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献血ルーム
秋の献血推進運動月間に合わせ、県、上伊那郡市献血推進対策協議会、県赤十字血液センターは臨時献血ルームを30日まで駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店の2階ニシザワギャラリーで開いている。買い物に訪れた人たちは献血の重要性を訴える担当者らの呼び掛けに快く応じ、積極的に採血に協力していた=写真。
会場には献血の啓発ポスターが展示され、担当者がパンフレットなどを配布しているほか、来場者に風船をプレゼントしたり手相占いのコーナーを設けたりするなどして協力を求めている。上伊那地区ライオンズクラブや県看護大の学生らもボランティアで参加している。
冬場は献血が減少することから、多くの人たちが集まる場所で献血ルームを開設することにより市民らの理解と協力を求める狙い。県内では年に2、3回程度行っている。 -
地域子ども100人の会が第2回会議
駒ケ根市の市民らでつくる地域子ども育成100人の会(村上守伸代表世話人)は28日夜、第2回会議を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約20人が出席し、9月の第1回会議に引き続いて、現代の子どもたちを取り巻くさまざまな問題点などについて意見を交わした=写真。
出席者は「子どもたち同士だけでなく、地域の大人との触れ合いが重要なのではないか」「まず親同士の関係だ。祭りや自治会といった地域での付き合いに大人が率先して参加することが子どもにとって手本になる」「子どもが家庭の中で役割を持つことにより、存在意義を実感できることが大切」など、それぞれの経験をもとに活発に意見を述べた。
同会は今後数回の会議を経て、今年度中をめどに「子育て10カ条」を策定したいとしている。 -
南箕輪村立南部小学校開校10周年記念式典
開校10周年を迎えた南箕輪村立南部小学校(尾台良左校長)で29日、記念式典やフルートコンサートがあった。スライドで10年の歴史を振り返り、記念音楽会では児童が合唱や合奏を発表して“10歳の誕生日”を祝った。
式典は太鼓グループ「CoCo龍」と同校しの笛フルートクラブの児童による演奏で開幕。記念事業実行委員会の美濃部浩明実行委員長は、「これからも魅力あるすばらしい学校でありつづけていくと思う」とあいさつ。尾台校長は、「責任や考えを持ち、頼りにされ、たくさんの人と手と手をつなぎ協力できる、建物でいえば柱のような人間になってほしい」と児童に期待を寄せた。
元村長、元校長、前校長、初代教頭、1期卒業生をパネリストに迎えた「南部小を語る」、11プログラムの音楽発表会、上野学園短大音楽科専任講師の飯島和久さんによる記念フルートコンサートもあった。 -
第4回中学生サッカーINA FESTIVAL
第4回中学生サッカーINA FESTIVAL(いなフェスティバル)が29日、伊那市陸上競技場など上伊那7会場であった。県内外から37チームが参加し、日ごろの成果をぶつけ合った。
上伊那地区のサッカーレベル向上を目的として4年前、伊那東部地区で始まった大会。徐々にその範囲が拡大し、知名度もあがり、上伊那だけでなく県内外からも参加チームが集まるようになった。
大会は年2回あり、春はカップ戦で順位を決定するが、秋は2年生以下の新人チーム同士の交流を目的としている。
中学生だけでなく、小学6年生の選抜2チームも参加。また今年は、規模の小さい伊那中学校と高遠中学校が合同でチームをつくり、参戦した。
小雨の中、選手らは声掛け合い、互いのゴール目指してボールを奪い合っていた。 -
八幡町ハロウィーンにぎわう
伊那市の「八幡町ハロウィン」が29日、伊那北地域活性化センター「きたっせ」などであった。カボチャのちょうちん81個が並び、仮装した子どもらでにぎわった。八幡町実業団協同組合主催。
カボチャのちょうちんは、伊那小学校2年冬組の児童や来場者らが作ったもので、「きたっせ」の軒下に並べ、午後6時前に点灯。ロウソクの火がゆらゆらと揺れ、幻想的な雰囲気を作り出した。しばらくの間、楽しんだあと、希望者が自宅へ持ち帰った。
