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緑十字銅章の表彰伝達
全日本交通安全協会の交通栄誉章「緑十字銅章」の表彰伝達式が26日、伊那署であった。管内の交通功労者5人、優良運転者6人に表彰状を贈った。
冒頭、伊那安協の田中邦一会長は受章者を紹介し「仕事や家庭がある環境で、運転マナーの模範を示すなど活躍の実績が受章につながった」と引き続き、安全で快適な車社会のための支援を求めた。
受章者を代表し、交通功労者の酒井房子さんが「目配り、気配り、心配りで、日々の交通安全運転に努めたい」と述べた。
受章者は次の皆さん(敬称略)。
◇交通功労者=酒井房子(61)伊那安協女性部長・伊那市東春近、福沢英雄(65)前山寺安協会長・伊那、加藤英利(73)箕輪町安協松島支部長・箕輪町中箕輪、伊藤昌一(70)南箕輪村安協副会長・南箕輪村、宮下光一(67)安全運転管理者上伊那支部理事・伊那市伊那部
◇優良運転者=小口房雄(74)元伊那安協専務・伊那市美篶、登内一夫(64)前手良安協会長・伊那市手良、久保田正昭(63)前美篶安協会長・伊那市美篶、田中敏子(58)箕輪町安協女性部副部長・箕輪町福与、赤羽澄子(52)元南箕輪村安協女性部副部長・南箕輪村、前田裕敏(58)安全運転管理者協会上伊那支部東部部会副会長・高遠町上山田 -
箕輪町PTA連合会が町へ要望
箕輪町PTA連合会(小林長生会長)と町小中学校長会(長田伊史会長)は26日、町役場で、児童・生徒の通学路の安全確保など、可能な限り速やかな対処を町に要望した。
年1回の要望。5小学校と箕輪中学校の各PTA会長と学校長らが出席し、PTA会長が要望を説明した。町側は平沢豊満町長はじめ各課の課長らが出席した。
要望は、交通安全の項目は、通学路へのガードレールや横断歩道、横断帯の設置など。校外生活の項目はビデオなどの自動販売機の撤去、防犯パトロールのステッカーの増刷、不審者の情報提供など。通学路に緊急の駆け込みができる家が少ない地域は警察のパトロール回数を増やしてもらえるよう町からもお願いしてほしい-との要望もあった。
小林PTA連合会長は、「安全に生活できるようご協力をお願いします」とあいさつした。
町は、新年度予算の対応や県への要望など今回の要望事項を検討し、来年2月ころに回答する予定。 -
原章氏県展と一水会展ダブル入選
第58回長野県美術展と第67回一水会展に、作風の異なる油彩2点を出品した伊那市の原章さん(69)=三洋グラビア会長=はこのほど、両展に同時入選した。
社長職引退を機会に、油彩に打ち込むようになって5年。今年は「伊那美術展」「県展」「一水会展」の入選を目標に取り組み、見事それを実現した。
柔らかな色調で風景画などを描くことが多い原さんは、今回初めて具象的作品にも取り組んだ。
県展の作品「静韻(いん)」は、薪ストーブなど身の回りにあるものを描いた静物画。赤と黒を基調として“静かさの中の強い響き”を表現した。
一水会展の作品「梨花咲く伊那谷」は、南駒を背景とした梨の花を優しいタッチで描き、郷愁を誘う作品に仕上げた。
原さんは「目標を立てて臨まなければ何事も成功しない。受賞は叱咤激励の意味もある」と喜びを語っていた。 -
高遠中でニートになる前に受けたい授業
全国に約500万人いると言われるフリーターやニートの増加を防ぐための、文部科学省委託事業「フリーター・ニートになる前に受けたい授業」の全国出張キャラバンが26日、高遠町の高遠中学校であり、3年生約70人が受講した。
「フリーター・ニートになる前に読む本」(三笠書房)の著者で、千葉県船橋市の専門学校職員鳥居徹也さん(39)が、中学校や高校を中心に全国30カ所を訪れ、約7千人に授業する。甲信越地区では初めて。3年2組担任の垣内秀明教諭が、自身が所属する教育団体を通じて依頼した。
