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上伊那選手権水泳競技大会
上伊那選手権水泳競技大会が8月29日伊那市で開かれ、選手たちが日頃の練習の成果を発揮しました。
大会は、スイミングクラブなどでつくる上伊那水泳協会が毎年開いているもので、保育園児から一般まで約200人が参加しました。
自由形、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4種目が行われ、選手たちは、自己記録更新を目指して懸命な泳ぎをみせていました。
また今回は20回の節目という事で記念行事として親子3代でつなぐ150mリレーなどがおこなわれました。
この大会の模様は9月18日午前9時50分からご覧のチャンネルで放送します。 -
実りの秋 稲刈り始まる
実りの秋です。
上伊那では、早くも稲刈りが始まっています。
2日、伊那市手良の農家、登内里見さんの田んぼで、稲刈りが行われました。
登内さんは、田んぼ22ヘクタールで米を育てていて、先月の30日から稲刈りを始めています。
今年は例年より1週間ほど早く、稲刈りを始めたということです。
田んぼを見て回り、生育状況を見ながら刈り取りをしているということです。
登内さんは今年の作柄について、「平年並み」と話していました。
登内さんは自分の田んぼのほか、依頼を受けて刈り取りもするため、稲刈りは10月中旬まで続くということです。
JA上伊那によりますと、稲の生育状況は去年より10日ほど早く、収穫のピークは9月下旬となりそうです。 -
西箕輪保育園起工式
来年4月の開園を目指す、伊那市の仮称・西箕輪保育園の安全祈願祭・起工式が、2日行われました。
2日は、市の関係者や建設を行う業者、地区住民など40人ほどが参加し、工事の安全を祈願しました。
仮称・西箕輪保育園は、大萱保育園と西箕輪北部保育園の統合に伴い新たに建設されます。
場所は、西箕輪小学校の学校林として使用されていた市有地で、小学校・中学校と隣接しています。
敷地面積は、およそ8200平方メートルで、建物は、木造平屋建て、延床面積は1600平方メートルです。
市内の保育園としては2施設目となる太陽光発電設備が設置されるほか、ペレットボイラーも導入されます。
学校林に生えていたヒノキやカラマツも集成材として建物の柱や床などで活用される予定です。
起工式で、白鳥孝伊那市長は、「近くにある小中学校のお兄さん・お姉さんに見守られながら、自然豊かな西箕輪の地で、園児たちにすくすくと育って欲しい」と挨拶しました。
保育園建設の総事業費は、4億2000万円で、主に合併特例債が充てられます。
伊那市が平成13年に計画した保育園の統廃合は、西春近、美篶、富県と続き、西箕輪保育園をもって終了することになります。
西箕輪保育園は、来年3月下旬完成予定で、4月に開園します。
なお、保育園の名称は、地元の検討委員会などと相談し、今年中に決めるということです。 -
オペラ「春香」 団員募集始まる
伊那市の名誉市民 故・高木東六さんが作曲したオペラ「春香」。2012年、6月の公演に向けて、合唱団員の募集が始まりました。
2日は、報道関係者を対象に会見が開かれ、オペラについて説明が行われました。
オペラ「春香」は、韓国・南原(ナムウォン)市を舞台とする純愛物語を基に高木東六さんが作曲したものです。
高木さんが、戦時中、伊那に疎開している際につくったもので、オリジナル版での上演は、64年ぶりとなります。
2年に1度、これまで8回に渡り開かれてきた手づくりの音楽会で上演する予定で、この音楽会でもオペラに挑戦するのは初となります。
2日の会見では、メインとなるキャストも発表されました。
春香役は、南箕輪村出身の夫を持つプロのソプラノ歌手・永吉 伴子さんなど、伊那にゆかりのある歌手を中心に人選する事ができたということです。
実行委員会では、今回のオペラにむけ、合唱団員150人、舞踏メンバー男女・各8人を募集します。
合唱団員の中から、男声15人のキャストを選ぶ予定です。
手づくりの音楽会、オペラ「春香」は2012年6月に予定されています。 -
伊那市でふれあい広場