会場には、とんがり帽子をかぶったり、顔の形をしたカボチャを衣装に使ったりと仮装した子どもたちが集まり、組合加入の35店で1500個の菓子を配った。
そのほか、カボチャのちょうちんづくりやリンゴ拾いなどのイベントもあった。
山寺区の文化祭も「きたっせ」で開かれ、相乗効果にもなった様子。
ハロウィンは4回目を数え、尾崎晃一理事長は「楽しみにしている人もいて、イベントとして定着してきた」と話した。 -
長谷小で30周年記念式典
長谷小学校で29日、開校30周年記念式典があった。児童、教職員、来賓ら約220人が出席し、30年の節目を祝った。
中山晶計実行委員長は、長谷の礎となる児童を送り出すよう祈った。
三沢久夫校長も教育目標に「本気で取り組む子ども」を掲げ「少人数の良さを生かした教育に努めたい」と述べた。
そのあと、児童たちが20周年以降の10年間の歩みを発表。全校飯ごう炊さん、シイタケ栽培、粘土がまの火入れなどスクリーンに写真を映し出し「地域の期待にこたえられるよう、みんなで協力し合って頑張ります」と力強く声を合わせた。
記念公演は長谷中体育館であり、村指定無形文化財「中尾歌舞伎」の「奥州安達原三段目 袖萩祭文の段」を鑑賞。地域住民らも足を運んだ。
源氏に滅ぼされた奥州安部一族の復しゅう話で、浄瑠璃と三味線が響く中、真に迫る演技で観客を魅了した。長谷小2年の西村清剛君も初参加。
終了後、会場から「花」が飛んだり、西村君に花束が贈られたりと大きな拍手が沸いた。
長谷小は76(昭和51)年、美和と伊那里の2小学校が統合。現在の児童数は92人。
記念事業として、全児童の写真入りの下敷き配布、校舎内外の環境整備(動物飼育小屋の建て替え、敷地周辺フェンス改修…)などに取り組んだ。記念誌は来年2月、20周年以降の10年間の記録に加え、記念式典の様子を含めて発行する。 -
トールペイント作品展
伊那市美篶の大洞かずよさんが主宰するトールペイント教室「プリムローズ」の作品展が29、30日、喫茶・食事「楓林(ふうりん)」で開かれている。
「楓林」を会場に、昨年の夏から月1回、教室を始めた。地元の主婦ら10人が集まり、昼食を食べて作品づくりに取り組んでいる。
会場には、1年かけて作った作品の中から、参加者が自信作を持ち寄って12点を並べた。
作品はコーヒーフィルター入れ、ペン立て、ミニトレイ、バッグなど身近な素材で、季節感が出るようタンポポやイチゴ、雪だるま、柊などの図柄が描かれている。
1回に1作品を作るペースで、参加者は四苦八苦しながらも、楽しんでいるという。
指導に当たる大洞さんは「身近なものを作ることで、生活を楽しんでほしい。同じ図柄でも、世界に一つしかない作品」と話している。
30日は午前9時縲恁゚後9時。 -
染織作家小山憲市展
伊那市生涯学習センター2階展示ギャラリーで30日まで、上田市出身の染織作家小山憲市展が開かれている=写真。しま、格子を中心に、着物や帯など約50点がそろう。
小山さんは上田紬の伝統を踏まえながら、糸使いのおもしろさ、色の深さにこだわった作品づくりに取り組み、県染織作家展などで数々の賞を受賞。小山ファンである東京和装ゼミナール=駒ケ根市=の常田輝子さんが上田紬を知ってほしいと企画し、南信で初めての個展が実現した。
「シックな感じ」が多く、じわじわと存在感が出てくる作品が並ぶ。
小山さんは「布の持つ感触、縦・横糸の表情、苦心した色などを見ていただきたい。その人らしさを表現する、おしゃれ着としての提案ができれば」と話している。
開館は午前9時縲恁゚後4時。即売もしている。 -
信州もみじ湖夢くらぶ
自然豊かな箕輪町東箕輪で、「農業を生かして地域を活性化しよう」と、03年8月に発足した。ワイン生産に向けたブドウ栽培、アイガモ農法による「あいがも米」の生産などに取り組んでいる。
会員は東箕輪地区の有志を中心に20代から70代までの34人。ほとんどが兼業農家の勤め人。「これからの農業の技術も踏まえながら、いいもの、こだわりあるものを作って販売しよう」「もみじ湖を生かし、観光とタイアップしていこう」。夢をもってやるために、会の名前に「夢」を付た。
「うそのない正直なワインを作ろう」と始めたのがブドウ栽培。外国の原料ではなく、自分たちでしっかりしたものを育ててやりたい-と昨年4月、20アールの畑にワイン専用品種220本を植えた。元長野県果樹試験場長の柴寿さん=長岡=の指導で、赤ワイン用と白ワイン用を育てている。
