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上伊那建設労働組合西箕輪分会青年部がボランティア活動
上伊那建設労働組合西箕輪分会の青年部(15人、小林正樹部長)は10日、ボランティア活動で伊那市の大萱保育所にウッドデッキを製作した。<br> 県の建労連住宅デーに合わせ組合の活動を知ってもらおうと、毎年技術を生かしたボランティア活動を実施。これまで包丁研ぎをしてきたが、地元の保育園の要望にこたえて活動し3年目。西箕輪南部、北部に続き今回、大萱保育所に作業を申し入れ、保育所がウッドデッキを要望した。<br> 年少園児の2教室の前はこれまで犬走りに板を置いていたが、隙間があって物が落ちる、つまずきやすいなど不便さがあった。<br> 青年部の10人は前日から準備して作業。園児が歩きやすいように隙間無くきれいなデッキを仕上げた。<br> 小林部長は、「地元にも職人がいることをPRして、どこのお父さんが作ったというような話題になり、親子で日曜大工をしたり、近所の職人に仕事を依頼したりと広がっていったらうれしい」と話した。<br> 伊藤正子所長は、「いいものを作っていただいてうれしい。園児がデッキに座ってくつがはけるようになり、本当にありがたい」と感謝した。<br>
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「ファミリーサポートぐりとぐら」代表駒ケ根市赤須東
仕事でどうしても帰れない時、子どもを連れては行けない用事ができた時、家族に急病人が出た時…。どこの家庭にも必ずあるそんな時に大切な子どもを安心して預けられたら-。
98年、子育ての参考になれば-と駒ケ根市働く婦人の家が開講した保育サービス講習会を受講した主婦らの雑談の中から「ファミリーサポートぐりとぐら」が誕生した。
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「子育てって本当に大変だよね」「誰かに手助けしてほしい時もあるし…」「みんなそうでしょう」「じゃあ私たちでも何かできることがあるんじゃない?」自分たちも毎日子育てに追いまくられている時だったからこそ生まれた助け合いの発想だった。
早速図書館などで託児サービスの実態について調べてみると、既に他府県では同じ考えで多くの団体が活動していることが分かり「助けを求めている家庭がたくさんあるのはどこでも変わらないはず」と確信が持てた。苦労して準備を進め翌年、講習会を受講した保育サポーターの主婦ら17人で「ファミリーサポートぐりとぐら」を発足させ、同時に代表となる。
だがスタートは順風満帆とはいかなかった。「当時は一般家庭でも行政でも子どもを預かるという活動に対する認知度が低く、警戒の目で見られたり、いかがわしい団体と思われたりしました。そういうグループはほかになかったから無理もないという気もしますけどね」市の福祉課にグループの発足と活動への協力を説明に行ったところ、にべもない扱いを受け、悔しさに暮れたこともあった。
何とか活動の趣旨を理解してもらおうと市内の各所にポスターを張り出したりチラシを配ったりしたが、託児の依頼はなかなか来なかった。思うように事が進まないことにいらだち「ずっとこのままだったらどうしよう…。やっぱり私たちでは無理なんだろうか」と気持ちが揺らぎかけたが「そんなことはない。私だって誰かに助けてほしい時はあるんだから」と気をとり直して皆で懸命に活動を続けた。
そうした努力が実り、しばらくすると少しずつ依頼が増え始めた。「どうしようかと困っていたところで本当に助かった」「子どもを丁寧に扱ってくれた」「自宅でも子どもをみてもらえるのがうれしい」託児を依頼した親からの好評の声が口コミで母親らの間に広がるにつれ、活動は徐々に軌道に乗り始める。
初年度の預かり数は延べ140人だったが、グループへの理解が浸透し始めたことから市や社会福祉協議会なども活動に協力してくれるようになり、翌年は730人、翌々年は1300人と依頼は伸び続けた。
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グループの名称「ぐりとぐら」は有名な絵本のタイトルだが「出版社と作者に名前の使用をお願いしたところ、グループの趣旨を理解して快諾してくれました」。絵本に登場する動物たちのように仲良く楽しく子育てを-との思いを胸に、さらに充実した援助活動を目指している。 -
電気工事協力会上伊那地区会が昇柱訓練