授業では、正社員とアルバイトの生涯賃金の差が2億円ある実態や健康保険を納めないフリーターは治療費の負担額が多いことなど、スライドや、クイズ形式で解説。「努力してもすぐに成果がでずに辛いときはあるが、突破口が開けるときがくる。失敗は損にはならないし、成功は能力じゃなく、あきらめない、素直な性格から生まれる」と努力することの大切さを訴えた。
伊藤さくらさん(15)は「わかりやすく、楽しい授業だったから、すべてが心に残った。フリーターやニートは今まで身近に感じなかったが、授業を通して努力することの大切さなどを知った。将来を楽観的に考えないようにしたい」と話していた。 -
親子陶芸教室
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は親子・子どもふれあい事業9月の巻として24日、親子陶芸教室を東伊那の「ふるさとの丘あゆみ館」で開いた。市内の親子12人が参加し、陶芸家の内田輝夫さん=岐阜県瑞浪市=の指導で思い思いに作品づくりに挑戦した。
どんな作品を作るかは参加者それぞれの自由とされているものの、かっぱの置物は必ず1つずつ作らなければならないとあって参加者らは「皿や花瓶と違って難しい」などと言いながら、内田さんに作り方を質問したり作品を見て形をまねたりしていた=写真。
作品は10月22日の第2回教室で色を付け、うわぐすりを塗って窯に入れる。焼き上がった作品は下平のおもしろかっぱ館で12月まで展示される予定。 -
アスベスト撤去工事始まる
人体に有害なアスベストが天井裏から検出された駒ケ根市の赤穂公民館大講堂で24日、アスベストを含む吹き付け材を撤去するなどの工事が始まった=写真。アスベストが飛散しないようビニールシートで密閉された現場では防塵マスクと保護衣姿の作業員が慎重に作業を進めた。
23日には工事開始に当たって作業の安全性を確認するため、伊那地方事務所の担当者が現場を訪れて検査を行った。作業は26日までに終了する予定。
市は、撤去作業後に空気中に浮遊するアスベストの量などを調べる環境調査を行って、結果に問題がないことが確認できれば再び大講堂の使用を始めたい考えだが、時期はまだ未定という。 -
赤穂東小運動会
真夏のような陽気となった23日、駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)は第31回大運動会を開いた。強い日差しがぎらぎらと照りつける校庭で児童らはかけっこや大玉送り、綱引きなどの種目に汗を流しながら懸命に取り組み、訪れた保護者らはカメラ片手にわが子への声援に声をからした。
運動会の華、1窶・年の代表児童による男子リレーは、見つめる児童や保護者らの大声援の中、抜きつ抜かれつの大熱戦が繰り広げられた。最後まで勝負の分からない白熱したレースを堪能した保護者らは「すごかったね」「みんな速いなあ」などとしきりに感心していた。
女子騎馬戦では4人一組でつくった数十組の騎馬が砂ぼこりを巻き上げながら校庭を駆け巡り、帽子を奪い合う必死の攻防を見せて、紅白の対抗戦を一層盛り上げた。 -
大宮五十鈴神社例大祭
秋分の日の23日、駒ケ根市赤穂北割1区の大宮五十鈴神社で伝統の例大祭が盛大に開催された。迫力と豪華さは上伊那随一窶狽ニ氏子らが自慢する大三国煙火が夜の境内をまぶしく彩り、雨のように降り注ぐ火の粉の下を走る競い隊の「わっしょい、わっしょい」の掛け声が森にこだまして祭りは最高潮に達した=写真。
早朝から何発も打ち上げられる花火の音が晴れ渡った空にとどろき、獅子練りや子ども連が笛太鼓とともに市内を巡って、住民らの気分は夜の三国点火に向けて徐々に高まった。多くの露店が軒を並べた参道は、詰め掛けた人の群れで歩くのも大変な混雑となった。
空がすっかり暗くなった午後7時、境内の照明がすっと消され、辺りをぎっしりと埋め尽くした大観衆に期待のどよめきが起こった一瞬の後に、耳をつんざくような轟音とともに花火に点火。綱火が闇の空中を走り、地上8メートルの筒からまばゆいほどの火の粉が滝のように噴き出すと、見つめる観衆からの大歓声が上がった。降り注ぐ火の粉の中で腹掛け姿の競い隊は「わっしょい、わっしょい」と叫び、おんべやまといを振りかざしながら勇壮に競い合った。 -
