」を使用し、チョコレートやポテトチップなどの比較的軟らかい物と、いり豆、せんべい、するめなどの硬い物をかんだ回数の比較実験が行われた=写真。参加者は児童に「虫歯はない?」などと質問したりしながら興味深そうに見入っていた。
5年生児童を対象にした「8020子ども推進員」の認証式も行われ、学校歯科医が認定証と8020バッジ、推進員ノートを一人一人に手渡した。受け取った児童らは「よくかんで歯を大切にします」などと誓っていた。
同小は歯の健康について楽しく指導する全校集会「歯ッピータイム」を月に1回開いたり、体重測定時に歯のチェックや歯磨き指導を行ったりするなどのきめ細かい活動により、児童の虫歯予防に大きな成果を挙げている。昨年度の第45回全日本学校歯科保健優良校表彰では最優秀校に選ばれている。 -
南箕輪小学校で中電出前講座
南箕輪小学校6年生は28、29日、が小学校を対象に行っている出前講座を受講。28日には1組と3組が中部電力職員から、電気を起こす実験と電気が家庭に届くまでの経緯を習った。
同校6年生は理科の授業で電磁石の勉強をしており、今回学習のまとめとして、同講座の受講となった。
児童たちは、コイルを磁石の間で動かし検流計で電気の発生を調べる実験とハンドルを回して磁石の間にあるコイルを回し、豆電球を点灯させる実験を通し、電気の発生を確認した。
講座の最後には中電職員に児童たちが「発電所は火力や水力、原子力のほかにどんなものがあるのか」「発電所で一番大切な仕事は何か」「一度電気をつけたら、ずっとつけていた方が得だという話を聞いたことがあるが、そうなのか」などさまざまな質問をした。
##写真(たてよこ) -
伊那弥生ヶ丘高校の生徒が台湾の高校生と日本の伝統文化を通して交流
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の生徒が27日、台湾から修学旅行で県内を訪れている国立台中高級農業職業学校の高校生27人と、日本の伝統文化などを通して交流した。訪れた生徒らは、弥生の生徒に教わりながら華道や茶道を体験=写真。互いの生徒は身振り、手振りでコミュニケーションを取りながら、異国文化交流を楽しんだ。
観光振興事業に力を入れる県では、海外から県内へ修学旅行に訪れる高校の受け入れなども積極的に進めており、08年も台湾や中国、オーストラリアなどから約1150人の受け入れを予定している。県はこうした高校生と地元の高校生との交流にも取り組んでおり、今回の台中高農は弥生を含む2校の生徒らと交流をした。
交流会では、日本の伝統文化を知ってもらおう竏窒ニ、生け花や茶道の体験会を企画。弥生の茶道部、華道部の生徒らが、台湾の生徒にやり方を伝授。
この日初めて日本の生け花を体験した女子生徒、張苑容さん(16)、謝旻芳さん(17)は「とてもきれい。やり方はとてもシンプルで簡単だった。ぜひまた日本に来たい」と話していた。
また、華道部の伊藤絵里さん(17)は「こういう風に生け花を通じて文化交流ができたのは良かった。台湾から来てくれた高校生に生け花を体験してもらえたのは自分たちにとっても良い経験になった」と話していた。
台中高級農業職業学校の生徒らは、28日に帰国する予定。 -
駒ケ根市子育て講演会
駒ケ根市教育委員会の子育て講演会が24日、文化センターであった。東京理科大学共通教育センターの篠原菊紀教授が「子どもの脳にも、親の脳にも必要なこと」と題して講演し、約200人が聴講した。
この中で、篠原教授は前頭葉の働きと脳の発達やワーキングメモリー(作業のための記憶)、その多重使用に触れ「ワーキングメモリーの力が落ちたり、未発達だといっぱいいっぱいになりやすい。他人の気持ちと自分の気持ちの並行処理がきつくなる。ワーキングメモリーをどう育てるかが子どもの大問題であり、どう維持するかが大人の問題である」とした。
また、前頭葉の鍛え方に運動、手作業、気持ちの持ちよう、人とのかかわり、食事-を挙げ「脳は食べ物ででき、食べ物で動く。多種類の食品を適量とる食生活が脳に良い。豆やゴマ、ワカメ、野菜、キノコ、魚、イモをおいしく、よく噛んで」とアドバイスした。 -
宮田小6年が薬物についての正しい知識深めて
宮田村宮田小学校6年生はこのほど、薬物濫用(らんよう)防止の学習をした。健常者が使えば人生を棒に振ってしまうシンナーや麻薬、覚せい剤など薬害の怖さなど学んで理解を深めた。