長野県電気工事協力会飯田支部上伊那地区会(代田祐一地区長)は13、14日、安全でより良い電柱工事の施工ができるように大芝高原内の電柱で昇柱訓練実施講習をした。<br> 施工のため受講が義務付られている年1回の講習。協力会の全37社の199人が参加した。<br> 中部電力の協力、指導を受け、昇柱訓練のほか安全ビデオを見たり、机上危険予知訓練もした。<br> 昇柱訓練は、1人が2回電柱に昇る。服装、胴綱、電柱のろう電などを点検して、今回は15メートル近くある電柱の約半分の高さ7メートルまで昇り、中部電力の職員や安全協力会安全委員が安全チェック表の項目に沿って作業をチェックした。参加者は、高所で安全に作業ができるよう熱心に訓練していた。<br>
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宮田の少林寺拳法教室が大健闘
少林寺拳法の県大会(10日・松本市)で、宮田村の少林寺拳法教室の子どもたちが大健闘した。少年緑帯の部で西出伊吹君(宮田小4年)と向山椋太君(同3年)のペア、親子の部で鞍成栄治さん、健人君=町1区=のペアがそれぞれ最優秀賞を獲得するなど、各階級で上位入賞。団体の部も2位に入った。<br> 2人1組の組手(くみて)により技をかけあい、正確性や迫力、技の冴えなどを審査。昨年白帯の部で2位になった西出君、向山君のペアは、狙い通り順位を上げて堂々の1位となった。<br> 「優勝を狙って、いっぱい練習もした。声を大きくして、気合を出したのが良かったと思う」と2人。いつかは黒帯の部で優勝し、全国大会に出場したいと語った。<br> 同部では武井祐里香さん(宮田小4年)、戸田しほりさん(同)の女子ペアも3位で優秀賞。今年になって初めて組んだ2人だが、それぞれの持ち味を引き出しあって好成績につながった。<br> 少年黄、白帯の部では西出伊織君、武井快都君の宮田小1年2組の同級生ペアが2位、横山拓弥君(同小2年)、原海斗君(同3年)のペアが3位、原君が小松大和君(同3年)と組んだペアも4位で優秀賞。各ペアとも練習の成果と気合を十分に発揮した。<br> 指導者の鈴木英仁さんは「やる気と集中力でよくやった」と話していた。10月に福井で開かれる全国大会には、親子の部の鞍成ペアが出場する。
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みのわ町スイミングプール、大芝村民プールオープン
箕輪町木下の「みのわ町スイミングプール」と南箕輪村大芝公園内の「大芝村民プール」が16日、今季の営業を始めた。オープンで無料開放したプールに小学生らが次々と訪れ、飛び込んだり潜ったり、競争したり、水しぶきと歓声を上げて遊んでいた。
箕輪町のプールでは、映画「ウォーターボーイズ」のようにシンクロナイズドスイミングのまねをして、二人ペアになって友達に水中から水上に向かって持ち上げてもらい、勢いよく水上に飛び出す技を楽しむ子どもたちも。何回か繰り返すうちにコツをつかみ、ポーズを作って飛び出すなど楽しんでいた。
箕輪中部小学校6年の戸田賢司君、斉藤知希君は、「楽しい」「気持ちいい」と声をそろえ、「また遊びにくる」と話していた。
みのわ町スイミングプールは8月21日まで。17日も無料開放。7月中は土・日曜日、祝日のみ、8月は毎日営業。大芝村民プールは8月28日まで。大芝高原まつりの8月21日は無料開放。 -
大泉区の「鹿頭祭」
南箕輪村大泉区に伝わる「鹿頭祭」が17日ある。2年に1度の大祭に向け、地域では15日夜も、太鼓や行列の練習が西部地区館で行われた。<br> 約450年前、雨ごいのために始まり、箕輪町木下の南宮神社に鹿を奉納するこの祭りは、現在は天竜川の西と東の地域が1年おきに受持ち、ほら貝や太鼓の音と共に鹿頭をかぶった稚児行列があり、踊りを奉納する。<br> 大泉区では、鹿頭を作り、昔ながらの奏法に戻した太鼓のたたき方なども熱心に練習して準備してきた。<br> 15日は、役員が集まり最後の総練習。行列は、サカキを持つ文化財会長を先頭に、区長、区長代理、ほら貝の奏者、神社総代、太鼓奏者と続く。役員は一つひとつの動きを確認し、実際にほら貝の音や太鼓の音、さらに「ほーい」という掛け声を響かせて練習した。<br> 稚児は大泉から17人、大泉新田から2人の計19人が参加する。当日は、大泉神社など村内3カ所で奉納舞をし、昼ころに箕輪町の南宮神社に鹿頭行列が到着する予定。<br>