どろんこクラブが収獲体験
宮田村公民館の親子学級「どろんこクラブ」は24日、春から育ててきたコメとフナを収獲。楽しみながら・ス実りの秋・スを実感した。
同クラブは宮田小学校近くの水田を借りて、春先からコメづくりに挑戦。フナも放し、成長を観察してきた。
この日は、約40人が参加。親が稲刈り、子どもたちはフナを網や手ですくった。
「あそこに、大きなのがいる」「獲れたぁ」など、泥だらけになってはしゃぐチビッコ。元気な声がこだました。
10月末に収獲祭を予定。コメは全てもち米のため「餅つき」を予定するほか、フナも調理して美味しく食べる。 -
宮田村の福祉ふれあいまつりに子どもたちが協力
宮田村の第11回福祉ふれあいまつり(実行委員会主催)は24日、村民会館で開いた。約2千人が来場。各種催しが行なわれたが、運営に協力する子どもたちのボランティアも数多く、地域で支えあう福祉の原点にふれた。
障害者やボランティア団体が出演する「ふれあい発表」のほか、作品展などで会場は例年以上の人出。村福祉作業所や西駒郷、伊那養護学校の製品即売も賑わった。
宮田中学校の生徒会役員とボランティアサービス委員会の50人は、会場運営に協力。
来場者に配るおにぎりをむすんだり、ポップコーンや綿あめのサービスコーナーに立つなど接客に励んだ。
同生徒会の平沢翔太副会長は「ありがとうって、言ってもらえてやりがいがある。色んな人と接することができて良い経験になった」と話した。
また、開会式では宮田小、中学校の吹奏楽、東保育園の歌や踊り、宮田太鼓子ども連の演奏などもあり、子どもたちが大きく貢献した。
村社会福祉協議会の縣忍事務局長は「福祉って本当は何か身構えるものではなく、このようにみんな一緒に参加してもらうことだと思う。今後も続けたい」と話していた。 -
南箕輪わくわくクラブお茶教室開講
南箕輪村の南箕輪わくわくクラブお茶教室が24日、村公民館で開講した。気軽に茶道に親しんでもらおうと開き、15人が道具の扱い方やお茶の点て方などを楽しく学んだ。
初回は開講記念で会員・非会員ともに無料で開放。小学生から大人までが参加した。
指導は表千家の沖村直次さん。門下生4人が手伝った。参加者は服紗さばき、茶杓や茶さじの扱い方などを少しずつ教わり、実際に各自でお茶を点てて味わった。
沖村さんは、「厳格なことは言わず、ポットを持ってきてテーブルの上で気軽に点て、抹茶を楽しんでいただくことが茶道を理解していただくもとになる。体験することで、子どもたちが大人になったときに、お茶がなぜ伝統なのかわかってもらえるのでは」と話した。
南箕輪小学校5年の小沢勇斗君は、「お茶を入れすぎて苦かったけど、茶せんでお茶を点てるのが楽しかった」と話していた。
今後は、毎月第3土曜日に開く。会員ならだれでも参加できる。 -
馬込勇ファゴット奏法セミナー
ファゴット奏者の馬込勇さんによるファゴット奏法セミナーは23日、伊那市の県伊那文化会館であった。中学生と高校生の7人が、吹き方や指使い、姿勢など基本から指導を受けた。
ファゴットは吹奏楽でも重要な役割を担うが指導者が少ないため、世界的に活躍し、後進指導にあたっている馬込さんの指導を受けて技術の向上を図ろうと年2回開き、今回12回目。塩尻志学館から3人、伊那東部中学校と箕輪中学校から各2人が参加した。
受講生は、ファゴットはまっすぐよりも少し下を見る、ろうそくをふっと消すように吹く-などアドバイスを受け、繰り返し練習に励んだ。
セミナーの最後には玄関ホールでアンサンブルコンサートを開き、来館者を前に練習を生かして熱心に演奏した。 -
箕輪町交通少年団がレター作戦
