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宮田村3つの保育園で卒園式、103人が巣立ちの春
宮田村の3保育園は25日、卒園式を各園で行った。たくましく育った103人が、希望を胸に元気に巣立った。
このうち西保育園は34人が卒園。友情深めみんなで刻んだ思い出を、元気にひとりづつ振り返った。
保育証書を受け取ると、保護者のもとへ。感謝の気持ちを伝え、ギュッと抱き合う姿もあった。
吉川美幸園長は「あいさつは人と人の心がつながる魔法の言葉。元気良く心をこめてあいさつし、友達を助けあう。そんな1年生になってください」と励ました。 -
駒ケ根市文化財団基金奨励賞
駒ケ根市文化財団(渋谷敦士理事長)が文化、芸術の振興などを目的に5年前から毎年贈っている文化財団基金奨励賞の第5回受賞者に生田流筝曲演奏家の気賀沢美香(雅号・雅巳樹)さん=駒ケ根市中央=と「伊南子ども劇場」(北村和枝運営委員長、会員数約400)が選ばれ23日、市総合文化センターで授賞式が行われた。代表者など3人が出席し、渋谷理事長から賞状と奨励金をそれぞれ受け取った=写真。
気賀沢さんは「栄えある賞をいただいて感謝する。筝が好きで演奏を続けてきたが、今後も邦楽をもっと気軽に楽しんでもらえるよう努力していきたい」、北村さんは「いろいろな活動をしているが、まだまだ市民に知られていない。子どもたちのためにさらに力を注いでいきたい」と喜びを語った。
気賀沢さんは4歳で筝を始め、正派音楽院、NHK邦楽技能者育成会を卒業。邦楽オーケストラ「むつのを」、和楽器バンド「SO竏鱈AB」(ソーラボ)、和楽器ユニット「まいまい」などで意欲的な演奏活動を行っているほか、後進の育成に当たっている。
伊南子ども劇場は1987年に発足。幼児から中高生に良質な舞台芸術鑑賞の機会を提供しつづけているほか、山遊びやキャンプなどの野外活動にも取り組んでいる。 -
伊那市の子育て支援センター有料化に対し、新日本婦人の会伊那支部が2度目の反対署名と陳情を提出
来年度から有料化する子育て支援センターの無料存続を求めてきた新日本婦人の会伊那支部(木内律子支部長)が24日、これまでに集めた署名1173人分の署名と小坂樫男市長あての陳情書を市保健福祉部長に提出した=写真。
同会が署名と陳情書を提出するのは今回が2度目。1度目は536人分の署名とともに子育て支援センターの有料化案が3月議会で諮られる前に提出したが、同案は3月議会で可決された。そんな中署名活動を続けてきた同支部では、子育て支援センターの充実と母親らが使いやすい施設になるようにとこれまで集めた署名を提出することにした。
署名と陳情書の提出を受け、市子育て支援課は「一定の受益者負担をしてもらう中で、質を高めながら伊那市の支援センターを作っていきたいと考えている。情報の周知に努め、できるだけ市民のみなさんが使いやすい、利用しやすい環境を整えたい」として、減免措置、利用者への会計報告などにも取り組む方針を説明。有料化への理解を求めた。
木内支部長は「今回の活動を通して、子育て支援センターに対する市民のみなさんの関心が高まった。無料ということを訴えてきたが、良いセンターにして、お母さんたちが子育てに自信が持てるように支援していただきたい」と話していた。 -
伊那アルプス美術館開館
箕輪町の伊那アルプス美術館が20日、今年の営業を開始した。11月30日まで。
開館12年目となる伊那アルプス美術館は常時約250点以上の絵画や版画などの作品を展示している。常設展は現近代の日本、外国作家の洋画・版画など。
また今年は企画展を5回予定しており、5月30日までは館主の垣内カツアキさんが描いた「諏訪の春」「伊那谷の春」「ダム湖の夏」など、県内の四季折々の風景画をメーンにした新作36点を展示。
「子どものころから絵が好きだった」という垣内さんは、油絵を描き始めて50年以上になる。「見る人の目線に立って心が和むような作品を描いていきたい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(土曜日休館)。入館料は高校生以上400円。小中学生、身体障害者、75歳以上は入場無料。
問い合せは、伊那アルプス美術館(TEL70・7020)へ -
いな少年少女合唱団ハンガリー訪問出発式
