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天竜川唯一のやな漁、今年も
中川村天の中川橋上流の天竜川で、秋の風物詩、やな漁が10日夜から始まった。10月20日ころまで続く。
天竜川漁協第5支部の組合員有志でつくる「天竜川リゾートサービス」が9月初旬に水路を堀り、やな場を設け、本流から水を引き込んだ。
10日から数匹から数10匹単位で落ち始め、毎夜、板のすのこにアユやアカウオ、フナなど銀鱗を踊らせている。
会員によると「今年のアユは小ぶり。彼岸の頃には最盛期になりそう、昨年並の豊漁を期待している」と話していた。
落ちアユは丸々と太り、雌は卵を持っている。捕まえたアユは料理店などに販売するほか、やな場で直売もする。大は1匹500円、中は400円位とか。 -
駒ケ根市でゴマ研究大会
国内消費の99%を輸入に頼っているゴマを駒ケ根市の将来の特産品として育てていくきっかけにしようと駒ケ根市営農センターは11日、ゴマ研究大会をアイ・パルいなんなどで開いた。市内の農業関係者など約50人が参加し、栽培試験用地でゴマの生育状況を視察したほか、先進地の事例紹介や専門家の講演を聞くなどしてゴマ栽培への理解を深めた。
市営農センターはゴマ栽培を今年度の重点プロジェクトと位置付けて市内の農地で実証試験に取り組み、栽培技術の研究を重ねている。試験用地を見学した参加者は「本当に高値で売れるなら栽培を検討する価値はあるな」と話し合うなど、ゴマに興味を引かれていた=写真。
講演では農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所機能性利用研究チーム上席研究員で筑波大大学院先端農業技術研究科教授の勝田真澄さんの「ゴマをめぐる情勢と栽培技術」、県中小企業振興センターの経営支援コーディネーター飯森紀元さんの「地域特産の6次産業化を機軸とした地域・産業のブランド形成戦略」を聴いた。 -
来年3月中旬の開通へ、紆余曲折の農道事業が最終段階
宮田村南部の大田切区で国道153号と広域農道を接続させる延長約2キロの県単農道事業が、事業着手から7年を経て最終段階を迎えた。11日夜に地権者らを集めた説明会があり、県は「来年3月中旬が開通目標」と明示。財政難や貴重な動植物保護を理由に当初計画から二転三転したが、地元の強い要望で整備が・ス復活・スした区間もあり「ようやく地域の悲願が実を結ぶ」と関係者は期待を寄せる。
全幅9・2メートル(うち歩道2・5メートル)の2車線で01年度に着工。当初は広域農道を経由して、新田区のふれあい広場西側の村道までつなぐ約2・4キロの計画で始まったが、貴重な動植物保護を理由に県は331メートルの区間を事業中止に。
さらに03年には財政難を理由に全線の2車線確保を見直し、区間の一部は「待避所」などを設ける1・5車線に格下げした。
これらの事業縮小に対し、地元住民や地権者ら28世帯でつくる整備推進委員会は安全面や経済に影響が大きいと懸念。村と連携しながら、根気良く再考を求めてきた。
その結果、県は中止区間を除いた全線2車線と歩道の確保を決め、5月には事業最大の工事となるJR飯田線と農道が立体交差する線路高架橋が完成。
今後は国道接続部分から高架橋をくぐる250メートルをはじめ、1・5車線区間の改良に着手する。
田中幸平推進委員長、初崎常利区長は「計画が浮上してからは丸9年。念願である開通に向け、無事に工事が終わるよう我々も協力したい」と話す。 -
雅秋園開園でブドウ狩り
箕輪町福与のブドウ園「雅秋園」(浦野正敏代表)が11日、開園した。初日は、あいにくの雨だったが、町内の子育てサークルや高齢者ら約100人が訪れ、ブドウ狩りを楽しんだ=写真。今年は暑い日が続いた影響で、つぶは大きく、甘みがあるという。
