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東部中で不審者侵入対応訓練
伊那市の東部中学校(三輪憲昭校長、860人)と伊那署は19日、不審者侵入対応訓練を同校舎で実施した。生徒が参加する同訓練は同校で初めて。参加者らは、不審者が侵入した非常時に向け、対応策を確認し、有事に備えた。<br> 署員が不審者役を演じ、刃物を振りかざしながら侵入すると、職員らは昨年の訓練で作成したマニュアルにしたがって、警笛や大声を出して、不審者が侵入したことを伝達。階段を上がろうとする不審者を椅子を用いて防ぎ、駆け付けた職員や警官約6人が、さすまたなどを使って取り押さえた。<br> 生徒たちは、教室のドアを閉めて、入り口や窓から離れ、中央部に固まって待機し、安全を確保した。<br> 西沢忠篤生活安全課長は「声だしと警笛の対応が迅速にできていた」と総評し、生徒に向けて「緊急時には、とりあえず大声を出して素早く逃げてください」と呼びかけた。<br> 18日現在、伊那署管内での声かけ、付きまとい、不審者目撃などの件数は、昨年の年間発生件数と同じ36件と、増加しているという。
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上伊那労福協まつり
上伊那地区労働者福祉協議会などが主催する、上伊那労福協まつりが17日、南箕輪村の大芝高原多目的広場であった。フリーマーケットやマレットゴルフや、わたあめの無料サービスなどの出店が立ち並び、多くの人でにぎわった。<br> 地域で働く会員の福祉向上を目的に、さまざまなイベントを展開。同会場では今年、7回目の実施となった。<br> 「子供コーナー」と題したイベントでは、ゴムプールに魚を放した「マス・ウナギつかみ大会」に子供たちが殺到。始まる前から、プールの中に手を入れて魚を触ったりと、プールで泳ぐ魚を関心深げに見入っていた。<br> 例年好評のフリーマーケットには県内外から公募した約70団体が参加。衣服を中心に、おもちゃや、生活食器などの贈答品が多く並び、各ブースで値引き交渉をする声が飛び交った。
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「箕輪手話サークル」の25周年記念大会
箕輪町社会福祉協議会に所属する「箕輪手話サークル」の25周年記念大会が17日、箕輪町の松島コミュニティーセンターであった。記念式典や、同サークルメンバーで制作した手話劇の披露など、会場に集まった会員や町民など約40人で節目を祝った。<br> 「仲間の力」と題した手話劇は、聴覚障害者の生活上の問題をテーマにした内容で、日ごろから聴覚障害者と触れ合っている会員らの思いを、地域住民らに訴えた。<br> 式典で尾曽共春会長は「箕輪の会員の行事参加率は上伊那手話サークルの中でトップクラス。『楽しく学ぶ』をスローガンに掲げ、交流のなかから手話を学び、ろうあ者の抱える問題に対して共に悩み、苦しみ、打開策を見出していくスタイルが浸透してきた証拠ではないか。今後も、神出鬼没(しんしゅつきぼつ)でいく、機動力の箕輪であってほしい」とあいさつした。<br> 同サークルは、1980年に発足。聴覚障害者の社会参加を支援し、共に歩ことを目的に活動している。
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指定管理者選定審査委員会
駒ケ根市は22日、指定管理者選定審査委員会の第1回会議を市役所で開いた。委嘱された委員10人のうち8人が出席し、事務局から指定管理者制度についての説明を受けたほか、互選により委員長に清水博人さん、副委員長に小出勉さんを選出した。
中原正純市長はあいさつで「民間の能力を活用し、経費節減にもなる指定管理者制度の導入に向けて準備している。初年度でもあり混乱も予想されるが、できる限りスムーズにいくよう委員の皆さんの意見を反映させていきたい」と述べた。
これまで公の施設の管理は地方公共団体などに限られていたが、地方自治法の改正により06年9月から新たに企業や法人も管理・運営ができるようになることを受けて市は指定管理者制度を06年4月に導入する。市民代表らによる審査委員会は指定管理者の選定を行う選定委員会に対し意見を述べていく。