上伊那の小学校2年生縲恪mZ3年生によるいな少年少女合唱団が23縲・8日、ハンガリーを訪問する。21日、伊那市役所で出発式が開かれ、ハンガリーを訪問する団員25人が「さくらさくら」とハンガリーの童歌の「おなべがにげた」を、小坂樫男市長や市職員などに披露した。
いな少年少女合唱団では指導者の山岸めぐみさんがハンガリーに留学していたことから、過去2回ハンガリーを訪問しており、3回目の今回は10年ぶりの訪問となる。25日にはハンガリーのブダペストの民族博物館で演奏会を開き沖縄民謡や「さくらさくら」、ハンガリーの歌など15曲を合唱。そのうち2曲はハンガリーのマニフィカート児童合唱団と一緒に歌う。
いな少年少女合唱団の正木朋恵団長は「まったく違った環境で歌ったり聞いたりすることにとてもわくわくしてる。今までみんなで積み上げてきたものを楽しみながら、精一杯出しきってきたい」と意気込みを話した。
また、いな少年少女合唱団は帰国後の5月3日に伊那市駅前ビル「いなっせ」で演奏会を予定している。
午後6時開演。入場料500円。チケット販売は伊那市生涯学習センター事務室(いなっせ5階)。 -
伊那緑ヶ丘幼稚園 卒業証書授与式
伊那市山寺区の伊那緑ヶ丘幼稚園(宮原光生園長)は22日、同園で07年度卒業証書授与式を行った。卒園児14人が卒園。園児たちは、友だちとともに遊び育った園舎を巣立ち、小学校生活への第一歩を歩み出した。
保護者や来賓の拍手で迎えられた園児らは元気いっぱいに入場し、園歌を合唱。一人ひとりに卒業証書を受け渡し、がっちりと握手をした宮原園長は「小学校では、楽しいことがいっぱいあるので一生懸命頑張って」と送り出した。
緑ヶ丘敬愛幼稚園は23日に卒業証書授与式を行う。
卒園児や担任、保護者がメッセージを交し合う「送る言葉」では、担任が「卒業おめでとう」、保護者は「幼稚園で楽しかった思い出を忘れず小学校でも頑張って」とあいさつ。園児らは「小学校でも友だちをたくさん作りたい」と答えた。
宮原園長から卒業証書を受け取る卒園児たち -
上伊那和裁連盟会長
伊那市荒井区室町
竹入良子さん(71)和裁をしている母の姿を覚えている。
「あ、今は首の部分を縫っている」
幼な心にそう思いながら、母の針仕事を見ていた。それはすべて、満蒙開拓団として渡ったハルピンでの記憶だ。終戦を迎え、満州移民団のほとんどが国境地帯に取り残される中、命からがら両親とともに引き揚げてきたのは1946年、小学3年生の時だった。
帰国してからの生活も厳しかった。母も働きに出るようになり、和裁をする姿はあまり見なくなった。高校に進学することはできたが、家計に余裕はなく、家庭科の授業は受けられないまま、卒業を迎えた。
「だから和裁は一番苦手にしていたことだったんです」と語る。
◇ ◇
和裁を始めたのは40歳を過ぎてからだった。すでに終戦から30年がたち、生活は豊かになっていた。結婚して2人の娘にも恵まれ、母とも同居。日常生活は幸せだった。その一方で抱いた一つの思い。
自分の中に何か技術を残したい竏秩B
「昔に比べ、お金に困る生活はなくなったし、生活も幸せだった。でも、自分の中には確固としたものがない気がした。娘2人の嫁入り道具をそろえたいという気持ちもあったし、40歳を過ぎて、苦手に挑戦するのも良いかなって」と笑顔を見せる。
その後、教室に通って和裁を習得。和裁士となってからは日に数本の帯を仕立てることもあった。一つひとつの方法が厳格に決まった和裁の中でも、美しい直線を縫うことは特に難しかった。しかし、徐々に形を現す着物や帯を見ながら、針を進めるのは楽しく、とりわけ誰かのためにする仕事は喜びが大きかった。
◇ ◇ -
吉瀬幸雄さん(41) 駒ヶ根市下平
「ありがとうございました」竏秩B20日、定期演奏会を無事に終え、会場に向かって頭を下げる吹奏楽部のメンバー34人。その傍らで、一回り大きく成長した生徒たちの姿に目を細めた。
「素直に『ありがとうございました』と言える気持ちを大切にしたい。演奏を聞きに来てくれた人、その会場を提供してくれた人など、自分たちを支えてくれた人がいるから演奏できることを感謝して」
音楽を好きになったのは小学校のとき。「音楽の先生の授業が楽しかった」のがきっかけだ。所属した中学校、高校の吹奏楽部ではサックスを担当。進学した信州大学教育学部音楽科では、何らかの形で音楽に携わりたいと音楽教諭を目指して勉強した。伊那東部中は5校目の赴任校。新年度で5年目になる。