福祉のお祭り、ふれあい広場が、8月29日に伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれました。
ふれあい広場は、世代や障害のあるなしをこえて、同じ地域で共に生活していることを共感しようと伊那市社会福祉協議会などが毎年開いています。
会場となった福祉まちづくりセンター駐車場には、福祉関係団体による各種出店(でみせ)が並び、屋内では作品展示が行なわれました。
保健センターには、昔の遊び体験コーナーが設けられ、子どもたちが高齢者クラブの会員と折り紙やあやとり、お手玉を楽しんでいました。
ステージでは、踊りや民謡、コーラスが披露され、会場を訪れた人たちは、カキ氷を食べながら発表に見入っていました。
ふれあい広場は、午前中を中心に多くの人たちで賑わいをみせていました。 -
9月の観測史上最も高い気温
伊那市の1日の最高気温は
34度を記録し9月の観測史上最も高い気温となりました。
アメダスによる伊那での観測が始まったのは平成5年でこれまでの最高気温は31.6度でした。
1日記録した34度はこれまでの最高を2.4度上回り、9月としては最も高くなっています。 -
地域住民が美篶資料館外壁塗り
伊那市の美篶小学校資料館の外壁塗装工事が31日、地域住民の手によって行われました。
塗装工事をしたのは、資料館の委員と伊那市の工務技士の約30人です。
資料館外壁の塗り替えは、平成17年と去年10月に行なっていて今回で3回目です。
地域の文化財を地域住民で守り維持していこうと、作業は毎回ボランティアで行われています。
美篶地区では、およそ1700戸から年1回100円を集め、美篶資料館の整備などに使っています。
参加した人たちは、重機や脚立を使い、茶色のペンキを丁寧に塗っていました。
また、建物の中の窓を外して、窓枠塗りもしました。
資料館の赤羽仁館長は「資料館を一日でも長く保存していきたい」と話していました。 -
日本の太鼓inみのわ
県内外の太鼓グループが共演するイベント「日本の太鼓inみのわ」が8月28日箕輪町文化センターで開かれた。
日本の太鼓inみのわは、太鼓をこの地域に普及させようと平成8年から毎年開かれている。
今年は地元、みのわ太鼓保存会や県内外から合わせて8団体が参加し力強い音を響かせた。
公演は2部構成で行われ、第二部では御諏訪太鼓の家元、故小口大八さんの3回忌公演として、小口さんとゆかりのある4団体が出演した。
上田市の満願寺の住職、堀川宥玄さんは、般若心経を唱えながら「祈り」を、小口さんの孫で太鼓奏者の山本真琴さんは、代表曲「阿修羅」を演奏し、力強いバチさばきを見せていた。 -
伊那中央病院に川合博新院長が就任
伊那中央病院の新しい院長に川合博さんが就任しました。
川合院長は就任のあいさつで「地域に良質な医療を提供していきたい」と述べました。
1日は伊那中央病院で辞令交付式が行われ、病院を運営する
伊那中央行政組合の白鳥孝組合長から辞令が手渡されました。
川合院長は、静岡県生まれの62歳です。
1974年昭和49年に信州大学医学部を卒業後、市立甲府病院小児科医長や県立こども病院副院長などを務めました。
就任にあたり川合院長は、「良質な医療を提供し、患者の皆さんが、伊那中央病院にかかってよかった、また職員がここで働いてよかったと思えるようにしていきたい。人を育て地域に貢献できる病院づくりに努めたい」とあいさつしました。
辞令交付式終了後の記者会見で川合院長は取り組むべき課題について話をしました。川合院長は「救急医療はやはり住民の皆さまが安心して暮らせるための原点なので、きちんと対応していきたい。人材育成、特に研修医の確保、指導、養成に力をいれたい。この病院が有する医療資源、あるいは施設面、それは素晴らしいものがある。もっと医学生、あるいは若い先生たちにもアピールをして、この病院で研修を進めていきたい。これから外科手術の多くが内視鏡手術に変わる時代にきている。やはり安全に確実に内視鏡手術ができるということが大事だと思う。内視鏡手術というものを伊那中央病院のひとつの特色にしていきたい。病院というところは、常に課題が出てくる。課題に関しては積極的に挑戦していきたい。」と話していました。 -