委員は次の皆さん(任期は07年3月31日まで)。
▽指名委員=松・ス堅太朗▽団体推薦委員=田中一正、佐々木祥二、清水博人、加藤道生、坂本喜代美、小出勉、松村美奈子▽公募委員=宮澤敏幸、名倉昭彦 -
キタノヤ 夏の体力まつりのご案内
松下電工の乗馬型フィットネス機器「ジョーバ」が、糖尿病傾向の方に効果があると注目されている。「お客さんに乗ってもらうだけじゃダメだ!」と、キタノヤ電器の北原國人社長もこの春から毎日ジョーバ。すると、わずか4ヵ月で血糖値が40も減り、体重も5キロ以上減った。あらためてジョーバの効き目に驚いている。
社長が毎日乗り始めたのは、今年2月の終わりから。ジョーバは発売と同時に購入。血糖値が高く、医者から食事療法と運動を進められていたが、忙しさにかまけて、あまり乗らないままだった。
「まったく面目ない。どうもズクがなくて毎日はできなかったんだ」と反省の弁。
ところが、ジョーバに乗ったお客さんの体験談がゾクゾクと集まり、それを読んでいるうちに「こりゃあ、自分で試して見なくちゃいかん」と決心。血糖値が148を示し、食事療法の限界を感じたこともあった。
以来毎晩15分から30分、テレビを見ながらジョーバに乗り続けた。目に見えて違うのは、夜、グッスリ眠られること。以前は1縲・回トイレに起きていたのが、それもなくなった。
4月、掛かりつけの医師の検査では血糖値135、ヘモグロビンAIC6・7%。それが、6月にはさらに改善し、同じく106と6・0%になった。
「個人差があるから全員に効くかどうかは分からない。でも、自分の体験から、お客さんにも自身を持って勧められます」と述べている。 -
赤穂南小学校水難救助講習会
夏休みの学校プール開放を前に駒ケ根市の赤穂南小学校PTAは22日、伊南行政組合消防本部北消防署の署員3人を講師に招いて水難救助講習会を同小体育館で開いた。プールの監視に当たるPTAの父母ら約30人が参加し、万一事故が起きた際の対応と救急救命法について学んだ。
参加者らは3グループに分かれ、消防署員の指導を受けながら訓練用の人形を使って気道確保、人工呼吸、心臓マッサージの練習に取り組んだ=写真。口から口に直接息を吹き込む人工呼吸では人形の肺に思うように空気が入らなかったり、心臓マッサージでは手で圧迫する位置がよく分からないなど、参加者らはそれぞれ苦労しながらも真剣な表情で練習を繰り返していた。 -
第3回明治の華-赤絵九谷展
駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店は26日まで「第3回明治の華-赤絵九谷展」を2階ニシザワギャラリーで開いている=写真。赤を基調にした繊細で緻密な文様が息づく瓶、皿、香炉、水さし、カップなど約35点を展示即売中。価格は7万-252万円。
赤絵九谷は古久谷の伝統の技法を受け継いで江戸時代末期から明治にかけて作られ、欧米諸国にさかんに輸出された。
問い合わせは同店(TEL82・2111)へ。 -
信毎上伊那販売店会のマレットゴルフ大会
信濃毎日新聞の上伊那の販売店でつくる「信毎上伊那販売店会」(堀川博行会長)は17日、伊那市西箕輪羽広のマレットパークはびろでマレットゴルフ大会を開き、加盟店間の交流を深めた。<br> 1992年から続く恒例行事。従業員の福利厚生と親ぼくなどを目的とする大会に、12店から約130人が集まり、マレットゴルフを楽しんだ。<br> 参加者は、「あー、おしい」「ナイスタッチ」などと声を掛け合いながら会話を楽しみ、18ホール、パー72のコースでプレーした。<br> 賞品獲得者は次の皆さん。(かっこ内は販売店名。丸数字は順位)<br> (1)唐沢良二(伊那北部 中川)51(2)酒井平八(伊那 販社)61(3)伊藤喜与春(駒ヶ根 販社)63(5)飯田和直(伊那 販社)66(7)唐沢美枝子(伊那北部 中川)67(10)西澤茂成(竜東 山田)71(20)蟹澤正治(手良 萬屋)77▽30位 向山甲平(松島 井桁屋)83▽40位 中村ふき子(竜東 山田)86▽50位 小林昭夫(宮田 中谷)92▽60位 伊藤優(辰野 共和堂)94▽70位 寺沢強二(駒ヶ根 販社)99▽80位 谷沢勲(高遠 堀川)111▽ブービー賞=黒岩敏明(辰野 共和堂)117