「教師になりたてのころは手探り状態だったが、今では音楽を通じて子どもたちを育てていきたいと思っている。自分の気持ちを素直に伝えることができれば、音楽も素直に演奏することが出来る。人間の肉体、心の成長がその生徒の音楽を良いものに変えていくのだと思う」
2年前、部員たちの技術や集団力の向上を目的に、人前で演奏する機会を作りたいと行い始めた定期演奏会は本年度で3回目。コンクールの課題曲やサックス4重奏、金管8重奏などのアンサンブル曲、文化祭で披露した現代ヒット曲、アニメ曲など16曲を演奏した。
「1月から取り組んできた、一人ひとりの練習の成果を感じた。自分たちの演奏を聞いてもらいたい、『やってやるぞ』という意気込みが目の輝きに表れていた。私の思いを生徒たちが理解し、それを返してくれたこともうれしかった」
8月初旬にある全日本吹奏楽コンクール地区予選に向け、新1年生を迎え、新たなスタートを切る東部中吹奏楽部。「それぞれの頑張りで定期演奏会は成功したと思う。しかし、それで満足してはいけない。10回の練習と1回の本番は同じ緊張感。この気持ちを持って、夏につなげて取り組んでほしい」と今日もタクトを振る。
自分たちの精一杯の演奏を披露した定期演奏会(20日、伊那市民会館) -
駒ケ根市転退職教職員送別会
駒ケ根市と市教育委員会は21日、市内小中学校の転退職教職員の送別会を市役所南庁舎で開いた=写真。杉本幸治市長は「子どもたちが学校が楽しいと言って通っているのは先生方の努力のおかげと感謝している。それぞれの地域でのますますの活躍を祈る」と激励。教職員を代表して赤穂小学校の高野普校長は「温かく支えてもらったことに感謝する。学んだことを生かしながらこれからも頑張りたい」と礼を述べた。
駒ケ根市内小中学校の転退職教職員は次の皆さん(カッコ内は新任校)。
◇赤穂小▽校長=高野普(退職)▽教頭=唐木孝雄(辰野東小)▽養護教諭=鹿角千恵子(伊那東部中)▽教諭=堀内恵子(辰野西小)伊東美春(伊那北小)浦野紀子(箕輪北小)大野俊浩(飯田養護学校)橘佳乃子(長野市立信里小)三村直美(千曲市立治田小)吉田大輔(塩尻市立木曽楢川小)▽講師=草田美津保(退職)増田穣(退職)丸田菜美子(塩尻市立広丘小)
◇赤穂東小▽教頭=湯本英俊(松本市立旭町中)▽教諭=川村裕彦(天龍村立天龍小教頭)鈴木博道(退職再任用・赤穂東小)白崎由美子(諏訪市立湖南小)丸山元資(伊那養護学校)井上まゆみ(手良小)湯本佐保(小諸養護学校)清沢恵美(長野市立下氷鉋小)▽講師=昆孝嘉(退職)岡崎節子(退職)
◇赤穂南小▽教頭=塩野入幸隆(県教委教学指導課主任指導主事)▽教諭=安藤久美子(南箕輪小)伊藤桃子(組合専従・県教組執行委員)▽養護教諭=安富和子(喬木村立喬木第二小)▽講師=植木温子(退職)保科洋子(退職)▽非常勤講師=中村麻起子(退職)
◇中沢小▽校長=北原三千生(退職)▽教諭=杉田つね子(辰野西小)▽養護教諭=唐沢真理子(高遠中)▽就学支援=伊藤みつ子(赤穂小)
◇東伊那小▽校長=小川清美(退職)▽教諭=原ふみ子(退職)向山あゆみ(伊那東小)松崎善幸(南箕輪中)▽講師=高橋さやか(赤穂南小)
◇赤穂中▽教諭=飯島淳(退職)前田美恵子(退職再任用・赤穂中)浦野勝(長谷中)後藤衛(飯田市立高陵中)藤森了(諏訪養護学校)杉山幸代(塩尻市立塩尻西部中)鎌田真(木曽町立福島中)藤井篤徳(国立大学法人付属長野中)▽専門幹=牧田達夫(伊那東部中)▽養護助教諭=片桐美佐喜(退職)▽主事=町田典幸(川上村立川上第二小)▽講師=中村二志(退職)埋橋由佳(新規採用・長野市立湯谷小)
◇東中▽教諭=嶋崎幸子(赤穂中)島谷佳美(松本ろう学校)桂本真司(宮田中)▽講師=下平怜菜(新規採用・大町市立八坂小) -
高校後期合格発表
08年度公立高等学校後期選抜の合格発表が21日、各校であり、上伊那8校でも、少し遅れて春がやってきた受験生らが、喜びの歓声を挙げた=写真。
倍率1・16倍となった08年度新設の多部制・単位制高校「箕輪進修高校」でも、合格番号が張り出される午前8時半に校門前に受験生が集まり、自分の番号を確認。合格していることが分かると「受かってる」と声に出し、ともに苦労を重ねてきた友人らと喜びを分かち合った。
友人と合格発表に訪れた箕輪中学校の唐沢希菜子さん(15)は「多部制・単位制に変わって自分のペースで勉強ができると思い、受験した。まずは友だちをつくって学校生活を楽しみたい。あと、社会人になるための準備として、しっかり学びたい」と話し、携帯電話からその場で父親に連絡していた。