今年10月、ブドウ600キロを収穫して原料出荷した。「糖度が命。栽培2年目にしていいものがとれた。自信が持てた」と根橋英夫代表は言う。
申込1口で毎年ワイン1本(720ミリリットル)を4年後から5年間届けるワインオーナーを募集。昨年は128本植えたが、さらに50本植えたいと新たなオーナーも募っている。
「“みのわ”では知名度がない。安心・安全で特色ある米を作りたい」と、低農薬、有機栽培の「あいがも米」の栽培にも取り組む。アイガモの“アイちゃん”は、ひなのときから水田に放し、稲穂がつくまで田で過ごす。食欲おう盛で雑草を食べるので、除草剤を使わずにすむ。
「牧場からの有機たい肥を入れた田で、もみじ湖の水を使う。化学肥料を使わないので収量は少ないが、味はいい。アイちゃんが元気に育っているのが安心の証拠」
特産化に向け、「信州“みのわ”の極上米」として来年度用「あいがも米」の予約も始める。
米栽培で重要な役目を担うアイガモを、さらに地域おこしに役立てよう-との考えもある。羽から骨まで全て使えるカモは、12月まで育て、肉はローストチキン、かも鍋、かもそばなどに利用。カモ肉を箕輪の特産にしようという構想だ。さらに、「アイガモは雌雄いつも一緒。アイちゃんはラブラブなので新婚さんに」と、羽を利用して羽毛布団や羽毛まくらなどの製品化にも夢が膨らむ。
「楽しみながら農業をしたい。農業は苦しい、暗いというイメージがあるが、夢をもって明るいイメージでやっていこう」。熱い思いを胸に挑戦は続く。
箕輪ダム「もみじ湖」イベント広場では、町が中止したイベントを、「もみじ湖夢まつり」として会で実行委員会を組織して開き3年目。「もみじ湖の水の恵みに感謝」する祭りは、10月30日午前10時縲恁゚後3時。
酪農地帯という地域性を生かした牛の飼料用ロールを転がす「牛さんのおにぎり杯争奪第2回ロール転がし競争大会」、搾りたて牛乳やきのこ汁のサービス、写生大会、ふれあい動物園、乗馬、マウンテンバイク、太鼓演奏、ダンス、農産物直売などがある。ワインオーナーの申し込み、「あいがも米」の予約も受け付ける。問い合わせは根橋代表(TEL79・0744)へ。 (村上裕子) -
南箕輪村神子柴区文化祭
南箕輪村の神子柴区文化祭が29日、神子柴公民館で始まった。手芸や園芸など公民館活動のクラブ作品がずらりと並び、区民が関心を寄せている。
神子柴公民館(毛利猛分館長)の主催。編物、パッチワーク、園芸、絵手紙、生け花、菊、かま塾などクラブの年1回の活動発表の場。8クラブ・団体が参加した。
編物のセーターやベスト、パッチワークの玄関マットやバッグなど丁寧に作り上げた作品、01年からの「かま塾」だより、写真や水墨画、個性的な生け花作品のほか、園芸は鉢植えなどにしたハゼ、大文字草、冬の花ワラビ、梅鉢草といった秋らしい85点、菊は大輪をはじめとする114鉢が並び、見ごたえある展示になっている。
30日は午前9時縲恁゚後3時。営農組合(田中貢組合長)による農産物販売、とん汁と焼きいものサービスもある。 -
宮田村大原区女性部のバザーが盛況
宮田村大原区の女性部(城倉八重子部長)は29日、地区公民館でバザーとフリーマーケットを開いた。各家庭で眠っている衣料や日用雑貨を提供してもらい、安価で販売。会場では区内の大工3人が包丁研ぎのボランティアを行なうなど、多くの区民で賑わった。
隣近所の交流を深める機会にもしようと、昨年に続き2回目の開催。服や靴、かばん、日用品など多数の商品が集まった。
格安の値段とあって、会場は熱気ムンムン。主婦仲間が「これいいねぇ」と楽しみながら品定めする姿もみられた。
今回初めて設けた「包丁研ぎコーナー」も大人気。来場者が持参した各家庭の包丁を職人が丁寧に研ぎ、買い物が終わるまでに仕上げていた。
バザーの収益金は区の活動費や購入費などに充てられる。 -
どろんこクラブが収獲祭
宮田村公民館の親子学級「どろんこクラブ」は29日、春から育てたコメとフナを料理して味わう収獲祭を村民会館で開いた。みんなで餅つきし、舌鼓を打った。
臼と杵を使って昔ながらの餅つき。子どもたちも挑戦し、収獲した9キロのもち米をペッタン、ペッタンとついた。