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第20回大芝高原まつりポスターなど図案入選者表彰式
南箕輪村の第20回大芝高原まつりのポスター・うちわ・パンフレットの図案入選者の表彰式は19日、村役場であった。入選者17人に唐木一直村長が賞状と副賞を手渡した。
南箕輪中の美術クラブ員と希望者の計30人が応募し、6月23日の選定会でポスター、うちわ、パンフレットの最優秀賞各1点、優秀賞4点、佳作10点を選んだ。
最優秀うちわ賞の竹松茂美さん(3年4組)は3年連続の最優秀賞受賞。大芝高原まつりの花火、たらいレース、太鼓など数々のイベントを盛り込んだ作品で、「さすがに3年連続はないと思っていたのでびっくりした。ありがとうございます」と笑顔を見せた。
ポスターの的野真由美さん(2年2組)は「にぎやかにしたいと思って花火を入れて描いた」、パンフレットの清水里音さん(2年3組)は「夏っぽいイメージで金魚やヨーヨーを描いた」と話し、受賞を喜んでいた。
ポスターは200枚作成し、村内の公共施設・飲食店・企業などに掲示。うちわは6千本作り全戸に1本ずつ配る。パンフレットは7千部作る。 -
箕輪ワクワクソング講習会
31日開催の箕輪町発足50周年汽悒・拭璽覦2005みのわ祭りに向け19日、箕輪ワクワクソング講習会が町民体育館であった。約70人が参加し、従来の振り付けに加え、今年新しく出来た簡略化した踊りの「ワクワクダンシングII」も練習して覚えた。
ワクワクソング部会が、「箕輪ワクワクソング」の普及を考え、従来の振り付けの要素を残しつつ複雑なステップをなくし、難しい手の動きを簡単にして、新しい踊り「ワクワクダンシングII」を考案した。
講習会に初心者が多く参加していたため、始めに簡単な「II」を練習。参加者はインストラクターの動きを見ながら、手足の動きをパートごとに何度も練習。曲に合わせて数回踊り、短時間で振り付けを覚えていた。
講習会は25日も午後7時半から町民体育館で開く。 -
上伊那のコモンズ支援金 一般分46事業を発表
上伊那地方事務所は20日、「信州ルネッサンス革命推進事業支援金交付要綱」に基づくコモンズ支援金(一般分)の採択46事業を発表した。同支援金は地域づくりのための試みを県が支援するもので、県本庁が決める特別分とは別に、各地方事務所単位に作られる選定委員会の審査によって一般分が決められた。支援総額は約4519万円。事業区分では▽防災用備品・資材購入など「安心・安全の暮らし支援」、6件約456万円、▽伊那市浄水管理センターの木材チップ舗装など「やさしいまちづくり」、4件約1186万円、<br>▽花の名所の地図作成など「美しいまちづくり」、6件約342万円、▽有害鳥獣対策など「魅力ある観光創出」、5件約792万円、▽地元特産ネギのブランド化など「コモンズビジネス支援」、2件212万円、▽森林の境界明確化など「ゆたかな森林づくり」、3件212万円、▽住民施工による環境配慮型水路工事など「協働型のむらづくり」、12件752万円、▽老人と子供が触れ合える教室設置など「特色ある学校づくり」、5件310万円、▽文化財案内看板の設置など「その他の地域活性化」、3件約259万円。<br> 市町村別では、伊那市7件約1442万円、駒ヶ根市10件約808万円、高遠町4件約622万円、辰野町6件379万円、箕輪町5件約294万円、飯島町2件50万円、南箕輪村3件77万円、中川村3件306万円、長谷村3件277万円、宮田村3件約266万円窶狽セった。
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かいご家たより34
わしづかみのお菓子食べたくて食べたくてしょうがないおじいさん・原さんがいた。
自宅では寝床にまで菓子類を持っていき、布団の中にもぐりこんで食べていたと言う。だから、洋服はいつも食べこぼしでベタベタに汚れていた。服が綺麗な時がなかった。お風呂に入って着替えて、衣類は必ず洗濯。洗濯せずにはいられなかった。夜中であろうと「お菓子を買いに連れて行け」とせがまれる家族は、疲れ果てていた。