秋の全国交通安全運動の一環で、箕輪町交通安全協会は24日、町交通少年団のレター作戦を町内沢上地籍の153号バイパスで行った。団員が手紙をドライバーに手渡し、安全運転を呼びかけた。
町交通少年団は町内小学校の5、6年生有志56人が所属。レター作戦は長年続く恒例の活動。
手紙は、夏休み中や休み開けに団員が1人5枚ずつ書いた。「スピードを出さないでください」「事故を起こさないように安全運転をしてください」などの言葉を書いた手紙と児童への返信用はがき、交通安全パンフレット、4色ボールペンの325セットを配った。
団員が大きな声で「安全運転をお願いします」と手紙を差し出すと、ドライバーは「ありがとう」と受け取っていた。 -
南箕輪わくわくクラブマレットゴルフ秋季大会
南箕輪わくわくクラブマレットゴルフ秋季大会は24日、大芝高原マレットゴルフ場赤松コースであった。66人が、好成績を目指して臨んだ。
大会は春季、夏季、秋季、納会の年4回。通常80人くらいの参加があるが、今回は農繁期のため、出場者は男性36人、女性30人だった。同好会で週2回プレーしているホームグラウンドでの大会で、慣れたコースではあるが、一打、一打を慎重にプレーしていた。
結果は次の通り。
▽男性 (1)有賀寅一88(2)倉田喜隆91(3)小池清史、伊東幸人、荻原文博93(4)根橋宗男、深見高、羽生剛94(5)福田岩雄、清水喜代人、星野宗直97(6)伊藤寅男、伊沢文雄98
▽女性 (1)伊藤久子89(2)北沢ヒデ子91(3)武村八千江93(4)吉江とも子、山崎節子、大槻キサエ94(5)小松みさえ95(6)深見フサエ、池上和子、松田洋子、星野愛子96
▽ホールインワン 有賀寅一、小松みさえ、上条孝子 -
上伊那少年野球連盟秋季大会
54回目となる上伊那少年野球連盟の秋季大会が24日、高遠町の総合グラウンドなどであった。16チーム約290人の小学生が、白熱した試合を繰り広げた。
大会は春秋の2回あり、連盟に所属する31チームがA、Bの2ブロックで対戦する。各ブロック上位3チームが、10月に伊那市である選手権大会の出場権を得る。
監督や保護者の、気合がこもった声援が飛び交うグラウンドで選手らは、日ごろの成果を存分に出し合っていた。
結果は次の通り。
◇Aブロック
【1回戦】▼伊那中部スポーツ少年団20窶・高遠スポーツ少年団、守屋スネークス14窶・中川ベアーズ、辰野エンゼルス11窶・手良スポーツ少年団、箕輪彗星クラブ14窶・西春近スポーツ少年団
【準決勝】▼伊那中部スポーツ少年団7窶・守屋スネークス、辰野エンゼルス5窶・箕輪彗星クラブ
【決勝】▼伊那中部スポーツ少年団6窶・辰野エンゼルス
◇Bブロック
【1回戦】▼辰野ニュースネークス2窶・伊那スターズ、美篶スポーツ少年団10窶・河原町リバース、箕輪中部ヤンキース14窶・富県スポーツ少年団、辰野ヤンガース9窶・片桐ヤンキース
【準決勝】▼美篶スポーツ少年団15窶・辰野ニュースネークス、箕輪中部ヤンキース13窶・辰野ヤンガース
【決勝】▼美篶スポーツ少年団12窶・箕輪中部ヤンキース -
伊那西高校インターアクトクラブ、信大留学生と交流会
さまざま国の人とと交流を深めよう窶狽ニ24日、伊那西高校のインターアクトクラブ(IAC北澤陽夏部長)のメンバー23人が、南箕輪村の信州大学農学部の留学生13人と同校で交流した。
手話を学ぶなど、福祉分野での取り組みを中心に活動するIAC。海外研修などを通して国際交流にも取り組んでいるが、研修は一部の部員しか参加できないため「部員全員が交流できるように」と、3年前から交流会をしている。
今年は留学生に日本の文化を体験してもらおう窶狽ニ企画。生徒らは、留学生を中心とする班ごとに分かれ、弓道や茶道、華道などの伝統文化を一つ一つ紹介した。
茶道で留学生らは、茶道部のお手前でもてなしをうけた後、実際にお茶をたてることに挑戦。アドバイスを受けながら、手際良くお茶をたてる留学生もいた。バングラディッシュの留学生は「バングラディッシュのお茶は、砂糖やミルクを入れるので、日本に着いたころは戸惑ったが、今日は大丈夫。自分のたてたものの方が苦い」と話していた。 -