村内の薬剤師田辺一路さんが、麻薬などのおそろしい禁断症状などを解説。「1回使っただけで、薬がないといられなくなる。そうなったら逃げ場はない」と話した。
得体の知れない薬には絶対に手を出さないように注意。
「人の弱みにつけこんで薬を勧めてくる場合が多い。安易に人からもらわないで」とも続け、子どもたちは熱心に耳を傾けていた。 -
08年度公立高校後期選抜者志願者数(1)の概要を公表
県教育委員会は26日、08年度公立高校後期選抜者志願者数第1次締め切りの集計結果を公表した。上伊那の後期選抜出願者は1920人。全日制の倍率は1.01倍となっている。
最も倍率が高いのは伊那北理数科の1・75倍。志願者数最多だったのは伊那北普通科の199人。しかし、同学科は定員204人に達していない状況で、同校を含む全日制4校8学科で定員割れとなっている。多部制の箕輪進修は普通科で1・24倍、工業課で1・2倍。
後期選抜志望変更受付は27日から3月3日の正午まで。学力検査の実施日は3月11日で、合格発表は21日となる。
志望校変更後の志願者数発表は3月3日。
また、私立・伊那西高校は3月10日まで願書受け付けをしている。 -
母親グループが、宮田小1年生に読み聞かせ
宮田村の母親グループ「まほうのくれよん」は本年度、宮田小学校の1年生を対象に朝の授業開始までの時間を使って本の読み聞かせを行っている。3回目となった25日も4人が同校を訪れ、児童と本を通じて・ス対話・ス。あたたかみのある声を通して物語の世界に接した子どもたちは、目を輝かせた。
4人それぞれが児童に「今、伝えたい」と感じた絵本や紙芝居を事前に選書。4学級それぞれに分かれ、さっそく読み聞かせた。
「そのお話知ってるよ」「ぼくだってあんな風にできる」「カボチャだ」など、絵本の世界を自分たちに照らし合わせながら熱心に耳を傾ける子どもたち。メンバーとの距離は物語が進むうちにどんどん縮まった。
「読み聞かせって対話だと思うんですよね」とあるメンバー。「子どもたちは関心があるのに、なかなかできない家庭もある。継続することも大切だと思います」と続けた。
1年の担任教諭は「私たち教師が読み聞かせると、授業だと思って子どもたちも身構えてしまうが、まほうのくれよんの皆さんは語りかけるように引き込んでくれます」と、楽しげな児童の姿に目を細めた。 -
伊那小3年生 学習発表会
伊那市の伊那小学校で総合活動や各教科の1年間のまとめを報告する学習発表会が各学年、クラスごと開かれている。27日は3年生4クラス、122人が本年度を振り返り、集まった保護者らに向け、学習の成果を発表した。
山組は1年間で、「2けたの掛け算」「磁石の性質」「マット運動」などの教科学習と、飼育した羊の毛糸を使った編み物作りの総合活動に取り組んだ。児童たちは、子羊の出産、糸紡ぎ、編み物などの体験を寸劇や写真などを使って紹介した。
「スピンドル」や糸車など、羊毛を糸に紡ぐ機械での失敗談や糸紡ぎの実演では、「スピンドルがうまく回らない」「糸車を回しているとき、毛を伸ばすのが難しい」などと感想。マフラーや帽子作りでは「自分で紡いだ糸は切れやすいので優しく編んだ」などと述べた。
このほかのクラスでは、川組が竹細工作り、森組がアイガモを利用した米作り、泉組が学校敷地内の林を使った基地作りを総合活動で取り組み、学習発表会で紹介した。
学習発表会は3月6日にかけ、各学年、クラスごと開く。
糸車を使って見事、羊毛を糸に紡いでいく児童 -
七久保育成会がジャンボ巻き寿司づくり
飯島町七久保の七久保育成会(新井政夫会長)は23日、七久保林業センターで、ジャンボ巻き寿司づくりに挑戦。小学生や育成会・こども広場の役員ら約50人が参加、25メートル40センチの大記録を打ち立てた。
ジャンボ巻き寿司づくりは昨年に続き2回目。昨年は9メートル60センチだったことから、今年は25メートル以上を目標にした。
大広間に長机を並べ、巻きす代わりの段ボールを置き、150枚の板のりをつなげた。
16・7キロの米を炊き、すし飯を作り、子どもたちも一緒になって、手でのりの上に平均に広げた。
真ん中の芯は卵焼き、キュウリ、かんぴょう、たくあん、でんぷの5種類。
子どもたちは順番に具をのりの真ん中に置いた。
この後、全員が並び、心を合わせて「1、2、3」の合図で一斉に、くるりと巻いた。
形を整え、広げてみると、しっかりとつながって、きれいに巻けて大成功。参加者が見守る中、計測すると25メートル40センチもあり、拍手で成功を祝った。
巻き上がりを切り分け、用意した水餃子と一緒に会食。