かいご家に来てもやはりお菓子には目が無い。すぐに手が出て、袋が破れるかやぶれないかのうちに口に放り込んでいた。それも口いっぱいに。むせてもその手は止まらなかった。昼食もガツガツと口に運びその姿を見ているとそれだけでこちらの食欲がなくなってしまうほど。
「あ縲怩、もうだめじゃん、そんな食べ方体によくないよ。いい加減にして!」とのどまで出かかった。
でも原さんは、自分が大好きなお菓子を食べる時、必ず回りにもすすめていたのも事実。個別に盛らず、皿盛り出だしているから、そんな人の暖かい姿、みんなで分かち合う心を垣間見ることが出来る。原さんにとって、お菓子を食べることは今一番の楽しみ。なるべくその行為を否定しないように心がけた。
ある日原さんを、まだ介助無く一人で歩けた頃に良くお菓子を買いに通っていたお店に連れて行った。ひさしぶりの買物に興奮し、危ない足取りでどんどん菓子袋を商品棚から取り出し抱え込んだ。顔馴染みの店主が「久しぶりだなぁ、元気かい?」と声をかけてくれても本人はろくに返事もしない。目はズラーッと棚に並んだ菓子類に釘付。内心「あー、やぱり連れてこなかったほうが良かったかなぁ、かえって不穏にさせちゃったな」と後悔した。
落ち着かない原さんをなだめるようにして車に乗せた。ドアが閉まるやいやな、買ったばかりの菓子袋をガガーッと取り出す。「あーぁ、もう食べてしまうんだ」と思い、「原さん、家に帰ってから食べようよ」と制止した。しかし彼の行動は止まらず、袋を開けるとわしづかみに菓子をつかんだ。「もう止まらないや」とあきらめると、原さんはそのわしづかみにしたお菓子を私に差し出した。運転しているもう一人のスタッフにも同様に。自分の口に運こぶ前にだ。
思いがけない出来事だった。言葉があまり出ない原さんのありがとうの気持ちがいっぱいつまっていた。どんな高級菓子よりご馳走に感じるつぶれたお菓子だった。買ったお菓子は家に帰るまで原さんの口には入らなかった。
介護の世界はいつもそうだ。私達が何か与えるというより利用者の方からいつも教えてもらい、元気をもらっている。この仕事の最大の魅力である。
かいご家代表 漆戸徳弥 -
長野県工務店協会上伊那支部北部総会
長野県工務店協会(ゆうゆうCLUB21)上伊那支部北部(松沢一弘部長)は19日、04年度総会を開いた。昨今、悪質な業者によるリフォームなどが問題になっていることから、施主が安心して依頼できる、顔の見える地元工務店をアピールしていくことを確認した。
同協会員は366社。上伊那郡は38社、北部は箕輪町内の9社で組織する。
04年度事業経過と会計報告、05年度の講習会や学習会など事業計画と予算案を承認した。本年度は、地球温暖化対策として電気やガスのニーズなどを学ぶ勉強会も開く予定。
6月23日にあった県総会の報告では、消防法改正による火災報知器の設置義務について早期に情報収集し会員に情報提供していくこと、産業廃棄物を運搬する車両へ運搬していることを示すステッカーを張り、その内容を記した書面の備え付けが義務付けられること-などを説明した。 -
第4回高校改革プラン推進委員会
南信地区の高校統廃合問題などを話し合う第3区高校改革プラン推進委員会(池上昭雄委員長)は20日、飯田市の飯田高校で4回目の会合を開いた=写真。一部の委員から県教委に対して「財政問題とプランの関係性をより明確に示し、プランの具体的効用を公表してほしい」との要望が出たほか、地域部会設置を求める声と反対する意見が激しく対立した。<br> 岡庭一雄阿智村長は「根幹にある財政問題に十分配慮しつつ、統廃合に取り組む必要がある」とし、財政問題との関係性とプランに期待する具体的効果の公表を求めたが、県教委は「プランには少子化に伴い厳しくなる学校運営に配慮する思いもある。具体的効果は、ある程度整備対象校が決まらなければ示せない」と具体的な発言を避けた。 <br> 賛成と反対に二分した地域部会については、各地区の削減数合意がない現状で部会を設置すれば、一層議論が定まらないなどの理由から、今回も設置を見送った。<br> しかし岡庭阿智村長は「地元のことを地域が考えるのは当たり前」と話し、下伊那として独自に話し合いを進めていく意向を明らかにした。一方小坂伊那市長は「たたき台の扱いが明確になってから部会についても考えたい」とし、今後の動向を見守る姿勢を示した。<br>