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上伊那電気主任技術者協会通常総会
上伊那電気主任技術者協会(会員61人)の通常総会が12日、伊那市美篶の信州伊那セミナーハウスであった。会長に壬生電気管理事務所(宮田村)の壬生善夫さんを選任したほか、04年度事業報告、05年度事業計画などの4議案を承認した。<br> 壬生会長は席上で、同会が20年余にわたり活動してきた「エネルギー利用技術研究会」の特集が、今年、全国誌「省エネルギー」の6月号に掲載されたことにふれ、「たいへんありがたい光栄な場面を得られたと感じる。この記事は活動の集大成的な一面をもっていて、会員にとってもよい記念誌になった」と喜んだ。<br> 席上では、04年度の協会設立25周年の記念功労者4人を表彰した。<br>
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木にたずさわる17人の手仕事展
南箕輪村の伊那技術専門学校木工科を卒業したOB会のメンバー17人による「木にたずさわる17人の手仕事展」が、16日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれ、それぞれの個性が生きた小物や家具が、訪れた多くの人を楽しませている。<br> 展示会は今年で2回目。県外からの受講生も多い伊那技専のOBは、卒業すると全国各地へ散ってしまうため、OB会を兼ねてつつ地域の人に卒業生の活動を知ってもらおう窶狽ニ展示会を企画。今回は、県内外で活躍する20代縲・0代の作家が出展している。<br> 作風も対象物も異なる17人の木工だが、空間にインパクトを添えてくれるような作品という展は共通している。<br> また、それぞれの作家に、自分のほしい家具を気軽に相談できるのも、今回の展示ならではだという。<br> 入場は無料。18日まで。<br>
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伊那市美篶の高山さん宅でヤマバトのヒナが誕生
伊那市美篶下川手の高山海植さん(68)方の玄関前のプルーンの木で、3日ほど前、ヤマバトの卵が羽化し、1羽のヒナが誕生した。高山さん一家は「こんな間直で見れるなんてめずらしい」「生き物が誕生することは縁起がよい」などと、微笑ましいヒナの話題で盛り上がっている。<br> ヒナは、親鳥が毎日エサを運んでくるおかげで、見るみる大きくなり、現在は30センチくらいの巣と同じサイズ。木の棒を巣に向けて差し出すと、くちばしを開いて、突付いてくるほどの元気のよさだ。<br> 1カ月ほど前から、プルーンの木の地上5メートルほどの位置に巣作りをはじめたヤマバトは、卵を産み、雄と雌が交互に、卵を大事そうに抱いて温めていたという。<br> 孫娘の晴美ちゃん(7)は「無事にヒナが産まれてよかった。可愛いから毎日見ていても楽しい」と、微笑んでいた。<br> 高山さん宅では、20年ほど前にも、敷地内の木にヤマバトが巣を作り、ヒナが巣立っていったという。<br>
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長谷村「土砂災害を学ぶ会」
過去の経験などから土砂災害の恐ろしさを知り、万が一に備えよう窶狽ニ16日、長谷小学校で「土砂災害を学ぶ会」が開かれた。子どもから大人まで、約30人が集まり、災害時の対処方法などを学んだ。<br> 地質的・地形的に、大災害つながり易い場所が多い長谷村だが、幸い、ここ数年は大規模な災害が発生していない。一方で「災害の記憶や恐怖が希薄化してしまうのでは」との懸念もあったため、村は、昨年からこうした機会を設け、住民の災害対策意識を高める働きかけをしている。今年は、36災害や57災害を知らない子どもたちにも災害を身近なものと認識してもらうため、親子で参加できる会にし、災害経験者の体験を聞く時間も設けた。<br> 36災害を経験した中山麻人さんは「災害時の物資支援は、本当に必要なものを送らなければ、かえって迷惑になる」と当時を振り返った。<br> 砂防えん提の役割についての講演もあり、講演後は、模型を使ってえん堤が土石流をどのように食い止めるかも見学した。<br>
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津島神社祇園祭