約120アールの敷地のうち、90アールがブドウ畑でナイアガラ、デラウェアーなど5種類のブドウが植わる。ブドウに味が乗り、人出が増えるのは9月下旬ごろ。関係者は「春先の霜の影響で着果量は少ないが自慢のブドウができた」と来園を呼び掛けている。
入園料は、大人500円、子ども(小学生)250円、幼児無料で、大粒種を除き食べ放題。持ち帰る場合は、量り売りしている。10月上旬まで営業。問い合わせは、雅秋園(TEL79・3619)へ。 -
市民の森林(もり)見本樹木園づくり
伊那市ますみヶ丘の市民の森林(もり)で、60種近い樹木がそろった場所を「見本樹木園」として将来に伝えていく取り組みが、ますみヶ丘平地林市民の森林準備委員会によって始まっている。9日、一般市民に参加を呼びかけた見本樹木園づくりの第1回が現地であり、散策ルートを確認し植物刈りや樹木の名札付けなどに汗を流した。
伊那市と下伊那郡阿南町から9人、スタッフ含め計16人が参加した。見本樹木園予定地は広さ0・48ヘクタール。元信大農学部教授・演習林長の島崎洋路さんの指導で散策ルートを設定してあり、まずは皆でルートを歩いて確認しカエデ、オオモミジ、ヌルデ、クロモジ、バイカツツジなどなど、植物の説明も聞いた。
園内の植物が込んでいる状態をはぶくためナタや鎌を手に植物の刈り取り作業、島崎さんがすでに取り付けた名札の確認に続き、参加者も名札付けをした。
島崎さんは、「木を切ることでかえって豊かな植生が作れることを関心をもって見てほしい。ますみの山を見直し、少しでも手をかけ、全体を豊かにするよう楽しく参画してほしい」と話した。
見本樹木園は本年度中に仕上げる計画で、市民参加のほか林業技能作業士、林業士らが間伐など整備作業をする。
市民参加作業は、第2回「鍬を片手に歩道づくり」10月14日、第3回「光を入れる間伐と材の引き出し」12月か1月を予定。問い合わせは準備委員会事務局の伊那市農林振興課林業振興係(TEL78・4111内線2416)へ。 -
ヨトウムシ大量発生
箕輪町内で被害拡大箕輪町内の畑で害虫のヨトウムシが大量発生し、農作物の被害が拡大している。
被害があったのは木下一の宮、上古田、富田の畑。今月2日から3日にかけヨトウムシ被害の報告があり、JAグリーンセンターみのわなどが「梅雨明け以降の高温・干ばつにより害虫の発生が多くなっている」として薬剤による防除を呼びかけ対策を取ったが、6日から7日にかけ被害が拡大した。
被害作物はソバ、ネギ、アルストロメリアなど。農家が「こんな大量発生はこれまでにない」と驚くほどで、ソバは葉や花が食い尽くされ茎だけになっている畑もある。一の宮のソバ畑では、「もう出荷はできない」といい、畑近くの公民館や民家にヨトウムシが大量に入り込むなどの被害もあったという。
防除の相談はグリーンセンターみのわ(TEL79・0635)へ。 -
みはらしファームのブドウ狩り開始
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで8日、みはらしブドウ園が開園した。初日から県外の観光客などが多数訪れ、甘味の乗ったブドウの味を楽しんでいる=写真。
みはらしファームでブドウ狩り体験ができるようになって6年目。今年は暑い日が続いた影響で、どの品種も甘味が十分に乗っているという。
ブドウ狩りのトップバッター「ノースレッド」を育てている山口勝俊さん(58)の園にはこの日、約100人のツアー客が訪れて早速ブドウ狩りを体験。持ち帰り用のブドウを購入する観光客も多く、岐阜県から訪れた男性は「初めて体験したが、甘くておいしい」と話していた。
10日ほどするとスチューベンや大粒で果汁が多いピオーネが収穫できるほか、10月初旬には人気が高いナイアガラやシナノスマイルも楽しめる。
山口さんは「今年は甘さが十分に乗っている。大粒のピオーネもみずみずしくて肉厚。楽しんでいただければ」と話していた。