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清水氏宮田村長選当選から一夜明けて
宮田村長選に無投票で初当選した清水靖夫氏(64)=大田切区=は喜びから一夜明けた20日朝、本紙のインタビューに答えた。自治体の貯金にあたる基金の余裕がないなど、村財政はひっ迫。村政の硬直化が進むなかで、住民の自主的な取り組みは欠かせない。改めて抱負を聞いてみた。<br> ‐短い選挙戦となったが、今の心境は<br> 村民が一体となり、民間の私に期待してくれた。責任の重大さはひしひしと感じる。<br> ‐住民が村長に期待するものとは<br> 話しを聞いてもらえるという期待感はあると思う。そんな村民の想いをひろいあげ、政策に移していきたい。<br> ‐開きが指摘される住民と村職員の意識をどのように考える<br> 机上でビジョンを描くだけでなく、外から一度行政を見直してみる。民間は不況で相当厳しいが、村の職員も危機意識を持つだけで何かが変わるように思う。人事交流や評価制度も一つの方法だ。<br> ‐住民の行政参加を進める方策は<br> みんなが寄り合うコミュニティの場を増やすことが大切。今も村の地域づくり支援事業を活用して、区を中心に活発な動きが出始めているが、そんな地域の活動を伸ばす。自立するには受益者負担という考え方が基本になる。住民と行政が議論しあえる機会をこまめに設け、協力できる環境を整備したい。<br> ‐村財政だけでなく、村内経済も厳しいが<br> 公共事業や村の物品を購入するにしても、まず村内の地元企業のことを考える。それには各企業の努力も必要。協力しながら互いにレベルアップを図る。
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宮田大学でグラウンドゴルフに挑戦
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田大学」は20日、手軽にスポーツを楽しもうとグラウンドゴルフに挑戦。会話しながら、和気あいあいとラウンドした。<br> グラウンドゴルフはマレットゴルフに似ているが、より簡単にプレーできるように専用の道具がある。<br> 打面の幅が広いスティックを使って、ボールに向ってスイング。8ホールをゆっくり楽しんだ。<br> 「あっ横へ行っちゃった」「ナイスショット。うまい、うまい」など歓声もあがり、心地良い汗を流した。<br> 激しい運動ではなく、特別な技術もいらない。参加者は70歳代の高齢者が大半だが、ゲーム感覚も満喫していた。
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矢田前村長の家族が遺志金を宮田村へ
今月7日に亡くなった宮田前村長の矢田義太郎さん=享年73=の遺志金を20日、長男の敏昭さん(44)が宮田村に寄せた。「村民一人ひとりを大切にした父だった。教育と福祉に役立てて」と手渡したが、多額な遺志金に小林修助役は「生きたものになるよう、使い道を考えたい」と感謝した。<br> 役場を訪れた敏昭さん。父親が職務を続けた村長室で小林助役と思い出話に浸った。<br> 「いまだに帰ってくるんじゃないかって、思うんですよ」と敏昭さん。「あまりにも急すぎた」と助役は目頭を熱くした。<br> 敏昭さんは「父は福祉にも力を入れていた。今後の村を背負っていく若者も育ててほしい」と話していた。
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上伊那郡老人クラブ大会
上伊那郡老人クラブ連合会主催の第24回上伊那郡老人クラブ大会は21日、町文化センターホールであった。辰野・箕輪・高遠町、南箕輪・長谷・中川村の6町村から約450人が参加し、生きがいと健康づくり活動の展開と、心豊かな地域づくりの担い手になっていくことを確認した。
浦野順司会長は、「高齢化社会、長寿社会にふさわしい老人クラブを目指し活性化を考える機会。知識と経験を生かし話し合う場を設定し、協力と連帯の輪を作っていく活動を目指していきたい」とあいさつした。
表彰、感謝状の贈呈、体験発表のほか、アトラクションで箕輪町富田区富老会「童謡唱歌の会」による歌の発表もあった。