再募集する学校、学科は辰野高校が普通科5人、商業科6人、上伊那農業高校生物工学科が6人、高遠高校普通科が18人。定時制では、赤穂高校が若干名を追加募集している。
再募集の受付期間は25日まで。再募集入学予定者の発表は27日までに当該高校で発表する(定時制の追加募集は4月4日までに当該校で発表する)。 -
杉山さんが詩画集「夢をかなえたいあなたへ いつかきっと必ず」を出版
宮田村中越区の杉山久美さん(31)が、湧き出る自身の想いを詩とイラストでつづった詩画集「夢をかなえたいあなたへ いつかきっと必ず」を出版した。リンゴ栽培に励む夫の栄司さん(31)を支えるかたわら、「今の私を伝えることで誰かの役に立てたら」と一念発起。日々の葛藤を抱えながらも前向きに生きる心の内面を素直に表現し、自分自身を大切にしてほしいとメッセージを発信している。
高校生の頃、悲しい、つらい、そしてうれしいことがあると、心の内面をイラストに描くようになった久美さん。その後、友人からもらうピンク色の紙片に、絵と一緒に文も綴るようになった。
今回出版した詩画集に収めた大半の詩は、昨年の6月のある日に一気に書き上げた。「その時の心の内をストレートに表現したくて。どうしても今の気持ちをまとめたかった」と作成時を振り返る。
詩の中に再三でてくる「いつかきっと必ず」。この言葉は亡くなった祖母の恵美子さんがいつも語りかけてくれた言葉だ。
夢を信じる力。結婚という転機も経て、新たな歩みを進める久美さんは詩に「今、できないあなたでもいいんです」と綴る。
「今が厳しくてもいつかできる、やりたいっていう追い求める気持ちが大事。この本を手にした人が、今のままの自分でいいんだと少しでもホッとしてくれたら」と久美さんは、自身を投影した詩画集のイラストのように静かに微笑んだ。
詩画集は1160円(税別)。問い合わせなどは杉山さん090・4667・9354まで。 -
『朝の学舎』この一年
対談 武田徹・馬塚丈司昨年4月にスタートした『朝の学舎』は、未来世代を担う子どもたちへのメッセージとして、天竜川水系を舞台に土や水、森などに深く関わっている皆さんと子どもたちを追いかけてきた。
天竜川河口の砂浜で産卵するアカウミガメ(絶滅危惧種)の卵にさわり、小ガメの放流を体験(昨年9月放送)、伊那谷に伝わる養蚕文化と技術を伝承する唐澤さん夫妻と西箕輪小学校の子どもたちの触れ合い(昨年10月放送)、一滴の水の中に生きる珪藻との出会い(昨年4月放送)竏窒ネど、伊那谷の子どもたちが心と体で感じたこの一年。この豊かな自然の恵みの中で、それを感じ続けることができる未来であってほしい、また、次の世代、また次の世代へとつないでいってほしい、という願いを、それぞれの番組の中で、先生役の皆さんに伝えていただいた。
今回の朝の学舎は、天竜川河口でアカウミガメや砂浜の環境を守る活動を20年以上前から続けているサンクチュアリNPOの馬塚丈司理事長をゲストに迎え、ナビゲーター武田徹とともに、21世紀を生きる子どもたちへのメッセージを改めて語り合う。 -
たかずやの里で退園式
伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」(小牧勘太郎理事長)で20日、退園式があった=写真。これまで一緒に生活してきた仲間や保護者、同施設の関係者などが、新たな旅立ちの時を迎えた子どもたちを祝福した。
今年度同施設を退園するのは6歳から18歳までの6人。退園後の進路はさまざまで、家族と暮らし、進学するケース、就職し、独立するケースなどがある。
式典では、6人の担当教諭が一人ひとりに向けて選んだ記念品を贈呈。その後、鹿野博愛施設長が「たかずやの里で生活したということは、ほかの子どもよりも多くの経験をしたということ。ここでの経験は社会に出てからきっと生きてくる。たかずやで過ごしたことを誇りにして、健康で過ごしてほしい」と6人を祝福したほか、施設に残る生徒の代表は「6人とお別れするのは寂しいけど、それぞれの道で頑張っていってください」と激励した。
多くの祝福を受け、来年度から短大に進学する生徒代表は「それぞれ進む道は違うけど、これまでのように頑張っていきたい」と語り、同施設での生活を振り返りながら涙を見せる場面もあった。
また、40年以上という長きにわたって同施設に勤め、定年後も施設長として子どもたちを支えてきた鹿野施設長が3月末でその職を降りることになり、退任式もあった。 -