湯気あがるつきたての餅に、きな粉や大根おろしをまぶして出来あがり。約20組の親子は手作りの味に歓声をあげた。
同クラブは、宮田小学校近くの水田を借りて春先からコメづくり。この日は田んぼで飼育していたフナも調理され、味わっていた。 -
南信町村交通共済で宮田村の加入者が減少
南信地域の各町村が共同の事務組合を設け、低額な掛け金で住民の加入を進めている「交通災害共済」で、宮田村の加入者数が最近3年間で463人、8・8%も減少していることが分かった。村は26日開いた共済推進協議会で、各区長らに改めて加入促進を呼びかけた。
生活様式の変化や保険商品の競争なども要因として考えられるが、金融機関の口座振替が使えなくなった影響が最も大きいとみられる。
同共済の掛け金は350円で、最高120万円(死亡)が支払われる。手数料を入れると低額な掛け金のメリットが消えてしまうことなどから、3年ほど前に口座振替は廃止となった。
各区や班を通じて加入申込書を配っているが、回収方法はそれぞれ違う。現金を取り扱うため契約者自身が役場へ持参するケースが主流となっている。
04年度の加入者数は4823人。全人口に占める加入率は52・7%で、前年度より2ポイント低下した。人口の半数を割りこむのは目前の状況だ。
「振替ではないため、ついうっかり忘れてしまっている人も多いと思う。万が一のために加入してもらえれば」と村生活環境係。
南信地域全体でも93年度をピークに加入者は減り続けている。 -
地域一体美しい音響かせ
高遠町出身で東京音楽学校(現・東京芸術大学)の初代学長を務めた伊沢修二氏の功績をたたえ、町と東京芸大でつくりあげる演奏会「第19回伊沢修二先生記念音楽祭」が29日、町文化体育館であった。地域住民ら約千人が詰めかけ、合唱やオーケストラによる演奏に酔いしれた。
第1部は高遠北小学校5年生7人がオリジナルの物語「実のならぬスモモ」を音楽劇で披露。高遠小5年生54人も町の民話「月蔵井筋の大岩」を楽器演奏や合唱、朗読を繰り広げるモノドラマ合唱で発表した。
2部は、「町として最後の音楽祭」(町教委)のため、町の風景をプロジェクターで映し出しながら町歌を全員で合唱した。
東京、群馬、京都の交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団などの指揮を歴任した佐藤功太郎さんと、同大学指揮科4年の羽部真紀子さん指揮によるオーケストラ65人が出演。ビゼー作曲の「アルルの少女」、ロッシーニ作曲の歌劇「セビリアの理髪師」などを演奏した。
地元のコーラスグループ「高遠山すそコーラス」のメンバーを中心とした合唱団と高遠高校の音楽科の生徒たちは、「天地創造」より「天は御神の栄光を語り」を合唱し、会場に美しいハーモニーを響かせた。 -
サクラ・カエデ色づき始め
高遠町の高遠城址公園で29日、第4回秋まつりが始まった。期間延長を要望する声や、「開催期間以上に紅葉が楽しめる」という実績から、例年より1週間伸ばした11月13日まで。
桜の木や250本のカエデは色づき始めたばかり。町観光協会によると、暖かい気候と降雨の少なさから例年より遅く、来週末ごろ見ごろを迎えそう。
初日は雨が降るあいにくの天候だったが、来場者は園内に響き渡る琴の生演奏を聞きながら、散策したり、新そばを味わったり、色づき始めたカエデに足を止めていた。
食の充実を図ろうと、長イモの名産である金井地区のボランティアグループによる「とろろご飯」や高遠そばの会の「高遠そば」などの提供コーナーを新たに設置。菊花展、高遠太鼓や高遠ばやしといった郷土芸能に加え、クイズ大会や利き酒会など多彩なイベントを繰り広げる。
オープニングで伊東町長は「城址公園の紅葉を見に来る人が年々増加している。新市になってからも観光の拠点とし、発展させていきたい」とあいさつした。 -
いいちゃん文化祭にぎやかに
飯島町中央公民館主催の05年度いいちゃん文化祭が29、30日、飯島文化館で開かれている。初日は町内文化団体、公民館講座受講生の書道や陶芸、俳句、短歌、絵画、バッチワークキルト、写真など数百点を展示し、日ごろの精進の成果を披露したほか、パソコンやお手玉、陶芸、囲碁など各種体験も行われた。
入場者は生花や盆栽に深まりゆく秋を実感したり、各会場に並べられた会員や受講生がらが製作した絵画、手芸、木目込人形、書道などの力作を鑑賞。「すてきな色づかい」「手のこんだ作品だ」としきりに感心していた。