入園料は小学生以上800円、3歳以上500円、3歳未満無料で1時間食べ放題(持ち帰りは別料金)。開園時間は午前9時縲恁゚後4時(受け付けは午後3時まで)で、予約制となっている。
申し込み・問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1820)へ。 -
台風9号の農業被害第1報
台風9号に見舞われた上伊那では、果樹を中心とする農業被害が発生した。上伊那農業協同組合(JA上伊那)の第1報によると、被害額の総額は約1390万円。一番被害が大きかったのは中川村の530万円だった。
被害の大きかった中川村横前のリンゴ農家・宮崎好朗さん宅では、出荷最盛期のツガルが落下。宮崎さんは「前日は朝から晩まで収穫したが、間に合わなかった」と話す。
また、伊那市西箕輪の果樹農家・笠松悟さん宅では約3千個のナシが落下。収穫時期を迎えたものについては前日に収穫をしてあったが、今回落下したナシは、まだ適期を迎えていない品種で畑に残してあった。
笠松さんは「リンゴの場合、落下しても直売所で売ったり加工用として引き取ってもらうこともできるが、熟していないナシはどうにもならない。処分するしかない」と肩を落とす。
JA上伊那によると、今回の被害は全体的なものではなく、風の通り道になっている地区などの一部に集中して発生したという。 -
桑原地区限定の山桃「おはつ」で地域おこしを
中川村大草桑原地域限定の山桃「おはつ」桃が、北組の松下弘毅さん(66)=農業=宅で、たわわに実った。松下さんは「この珍しい原種の山桃で地域おこしができないか」と直売所などに配り、アイデアを募集している。
「おはつ」桃は戦前から、桑原地区と大鹿村のごく一部で栽培され、別名「桑原桃」。果実は直径5センチ前後と小ぶりだが、さわやかな風味で、なりも良い。真ん中から半分に割れ、食べやすいのも特徴。
春の花色はピンクが濃く美しい。病気に強く、種の出芽率も高いため、「おはつ台」と呼ばれ、園芸種の桃の台木に使われている。
言い伝えでは桑原に「おはつ」という娘がいて、大鹿村に子守奉公に行く時に、持っていったのがこの桃。
子どものころ、桑原から背負いかごに入れて売りに来た桃を食べたという松下さん。「何もない時代だったので、虫に食われていたが、おいしかった」
9年前、桑原の山桃を平地で栽培し、地域おこしができないかと穂木を取り寄せ、苗木を作り、畑に植えた。
現在、この木は幹の直径20センチ、樹高3メートル余に生育し、果実は500個以上なっている。
「風土に合った地域限定の『おはつ』桃。このままの形を大切に、特産品づくりに利用できないだろうか」と話している。 -
桑原地区限定の山桃「おはつ」で地域起しを
中川村大草桑原地域限定の山桃「おはつ」桃が、北組の松下弘毅さん(66)=農業=宅で、たわわに実った。松下さんは「この珍しい原種の山桃で地域起しができないか」と、直売所などに配り、アイデアを募集している。
「おはつ」桃は戦前から、桑原地区と大鹿村のごく1部で栽培され、別名は「桑原桃」。果実は直径5センチ前後と小ぶりだが、さわやかな風味で、なりもいい。真中から半分に割れ、食べやすいのも特徴。
春の花色はピンクが濃くきれい。病気に強く、種の出芽率も高いため、「おはつ台」と呼ばれ、園芸種の桃の台木に使われている。
言い伝えでは桑原に「おはつ」という娘がおり、大鹿村に子守奉公に行く時に、持っていったのがこの桃とか。
子どもの頃、桑原から背負い籠に入れて売りに来た桃を食べたという松下さん「何もない時代だったので、虫に食われていたが、おいしかった」。
9年前、地域起しの一環に、桑原の山桃を平地で栽培できないかと、穂木を取り寄せ、苗木を作り、畑に植えた。
現在、この木は幹の直径20センチ、樹高3メートル余に生育、果実は500個以上なっている。