伊那西小4年生 星空観察会
伊那市の伊那西小学校4年生(中村弘幸教諭、14人)は21日夜、同小校庭で星空観察会を開いた。親子レクリエーションの一環で、伊那天文ボランティアサークル「すばる星の会」代表の野口輝雄さん(56)=同市西箕輪=を招き、望遠鏡で土星や火星、冬の星座などを眺めた。
理科の単元で月や星について勉強した4年生は、学習のまとめとして実際に星空を観察しようと観察会を企画。児童、保護者の計約40人が集まった。野口さんは「来年になると土星の輪を真横から見ることが出来る」など児童らに説明しながら、持参した反射望遠鏡で星空を見せた。
武田凌也君(10)は「土星の周りに、ほんとに輪っかが見えた」と星空を夢中になって観察。野口さんは「今見ている光は何千万年前のもの。だから望遠鏡は宇宙を見るタイムマシーンなんだよ」と児童たちに熱く語った。
反射望遠鏡を使って土星や火星などを眺める親子ら -
宮田中吹奏楽部コンサート、OB、OGと共演も
宮田村宮田中学校吹奏楽部は20日、定期演奏会「スプリングコンサート」を村民会館ホールで開いた。同部出身OB、OGとの初共演も盛り込み、世代を超えて心ひとつにした演奏で満員の会場を楽しませた。
今年度卒業生を含むOB、OG34人が参加。24人の現役部員と一緒に「威風堂々」など3曲を演奏した。
わずか4回と事前の合同練習も限られたが、本番の息はピッタリ。先輩後輩の垣根をこえて、晴れのステージを一緒に楽しんだ。
このほかコンサートは3部構成で現役部員が多彩な楽曲を披露。練習の成果を発揮し、約300人の聴衆を魅了した。 -
楽しい音読講座の子どもたちがデイへ
宮田村教育委員会が住民有志を講師にして開く学校週5日制対応講座のひとつ「楽しい音読 お話の世界を楽しもう」の小学生5人が20日、村社会福祉協議会デイサービスセンターを訪問。お年寄りたちを前に、物語の音読など練習してきた成果を発表した。
同講座は、朗読や読み聞かせなどでボランティア活動も展開する村内のグループ「お話宅Q便」が指導。8人の小学生が参加し、発声練習なども取り入れながら、物語の楽しさにふれてきた。
今年度の最終講座となったこの日、5年生と2年生が同センターをたずね、昨年の村文化祭で発表した2つの物語を音読。一つひとつの言葉をかみしめ、やさしく話しかける子どもたちの姿にお年寄りたちは目を細めた。
「おじいちゃん、おばあちゃんが、このお話の世界に入れるように、気持ちを込めて読みました」と5年の割田遥さん(11)。
歌や早口言葉などでもお年寄りたちと一緒に楽しみ、交流も深めた。
「楽しくやることを大切にしてきたが、上級生の子どもたちが色々考えて引っ張ってくれた。輪が広がったように思います」とお話宅Q便の赤羽房子さん。同講座は新年度も継続する予定だ。 -
手形のモニュメント披露
中川村大草天竜川ダム統合管理事務所の小渋ダム入口に設置したモニュメント2基の披露が21日、中川村みなかた保育園の年長園児を招いて、現地で行われた。
車止め機能を兼ねた流木モニュメントは約5メートル、先端にチェンソーアートで同施設のシンボル、コノハズクを、縦横1メートルコンクリート造り御影石張りの台座部分には、みなかた保育園の年長園児18人と保育士2人の手形を刻んだ。チェンソーアートのコノハズクは松川町在住の米山孝昭さん(コロボックル工房)が製作した。
園児らは台座をおおっていたブルーシートが取り除かれると、早速、自分の名前の手形を探した。
子どもたちは「ぼくの手があった」。手を合わせて「ぴったしだ」と喜んだ。
この後、職員の案内でダム提内部探検や新装なった管理塔、操作棟などを見て回った。 -
箕輪町小中学校転退職教職員あいさつ式
箕輪町小・中学校の転退職教職員あいさつ式が19日、町文化センターであった。
各校ごとに教職員を紹介。平沢豊満町長は、「箕輪の子どもたちを育てていただいたことに感謝申し上げる。箕輪の地のいい思い出を持って、今後も生きがいをもって子どもの育成に関わっていただきたい」。小林通昭教育長は、「子どものため新しい方向目指し殻を破ることも必要。4月から大きな希望がある。箕輪での経験を生かし活躍されることを祈っている」と、それぞれに感謝と送別の言葉を述べた。
教職員を代表し、定年退職する箕輪中部小の小野正行校長は、「37年間の教員生活の中で、『仰げば尊し』を歌ってもらったのは今年が初めて。感動でした。この思いを胸に新たな場所で一生懸命生きていきたい」とあいさつした。 -