伊那こども公民館で防犯講話
伊那市の伊那公民館が主催する、市内の小学生や保護者を対象とした教室「伊那こども公民館」が24日あった=写真。今年度4回目の教室は、伊那署生活安全課の西澤忠篤課長が地域犯罪や交通事故について講話。参加した13人は、防犯意識などを高めた。
犯罪や事故に遭わないための対処法をまとめたビデオの鑑賞、子供でもできる護身術の実践学習もあった。西澤課長は不審者の対応について、知らない人に声をかけられたら「行かない」「(車に)乗らない」「大声を出して」「素早く」「知らせる」とし、・スイカノオスシ・スと覚えることを呼びかけた。
護身術の手引きでは、片手を掴まれたら、後ろから抱き付かれたら窶狽ネどのケースに応じた対処を伝授。まず最初に、不審者から届かない距離を保つための・ス間合い・スが重要と話した。
3年目の取り組みとなる同教室は、6月から11月の毎月1回の実施。学校週5日制の土曜日を利用し、スポーツや工作などを通じて親子の交流を深めている。 -
健康寝具の体験会
伊那市日影のベルシャイン伊那店は寝具製造卸メーカー「京都西川」(本社・京都市)の協賛を得て24日から、同店の2階文化ホールで健康体験会「カラダにやさしい健康寝具」を開いている=写真。26日まで。
掛け布団を中心に、血行促進、不眠症解消などの効能効果がある敷き布団や、オーストラリア産の生後8カ月のヒツジの毛からできた敷き物などを紹介している。
掛け布団は羽毛や真綿など13アイテムを展示。極寒に生息する「アイダーダック(毛綿鴨)」の羽毛布団は高級品で、寒さから体温を守るための羽毛はフワフワと弾力性に富み、保温性にも優れているという。
関係者は「1日8時間の睡眠を取るとしたら、人生の3分の1を布団の中で過ごすことになる。正しい寝具の選び方、健康について話し合い、寝具の大切さを理解してもらえれば」と来場を呼びかける。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時30分)まで。 -
三峰川まつり
三峰川みらい会議(織井秀夫代表)主催の「三峰川まつり」が24日、伊那市東春近の榛原河川公園付近の三峰川サイクリング・ジョギングロードなどであった。市内、高遠町などから小学生や保護者ら30人が参加。自然を観察し、ネイチャーゲームなどを楽しんだ。
川について認識を深めようと初の試み。川を横目に見ながら、河川公園を出発し、高遠大橋上流の弁財天駐車場(高遠町)まで約10キロを歩き、三峰川本流からの農業用水取水口を見たり、川の歴史についても知識を養った。
ネイチャーゲームは「フィールドビンゴ」などをした。ビンゴ用紙には、クモの巣、きのこ、水の音、いいにおい窶狽ネどと記され、体全体の感覚を使い見つけてはマスを埋めた。
小学生らはバッタ、トンボ、ススキ、クズの実、魚などを見つけては大喜び。「いつもよりじっくり三峰川を見ることができた。また遊びにきたい」と話していた。
織井代表は「子供たちには三峰川の環境を習ってもらいたい。一人でも多く、川の自然を味わってほしい」と話していた。 -
水彩画グループ「葦の会」作品展
伊那市を中心とした水彩画愛好者でつくるグループ「葦の会」の恒例の展示会は10月5日まで、中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。入場無料。
メンバー20人が、一人1窶・点ずつの計22点を出品。日々感性を磨きながら水彩画の魅力を楽しみ、自由に描く仲間たちの作品展窶狽ニ、会員らは話す。
作品はシクラメン、ベゴニア、アジサイなどの花のを中心に静物、風景画。メンバーそれぞれの視点、タッチ、画法、彩りはさまざまで個性豊か。「水彩画を通じて、作者と見る人の気持ちが伝わってもらえれば嬉しい」と来場を呼びかけている。