「風土に合った地域限定の『おはつ』桃、このままの形を大切に、特産品づくりに利用できないだろうか」と話している。 -
南箕輪村営農センター農作業事故防止・安全推進会議
南箕輪村営農センターは4日夜、農作業事故防止・安全推進会議をJA上伊那南箕輪支所で開いた。コンバインオペレーターら72人が事故防止のため安全意識を高めた。
秋の安全運動月間(15日縲・0月14日)に向け、農作業の安全に対する意識の高揚と農作業事故防止の徹底を図る目的。運動目標の▽農作業死亡事故ゼロ運動の推進▽高齢及び女性農業従事者の事故防止▽道路通行時の交通事故防止-の3点を確認した。
コンバインの安全作業のための対策として▽基本を怠らない▽焦って行わない▽適度な休憩を取る-を挙げ、農作業事故「魔」の時間とされる午前10時縲恊ウ午、午後3時縲・時の疲労のピーク時の危険時間帯に注意することなどの説明もあり、安全のための機械使用方法も再確認した。
営農センターの唐沢俊次会長は、「知識を高め、事故のない農作業でいきたい」と呼びかけた。 -
「岩間花の会」が町長賞
飯島町のわが町は花で美しく推進機構(花機構)は5日、「07年度花のある風景づくりコンクール」の審査を行った。花機構企画情報部会委員や写友会の代表など委員9人が、町内21団体・個人(地域13、事業所3、個人5)が丹精込めて育てた花壇を見て回り、慎重に審査した。
結果は次の通り(敬称略)
◇町長賞=岩間花の会◇個人の部▽金賞=土村幸子(追引)▽銀賞=岩田典▽努力賞=浜田住子(荒田)、中村昇子(中町)、浦野常寿(柏木)◇地域の部▽金賞=北河原耕地「福地・街道端」生活班、田切公民館▽銀賞=本六老人会・育成会▽努力賞=新屋敷耕地、北河原耕地、柏木耕地、北河原耕地隣組「「山の神」◇事業所の部▽金賞=飯島文化館▽銀賞=飯島町社会福祉協議会▽努力賞=こまさ園 -
みはらしファームのりんご狩り開始
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、秋の味覚「リンゴ」の収穫体験が始まった。いち早く訪れた観光客などが、色付き始めたリンゴを収穫し、その味を楽しんでいる=写真。
同ファームでは、年間を通じて農作物の収穫体験を提供しており、リンゴの収穫は秋から冬まで楽しめる。
今年は夏の暑さの影響で色付きが10日ほど遅れ、昼と夜の寒暖差が出始めたここ2、3日で一気に色付き始めたため、例年より1週間ほど遅れる形で開園した。
現在は土日を中心として中京、関東方面からの観光客が訪れており、この日名古屋から訪れた家族は「みずみずしかった。収穫が体験できるのは子どもも楽しくていい」と話していた。
また、生産者の一人原伊一さん(73)は「消毒をなるべく抑えて安心・安全を心がけている。色付きは遅れたが甘味は最高にいい。地元の人たちにも楽しんでいただければ」と話していた。
体験は予約制で開園時間は午前9時縲恁゚後4時(入園は午後3時まで)。一人500円で1時間食べ放題(4歳以下は無料)。30人以上は団体割引で10パーセントオフ。持ち帰りはもぎ取り6個で千円。11月下旬まで。
申し込み・問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1820)へ。 -
宮田小児童が生産農家と給食交流、安全、安心な農産物に感謝
宮田村の宮田小学校は5日、毎日の給食に農産物を提供している村内農家などを招いて「地域食材100%の日」を開いた。生産者と児童が地元食材ふんだんの給食で会食。安全、安心な食を届けようと協力してくれる地域の支えに、子どもたちは改めて感謝した。
「学校給食を育てる会」をはじめとした生産者や、学校運営の協力者28人を各学級に招待。
そのうち3年3組は学級で取り組んだスイカ栽培にも協力してくれた、育てる会の小田切靖子さん=南割区=を招いた。