小学校で卒業式
駒ケ根市内の5小学校で19日、一斉に卒業証書授与式が行われた。
東伊那小学校(小川清美校長)では卒業生17人が晴れの卒業式に臨んだ。真新しい中学校の制服に身を包んだ卒業生らは緊張の面持ちで壇上に上がり、一人ひとり小川校長から卒業証書をしっかりと受け取った。
ひな壇に並んだ卒業生らは向かい合った在校生や教職員らとともに『卒業の歌』を合唱=写真。6年間積み重ねたたくさんの思い出を歌に乗せ、母校との別れを惜しんだ。
小川校長は式辞で「児童会の活動を通して下級生の面倒をよくみてくれた本当に優しいお兄さん、お姉さんだった。4月からは中学生。新しい友もできる。尊敬できる友達をつくってほしい」と激励の言葉を贈った。 -
宮田小学校、105人が巣立ちの春
宮田村宮田小学校の卒業式は19日、同校体育館で開いた。全校児童が歌で心ひとつになり、卒業生105人の巣立ちを祝った。
在校生が卒業生との思い出を発表。「いっぱい遊んでくれてありがとう」「強い心とやさしさを見習いたい」など、感謝の言葉を贈った。
6年間の想いを胸に全校で合唱。心を通わせながら、清らかな歌声で小学校生活を締めくくった。
清水閣成校長は「自分の可能性を信じ、仲間を信頼することを学んだ卒業生。その自信と誇りを胸に大きくはばたいて」と激励した。 -
「ちゃりんこゴーゴー探検隊」が海までサイクリング
中川村のキャンパースヴィレッジ自然学校(鈴木道郎代表)の「ちゃりんこゴーゴー探検隊」は20日、激しい風雨の中、園児から中学生まで子ども35人、大人20人が参加し、「中川村縲恆セ平洋まで180キロ、海までサイクリング」にスタートした。一行は天竜川沿いを走り、2日目の21日夕方には磐田市の天竜川河口竜洋海洋公園(太平洋)に到着、22日電車で村に帰る計画。全行程を完走する組、チームで交替しながら180キロリレー組に分れて太平洋を目指す。
子どもたちが夢を持ち、夢の力を信じて、夢の実現を図る「夢の力ブロジェクト」の一環。
大草城址公園に集まった参加者を前に、鈴木代表は「今年の締めくくりの活動。この位の雨に負けるようでは、ゴーゴー隊の名が廃る。けがをしないように、グループで1列に走って」と激励した。
特別参加のダイハツボンシャンスの選手も加わった一行は、保護者らの見送りを受け、隊旗をなびかせたスタッフのツナ君こと、島崎敏一さんを先頭に、元気いっぱい走り出した。
一行は天竜川に沿ってひたすら南下し、天竜峡で昼食、初日は泰阜村グリーンウッド自然体験教育センターまで約45キロを走った。 -
駒ケ根市の2中学で卒業式
駒ケ根市の赤穂中学校と東中学校で18日、それぞれ卒業式が行われた。9年間の義務教育を終えた卒業生365人は在校生や教職員らに送られ、通い慣れた学び舎を静かに後にした=写真。
赤穂中(杉田純治校長)の卒業生は313人。卒業生代表の宮沢努君は「3年間はあっという間に過ぎた気がするが、数々の思い出は色鮮やかな1ページとして心の中にある。赤中の素晴らしい伝統を受け継ごうと一生懸命頑張ってきた。これからはそれぞれの夢に向かって一歩一歩進んでいきたい」と述べた。
在校生代表の久保田紫帆里さんは「学校生活をより良いものにするためにさまざまな活動に取り組んできた先輩たちは私たちの手本。私たちも頑張るのでこれからも見守ってください」と送る言葉を述べた。
杉田校長は式辞で「皆さんの素晴らしさは大きな目標に向かって皆で力を合わせ、純粋で素直な気持ちを持っていたこと。これからも勇気を持って躍進することを心から祈る」と励ましの言葉を贈った。 -
箕輪町
童謡唱歌けやきの会ピアノ演奏が流れる部屋に、会員が次々と集まってくる。「こんにちは」と笑顔であいさつを交わし、演奏を聞きながら和やかにおしゃべりして始まりの時間を待つ。
02年、地域の中にあった、童謡唱歌の会立ち上げを願う声を受け、歌の好きな50人が集まって発足した。現在は女性のみ44人が、町文化センターで月2回活動している。
「童謡唱歌は懐かしい歌。皆さん本当に楽しそうに、時には子どものころの情景を思い浮かべながら歌っています」
指導するのは町内在住で全日本音楽療法連盟認定の音楽療法士・笠原正純さん。歌は呼気法でしっかりと息を吐く。話をすると息が出ることから、開始前におしゃべりしてもらおうと、笠原さん自らピアノを弾いて会員を迎える。