350年の歴史があるとされる宮田村津島神社の祇園祭が16日行われ、名物のあばれ神輿(みこし)が中心商店街を勇壮に練り歩いた。神社石段から神輿を投げ落とす伝統の「打ち壊し」で最高潮。梅雨空を吹き飛ばし、熱気にあふれた。<br> 浴衣やハッピに身を包んだ子どもたちが祇園ばやしや踊りを披露。子ども神輿、阿波踊りが始まると、付近は見物客であふれんばかりになった。<br> あばれ神輿は5時間近く練り歩き神社に到着。壊された神輿の破片は厄除けになるとされ、見物客も一緒になって奪い合う光景が今年もみられた。
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中央保育園で給食の試食会
宮田村中央保育園はこのほど、保護者参観にあわせて、給食の試食会を開いた。栄養士の講話も聞き、子どもたちの健康を守る食事の大切さを再認識した。
若い母親たちは輪になって給食を試食。子どもたちの食事風景を遠巻きに見ながら、自分たちも実際に食べた。
栄養バランスを第一に考え、育ち盛りの子どもたちにあわせたメニュー。美味しく食べてもらおうと、栄養士や調理師が配慮している点も感じ取っていた。 -
伊那友の会夏の料理講習会
お盆などで人が集まる機会の多い夏のもてなし料理を学び役立ててもらおう窶狽ニ14日、伊那友の会は、日影の「伊那友の家」で夏料理講習会を開いた。若い主婦から年配者まで、各年齢層の女性、約60人が参加し、涼しさを感じさせるちらしずしやスタミナをつけるささみの揚げ物など、全6品目の作り方を学んだ。<br> 「友の会」は、料理や育児など、家庭の知識を掲載する情報誌「婦人之友」の読者らがつくる全国組織で、現在会員49人で組織する伊那友の会は、上伊那の拠点として活動している。「自分たちの学んだものを、ほかの人にも役立ててもらおう」と料理講習会や家計簿勉強会などを開催し、ゆたかな生活づくりを後押ししている。<br> 代表の大場道子さんは「できあいのものを買うことが多くなってきているが、手作り料理を通して家庭づくりにもつなげてほしい」と話していた。<br>
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あばれ神輿の模型発見
宮田村津島神社の祇園祭に登場するあばれ神輿(みこし)を精巧にかたどった模型が、宮田小学校でみつかり、同小玄関に展示してある。<br> 寄贈されたものとみられるが、誰がどんな経緯で作ったかは不明。高さ約30センチ、40センチ四方の模型は本物のと比べておよそ5分の1のスケールで、屋根の曲がり具合などそっくりに再現している。<br> 昨年、校内の資料室に埋もれていた模型を用務員の唐木登さんが発見。知り合いの大工などに問い合わせたが、製作者は分かっていない。<br> 保存状態などから、そんなには古くない様子。本物の神輿は16日の祭り当日、男たちによってこっぱ微塵に壊されるが、「この模型も素晴らしい出来映え。たいしたものだ」と話す唐木さんによって、大切に保管している。<br>
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津島神社祇園祭16日に
神社石段から神輿(みこし)を放り投げる「あばれ神輿」で有名な宮田村津島神社の祇園祭が16日、中心商店街で開かれる。午後1時過ぎの屋台巡行で始まり、子ども神輿、太鼓演奏、阿波踊りと続き、午後9時過ぎにあばれ神輿の打ち壊しで最高潮を迎える。
あばれ神輿は午後4時40分ころ、神社を出発。この祭りを待ち望んでいた男衆が勇壮に商店街を練り歩く。
子ども神輿は午後4時半過ぎ、同6時半からは神社特設舞台で宮田太鼓が演奏する。
阿波踊りも同時刻過ぎに商店街の南側から出発し北上。花火は7時半過ぎから打ち上げ、約1000発が夜空を焦がす。神輿の打ち壊し後、9時半過ぎからは仕掛け花火、三国を神社境内で行う。
商店街一帯は午後4時半から10時半まで車両通行止めで歩行者天国となる。
今年も村と友好協力関係にある日本福祉大学の学生が、祭りの模様をインターネットで全世界に生中継。村内各商店や自然を取材した番組を今回初めて作成し、中継にあわせて発信する。
中継ホームページのアドレスはhttp;//www.475.jp/miyada -
清水氏が政策発表