また、話題の新作{星になった少年」の映画会、図書館では「図書館まつり」として、紙芝居や読み聞かせなど盛りだくさんの「お話の森スペシャル」もあった。
30日は▽芸能祭=午前10時縲怐、わりばしてっぽう、折り紙、松ぼっくりのツリー、ビーズ=午前9時縲怐A午後1時縲怐、はた織、グラスアート、伊南子ども劇場=午前10時縲怐A午後1時縲怐、お話会=午前10時30分縲怐、読書感想文コンク表彰式=午後1時30分縲怩フ予定。 -
なかがわ華の会
中川村の舞踊愛好グループは23日、中川文化センターで「第4回なかがわ華の会」を開いた。8グループ約40人が出演し、華麗に舞台を彩り、ゲストのオヨネーズさん、橋爪恵子さん(駒ケ根市出身の歌手)も花を添えた。
格調高い、すみれ会の「寿ぎの舞」で幕開け、もみじ会の「祝賀の舞」と続いた。粋に「車屋さん」、男舞の「侍」、休憩を挟んで、オヨネーズさんの歌に合わせ軽やかに「麦畑」「小麦ちゃん」を披露した。
橋爪恵子さんの歌で「女人高野」、最後に有志一同で「秋田甚句」で余韻を残してフィナーレ。
昼の部、夜の部とも超満員の合わせて650人余が入場し、踊りと歌をたん能した。 -
スクールガード・リーダーの活動内容説明
伊那署は28日夜、同署と管内の小学校22校との連絡協議会「伊那小学校分科会」で、スクールガード・リーダー(地域学校安全指導員)の行政書士・篠原昭夫さん(66)=南箕輪村=の紹介や活動内容を、学校関係者やPTA約50人に説明した=写真。
スクールガード・リーダーは、05年度文部科学省の委嘱事業「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」として、県教育委員会が9月に委嘱したボランティア。地域住民などでつくる学校安全ボランティア(スクールガード)に対しての助言や、小中学校周辺の巡視などをする。警察官退職者から21人を委嘱し、県内19署に1縲・人を配置した。
篠原さんは伊那署、駒ヶ根署など南信地区を中心に交通課の仕事に従事し、交通安全教育で子どもたちと接する機会も多く経験。管内の22小学校、8中学校を受け持ち、「子どもから、地域から安全を進めていけるよう監理していきたい」とした。
伊那署では「各学校の不審者防止対策などの体制整備、地域ボランティア活動の促進に役立っていくことを期待したい」としている。 -
県内外の52チーム五輪選手交え交流
「プライア杯ソフトバレーボールフェスティバル」が29、30日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館、伊那市民体育館で始まった=写真。長谷村在住の愛好者でつくる「はせくらぶ」の主催、伊那毎日新聞社など後援。
丸山(旧姓・江上)由美さんなどバレーボールの元五輪代表選手でつくる「プライア」との交流を通じ、親ぼくの輪を広げる目的の大会で3回目。
上伊那を中心に、県内外から52チームが参加。トリムフリーの部(男女各2人、年齢制限なし、32チーム)、トリムシルバーの部(40歳以上の男女各2人、50歳以上の男女各2人、20チーム)の2部門で、予選リーグ、決勝トーナメントを展開した。
選手たちは息の合ったコンビネーションで得点を重ねたり、ラインぎりぎりに落ちるボールに飛び付くなど、コート狭しと熱戦。試合を見守るチームメイトも熱い声援を送っていた。
30日午前8時30分から、高遠文化体育館(高遠町で交流試合がある。 -
質の高い医療サービスへ
伊那市の伊那中央病院(小川秋實院長)はこのほど、より良い病院環境を目指すため、第三者評価機関である財団法人「医療機能評価機構」から病院機能評価審査の認定を9月26日付けで受けた。28日、伊那市役所に小川院長らが訪れ、小坂樫男伊那中央行政組合長に報告した。
中病が受けた審査は評価基準「V(バージョン)4・0」で、上伊那の医療機関では初めての取得。認定を受けることで、患者が選院する基準指標に役立て、病院としても質の高い医療サービスを見直すきっかけになる。認定期間は5年間で2010年9月25日まで。