葦の会は伊那公民館水彩画教室の修了生が「2年間の受講期間終了後も続けたい」と、92(平成4)年に発足。現在は、現代美術画家・碓井伍一さん=伊那市高尾町=の指導で毎月2回、同公民館で水彩画を学ぶ。24日には年に1度のスケッチ旅行を企画している。
土・日曜日、祝祭日休館。午前8時30分から午後5時10分まで。 -
中村早恵子さん3教室合同展
和紙ちぎり絵講師の中村早恵子さん(73)=伊那市御園=指導する3教室の7回目の合同作品展が24、25日、伊那市通町の西沢デパート4階催事場で開かれている=写真。入場無料。
教室は県老人大学伊那学部の卒業生でつくる「七絵会」「二千絵会」と、中村さんの自宅で開く「御園教室」。上伊那地域を中心に諏訪、岡谷など計70人ほどの会員が一人2窶・点の合計180点を出品。和紙独特のやわらかさで表現した、温かみが伝わる作品を、多くの来場者たちが楽しんでいる。
アジサイ、アマリリス、バラ、つゆ草などの花を中心に風景、人形などが題材。生徒各自のテーマに沿った創作作品も多数並び、「年々創作作品も増えてきている。これだけ立派な作品がそろうなんて」と、中村さんも喜んでいる。
会場には初めての試みとなる、製作風景の写真も並び、教室でちぎり絵を学ぶ生徒の様子も紹介している。
25日は午前10時から午後5時まで。 -
伊那弥生は長聖に完敗
第113回秋季北信越高校野球県大会2日目は24日、県営上田、長野オリンピックスタジアムで準々決勝があった。伊那弥生ケ丘は、優勝候補の強豪佐久長聖に5窶・1で敗れた。
【県営上田球場】
伊那弥生
000101300窶・
16110002X窶・1
佐久長聖
弥生は、終盤の集中打で反撃したが、序盤に許した大量失点が最後まで響き、強豪の前に敗れた。
弥生打線は1点を先制されて迎えた2回、二死二塁から敵失と四球で満塁の好機を迎えたが、続く原が三振に倒れた。
その裏、弥生先発原は無死から長短打などで2点を追加された後も、二死一、三塁から四連打を浴び、この回長聖の打者一巡の猛攻で、一挙6点を奪われ序盤から苦しむ。
3回にも追加点を許した弥生は4回、一死から小島、赤羽、大久保の三連打でようやく1点を返す。続く原が四球を選び満塁としたが、後続を断ち切られ好機を逸した。
長聖の主戦・左腕の萩原を打ち崩せず、嫌なムードを断ちきりたい弥生は、両校とも1点ずつを加えて迎えた7回、2四球で二死一、二塁に小島が二塁打を放ち、一走が一気にホームを突き2点を返して反撃。なおも続く赤羽の適時打で加点して徐々に追い上げるが、8回から継投した長聖松浦に抑え込まれた。 -
スポ少交流事業報告
第32回日独スポーツ少年団同時交流事業でドイツを訪れていた駒ケ根市スポーツ少年団剣道団シニアリーダーの大学生米山久美子さん(19)=駒ケ根市赤穂=が22日、市役所を訪れ、中原稲雄教育長に帰国の報告をした。「異文化を体験したくて応募した」という米山さんは「ドイツではスポーツが生活の中に溶け込んでいる。日本でも子どもたちにスポーツをもっと身近に感じてもらえるように、ドイツのいいところを取り入れていきたい」と話した。
米山さんは南バーテン州などドイツ南部を中心とした数カ所の町に計23日間滞在し、現地の家庭にホームステイするなどしてドイツの文化に親しんだ。
同時交流事業は日独相互交流を目的に毎年実施されている。全国から応募した17窶・1歳のシニアリーダーが書類審査などの選考を経て派遣され、事前に決めたテーマに沿って研究発表や討論などを行う。今年は7月から8月にかけ、日独のスポーツ少年団員らそれぞれ約120人が互いの国を同時に訪問して友好と親善を深めた。 -
認知症講演・フォーラム
「ぼけ老人を抱える家族の会」長野県支部(関靖代表)は19日、認知症についての講演とフォーラムを駒ケ根市の県看護大講堂で開いた。約120人が参加し、認知症への理解を深めた。