新井会長は「みんなで力を合わせた結果、大記録を打ち立てることができた」と笑顔。 -
伊那養護学校高等部と上伊那農業高校吹奏楽部交流会
上伊那農業高校吹奏楽部の生徒15人は20日、伊那市西箕輪の伊那養護学校高等部を訪れ、演奏や合唱を通し同校生徒と交流した。
同校吹奏楽部の伊那養護学校高等部への訪問は今年で4年目。今年は「蕾」「どんなときも」「ルパン3世のテーマ」など4曲を披露した。最後の「負けないで」では養護学校高等部の生徒たちが演奏に合わせて歌った。
続いて「マイバラード」を両生徒が一緒になって合唱。最後に「わになって踊ろう」を全生徒が大きな輪を作って踊った。 -
後藤俊夫監督が中尾歌舞伎保存会に寄付
映画「Beauty‐うつくしいもの」の後藤俊夫監督は20日、同映画に撮影協力した中尾歌舞伎保存会(西村篝会長)に「中尾歌舞伎の振興と後継者育成に役立てて」と同映画の上映活動の収益金から66万円を寄付した。市役所で後藤監督から目録を受け取った西村会長は「有効に使わせていただきます」と礼を述べた。
後藤監督は「映画を見た人からは好評をいただいているが、若い人が見ていない。若者にどういう風に見せていくか研究中」と話した。また5月以降には中北信での同映画の上映会を予定している、とのこと。 -
長野県長寿社会開発センター伊那支部ふるさとを学ぶ会パネルディスカッション
長野県長寿社会開発センター伊那支部ふるさとを学ぶ会(中島重治代表)は21日、パネルディスカッション「伝説の豊かなふるさと上伊那」を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。
同会は17縲・9年度の「ふるさと講座」のまとめとして、3カ年計画によるパネルディスカッションを予定しており、今回がその1年次となる。
基調講演を行った竹入弘元さんはふるさとの代表的な伝説として、各地区の名前の由来や、孝行猿や早太郎伝説などを紹介した。「こうした伝説を通して、昔の大自然や動物たちとの生活を知ることができる」と竹入さん。
基調講演のあとは、久保村覚人さん、小沢聡さん、柴登巳夫さんがパネリストとなり、参加者を交えての意見交換を行った。
##写真(たてよこ) -
伊那市保育内容改善発表会
保育士の資質向上を目的とする「保育内容改善発表会」が22日夜、伊那市役所であった。市の保育士や子育て支援課職員など約200人が集まり、この1年の間に保育士でつくるグループがしてきた活動や現場での取り組みを発表。今後の保育のあり方について考えた=写真。
市では「生きる力のある子どもを育てる」を目標に、保育内容の充実、質の高い保育を提供するための取り組みを進めており、今年初めて企画したこの発表会もその一環。今回は専門的な知識を得るために活動してきた各種委員会や、特色ある運営を展開してきた保育園など7グループが、活動の成果などを発表。
そのうち、保育園運営について検討してきた委員会は、保育園の適正規模などを研究課題として取り組んできたことを説明。小規模園については、人間関係の固定化など、保育に限界があることに触れ、保育士を対象としたアンケート結果でも「園児の社会性を育てるには40人以上が必要とする声が多かった」と示した。また、「家庭の育児能力が低下し、外国籍園児も増えている中、親支援が必要となっているが、取り組みたくてもなかなかできないのが現状」と現場の実情について語った。そのほかにも読み聞かせ推進を積極的取り組んできた委員会や保育現場における食育への取り組みに関する発表もあった。 -
【記者室】大縄跳びで得られるもの
1月から2月にかけて大縄跳び大会が駒ケ根市の各小学校で行われる。大縄跳びには大人数が一斉に長縄を跳ぶものもあるが、駒ケ根では1列になった児童が1人ずつ順番に跳ぶ▼たかが子どもの縄跳び竏窒ニ侮るべからず。ある時など、5分間に628回跳んだのを見た。5分=300秒だから、1秒に2人以上跳ぶ超絶ペース。そのスピードとタイミングの見事さは芸術的でさえあった▼だが回数よりもっと大切なものがある。大会が近づくと休み時間などを使って練習が繰り返されるが、中にはうまく跳べない子もいる。しかし子どもたちは決して非難したりせず、励まし合い、助け合って1回、2回と回数を伸ばす…。人を思いやる優しい心こそが本当の成果なのだ。(白鳥文男)
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天神様記録誌発刊