「童謡唱歌を歌うことで過去のことを思い巡らすと同時に、生きる力や勇気付けを大切にしている」と笠原さん。歌うことが苦痛にならないように、高音域の歌は移調し、テンポもゆっくりにして指導。また、例えば唱歌「かかし」では、歌詞の「山田の中の一本足のかかし」の一本足を、交通事故で足を失った方のことを考え「おしゃれなかかし」と歌うなど歌詞にも配慮しているという。
毎回、「童謡」と「唱歌」それぞれの本から季節の歌も含め選んだ曲と、会員のリクエスト曲で約10曲を歌う。3月の会では「春よ来い」「うぐいす」「早春賦」など春の曲に、「銀色の道」「翼をください」などのリクエスト曲を歌った。
表現力を付けるため、胸をたたく、息を吐く、あごを前後に動かす、「レロレロ」と続けて発音するなどのトレーニングもしている。
発表の場は、町の文化祭。日ごろ歌っている曲の中から3曲くらいを選び、本番1カ月ほど前から集中して練習し皆でステージに立つ。
「一番最初のときは緊張したけど、だんだん慣れてきた。先生が上手に引っ張ってくださるし、大勢で皆さん一緒だから。団体の強みですね」
発足から6年。大きな舞台を楽しむ余裕も生まれ、歌声はますます明るく輝きを増している。(村上裕子) -
宮田中卒業式
宮田村宮田中学校の卒業式は18日、同校体育館で開いた。巣立ちを迎えた108人が、周囲の支えに感謝しながら、絆を深めた学び舎に別れを告げた。
一人ひとり証書を受け取った卒業生。代表して小田切昂軌君が「この3年間で知識だけでなく、人間的な部分を多く学んだ。本気で取り組めば必ず結果はついてくる」とあいさつした。
在校生代表の松澤佳奈さんは「率先して取り組む3年生の姿が、常に私たちの目標。尊敬し、誇りでもある。これからも自信を持って社会を乗り越えていって」と言葉を贈った。
地球的な環境問題にも生徒会活動として取り組んだ卒業生。帯刀昇校長は「地球を守るという意識も大切にしながら、夢を実現して」と激励した。 -
琴伝流大正琴ファジー・いな交歓会
上伊那の琴伝流大正琴の指導者たちでつくる「ファジー・いな」や各教室の生徒たちの交歓会が16日、伊那市のJA上伊那本所であった。「ファジー・いな」のメンバーと17の教室の生徒たち約140人が演奏し練習の成果を披露し合った。
同会は10年以上前から毎年開いている。
「山小屋の灯」「手のひらを太陽に」など各グループ2縲・曲を演奏。客席では他の教室の生徒たちが、奏でられる大正琴の音色を耳を澄まし聞いていた。 -
新たな門出祝い 小中学校卒業式
小中学校の卒業シーズンを迎え、伊那市の伊那東小学校と、春富中学校で17日、卒業証書授与式があった。春富中(別府繁樹校長)では、男子81人、女子96人の計177人の卒業生が、仲間たちと作った思い出を胸に、慣れ親しんだ学び舎を巣立っていった。
別府校長は卒業証書を一人ひとりに手渡し、「新たな航海に旅立とうとしている卒業生のみなさん。春富中で培った自信と誇りを胸に堂々と、これからの人生を歩んで」とはなむけの言葉を述べた。
在校生代表の有賀楓子さんが「立ち止まることがあっても友人の笑顔を思い出し、頑張って」と送辞。卒業生代表の倉田豊治君は「困難や壁にぶつかるときは、この3年間で学んだことを糧に乗り越えたい」と答えた。
在校生や保護者に見送られる中、卒業生たちは、希望と自信に目を輝かせ、胸を張って会場を退場した。
在校生や保護者に見送られながら会場を退場する卒業生たち -
宮田中吹奏楽部、世代超えたOB共演で20日に演奏会
宮田村宮田中学校吹奏楽部の定期演奏会「スプリングコンサート」は20日午後2時から村民会館で開くが、同部出身OB、OGとの初共演実現で話題を呼んでいる。合同練習が15日から始まり、先輩後輩が心ひとつに最高のステージにしようと熱が入っている。
「先輩の皆さんと一緒に演奏したい」という現役部員24人の呼びかけに、今年度卒業生を含む34人のOB、OGが賛同。その中には兄弟姉妹が4組、親子も1組いるなど、世代を超えた同部の新たな歴史が今回のコンサートで刻まれる。
15日の合同練習では、久しぶりに楽器にふれた先輩を現役部員がリードしながら教える場面も。
現役当時はパーカッションを担当していたという安田修也さん(40)=町三区=も「本当に色々忘れちゃっていて」と話しながらも、「後輩と共演できるのはうれしい。気分転換にもなりますね」と笑顔がこぼれた。