箕輪町議会9月定例会開会
箕輪町議会9月定例会が1日開会し、一般会計補正予算案など19議案が提出されました。
一般会計補正予算案は、2億2,217万円を追加するもので、主なうちわけは、▽町道7号線などの道路の改良事業に4千270万円、▽福祉灯油券の配布に550万円、▽住宅用太陽光発電の設置補助に280万円、▽町指定文化財の箕輪南宮神社の樹木の保存に55万円などとなっています。
箕輪町議会9月定例会は、9日、10日に一般質問、17日に委員長報告・採決が行われ閉会する予定です。 -
伊那市ごみ減量化資源化推進委員会
伊那市の、ごみ減量化資源化推進委員会が1日伊那市役所で開かれ、ごみの削減について伊那市に提言する内容をまとめました。
委員会では、ごみの発生抑制・リデュース、再利用・リユース、再生利用・リサイクルの3Rについて伊那市に提言するため検討を重ねてきました。
1日は、そのまとめが行われました。
発生抑制リデュースについては、レジ袋削減などについて上伊那全体で協議する場を設置するよう上伊那地方事務所へ働きかける、再利用・リユースについては、行政によるフリーマーケットのバックアップや、園児服の譲渡会の開催、再生利用・リサイクルについては、シュレッダーにかけかれた紙ごみのリサイクルの推進などをあげています。
委員会では、これらの最終確認を次回行い、11月上旬に白鳥孝市長に提言する予定です。 -
伊那市に財政健全化チーム
伊那市は健全な財政運営を行うため、酒井茂副市長をリーダーに職員8名で構成する財政健全化チームを発足させました。
財政健全化チームは、平成23年度から5年間の中期的な、財政計画を策定します。
市の財政状況を改善するための対策を提言するもので、伊那市によりますと5年間を想定した具体的な健全化計画の策定は、初めてだということです。
伊那市では平成21年度決算について、「健全段階」としていますが、今後、下水道整備などにかかる経費が増すことから、新規の地方債の発行の抑制や繰り上げ償還の推進、基金の積立などに
重点的に取り組んでいく必要があるとしています。
財政健全化チームでは来年度予算の編成に入る前の11月頃を目途に目標計画を策定し市長に提言することにしています。 -
小学校で地震想定の避難訓練
防災の日の1日、各地の小学校で、万が一の大地震に備え訓練が行われました。
午前9時、緊急地震速報が試験配信され、7秒後に地震が発生する事を告げました。
伊那市の伊那北小学校では、地震の発生により給食室から火が出たとの想定で避難訓練が行われました。
児童たちは、机の下にもぐり身の安全を確保した後、防災ずきんをかぶって校庭へ避難しました。
伊那北小学校の増澤正彦教頭は「地震が発生した場合、一番恐れる事は子供達がパニックになってしまう事。慌てず黙って整然と非難できるよう普段から心がけていきたい」と話していました。 -
上伊那地区統計グラフコンクール審査会
上伊那地区統計グラフコンクール審査会が、8月30日伊那市役所で開かれた。
コンクールには、上伊那の小中学校から452点の応募があり5つの部門毎に分け審査が行われた。
作品は、カエルが鳴いている時間帯と翌日の天候の関係について調べた物や、特許の出願状況を都道府県ごとに調べたもの等さまざま。
審査員は、表のまとめ方や色の使い方データの整理方法などについて審査した。
審査の結果、各部門から県の第二次審査会へは、合計45点の作品が出品される。 -
南信の水稲作柄「平年並み」
8月15日現在の南信地区の今年の水稲の作柄は「平年並み」と見込まれている。
関東農政局 長野農政事務所が31日発表した「作柄概況」によると、8月15日現在の今年度の南信地域の水稲の作柄は、「平年並み」としている。
1平方メートルあたりに出た穂の数は平年より「少ない」ものの、1つの穂についている「もみ」の数は「やや多い」としている。
1平方メートルあたりの全てのもみの数は、平年より「やや少ない」で、登熟は「やや良」となっている。
今年の南信地区は、田植え期の5月に低温の影響を受けたが、それ以降、高温・日照時間が長いなど天候に恵まれ、平年並みに持ち直したという。
なお、東信と北信は「やや良」、南信と中信が「平年並み」で、県全体では「平年並み」と見込まれている。 -