宮田村長選(19日告示、24日投開票)に出馬を表明している前村商工会長で会社社長の新人、清水靖夫氏(64)が15日、政策を発表した。産業振興、教育福祉の充実を重点に掲げ、民間の発想を取り入れ官民協働を進めると公約。職員の意識改革とともに、住民からの情報やアイデアを積極的に施策に活かすとして、協働のための専属的な窓口を役場に設けたいと話した。<br> 役場職員に官民協働の考えを徹底し、信頼関係を築きながら行政運営を進めると説明。民間の力の注入により、信頼性、透明性が高くなるとした。<br> 協働のための窓口については、情報の収集と交換の役割も持たせると言及。村民との連携によりアイデアの具現化を図るとした。<br> 今まで企業誘致など対応の遅れがあったとも指摘。情報を的確に拾いあげる必要性を挙げ「行政が本気になって知恵を掘り起こす」体制が不可欠とした。<br> 産業振興についても協働による連携強化を推進し、ものづくりなど具体的に着手すると説明。「特に農業による地域おこしは早期に取り組める」とした。<br> 福祉対策は、各企業の託児施設充実を例としてあげ「安心して子育てできる体制に力を入れたい」とした。<br> 長期債務などが課題の村の第3セクター宮田観光開発については、「今までの監査で十分な経営的なメスが入らなかったことは事実」と語り、投資効果も考慮した明確な状況分析により、経営判断を進めていくとした。<br>
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経営者協会上伊那支部 伊那商工会議所など
ブロードバンド活用研究会を開催情報化時代に相応しく地元企業がITを積極的に活用するための研修会が15日、伊那商工会議所であった。自社のネット販売の実情を詳しく紹介した仙醸の丸山慎一企画主任、IT化の基礎知識を分かりやすく話したコンピューターシステム会社キャリコの小林正信社長の講演に30人の参加者はメモを取るなどして熱心に聞き入っていた。=写真<br> 県経営者協会上伊那支部、伊那商工会議所など4者の共催。伊那市も後援した。
丸山氏は「父の日」の贈答需要で2200万円を売上げた仙醸のネット通販の実例を紹介し、「ブランド力の弱い会社は贈答用にポイントを絞るなどの販売戦略が必要。他社の商品とセットにするなど商品の差異化を図ることがネット販売でも重要」などと話した。
小林氏は「ITとは端的に言えばパソコンとインターネットと携帯電話のことで、これを使えば大型コンピューター以上の性能を引き出せる時代が来ている」とした上で、「消費者サイドだけでなく企業・商店側もインターネットを活用すれば、思っている以上の経営革新を、手軽に・安く進めることができる」と話した。
ブロードバンド活用研究会は、高速大容量の情報通信網整備促進を目的に経営者協会上伊那支部の研究会として始まったが、地域のネット利用の幅を広げることが通信網整備にとっても得策として、05年度から新規にネット展開を考える企業・商店などを対象にした「活用研修会」を開催することにした。
ほかに、無線LANシステムによる高速大容量通信の実験やウィンドウズとはまったく異なる発想で安価で使いやすいと評判のOS、リナックスの講習会なども予定している。 -
福祉まちづくりセンター愛称決定
伊那市山寺区の旧中央病院跡地に移転・開所した福祉まちづくりセンターの愛称が、福祉まちづくりセンター「ふれあい~な」に決定した。
移転に先駆け伊那市社会福祉協議会が、4月から5月に、インターネットなどで愛称を一般公募した結果、九州から北海道まで、各地から186点の応募があったという。
先月16日、センター内各職場の代表など10人による愛称選考委員会を開催した。最終選考には「あいく~る」や「あいなの家」などが残ったが、ふれあいの場、出会いの場を感じさせる柔らかな響きの「ふれあい~な」に決定。ふれあい~なと応募した二人は、共に県外者だった。
二人には、図書券やピンバッチ、クリアファイルなどのあいなちゃんグッズが贈られる。また、応募者の中から抽選で5人にも、あいなちゃんグッズなどを進呈する。 -
箕輪西小が日本野鳥保護連盟会長賞受賞
箕輪町立箕輪西小学校が、第59回愛鳥週間全国野鳥保護のつどい野生生物保護功労者表彰で、日本野鳥保護連盟会長賞を受賞した。1129日間、学校周辺の鳥の観察を続けた活動が評価された。
総合的な学習で観察活動をしたのは今春の卒業生20人。同学年は3年生のときから卒業式当日まで、学校から深沢川までの観察コースを自主的に観察し続け、63種類の鳥を見つけた。
5年生の9月から1年間は、観察955日間で最も多く見られたスズメの分布調査や巣箱をかけての繁殖調査も併せて実施。8-11月は田の周辺、冬は民家周辺など季節によって住む場所が違うこと、3-7月は2羽、8-12月は10羽から100羽以上の群れで生活していること-などを調査からまとめた。