03年6月に認定取得に向けた受審院内委員会を設置し、04年6、9月に現地調査などの審査を受けるが、約500項目ある基準のうち「常勤の病理医の確保」「入院患者診療記録の個人番号での管理」の2項目で改善指導。問題点を改善し、本年8月に改善実績を機構に提出し、認定を取得した。
9月末現在、全国にある9040の病院中、認定されているのは1771院。上伊那では昭和伊南病院(駒ヶ根市)が01年に評価基準「V3・1」の認定を受けている。 -
楽しんで健康医療を考える
伊那市の伊那中央病院の病院祭が29日、同病院正面玄関ホールなどであった。わたあめ、風船、ヨーヨー釣りなどを無料で振る舞ったり、救急車や院内の所属ごとの勤務実態を紹介する展示など多彩な催しを繰り広げ、大勢の地域住民でにぎわった。
03年4月の開院以来、看護師が中心となり5月の「看護の日」に合わせて関連行事を一般公開することはあったが、病院全体のイベント開催は初めての試み。「地域住民とともに考える健康、そして医療」をテーマに、地域全体が楽しめる祭りを目指した。
院内レストランの前では、伊那市と交流のある南大東島の青パパイヤを販売。農薬を使わず島の自然環境で育った健康食品のパパイヤは、加熱によるビタミンCの崩壊がなく、栄養をそのまま接種できるという。レストランではパパイヤカレーも特別に販売した。
そのほか、血圧、骨密度測定などの自己健康管理の意識を高めるコーナー=写真=や、バザー、上伊那農業高校生が育てたシクラメン、ガーベラなどの花も売られていた。 -
石田建設が寄付
駒ケ根市の石田建設は27日、同社が行った「あいあい広場」でのバザーなどで得た収益金の一部5万円を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。石田耕一社長が市社協を訪れ「少しだが市の福祉のために使ってください」と竹内会長に寄付金を手渡した=写真。
同社が毎年10月に開いているあいあい広場は、社員らによる格安の手作り製品などが好評。市社協への寄付は今年で4回目。 -
宮田村育樹祭
第20回宮田村育樹祭は28日、新田区の上の宮浄水場周辺の村有林で開いた。大切な森林を次世代に引き継ごうと、約50人が間伐などの整備作業に汗を流した。
同祭は毎年場所を変えながら開催。今回は村の水源となる重要な村有林を選び、改めて森林機能を見つめ直した。
参加した村議や区長、造林班ら関係者は、さっそく下草を刈るなど作業を開始。カエデやクリなど水を蓄える働きを持つ広葉樹を残し、気を配りながら育林していた。 -
宮田小で音楽会
宮田村の宮田小学校は28日、音楽会を同校体育館で開いた。各学級が合唱や合奏で練習の成果を披露。元気な歌声を響かせた。
趣向を凝らした演出も。身振り手振り全身使って、音楽の楽しさを表現する姿もみられた。
全校合唱の「もみじ」は教職員の楽器演奏にあわせて、児童が歌声をひとつに。保護者らも数多く訪れ、会場一体となって文化の秋を満喫していた。 -
市長杯ナイターソフト閉会式
駒ケ根市ナイターソフトボール連盟(小原光美会長)は27日夜、4月の開幕から半年間にわたって熱戦を繰り広げてきた第26回市長杯争奪市民ナイターソフトボール大会の閉会式を駒ケ根市役所で開いた。各チームの代表選手ら約100人が集まり、楽しくプレーしたシーズンの終了を惜しんだ。決勝トーナメントでそれぞれ優勝した下平クラブ、リンクス、下平レディースチームの代表者には小原会長から優勝旗やカップが授与された=写真。
小原会長は「今シーズンは懸案だったA・B両リーグのチーム数の均衡化や試合数の増加などの要望に応えることができたと思う。天候にも恵まれ、順調に試合が出来て良いシーズンだった」と今季を振り返った。
上位チームは次の通り。
▽Aリーグ(1)下平クラブ(2)PALWINGS(3)市場割中南クラブ▽Bリーグ(1)リンクス(2)辻沢B(3)永見山▽女性リーグ(1)下平レディース(2)養命酒ミラクルズ(3)蛇の目 -
南部小学校音楽会
05年度上伊那南部小学校音楽会が26日、駒ケ根市文化会館で開かれた。伊南4市町村の10小学校の6年生児童が一堂に会し、それぞれが練習を積み重ねて仕上げた合唱、合奏を晴れのステージで堂々と発表し合った=写真。