伊那ケーブルテレビ 緊急地震速報 発信テスト
伊那ケーブルテレビは、9月1日の防災の日に合わせ、サービスを行っている緊急地震速報の発信テストを行いう。これにあわせ伊那市役所などでは訓練が行われる。
緊急地震速報のサービスは、速報を発信する気象庁からデータを受けケーブルテレビの伝送路を活用して、地震の予測到達時間と予想震度を伝える。
伊那市では、市役所をはじめ公民館や小中学校など40の施設に緊急地震速報の端末機が設置されている。
伊那ケーブルテレビでは1日、午前9時に全ての端末機に向けて発信テストを行う。
市役所や小学校などでは、この発信テストを基にして避難訓練や消火訓練を行う計画。 -
伊那市が消費者金融相手に訴訟
伊那市は長野市の消費者金融会社に対し、市税を滞納している市民が払い過ぎていた利息を取り返すための訴訟を起こす事を明らかにした。
31日開会した伊那市議会9月定例会に議案として提出した。
税務課によると、市税を滞納している伊那市の男性に対し差し押さえ請求をする段階で財産調査をしたところ、預金等がなく長野市消費者金融コムレイドから借り入れがあったという。
返済する中で、利息制限法の上限年15%から20%を超える過払い金があることがわかった。
議案は、滞納している男性に代わって、伊那市がコムレイドを相手取り、過払金約355万円と解決に至るまでの5%の利息分の支払いを求めるもの。
市では、コムレイドに対し電話や文章などで過払い金の返還を求めたが、相手側が応じないとして、訴訟を起こすことを決めた。
議案が可決されれば、早いうちに提訴するとしている。
また、市側は総額およそ2億5千万円を追加する一般会計補正予算案など28議案を提出した。
補正予算案には西春近の小出一区、唐木、美篶の下県第一、長谷の黒川の集会施設を改修して介護予防拠点施設とする整備事業に1億6千700万円、分杭峠の駐車場転落防止柵設置に約400万円を計上している。
伊那市議会9月定例会は7日8日9日に一般質問、10日、13日、14日に委員会審査が行われ、16日に閉会する。 -
小川秋實院長退職辞令交付式
平成11年から11年間、伊那中央病院の院長を務めてきた小川秋實さんの退任式が31日、行われた。
31日は、退職辞令の交付式と退任式が行われ、小川さんに伊那中央行政組合の白鳥孝組合長から、退職辞令が手渡された。
小川さんは、「この11年間は働きがいのある満ち足りた日々だった。新しい院長のもと、伊那中央病院が発展し続けることを願っている」と話した。
白鳥組合長は、「伊那中央病院が中核病院として確固たる存在を確立できたのは小川先生のおかげ。勇退は残念だが、伊那中央病院の新たなる発展にご尽力いただけたらありがたい」と話した。
小川さんは現在76歳。東京大学医学部の卒業後、昭和53年に信州大学医学部の教授になった。
平成7年から5年間、信大の学長を務めたのち、伊那中央病院の前身となる伊那市営伊那中央総合病院の院長に就任、それから31日までの11年間、伊那中央病院の院長を務めてきた。
また、去年4月には春の叙勲、教育研究功労で瑞宝重光章を受章した。 -
無量寺の石仏 町審議委員などが視察
箕輪町の文化財保護審議会は31日、北小河内にある無量寺の宝筐印塔の視察を行った。
文化財保護審議会のメンバーや地元の住民など約20人が視察した。
町の文化財に指定されている無量寺の宝筐印塔を県の宝「県宝」に指定してもらうよう、6月2日付で地元北小河内から町に要望が出され、それをうけ町の審議会が視察した。
伊那市文化財審議委員会の竹入 弘元委員長が解説した。
町文化財保護審議会では、「視察結果や県宝に指定されている他の石造物の見学をふまえ、審議会で結論をだしていきたい」と話していた。 -
伊那小恒例のPTAバザー
伊那小学校の恒例行事「PTAバザー」が28日、伊那小学校体育館で開かれ、多くの人たちで賑わった。
今年のバザーには、PTAやクラスなど25店が出店した。
バザーは、各家庭で使われなくなった雑貨や、子ども達が総合学習で作ったものを販売する場として毎年開かれている。
会場では本やバッグ、おもちゃなど、まだまだ使える中古品が格安で並び、訪れた人たちが買い求めていた。