表彰の中で3番目の大きな賞の受賞を喜び、保護者が祝賀会を計画。このほど、卒業生と3年から6年まで担任だった飯沢隆教諭、保護者が上古田公民館に集まった。
楯の写真を組み込んだ賞状の写しをラミネート加工したものと花束を、卒業生には飯沢教諭が、飯沢教諭には保護者が手渡した。
飯沢教諭は、「活動が認められたことが嬉しい」と喜び、「続けることはすごく大事。こつこつやっていると何かいいことが絶対あると信じている。西小の名が全国に響いた。やればできる。おめでとう」と教え子たちを祝福した。
1日も欠かさず観察を続けた柴稜祐君は、6年生の夏に数回だけ見たカワセミが思い出に残っていると話し、「観察を続けたかったので毎日行った。鳥に詳しくなった。受賞できて嬉しい」と喜んでいた。 -
箕輪町郷土博物館企画展「箕輪遺跡」講演会
箕輪町郷土博物館は10日、24日まで開催中の企画展「箕輪遺跡」に合わせ、講演会を町文化センターで開いた。約60人が地元の箕輪遺跡の発掘調査報告を熱心に聞いた。<br> 箕輪遺跡は水田関連の遺跡として知られる。50年代前半の土地改良事業の工事中に土器などの遺物が発見されたことに始まり、55年の遺物公開後、継続的な調査をしている。99-03年、国道153号バイパス建設事業に先立ち、県埋蔵文化財センターによる大規模な発掘調査があり、複数時期の水田の跡や、これまで確認できなかった弥生時代や古墳時代の集落跡を確認した。<br> 県埋蔵文化財センター調査研究員の市川隆之さんが講演。箕輪遺跡の集落跡は弥生中期、弥生後期、弥生末、古墳後期のみで確認され、出土した土器などの特徴から弥生中期は県内の北、弥生後期は南の文化とのつながりがあること、古墳後期にはかまどが作られ、それまで平底だったかめが丸底になり、文化全般が西日本から伝わっていること-などを報告した。<br> 市川さんは、箕輪遺跡には集落が4つの時期以外に作られていないことから推測し、「この地域は、ほかから人や文化が波及してくるときだけ水田を作り集落ができて人が住んでいたのではないか」と話した。<br>
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韓国文化セミナー開講
箕輪町国際交流協会の語学講座で初開講の「韓国文化セミナー」は13日、町文化センターであった。韓国文化に触れたいと30人が参加し、ハングルの発音や簡単なあいさつなどを楽しく学んだ。<br> 全4回の短期講座。受講申し込みをしたのは幅広い年代の男女33人で、“ヨン様”ファンや韓国旅行を予定している人もいる。韓国人気の影響もあってか、同協会のほかの語学講座と比べ参加が多い。<br> 講師は、通訳や翻訳の仕事をしている在日2世の竹山友紀子さん=伊那市=。ハングル文字の子音と母音の基本から指導した。<br> ハングルは母音21、子音19の組み合わせからなる。受講者は講師の発音を聞いて実際に発音練習。日本語には無い発音に苦労していたが、ハングル文字で自分の名前を書いたり、自己紹介やあいさつを熱心に覚えた。町内の女性は、「難しいかなと思ったけど、楽しかった」と話していた。<br>
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判決・高齢者を相手に詐欺を働く
箕輪町内の高齢者女性から126万円を騙し取った罪に問われていた、住所不定の無職・松澤貫志被告(47)に対し、地裁伊那支部は14日、懲役2年8月、未決勾留日数中60日算入(求刑懲役3年)を言い渡した。<br> 起訴状によると、松澤被告は、昨年の12月21日ころから今年の1月13日までの間、前後3回にわたり、箕輪町内の女性(当時72歳及び73歳)方において、同人に対し、「おれに任せてくれれば会社に内緒で安く床下調湿剤を入れてやる」などと、工事をする意思・能力もないのに嘘をいって、現金合計126万円を騙し取った。<br> さらに、同被告は昨年の12月28日から今年の2月7日までの間、箕輪町、伊那市、辰野町の高齢者3人に対しても、家屋の消毒工事、耐震補強工事や、神棚購入代金として、現金合計102万5千円を騙し取った。<br> また、同被告は無免許で、3月7日午前9時07分ころ、県南安曇郡豊科町南穂高の中央自動車道長野線下り豊科インターチェンジ付近の道路で、普通乗用自動車を運転した。
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旧井澤住宅でサンドブラスト教室作品展