講演では県看護大で老年看護学を教える奥野茂代教授が「認知症高齢者ケアの動向」について話した。「認知症は以前は痴呆症と呼ばれていた。脳の機能が低下することにより物忘れや判断力低下などの症状が起きる。しかし、何もかも分からなくなるわけではなく、通常の人と変わらずにできることも多い」とした上で「大切なことは一人の人間として尊重し、前向きな気持ちで接すること」と訴えた=写真。
講演後、駒ケ根市の福祉担当者や介護の専門職らによる討論なども行われた。
参加者には「認知症サポーター」の証としてオレンジ色の腕輪が主催者から配られた。 -
東小緊急交通安全教室
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)は同校の1年生児童が重傷を負う交通事故が8・9月に連続して発生したことから20日、1・2年生を対象にした交通安全教室を校庭で開いた。自動車が人形をはねる実験などを目前で見た児童らは恐怖の悲鳴を上げ、事故の恐ろしさを実感していた様子だった。
駒ケ根警察署、伊南地域交通安全活動推進協議会委員ら約10人が同校を訪れ、時速約30キロで走る車で人形をはねる▽トラックの内輪差により交差点で歩行者が巻き込まれる▽停車中の自動車の間から人が飛び出すのが遠くから見えるか確認する窶狽フ3種の実験をしてみせた。
実験を目の当たりにした児童らは「飛び出しは絶対にしません」と誓っていた。熊谷校長は「低学年児童は話だけではなかなか実感がわかない。こういう実験でショックを与えることも必要と思う」と話した。
2件の事故はいずれも道路を横断しようとした児童が停車中の車の陰から飛び出したことが原因で起きている。 -
4500個のアケビ鈴なり
駒ケ根市東伊那のマルカワ果樹園の庭先でアケビの実が4500個以上もたわわに実り、訪れる人の目を楽しませている=写真。
園主の白川泰章さん(68)は「10年ほど前に、日よけになれば窶狽ニ思って家の山から株を4本持ってきて植えた。特別な手入れは何もしていないが、よく育ってここ数年はたくさんの実をつけるようになった。今年は特に多いから数えてみたが、4500まで数えたところでいやになってやめたよ」と笑う。
園を訪れた客の中には鈴なりの実をいくつももぎ取って口に入れ「子どものころ食べた味だ」と懐かしがる人もいるという。 -
箕輪町内一周駅伝大会
「木下A」10連覇箕輪町公民館主催の町発足50周年記念事業第46回町内一周駅伝大会が23日、分館単位で編成するチームのほか、友好交流都市の静岡県浜松市庄内地区からも出場し、29チームが健脚を競い合った。「木下A」チームが1時間29分35秒で優勝、10連覇を成し遂げた。
選手は小学生以上の町民。八十二銀行箕輪支店南側を勢い良くスタートし、役場前駐車場ゴールを目指して総延長26・9キロ、12区でたすきをつないだ。
「木下A」は今年、「松島A」との接戦を制して優勝を決めた。監督兼選手の矢萩英俊さん(42)は、「選手は10代から40代までそろい、刺激しあって木下全体で競争意識が芽生えた。小・中学生、高校生の保護者や分館の皆さんの熱心なサポートがあって10連覇でき、非常にうれしい」と語った。
浜松市庄内地区は第40、42、43回に続き3年ぶり4回目の出場。見事5位入賞を果たした。
結果は次の通り。
◇総合成績
(1)木下A(2)松島A(3)沢A(4)大出A(5)庄内(6)北小河内A
◇区間成績
▽1区2・5キロ=(1)柴勇一郎(中曽根)7分18秒(2)野竹俊希(大出A)(3)原宏典(松島A)▽2区2・5キロ=(1)佐々木跡武(木下A)8分58秒(2)千葉健太(松島A)(3)柴田一樹A(庄内)▽3区2・5キロ=(1)小河匡史(北小河内A)8分10秒(2)北川裕之(大出A)(3)藤沢真司(三日町)▽4区1・5キロ=(1)渡辺礼夢(松島A)5分27秒(2)小池ゆかり(木下A)(3)倉田好美(南小河内A)▽5区1・6キロ=(1)有賀智美(木下A)6分00秒(2)有賀香織(松島A)(3)唐沢由花(上古田A)▽6区1