講演会では、旭松食品の食品研究所長で納豆博士の村沢久司さんが、「ねば縲怩ャぶあっぷ納豆健康法」と題して話した。
表彰、感謝状の受賞者は次の皆さん。
◆功労者 春日建郎(高遠町)松沢正和、米山正一(中川村)中山麻人、伊東定治、中山金幸(長谷村)毛利勇、笹川正秋(箕輪町)
◆優良老人クラブ 高遠町藤沢老人クラブ連合会、箕輪町三日町長生クラブ -
赤穂高校生第52回全国高校ワープロ競技大会団体の部(31日、神奈川県)に出場
駒ケ根市の赤穂高校生徒3人がワープロの速さと正確さを競う第52回全国高校ワープロ競技大会団体の部(31日、神奈川県)に出場を決め、大会本番に向けて練習を重ねている。全国大会への出場は同校初の快挙。<br> 選手として出場するのは堺沢梨紗さん(17)遠山慧さん(17)小町谷あすかさん(16)の3人。いずれも同校商業実践部の部員。県大会(6月11日、長野市)で2位、北信越大会(7月9日、新潟県)で2位を獲得して見事に全国大会への切符を手にした。<br> 部長の堺沢さんは「(全国大会では)とにかくやるだけ。かなり緊張すると思うが、プレッシャーに負けず皆で力を出し切って精いっぱい頑張ってきたい」と話している。<br> 競技は10分間にどれだけ多数の文字を正確に打ち込めるかを競う。1文字1点として計算するが、誤字1字につきマイナス10点となり、1行見落とした場合は失格となる。顧問の森岡強教諭は「成績は出場する3選手すべての得点の合計で決まるため、全員が極力ミスを少なくすることが要求される。プレッシャーとの戦いに負けず悔いのないよう頑張ってほしい」と温かく見守っている。
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第20回大芝高原まつりポスター完成
南箕輪村の第20回大芝高原まつりのポスターが出来上がった。今後、村内各所に掲示しまつりの雰囲気を盛り上げる。
ポスターは200枚作成。図案は、南箕輪中学校生徒30人が応募した中から選んだ的野真由美さん(2年2組)の作品を採用している。
「にぎやかにしたいと思って花火を入れて描いた」(的野さん)という図案は、村のイメージキャラクターになった「まっくん」がねじり鉢巻に法被姿でうちわや綿あめを持ち、大輪の花火が夜空に咲いている。
祭りムードいっぱいのポスターは、役場庁舎や村内の公共施設、飲食店や企業など掲示する。 -
街頭福祉募金
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は21日夕、駒ケ根市内の大型店やスーパーなど8カ所で街頭福祉募金を行った。看板を立てて店頭に立った会員らは「社会福祉のための募金にご協力をお願いいたします」と呼び掛けた。買い物に訪れた主婦や親子連れらは快く募金に応じ「暑いのにご苦労様」などと言いながら、財布から硬貨や紙幣を出して募金箱に入れていた。<br> 集まった浄財は全額市社会福祉協議会を通じてお年寄りや障害者らの福祉のために寄付される。
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濡れた畦にひざまずいて
毎朝、田んぼの水を見てまわる時には、100ミリのマクロレンズをつけたカメラを持っていく。手ぶらで歩いている時よりも、カメラを持つだけで見えてくる生き物の数が格段に増える。それほど意識はしていなくても、普段より積極的に被写体を探しているのだろう。
稲の葉にとまる羽化したばかりのピカピカのアキアカネがまず目に入る。視線を落とすと、これから羽化するヤゴが茎を登っている。ウキクサの上でじっとしている、まだ尻尾の残る幼いアマガエルと目が合う。背中いっぱいに卵を産み付けられたコオイムシのオスが急いで水中に逃げ込む。イネミズゾウムシがスイスイと泳いでいる。
気が付くと、僕は朝露でぐっしょりと濡れた畔にひざまずき、虫たちに謝っているような格好をしている。田んぼの生き物を見る正しい姿勢は、きっとこの謙虚な姿勢に違いない。
そうして田んぼを覗いていると、生き物たちが語りだす。アシナガグモの巣に引っ掛った羽化したばかりのオツネントンボが「助けてー」と叫んでいる。クモは久しぶりの食事にありつけるうれしさでそわそわして、巣の端から端を行ったり来たり。水面から太ったトノサマガエルが顔を出し、退屈そうに大あくび。いつの間にか、生き物を擬人化して見ている自分に気がつく。