また、総合学習で農業に取り組んでいる6年森組は、自分たちで育て収穫した米を使って、焼きおにぎりや甘酒アイスを販売した。
店には次々に人が訪れて、おにぎりやアイスを買い求めていた。
バザー実行委員会の宮脇浩実行委員長は「毎年多くの人にきてもらい大変うれしい。今後も続けていきたい」と話していた。
なお、バザーの収益は、子ども達の学習活動に役立つものの購入に充てられるという。 -
信州伊那井月俳句大会
漂泊の俳人、井上井月を偲ぶ「信州伊那井月俳句大会」が29日、伊那市の高遠町総合福祉センターやますそで開かれた。
俳句大会の表彰式が行われ、受賞者に賞状が贈られた。
第19回信州伊那井月俳句大賞には、塩尻市の樋口芦笛さんの作品「植樹祭 霧が雫と なりにけり」が選ばれた。
ICT放送エリア内では、伊那市長賞に箕輪町の井原茂雄さんの作品「長生きに 深き淵あり 冬の虹」が、
長野日報社賞には伊那市の溝口幸子さんの作品「駅前の パン屋が好きで 街薄暑」が選ばれている。
また、小中学生の部で特選に選ばれた児童や生徒にも賞状が贈られた。
今年は、一般の部に1247句、小中学生の部に5654句の作品が寄せられ、遠くは埼玉県の小学校からも応募があったという。
井月俳句大会実行委員会の城取信平委員長は「多くの人たちから作品が寄せられ大変うれしい。俳句大会をこれからも長く続けていきたい」と話していた。 -
日本空手道啓心会の創始者故高沢正直さん追悼式
日本空手道啓心会の創始者故高沢正直さんの追悼式が29日、箕輪町民体育館で行われた。
故高沢さんは、岡谷市で今の日本空手道啓心会の前身となる空手同好会を1951年昭和26年に設立、現在は箕輪町や南箕輪村など上伊那にも支部がある。
日本国内をはじめ、アメリカやオーストラリアなど海外にも支部を設立し、空手の普及に努めてきた。
60年にわたり後進の指導などにあたってきたが、今年5月、脳梗塞のため78歳で亡くなった。
追悼式には啓心会で空手を学んでいる小学生から一般まで、約110人が集まり高沢さんの死を悼んだ。
追悼式では他に啓心会のメンバーが高沢さんの遺影の前で突きを披露した。
29日は空手の大会も開かれ、選手らが、日頃の鍛錬の成果を発揮していた。 -
市町村運営のプール利用状況まとまる
各市町村が運営するプールの利用状況がまとまった。
伊那市の伊那市民プールは今年度、7月3日から8月29日まで52日間営業。
期間中の利用者数は1万5,613人で、前の年に比べ471人の増加。
箕輪町のみのわ町スイミングプールは、7月10日から8月17日まで21日間営業。
利用者数は、2,404人で、前の年と比べ58人減少。
南箕輪村の大芝村民プールは、7月10日から8月22日まで38日間営業。
利用者数は、6,466人で、前の年に比べ1,031人の増加。
大芝村民プールを運営している大芝公園管理事務所では、キャンプに訪れた人などがプールを利用した事が増加につながったとみている。 -
水難事故に備え着衣泳
伊那市の伊那北小学校で30日、水難事故に備え服を着たまま水にはいる着衣泳が行われた。
2年生2クラス約70人が体験した。
伊那北小では、プールが終わる毎年この時期に着衣泳を行っている。
児童らは、徐々に水の中に入っていき頭まで水につかった。
水を含んで服が重くなり、水着で泳ぐときとの違いを実感していた。
伊那北小学校では、「服に入り込んだ空気により視界が悪くなることや、体は浮くが手足が動かしにくくなることなどを体験してもらいたかった。水の事故は命に関わるということを忘れないでほしい」と話していた。
最後に児童らは、いざという時は浮いている物につかまり慌てず救助を待つなどの対処法を教わった。 -
3年ぶり復活 児童会まつり
箕輪町の箕輪東小で30日、児童会主催による「児童会まつり」が行われた。
児童会まつりは、児童達からの要望で、今年3年ぶりに復活した。
祭りには、射的や物当てクイズなど委員会ごとに企画した催しが用意された。
このうち給食委員会は、箱の中身を当てる「物当てクイズ」を企画した。
児童らは、恐る恐る手を入れ中の物を予想した。
図書委員会では、本あてクイズを企画した。
風船を割って中の紙に書かれている本を探すゲーム。