コンサート当日は現役部員がワーグナーの行進曲など8曲を演奏し、OB、OGとの共演は「威風堂々」など3曲を予定。
津山碧部長(2年)ら現役部員は「先輩と一緒に演奏するのは緊張するが、良い経験になり楽しみ」と本番を心待ちにしている。 -
伊那東小 新校舎へお引越し
新しい管理教室棟が完成した伊那市の伊那東小学校で18、19日、来年度から使用を始める新校舎への引越しがあった。終業式を終えた1縲・年生の児童約600人が教室移動のために登校。新校舎で授業を受ける新2、6年生が、自分たちの荷物を新しい教室に運び込んだ。
新校舎は、老朽化が進む管理教室棟(北校舎)の改築が目的で、10年度の児童数ピークを見通し3学年計15教室などを設けた。市内の教育施設では初となる、公募で集まった地域住民の意見を取り入れた設計。工事は06年8月からで、本年3月中旬にしゅん工検査を済ませた。
建物は1階鉄筋コンクリート、2階鉄骨造りの延べ床面積約4200平方メートルで、工事費約11億円。校舎内を広く使うため、柱の数を減らし、梁(はり)を細くしても強度が保てる構造で、1、2、6学年の教室や、各学年の共有空間のほか、間仕切りのない開けた図書室などを配置した。
子どもたちは新築のにおいがする校舎の中に入ると目を輝かせ笑顔で作業。新しい校舎で道に迷わないよう、列を作って荷物を運んだ。5年生の女子児童の一人は「きれいで気持ちがよい。6年生になったら、新しい気持ちで勉強したい」と話した。
北校舎の取り壊しやグランド整備などの工事を今秋までに終え、それ以降にしゅん工式を開く。市教育委員会では、関係者を対象とした内見会を26日、一般開放を4月12日に行う予定だ。
新校舎への引越しを楽しむ児童たち -
伊那北小学童クラブ新施設の開所式
伊那市の伊那北小学校学童クラブの新施設が完成し、市教育委員会は17日夜、現地で新施設の開所式を開いた。同学童クラブを利用する児童や保護者ら約70人が出席。これまでよりも利用スペースが広くなった新しい施設の完成をみんなで祝った。
市教委生涯学習課によると、伊那北小学童クラブは1987(昭和62)年4月の開所。同小の児童数が増えたことにより、これまで利用していた校舎内の教室を新年度は普通教室として使用するため、体育館北側に新施設を建てた。現在は、低学年を中心に約80人の児童が利用する。
施設は軽量鉄骨造り1階建ての延べ床面積136平方メートル。利用者の増加を見通し、部屋数を2部屋に増やし、台所とトイレを設けた。工事費は1449万円で、厚生労働省の社会福祉施設整備事業補助金を利用し、市が615万7千円(07年度事業)を負担した。
開所式で北原明教育長は「これからも仲良く、元気よく遊んで」、笠原富重校長は「新しい学童クラブが完成したことにありがとうの気持ちを忘れず」とあいさつ。保護者の一人は「このような素晴らしい環境の中で面倒をみてもらえて感謝している」と話した。
新施設の開所式であいさつする笠原校長 -
江戸天保年間から続く「伊勢太々講」
宮田村北割区の鈴木幸雄さん(62)宅で15日、167年前の江戸・天保年間から続く「伊勢太々講(いせだいだいこう)」があった。同区と南割区の36戸が講を組織しているもので、今年も2月に三重県の伊勢神宮に代参。この日は、代参の報告と神事を行い、持ち帰ったお札を配って各家庭の繁栄や地域安全などを祈願した。先祖代々の伝統は、地域の絆として今も脈々と受け継がれている。
神事や祝宴の準備をする幹事役の「宿仲間」は4戸、代参は2戸で当番制。会場も宿仲間の自宅を提供して毎年変わるしきたりで、今年は鈴木さん宅が受け持った。
代参人の浦野広さんが報告。夫婦で出かけたと話し「このような機会でないと妻と一緒に旅行することも少ない。先祖がつくってくれた講に感謝します」と続けた。
庶民が自由に旅行できなかった江戸時代。宮田村内でも代参人を設けて巡拝信仰する「参詣講」が、各部落ごとにできた。
「伊勢太々講」もそのひとつで、天保12(1841)年に米1俵が35銭の時代に53両余りの大金を奉納して始まったとされる。
太平洋戦争の一時期を除いて、代参人による参拝は休むことなく継続。社会が変わり個人参拝が中心になった現在も、36戸が頑なに伝統を守っている。
古くから同講に参加する春日甲子雄さん(84)は「浦野さんのように昔から代参で旅行し、その報告を受けるためにみんなで集まることも楽しみだったはず。こんな時代だからこそ、みんなで守っていくことが地域の結束にもなるはず」と話した。