大好きな宮沢賢治の「やまなし」の世界が目の前にある。彼はサワガニを擬人化し、さらにカニの川底からの視線で物語を作った。水面に突き刺すカワセミの鋭い嘴の描写は、川岸でぽつんとひとり、カニに謝る姿勢でいる賢治の姿を連想させる。
「やまなし」は「小さな谷川の底を写した2枚の青い幻燈」の物語。たった2枚の写真から、あんなに素適な言葉が生まれる。そんな写真が撮りたくて、田んぼでシャッターを押している。
田んぼからは米だけが生まれてくるのではない。生き物はもちろん、物語も生まれてくる場所なのだ。 -
長谷っ子の健康を考える集い
長谷小学校は15日、「長谷っ子の健康を考える集い」を開いた。
参観日も兼ねた集いには、全校生徒91人とその家族が参加し、中学校の体育館を使って親子 で体を動かした。
健康意識を高めるには、子どもの時から規則正しい生活習慣を身に付けることが大切-との思いから、同小学校は毎年こうした集いを開催し、子どもの健康を考えてきた。
この日は、高森町の健康増進活動支援協会の指導で、親子でできる体操を1時間ほど行い汗を流した。
子どもの肥満傾向が強かった長谷村だったが、体育の時間やこのような講習を通して、子どもたち健康意識が高まり、肥満傾向も徐々に改善してきたという。
運動後は「子どもの喫煙」を大人に考えてもらうため、青少年喫煙等健康問題研究会の小林賢二代表による「タバコが子どもに及ぼす 弊害など」を主題とした講演も行 -
南箕輪小6年3組総合的な学習
南箕輪村の南箕輪小学校6年3組(35人、関誠教諭)は15日、総合的な学習で西部保育園を訪れ、年長園児とゲームなどをして交流した。<br> 6年3組は5年生のときから、総合的な学習で「ふれあいの輪を広げよう」をテーマに、村内保育園、障害者生きがいセンターひまわりの家、村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」、校内の仲良し学級の1年生と交流している。<br> 西部保育園での交流で、児童はリコーダーで「さくら」「ラバースコンチェルト」を演奏。園児と名刺交換をしたあと、ジャンケン列車やフルーツバスケット、風船バレーボールなど園児と一緒に楽しく遊んだ。<br> 児童は園児にやさしく声をかけたり、手をつないだり、風船バレーボールでは風船に触れない園児がいないように気を配り、触りやすいように風船を打ってあげるなどしていた。園児は大きなお兄さん、お姉さんとの交流に興奮気味で、歓声を上げてはしゃいでいた。<br> 関教諭は、「人と触れ合って相手の気持ちを思いやったり、年齢が違うので相手に優しくなれる。体験を繰り返すことで学んでほしい」と交流を見守っていた。<br>
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琴伝流大正琴「虹彩」の第25回上伊那地区交歓会
琴伝流大正琴「虹彩」主催の第25回上伊那地区交歓会が17日、伊那市西町の県伊那文化会館大ホールであった。各地で大正琴を学ぶ会員が素晴らしいアンサンブルを披露し合った。<br> 1年間の集大成の交歓会。4教室の会員による演奏に合わせて、「『虹彩』の歌」を歌って開幕。40プログラムで各会が練習を重ねた曲を演奏した。<br> 「瀬戸の花嫁」「ディズニー・メドレー」「古城」「ソーラン節」「信濃の国」など、さまざまなジャンルの曲を次々と披露。会員の生きの合った美しい音色が会場に響き、観客は盛大な拍手を送っていた。<br> また席上では、25年の節目を記念して、20年以上継続の指導者や、80歳以上の会員など23人を表彰した。<br>
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シルバー人材センター南箕輪地区環境美化活動
シルバー人材センター南箕輪地区(漆戸智治地区委員)は16日、村役場周辺で環境美化奉仕活動に取り組んだ。草刈りやせん定作業に汗を流し、役場周辺の植え込みなどをさっぱりときれいにした。
環境美化活動は7月と10月の年2回実施している。今回は74人が参加し、せん定や草刈り、除草剤散布などグループに分かれて作業した。