豚肉、カボチャ、ニンジン、タマネギなど夏野菜たっぷりのカレーをはじめ、サラダ、ゼリーと全てが村内産食材。美味しい給食に舌鼓を打ちながら、スイカ栽培した春から夏にかけての思い出話にも花を咲かせた。
感謝の気持ちを込めて子どもたち一人ひとりが、小田切さんに手紙や色紙を渡す姿も。「消費者とふれあう機会ってめったにないでしょ。喜んでくれると、私たちの力にもなりますね」と小田切さんは話した。
生産者と児童の交流は4年ほど前から続くが、子どもたちは色々な場面で地元の豊かさにふれる機会となっており、食や農を通じて学習の幅は広がりを続けている。 -
伊那市で北海道犬活用した野生動物の追い払い事業が始動
伊那市は4日、9月の一般会計補正予算に計上し、08年度から本格始動することを目指す北海道犬を使った有害鳥獣対策「人間・化成動物共生プロジェクト」について記者会見をし、試験的に訓練をしている北海道犬数頭を公開した=写真。里へ出てきた野生動物を訓練した北海道犬が山へ追い払うという同事業は、クマのほか、イノシシ、サル、シカなど、四足全てに有効。おりで捕獲し、山へ帰す場合より迅速に対処できる。小坂市長は「今までの訓練経過や北海道犬の素質を見て、成功すると思っている。試みが伊那で成功すれば、長野県各地の先駆けになる。ぜひ成功させていただきたい」と語った。
野生動物の農作物被害や人里への侵入が各地で増加する中、伊那市では、「野生動物との共生」を実現するための有害鳥獣対策を模索。そんな中、かねてから市内で飼われていた北海道犬の野生動物を追い払う資質に着目し、元北海道大学助教授でニホンザルなどの研究をしてきた鈴木延夫氏(66)=伊那市高遠町=の協力を得ながら今回の事業を計画してきた。
鈴木氏の構想では、市内に野生動物救急対応センターを開設し、地域住民からの通報を受けて、指揮者1人と3頭の訓練犬を派遣。問題の野生動物を山へ追い返す竏窒ニいうのが一連の流れで、北海道犬の購入、訓練、選任訓練者の育成などはすべて鈴木氏に委託する予定でいる。9月の補正予算案が通った後、1頭5万円の北海道犬10頭を段階的に購入し、随時訓練を進めていくが、北海道犬の中でも追獣犬として活動できる犬は限られるため、生後90日から150日の間の資質の有無を見極め、資質のない犬は一般の家庭に購入時と同額で引渡す。その引渡し金で新たな北海道犬を購入、一連の作業を繰り返す中で最終的に市は、訓練を修了した10頭を引き取る。
犬の訓練を開始すると同時に犬と一緒に現場に出動する専任訓練者の養成も進める予定で、一般市民から募った適任者を3人程度選任。本年度末ころまでに訓練を完了し、新年度から本格的に始動していきたいとしている。
一方で鈴木氏は、「北海道犬はあくまでも応急的な対策。大事なのは山を復元するための間伐であり、動物の立場に立った森林行政を進めてほしい」としており、今後は森林環境を再構築するための構想を固めていきたいとしている。 -
信州サーモンの燻製新たに
特産の・ス煙・ス再び‐。宮田村新田区で燻製工房を営む平沢秋人さん、明子さん夫妻は、県の特産品として注目を集める「信州サーモン」の燻製を新たに手がけ始めた。県と共同で県産食材の商品化事業を手がける有名シェフから加工依頼を受けたもの。既に県外の物産展で販売し好調。天竜川漁協が運営した旧宮田養魚場の閉鎖により、夫妻が村の特産として育てたニジマスの燻製は姿を消したが、その努力と技術は県の特産として花開こうとしている。
茅野市蓼科高原でフランス料理店「エスポワール」を営む藤木徳彦オーナーシェフから依頼が来たのは、最後まで在庫してあったニジマスの燻製も全て終わった7月過ぎ。
10年間地元にこだわり、近くの養魚場で育ったニジマスのみを使って燻製を手がけてきた平沢さん夫妻だが「県の特産を加工することで宮田村のPRになれば」と引き受けた。
佐久市から運ばれる信州サーモンを今まで通り、下ごしらえから4日間かけて燻製。変わったのは、藤木さんのレシピを使うことだけだ。