開会式に続いて全員で『つばさをください』を大合唱して心を一つにした後、先頭を切って東伊那小の児童がステージに上がった。この日唯一の器楽合奏の曲目は『ハンガリア舞曲第5番』。児童らは緊張した表情でアコーディオンや木琴などそれぞれの担当楽器を構え、教諭の振り下ろす指揮棒に合わせて演奏を開始した。小人数ながら見事にまとまった演奏に会場からは大きな拍手が起こっていた。
赤穂南小は大曲『阿蘇』を同声3部合唱で披露。大人数のメリットを生かした迫力満点の美しいハーモニーをホールいっぱいに大きく響かせた。 -
【ザ・忘年会(1)】食べながら飲んで、楽しく
伊那保健所長 渡辺庸子さん忘年会は毎年年末の恒例行事です。今年も12月初旬にあると思います。伊那に赴任して1年目なのでここのしきたりは知りませんが、楽しみにしています。
30年程前、初めて松本の保健所に入ったのですが、あの頃は忘年会といえば泊り込みで、課ごとにお芝居や踊りの出し物を用意して盛大にやっていました。私も金色夜叉のお宮役をやらされたりしたんですが、事前に練習したりしてね、楽しい思い出です。浅間温泉の旅館だったと思いますが、宴会場の舞台で演じていると、関係のない他所のお客さんまで見に来て、恥ずかしかったり、おかしかったり、とても印象に残っています。
今は、随分簡素化されて、泊りの忘年会なんてやらなくなりました。若い人たちの楽しみ方も多様化して、お酒を飲んでるだけじゃなくて、カラオケしたり、おしゃべりしたり、体には良い楽しみ方になっていると思います。日常的に一緒にお酒を飲む機会も少なくなっているので、仕事のことを超えて、その人のパーソナルな部分を知ることのできる、良いコミュニケーションの機会です。
健康管理の視点から言えば、ある程度お料理を食べてから飲むようにするとアルコールの吸収が遅くなるので体には良いですね。でも、忘年会のお料理は、けっこう、高カロリー・高脂肪のものがありますから、高脂血症や糖尿病の人は、食べる方も少し注意してください。何の問題のない人は、色々気にせず、ワイワイと楽しめばいいですよ。精神的リフレッシュにもなりますしね。
あと、注意しなければいけないのは、日本酒なら1合、ビールなら大ビン1本飲んだら、最低でも3時間経過しないと血中のアルコール分はなくならないということです。午前さまで飲んで、「少し寝たから大丈夫」なんて言って自動車を運転すると酒気帯びになってしまいますよ。
高血圧の人はアルコールの量を控えるなど注意するべきことは色々ありますが、要は皆で楽しくワイワイやることが肝心ですよね。 -
【ザ・忘年会(2)】忘年会の伝統はフェイスTOフェイスの良さを守る
箕輪町長 平澤豊満さん忘年会は毎年楽しみにしています。今はIT時代で、人と人とのコミュニケーションがメールのようにコンピューターを介して行われるようになっていますよね。そういう中でやはり、フェイスTOフェイスで付き合う時がとても重要だと思います。忘年会というのは長い歴史のある日本の伝統で、その中で、やはり人と人が直に接する良さが守られた来たのではないでしょうかね。度を過ぎないように、楽しくやることに大賛成です。
昨今は車社会で、ちょっと一杯飲もうというような機会も日常的には少なくなっていますよね。そんな中で1年の締めくくりで、自動車も置いて、酒杯を傾け合い、人間関係を円滑にして行きたいですよね。
仕事柄、師走の声を聞く頃から、町のいろいろな組織や集まり、それに上伊那全体のものなど、何回か忘年会に出席させていただいています。お酒は日本酒党で、普通程度にはいただきますが、何回か続くと体に響きますから、自然にセーブするようになって来ました。
中でも楽しみにしているのは、役場、この職場の忘年会ですね。職員互助会と労働組合の共催ですが、仕事納めの日に200人ほどが一堂に介して「ご苦労さん」と1年間のけじめをつける。人数が人数なので、伊那プリンスホテルさんでやります。
普段見られない一面、意外な人間性が垣間見られておもしろいですよ。意外な人が女装して電飾をつけて出てきてみたり、保育園の先生方がいろいろなパフォーマンスしたり……箕輪町の職員が一体になる感じが好きですね。
伊那プリさんの他にも箕輪町には良い店がたくさんありますよ。いろいろ工夫されたお料理を出したりね。だから箕輪町の人はぜひ箕輪町で忘年会を開いて、町の商店街の活性化に協力して欲しいですね。箕輪町以外の皆さんもぜひ箕輪町のお店でお願いしますね。こんなこと言うと、他所の皆さんに怒られてしまうかな?