・8キロ=(1)有賀寛(松島A)5分49秒(2)野竹克也(大出A)(3)矢萩英俊(木下A)▽7区1・3キロ=(1)有賀友昭(松島A)4分41秒(2)金子快冬(沢A)(3)伊藤大輔(木下A)▽8区2・8キロ=(1)唐沢純一(木下A)9分57秒(2)藤沢誠一(三日町)(3)伊藤誉倫(大出A)▽9区1・7キロ=(1)林正則(沢A)5分36秒(2)浦野章彦(木下A)高田悠太(庄内)▽10区1・9キロ=(1)浦野和豊(松島A)6分25秒(2)唐沢俊樹(上古田A)永井正(木下A)▽11区4・1キロ=(1)丸山信一(木下A)11分29秒(2)長命直樹(沢A)(3)坪井洋(庄内)▽12区2・7キロ=(1)岡部泰典(庄内)7分38秒(2)唐沢尚徳(木下A)(3)丸田哲也(松島A) -
中国の西安幼児園から訪日団
姉妹園の村内保育園運動会を視察南箕輪村保育園の姉妹園である中国陝西省西安幼児園の訪日団が22日から、南箕輪村に滞在している。23日、西部保育園の運動会を視察し、一緒に競技に参加したり、拍手で園児を応援した。
西安幼児園との交流は89年、村在住の伊那日中友好協会理事・有賀士郎さんの紹介で始まった。教育学習資料や幼児の作品などによる交流を続け、95年に姉妹園議定書を締結。その後3回ずつの訪日、訪中を重ねている。
第4回訪日団は、保育園の運動会を見たい-との希望で訪れた。張培華(チャン・ペイホワ)園長はじめ教師ら5人が来村し、絵本や教本、園児の絵などが贈られた。
訪日団員は、園児と一緒に準備体操をしたり、パン釣り競争、玉入れなどにも参加。園児が元気いっぱいにかけっこしたり、リズムダンスをする様子を笑顔で見守り、声援を送った。
24日の南部保育園運動会、村内施設や郡内を視察し26日に東京へ出発。3都市を視察し10月3日帰国する。 -
県書道展伊那地区展
第58回長野県書道展伊那地区展が23日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。小学生から一般までの力作、秀作がそろい、関心を集めている。
展示作品は、伊那地区関係分の小学校の条幅346点、半紙182点、中学校の条幅149点、半紙48点、高校の条幅136点。一般は特選1点、秀作2点、褒状2点、入選59点、審査員1点、委嘱4点、会友1点の計931点。このほか県巡回作品の当番審査員作品48点、高校特選50点もある。
地区主任の千葉耕風さんは、「今年は一般の80%が入選。通常65%くらいの入選率を大きく上回り、県内でもトップクラスの成績でレベルが上がっている。作品も多様化し、読める書、見る書という作品が増えている」と説明。小・中学生は氏名をしっかり書く、自分の国の文字を書く-ことを大切にし、氏名がしっかり書けているかどうかも選考基準になったという。
会期は25日まで。午前9時半-午後5時(最終日午後4時)。 -
高遠灯ろう祭り
秋の実りを感謝する高遠町鉾持(ほこち)神社の秋の例祭「灯ろう祭り」が23日、あった。花笠(かさい)をかぶった人たちが、三味線や横笛、堤太鼓でお囃子(はやし)を奏で、2台の山車(だし)と共にほうずきちょうちんの連なる町内をねり歩いた。
春から秋に移り、豊作を感謝する祭へと変化。今年はお囃子に3連、山車に2連が参加。連は町ごとでつくる。お囃子連が奏でる「高遠囃子」は、元禄の能文化が変化したものとも言われ、各連のお囃子は、それぞれ異なるという。
本町連は、お囃子と山車に1年ごと交互に参加。山車の今年は、2台の山車が人々を楽しませていた。
地元の文化を引き継ごう窶狽ニ4年前から参加している高遠小学校児童らのお囃子もあった。油井瞳さん(11)は「小学校最後の思い出として初めて参加した。日本の文化を学びたいと思った」と話していた。
昔は外部から参加する連もあり、にぎわった灯ろう祭りも、徐々に参加が減少し、メンバーも高齢化している。そのため町全体で、伝統文化を残す取り組みを積極的に進めている。