参加者はビーバーで茂った草を刈ったり、サツキなどが植えられた場所の草取りをしたり、庭木を刈り込むなど作業に精を出していた。 -
青いカエル見つけた
南箕輪村南殿の小学校3年生・伊藤力斗君(8つ)と、友人たちは16日、近くの畑で青色のアマガエルを発見した。一週間ほど前にも地域住民が青いカエルを見つけていて、近所では「青いカエルは珍しいと聞くがいっぱいいるのか」と、話題になっている。<br> 青いカエルの大きさは、普通のアマガエルと変らない。<br> 力斗君は、サワガニや、カブトムシなど生き物を収集するのが趣味。最近は白いオタマジャクシも発見している。家族も「生き物が好きでよく捕ってきている。水槽もいつのまにか増えてる」と話すほどだ。<br> 近所で青いカエルを見て、自分でも飼いたいと思っていた力斗君は、「まさか、こんな近くにいるとは思わなかった」と喜ぶ。次は、黄色いカエルか、10センチ以上の大きさのヒラタクワガタを見つけたい窶狽ニ、意気込んでいる。<br> 地域住民の間では、突然変異の生き物が多く確認されることで、「今年は何かが起きるのでは」と少し心配する声もある。
◆なぜ青く
信州大学名誉教授で動物生態学に詳しい吉田利男さん(67)=豊科町=によると「カエルが持っている色素胞のうち、体色の色合いをあらわす黄色い色素胞を何らかの原因でもたずに産まれることにより、もう一つの赤い色素胞からの青色の反射光が、人の目に入ってきたときにそのまま見える」。発見は、かなりめずらしいという。 -
南箕輪村消防団水難救助訓練
南箕輪村消防団は16日、大芝公園内の村民プールで水難救助訓練をした。団員40人、日赤奉仕団員23人が参加し、事故に遭遇した場合に適切な対応がとれるよう真剣に訓練していた。
講師は伊那消防署職員。プールで事故が起きた場合の応急手当を指導した。おぼれている人を発見した場合、救出と119番通報を同時にする。救出は一番早い方法として飛び込む、または安全にできる方法として棒や服、タオルなど道具を使う方法を紹介した。
人形を使って団員一人ひとりが人工呼吸や心臓マッサージなど心肺蘇(そ)生法も練習した。
団員が実際にプールに入り、おぼれている役の人を救出する訓練にも励んだ。 -
そば打ち講座開講
箕輪町公民館のそば打ち講座がこのほど、町文化センターで開講した。おいしいそばが打てるようになりたい-と19人が参加し、講師に教わりながら熱心にそば打ちに挑戦した。<br> 講師は上古田の柴市雄さん(会社役員)。12月まで毎月1回、計6回の講座で、小麦粉をつなぎにするため初めての人でも打ちやすいという二八そばに挑戦する。<br> まず始めに柴さんが実際にそばを打って手本を見せた。「水回しが一番大切。あくまで力は入れず、さらさらに。絶えず粉っぽいところは均一に水を吸わせて」「練るときはできるだけ体重をのせてやる」などとアドバイス。参加者はメモをとったり、講師の手元をじっと見て学んだ。<br> 総合的な学習でソバについて勉強している小学生や、初挑戦する主婦らが実際にそばを打った。講師に何度もやり方を確認し教わりながら、水回し、練る、のばすなどの行程に挑戦していた。<br>
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協働のまちづくり講演会・シンポジウム
箕輪町の「協働のまちづくり講演会・シンポジウム」は16日、町文化センターであった。ふれあいを深め、みんなでつくる協働のまちづくりを考えようと開催。約200人が参加した。
NPO研修・情報センター代表理事の世古一穂さんが、「協働によるまちづくり」をテーマに基調講演した。
世古さんは、「人のつぶやきを形に、思いを仕組みにする組織化が必要。これが参加から協働の流れを作る考え方になる」と説明。
日本社会では、10年前に個人が参加して担うという協働の概念の必要性が出てきたことに触れ、協働を考えるキーワードに「公共」を挙げた。「皆のことを皆のためにやることが“公共”。行政がやることではない」とし、「行政と民間が非営利の公共部分を担い合う。公共の役割分担を考えていくことが協働の発想の第一歩」と話した。
パネルディスカッションでは、町振興計画審議会長やNPOの役員らをパネリストに、「どのように協働を進めていくのか」を考え合った。