110年間、1年も欠かさず続いている駒ケ根市北下平の天神様の祭りの歴史をまとめようと同地区の北下平伝統文化伝承委員会(福沢徹会長)はこのほど記録誌『宵祭り 子ども会が継承する伝統文化』を発刊した。
1898(明治31)年以来の年ごとの寄付の記録や祭りの歴史、祭りにまつわるエピソードなどのほか、祭りの様子を伝える写真や年表などを網羅した。A4判、122ページ。
210部印刷し、氏子に150冊を配布した。2月中に市内の小中学校や図書館、博物館などに寄贈する。
委員会顧問の小出勇さんは「100年の節目の時には記録誌をつくろうとは思いつかなかったが、5年ほど前から編集に取り組んできた。長く伝えられてきた伝統を形にできてうれしい。大切な地域文化として今後もずっと続いていってほしい」と話している。 -
西箕輪地区、保育園2園体制で合意、新山保育園は休園の説明を開始
懸案事項となっていた伊那市西箕輪地区の保育園統廃合問題についてこのほど、老朽化の進む大萱保育園の建て直しに伴い、同園と西箕輪北部保育園との統合を進めることで地元の合意を得た。当初は同地区にある保育園3園を1園にまとめる構想だったが、充足率の高い西箕輪南部保育園は残す方針。また、今年度園児数が6人の富県新山地区の新山保育園については、今後も定員の半分である20人以下の園児しか集まらなかった場合、09年度から休園する方針で、保護者会や地元住民に説明する中で、理解を求めていきたいとしている。
西箕輪地区では地元住民でつくる「保育園のあり方検討委員会」が同地区の保育園運営について検討を重ねてきたが、市では昨年秋から同委員会との話し合いを進め、入園率が半数ほどにとどまる西箕輪北部と地区の中心園である大萱保育園の統合を提案。一方、同地区にあるもう一つの保育園、西箕輪南部は入園率が100パーセント近いため、あえて1園に統合せず、同地区では2園体制で保育園運営をしていきたいとする方針を提案し、今月20日、同委員会の合意を得た。新保育園については、2011年4月開園を目指し、今後地元と協議しながら用地選定を進める。
また、地元住民有志などが存続を求める活動を展開してきた新山保育園については、来年度についても園児数が9人にとどまる予定で、同園の定員である40人にははるかに及ばない現状。現場の保育士も少人数保育の限界を感じているほか、運営の効率化のためにも何らかの対応が必要であり、09年度から休園する市のは方針を打ち出した。地元の区長会、保護者会に対してはすでに説明を開始しており、市では「1年かけて地元と協議を重ね、何とか秋までには目途をたてたい」としている。
地元合意が得られた場合、同園に通う園児らは転園することになる。 -
第3回伊那市保育園運営協議会
第3回伊那市保育園運営協議会が21日夜、市役所であった。美篶東部保育園と美篶中央保育園を統合し、09年4月開設となる新保育園の構想がまとまったことに伴い、その具体的内容の報告があり、この新たな園には高齢者施設を併設し、お年寄りとの交流を保育の中に取り入れていくことで異世代交流を積極的に推進していく方針であることを説明。こうした形態は市内でも初めての試みで、核家族化の進む中、市は「園児がお年寄りの知恵を学ぶとともに、お年寄りも園児らとの交流で元気をもらえるようにしたい」としている。
保育園の建て替え場所は現在の美篶中央保育園のある場所で、建て替えは同保育園の一部を残し、保育を続ける中で工事を進める。建設面積は約1300平方メートルで木造平屋建て。事業費は約3億8900万円。定員は150人を想定している。
保育園の建設に伴い、その南側にあたる「老人憩いの家」も取り壊しを行っており、この老人施設を保育園の新設に伴い、園の一角に併設する。しかし、「老人憩いの家」という名称は用いない予定で、比較的元気な高齢者に利用を求め、園の保育にも参加してもらう。また、施設内にはリハビリ施設も完備する。
また、来年度は旧伊那市、高遠町、長谷地区の保育料体系一元化のため、高遠、長谷地区の一部世帯(現在の対象は約25世帯)で保育料引き上げとなるが、県下19市最低水準の保育料は維持していく。 -
園児がひな人形飾りつけ
宮田村中央保育園は21日、ひな人形を遊ぎ室に飾り付け。年長園児が協力して、春を招く人形たちをひな壇にきれいに並べた。
説明書とにらめっこして、人形を正しく配置。男の子もがんばって汗を流し、女の子たちは「きれい」と喜んだ。
同保育園では3日にひなまつりを予定。人形が見守る前で元気に体を動かし、春の到来を待ちわびる。 -