伊那市を中心としたメンバーでつくる、サンドブラスト教室「うらら会」の作品展は18日まで、市内西町の酒屋旧井澤家住宅で開いている=写真。色とりどりのグラスや花入れ、ランプなど約50点を出展。「素晴らしい。夏にピッタリ」と、来場客もガラスの涼しげな見た目に、心をいやしている。期間中は入館料無料。<br> サンドブラストは砂をエアコンプレッサーで作った圧搾(あっさく)空気で、色を溶着したガラスの表面に吹き付けて彫刻する技法。講師の春宮千春さんのほか、生徒10人の、草木や、女性の横顔を浮き彫りした作品が並ぶ。<br> 春宮さん(57)=市内荒井=は「アンティークな日本家屋の会場と作品の雰囲気が合っていてよい。ランプの光りや、自然光で図柄が浮き出た感じを楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。<br> 午前9時から午後4時50分(最終日は午後4時)まで。
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市役所玄関前のモニュメント移設
伊那市は15窶・7日の日程で、バス停の移動に伴い、市役所正面玄関前にあるモニュメント「やまなみ」を移設している。
市街地循環バスのバス停は市役所西側にあるが、雨の日には濡れ、冬場は寒いことから、利用者の利便性を考え、庁舎の正面玄関から昇降できるように替えるもの。
市役所の正面玄関から、北側に数十メートル動かし、環状南線(ナイスロード)沿いに設置。事業費は69万円。
正面玄関付近に大型バスが入り込めるように舗装し、来年度の早い時期にバス停を移す計画。
このモニュメントは庁舎が完成した際、伊那ライオンズクラブが寄贈したもので、移設に当たり、了解を得た。 -
第15回チャリティー大会
駒ケ根市マレットゴルフ同好会(小山典男会長)は16日、第15回チャリティー大会をふるさとの丘マレットゴルフ場で開いた。開会に先立ち、小山会長が「社会のために役立てて」と会員らの寄付金5万円を駒ケ根社会福祉協議会に贈呈した=写真。<br> 上位は次の皆さん。<br> (1)中島貞美112(2)吉沢春次113(3)山本かね子115(4)小松敬司116(5)下平治男118(6)下平一恵119(7)尾崎久美夫119(8)荒沢渡120(9)木下守夫121(10)尾形正121<br> ▽ホールインワン=小松敬司、尾崎久美夫、小松あけみ、唐沢勝、岩本諭、北村積善、山本きく、林赴、小松佳人、金田唯雄、長野文子、林松男、竹村正、柴田広男、村上久幸、栗山松男、馬場祐司、脇武範
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第20回子ども禅の集い
座禅を通して「命と心」の意味を見つめようと16・17日、小中学生らが寺に寝泊りして禅に親しむ「第20回子ども禅の集い」が駒ケ根市の栖林寺で開かれた。曹洞宗県第2宗務所第6教区(上伊那一円)の主催。伊那市、駒ケ根市の小中学生19人が参加し、座禅のこころを学んだ。<br> 参加した小中学生は開会式で千田實雄教区長(宗福寺住職)の手で僧侶の絡子(らくす)代わりの「仏様の知恵袋」をかけてもらい「経を唱える時や座禅をする時は必ず首に掛けること」と教えられた後、座禅の方法について指導を受けた。「右足の上に左足を乗せて」「背筋は伸ばして」などと足の組み方から手の形、呼吸の仕方や目線の位置まで本格的に学んでから5分間の座禅に挑戦した=写真。「絶対に動かないように」と注意されてはいたものの、小学生らは我慢しきれずに体をもぞもぞさせたり周りをこっそり見回したりしていた。鈴木千代花さん(9つ)=伊那市日影=は「難しいけど何だか楽しかった」と話していた。<br> 参加者は17日にも朝のおつとめや写仏(仏の絵を書き写す)をするなど、2日間の共同生活で禅の教えについて学んだ。
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安達博文展
駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館で「現代の写楽か窶蝿タ達の眼窶蝿タ達博文展」が16日から開催されている。初日には作家の安達さんを囲み、美術館にゆかりのある作家ら約50人が出席してオープニングを祝うパーティーが同館で開かれた。<br> 安達さんは「駒ケ根高原美術館に展示した作家は皆世界的に活躍しているという。そのジンクスを破らないよう、プレッシャーを糧にたくさんの作品を生み出していきたい」とあいさつした。<br> 安達さんは52年富山県生まれ。東京芸術大大学院を経て現在国画会会員。卵の黄身を原料にしたテンペラ絵の具を主に使い、独特の曲がった線と明るい色彩で一度見たら忘れられないスタイルを確立している。イタリア、チェコでも個展を開くなど国内外で活躍中。<br> 8月31日まで開催(会期中無休)。午前9時窶伯゚後5時30分。問い合わせは動美術館(TEL83・5100)へ。
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ふるさと歴史探訪「地方自治の先達に学ぶ」福澤泰江元村長
駒ケ根市の赤穂公民館は16日、ふるさと歴史探訪「地方自治の先達に学ぶ」と題した講演会を同公民館で開いた。第1回のテーマに取り上げたのは地方自治のパイオニアといわれる旧赤穂村の福澤泰江元村長。約20人が集まり、郷土史研究家の小松谷雄さんの話に耳を傾けた。<br> 小松さんは「現在、民衆のことを考えているのか疑問を感じるような政治家が多い。にもかかわらず世の中が安定しているのは、過去地方自治の発展に尽くした人がいたからだ」として福澤泰江の功績を挙げ「農業と若者の教育の振興に力を尽くし、私財を投じてその発展のために生涯を捧げた」とその業績を称えた。<br> 聴衆はメモを取ったり、時折うなずいたりしながらじっと話を聞いていた。<br> 福澤泰江は1871(明治4)年、赤須村に生まれ、県議会議員を経て44歳で赤穂村長に就任。県町村会長、全国町村会長などの要職を歴任するなど地方自治の神様とも呼ばれた。1937年没。
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第13回駒ケ根市小学生相撲大会
第13回駒ケ根市小学生相撲大会(実行委員会主催)は16日、駒ケ根高原切石公園で開かれた。個人戦と団体戦に男女約310人の豆力士が出場し、土俵上で闘志あふれる戦いを繰り広げた。<br> 中村祐次実行委員長は開会式で「相撲は力比べ、技比べ。対戦を通じて自分の力が分かる。勝っても負けても正々堂々と頑張れ」と呼び掛けた。<br> 土俵に上がった豆力士らは鋭い目つきで互いににらみ合い「はっけよい」のかけ声とともに頭からぶつかり合って押し合ったり投げを打ち合ったりするなど、力のこもった大人顔負けの熱戦を展開した。勝った力士は誇らしげに笑顔で勝ち名乗りを受けていたが、負けた力士の中にはくやしさで泣き出す選手の姿も見られた。<br> 土俵を取り囲んだ観客からは試合のたびに「頑張れ」「そこだ」「押し出せ」などの大きな応援の声が飛び交い、土俵際の攻防の場面では一段と大きな声援が会場の森を揺るがしていた。<br> 上位は次の皆さん。<br>◇男子個人▽1・2年(1)小椋滉大(赤穂)(2)大谷高広(同)(3)春日来輝(同)田中慎吾(南)▽3・4年(1)飯塚歩夢(赤穂)(2)井口龍輝(同)(3)渋谷勇輝(南)小林和樹(同)▽5・6年(1)眞木啓祐(東伊那)(2)小池達也(同)(3)宮澤一毅(赤穂)佐々木翔斗(東)<br>◇女子個人▽1・2年(1)横山芽似美(赤穂)(2)重盛伶奈(同)(3)幸村紗雪(同)三村奈々(東)▽3・4年(1)久保田なぎさ(東伊那)(2)北原詩織(中沢)(3)倉田かなで(東)気賀澤彬与(南)▽5・6年(1)清水保奈美(中沢)(2)山本さくら(南)(3)北原和香菜(中沢)村松美和(南)<br>◇低学年団体(1)赤穂A(2)赤穂南A<br>◇高学年団体(1)赤穂A(2)東伊那<br>
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大陶器市
全国各地の陶器約20万点が並ぶ「全国大陶器市」が、伊那市の鳩吹公園で開かれ、多くの陶器好きでにぎわっている。
伊那市で開かれるのは今年で5回目。窯元や卸業者などでつくる「全国大陶器市振興会」が主催する市は、有田焼や伊万里焼など、各地のさまざまな陶器が楽しめ、毎年楽しみにする人も多い。
日常食器から美術品、業務用食器など各種陶器がそろい、価格もさまざま。そのため、個人の用途や予算に合わせ、希望の数、購入できるのも市の魅力の一つ。窯元と提携しているため、気に入った陶器のオーダー注文もできる。
ビールを飲む機会が多くなるこの時期、泡がクリーミーになり、冷やして飲むことにも適した陶器グラスなどが人気だという。
瀬戸内や北海道などの産品を楽しめる「うまいもの市」も同時開催している。
24日まで。