とにかく、度を過ぎないように楽しく窶狽アれに尽きます。 -
【ザ・忘年会(3)】「年忘れ 忘れぬ人の 情けかな」
伊那商工会議所専務理事代行
伊藤正さん忘年会は、遠くに出かけて開くのではなく、ぜひ、地元伊那市の飲食店でやって欲しいですね。2次会も入舟界隈など地元の飲み屋街に流れれば、街に活気が満ちてくるはずです。伊那商工会議所としては、言いたいことはこれに尽きます。
忘年会は大好きです。日本の大衆文化であり伝統文化ですよ。時代は変っても脈々と受け継がれている素晴らしい伝統。〈年忘れ 忘れぬ人の 情けかな〉という川柳がありますが、過ぎてゆく年を振り返りながら、その年お会いした人の顔を思い出してお酒を飲めば、心が豊かになり、新年への意欲も沸いてくる。そういう人と人との結びつきの中に生きているのが文化だと思いますね。
こういう仕事ですから、11月の終わり頃から忘年会という言葉を聞き始め、12月になると会議所の仕事、個人的な付き合い……と、まぁ、かなりの回数ですね。出費も大変で、シーズン初めは2次会、3次会と流れていくが、年の瀬が迫ってくると、だんだん財布も体もきつくなって……(笑)。ほんとうに出費も大変。ボーナスがあるからこんなこともできるんだよな、とつくづく思うときもありますよ。
会議所の忘年会は毎年12月20日頃です。アトラクションでビンゴなどのゲームをしますが、何年か前に、賞品をもらう時に駄洒落を言うのを決まりにしたときがあった。これは面白かったですね。みんな酔うと頭が冴えるのかな?傑作駄洒落連発で、「この人こんな才能あったの?」ってビックリすることもありましたね。後、一人ひとりに1年の思い出をスピーチしてもらうのも色々な人柄が見えて楽しいですね。
伊那商工会議所は老舗再発見のイベントを始めましたが、忘年会も、そういう昔からやっているお店に足を運んだら面白いと思います。そういうお店は、やはり特色ある食を提供しています。丸井さんの米ナスとか鍋焼城のモチとか、いろいろありますよね。忘年会と同時に、そんな地域の特色あるお店を再発見してもらえたらと思います。 -
【ザ・忘年会(4)】警察署は忘年会なし。新年会はやるけれど……
伊那警察署長 中山均さん忘年会の思い出といっても、長野県警は伝統的に忘年会をやらないんです。歳末の防犯取締りや交通安全運動の期間中ですからね。県民の皆さんが良い年の瀬を過ごし、安心して新年を迎えていただけるよう、いつもに倍して職務に励むのが私達の年末です。
何ごともなく新年を迎えられた時には、年明けに新年会を行いますが、それも何かあってもすぐに動けるように、非番などを勘案して3回位に分けてやるんです。
05年春に伊那に赴任する前は県警本部の交通指導課長だったんですが、新年4日の御用始めの日に、まぁ無事に年も明けたからと新年会をやったんですよ。そうしたら5日に死亡ひき逃げ事件が発生しましてね。ただちに全員で捜査です。「4日にやってよかったな」なんて苦笑いしたものですよ。
警察官の忘新年会の思い出というと、皆こんな感じで似たり寄ったりではないですか。
とにかく、歳末の防犯や交通安全に私達警察官は一生懸命務めますから、県民の皆さんには、何より「お酒は楽しく。飲んだら乗るな」を徹底していただきたい。一年の締めくくりですからね、自分の身と家族の幸せ、会社・企業を守るためにそれだけは必ずお願いします。
特に伊那署管内で今年、飲酒運転による事故の増加が目立っています。交通事故は10月25日現在で488件と昨年より18件減り、死亡者も4人で1人減、負傷者も627人で20人減なんですが、飲酒事故は9月末までで10件で前年比4件増なんです。飲酒事故の死者も1人出ている。取り締まり件数も9月末で85件と多いですね。飲酒の上、捕まえたら無免許だったとか、停めようとしたら逃走したとか、悪質なものも多いです。
このままでは良くありません。年末年始、飲酒運転はいっそう厳しく取り締まります。だから、飲む時には自動車には乗って来ない。車はダメだから自転車で、というのもダメですよ。とにかく、何も運転しなくて良い状況をキチンと整えて、忘年会を楽しんで欲しいですね。