図書館にある約5,500冊の本の中から1冊の本を探していた。
箕輪東小の山岸敬明校長は「楽しむ側と楽しませる側が1つになって取り組んでいて感動しました」と話していた。 -
伊那市「財政健全化チーム」発足
伊那市は健全な財政運営を行うため、酒井茂副市長をリーダーに職員8名で構成する財政健全化チームを発足させた。
財政健全化チームは、平成23年度から5年間の中期的な財政計画を策定する。
市の財政状況を改善するための対策を提言するもので、伊那市によると、5年間を想定した具体的な健全化計画の策定は初めてだという。
伊那市では平成21年度決算について、「健全段階」としているが、今後、下水道整備などにかかる経費が増すことから、新規の地方債の発行の抑制や繰り上げ償還の推進、基金の積立などに重点的に取り組んでいく必要があるとしている。
財政健全化チームでは、来年度予算の編成に入る前の11月頃を目途に目標計画を策定し、市長に提言することにしている。 -
歯科指導実習の成果を発表
伊那市にある県公衆衛生専門学校の2年生が、31日、今年3月から行ってきた歯科指導実習の成果を発表した。
31日は、2年生17人が、今年3月から取り組んできた模擬患者実習のまとめを発表した。
模擬患者実習は、学生が家族などを患者にみたてて指導にあたり、口の中の健康状態の改善などを図る。
そのうち、笹川 智香さんは、模擬患者にブラッシングの大切さを知ってもらい、自分で口の中の健康が維持できるようにと指導をしてきた。
笹川さんは、「指導は自分の思い通りに進まないことが多かった。実習を通して、患者さんと一緒に問題解決に取り組むことの大切さを実感した」と話した。
また、小島ひとみさんは、歯石の改善にむけ、指導をした。
小島さんは、「患者さんに積極的に歯科指導に取り組んでもらうには、相手の意見を尊重し、それを踏まえた指導が大切」と話していた。
2年生は、今後3か月間の臨床実習を行い、来年3月6日に国家試験を受ける予定。 -
箕輪町認知症キャラバン・メイト養成講座
認知症の人やその家族を地域で見守り支援する、認知症キャラバン・メイトの養成講座が、26日、箕輪町役場で開かれた。
26日は町内から40人ほどが参加した。
認知症キャラバン・メイトは、地域で認知症サポーターを養成するリーダーで、箕輪町では、平成19年度からこの養成講座を開いている。
26日は、参加者が講演を聞いたり、グループワークなどを行いました。
講演した伊那中央病院の栢沼 勝彦医師は、「認知症は現在治せない病気だが、治療により症状の進行を遅らせることはできる。早期診断・早期治療が大切」と話していた。
講座を受講すると、修了証が交付され、キャラバン・メイトに登録される。
箕輪町では、現在、キャラバン・メイトに133人が登録し、認知症サポーターは、830人ほどいるという。 -
中学3年生が上農高校体験入学
上伊那農業高校で27日、中学3年生を対象にした体験入学が行われた。
上農高校では、学習内容を理解してもらうために毎年体験入学を行っている。
今回、上伊那を中心に、諏訪や下伊那から418人が訪れた。
体験入学では、田植え機の使い方を教わった生徒が実際に動かしていた。
動物実験についての説明を受けた生徒らは興味深げにマウスを見ていた。
上伊那農業高校の西村清利教頭は「どんなことを学ぶのか内容をしっかりつかんで、自分にあっている分野を見つけてほしい」と話していた。
上農高校の来年度の募集定員は11月に決定する予定。 -
伊那市総合防災訓練
9月1日は防災の日。伊那市では29日、防災の日に合わせて総合防災訓練を、高遠スポーツ公園総合運動場で実施した。
地域住民や消防団、自衛隊などが参加して訓練を行った。
午前8時30分に東海地震が発生し、市内でも震度6弱の揺れを観測したとの想定で訓練が行われた。
地域住民が避難所に集まると、各地区の区長が、白鳥孝市長に被害状況を報告した。
状況が報告されると、さまざまな場面を想定した訓練が始まり、交通障害物の排除やバケツリレーによる消火訓練などが行われた。
参加者らは本番さながらの雰囲気の中訓練に臨んでいた。
ある男性は「頭でわかっていても、実際動いてみないとわからない。訓練ができて良かった」と話していた。