南割区人権学習会
宮田村南割区の人権学習会はこのほど、同区集落センターで開いた。県女性総合センター元所長の建石教子さんを講師に、約20人の住民が男女共同参画について関心を深めた。
「男だから、女だからという意識からなかなか抜けられないが、絶えず第三者の目で見なければ何も変わらない」と建石さん。
男女の意識を形成した歴史を知ることも大切と説明し、常に意識を持って考える重要性も指摘した。 -
信大生有志 伊那小学童クラブでボランティア
信州大学農学部(南箕輪村)の学生有志が伊那市の伊那小学校学童クラブでボランティア活動をしている。学生男女5人が週2、3回のペースで学童クラブを訪れ、児童たちの遊び相手となり、一緒に相撲やボール遊び、鬼ごっこなどを楽しんでいる。
同学童クラブに在籍する児童は80人で、来年度は100人に達する見込み。指導員は現在4人で、人材確保が今後の課題となっているため、学生ボランティアの存在は大きい。指導員の一人は「学生たちが来ると子どもたちの雰囲気も変わる」と話す。
学生たちは、ボランティア活動で知り合った人の紹介で、1月末から伊那小学童クラブに通い始めた。児童たちは「おにいちゃんたちが来てくれて楽しい」と笑顔。信大農学部3年の鈴木智統さん(22)は「これからもっとボランティアの仲間を増やしたい」と話している。
信大生ボランティアと相撲を取る児童 -
赤穂東小大縄跳び大会
駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)で21日、全校大縄跳び大会の決勝戦が行われた。学年縦割り編成の「仲良し学級」9チームが3チームずつ対戦する予選を勝ち上がってきた1年3組・6年3組チームと、2年1組・4年1組チーム、3年1組・5年1組の3チームで優勝を争った。
児童らは審判の開始の合図で一斉に跳び始めた=写真。競技は5分間に何回跳べるかを競うもの。児童らは回る縄の中にタイミングを見計らって飛び込んでは次から次へとジャンプして回数を重ねた。うまく跳べた児童はつかの間緊張から解放され、友達と顔を見合わせて喜んでいた。
各チームとも全力を尽くして頑張った結果、3年1組・5年1組チームが290回で優勝を果たした。 -
県老人大学伊那学部卒業式
県老人大学伊那学部の卒業式が18日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。2年間の課程を修了した98人が卒業した。
同学部長の宮坂正巳上伊那地方事務所長は「これからも自主活動を継続し、若い人と交流し、積極的に社会に参加していただきたい」と式辞を述べた。
卒業生を代表した宇治重人さんは「卒業後も学ぶ心を忘れず、老人大学伊那学部第30期生としての誇りと自覚を持って社会参加し、人生の続く限りがんばりたいと思う」とあいさつした。
県老人大学は来年度から長野県シニア大学と名前を変え新しくスタート。同伊那学部では08年度生を募集している。
知識や教養を身に付けるための教養講座や趣味や健康づくりのための技能講座、社会参加活動を実践するための実践講座など。1年時は初日の入学式を含め17日間の講座を予定(朝の会午前9時40分縲怐B授業午前10時縲恊ウ午・午後1時縲・時)。
費用は授業料など経費として3千円。また教材費、自治会費など。
入学願書を上伊那地方事務所福祉課内事務局、居住の市役所、町役場へ持参または郵送で申し込む。29日まで(定員120人)。
問い合わせは、上伊那地方事務所福祉課(TEL76・ -
新山小学生がフロアホッケー
伊那市の新山小学校の児童(52人)は18日、フロアホッケーを楽しんだ。日本フロアホッケー連盟の神田章さんと倉地昭重さんから指導を受け、パスやシュートなどを練習。最後は4チームに分かれてゲームをした。
フロアホッケーは円形のパックをスティックを使って運び、相手のゴールに入れて点数を競うスポーツ。同校は冬場、グラウンドが雪などで使用できず、体育の授業が体育館での球技に偏りがちになり、人権福祉教育の一環として年齢や性別にかかわらず誰でも楽しめるフロアホッケーを通じて、互いに尊重しあう心もはぐくもうと昨年度から体育の授業に取り入れている。
1年生から6年生まで縦割りの4チームに分かれプレーしたゲームは白熱。児童たちは「楽しい」「もっとやりたい」と夢中になっていた。
同校は日本フロアホッケー連盟から用具を2週間借り、その間に体育の授業で取り組む。