ニジマスと違って生臭さなどクセが少ないのも特徴。「1度食べたら忘れられない味に仕上がった」と、藤木シェフも胸を張る。
・ス信州職材・ス6商品の一つとして、東京と名古屋の百貨店で開かれた県物産展で販売。好調な売れ行きをみせ、今後も県内外のイベントを中心に販売も計画する。 -
南箕輪村水田作業受託協業組合
「まっくんファーム」に組織移行で発展的解散南箕輪村水田作業受託協業組合(50人、清水忠雄組合長)は27日、臨時総会を大芝研修センターで開き、村の農業「担い手」集落営農組織「まっくんファーム」に組織移行し発展的に解散することを決定した。
同組合は05年5月に村内のコンバイン組合7地区9組合が統合し発足。05、06年度は小麦コンバイン作業、稲作コンバイン作業に取り組み、村一本化による効率化とコスト引き下げを図った。
本年度4月の総会で、新しい農政政策に即応するため「まっくんファーム」への早期組織移行の事業計画を承認し準備を進めてきた。組合の資産と水田受託作業はまっくんファームに移行。本年度の各作業は小麦の刈り取り作業から「まっくんファーム」の事業として実施する。
清水組合長は、「まっくんファーム移行の話がまとまった。胸を張った2年間だったと確信しあって終了したい」とあいさつした。 -
箕輪町猟友会が鳥獣慰霊祭
箕輪町猟友会(小林弘人会長)による鳥獣慰霊祭が25日、萱野高原の鳥獣供養塔前であった。猟友会会員や行政、JA上伊那の関係者など約30人が参列し、この1年で捕獲された鳥獣の供養をした=写真。
狩猟従事者などによる年に1度の慰霊祭で毎年この時期に開かれている。狩猟期間内の捕獲のほか、最近は有害鳥獣駆除も増えており、この1年では狩猟期間外におけるクマなどの捕獲もあった。
神事の後、小林会長は「趣味としての狩猟のほか、有害鳥獣駆除への協力の中で多くの鳥獣の命を絶ってきたが、自然と人間と動物が共存するための手段の一つだと考えている。ここに犠牲になった御霊の慰霊と、猟友会員の安全を願いたい」とあいさつ。その後、参列者一人ひとりが玉ぐしをささげた。 -
飯島選果場で、サンつがる(リンゴ)、幸水(ナシ)の出荷始まる
飯島町上の原のJA上伊那飯島果実選果場が24日開場し、早生(わせ)系のリンゴ「サンつがる」、ナシ「幸水」の選果・出荷作業が始まった。初日は伊南管内からリンゴ250ケース、ナシ300ケースを持ち込んだ。
目視やセンサーで、キズ、色、形、糖度などにより3縲・ランクに分け、大きさをそろえ、箱詰して名古屋方面に出荷した。
リンゴはサンつがるに続き、9月中旬から中生種の陽光、シナノスイート、主力のふじは11月から12月初旬まで、伊南地区全体で平年並の1500トンを予定。ナシは幸水、二十世紀、南水、ラ・フランスなど1500トンを計画する。
JA果実課の堀内隆文さんは「今年は平年並以上になりはいい。糖度も高く甘い」と話している。
選果場併設の直売所は29日オープンし、リンゴ、ナシの贈答用や格外品などを販売する。詳細はTEL86・6688へ。 -
自分たちで作った安心・安全野菜を地元の直売所で販売
伊那市手良
あいの会自分たちで作った野菜を地元の手良直売所で地域の人たちに提供している。メンバーは70代を中心に50代縲・0代の女性15人。昔ながらのやり方で、化学肥料などはなるべく用いない安心・安全な野菜作りを心がけている。
「私は草取り好きだよ」「私も。きれいになるのはうれしいから」「女衆の方が根気があるからね」
何でも言い合える仲の良さと元気な笑顔は、直売所を始めた20年前から変わらない。
直売所が開く金曜日には、その日の朝に収穫した新鮮な旬の野菜が店頭を彩る。また、会の畑ではジャガイモや盆花などを育てており、盆前の8月中旬は大忙しとなる。
「今年はとっても盆花がきれいに咲いて、みんなも『きれいだね』って言って買ってくれたからうれしかったねえ」と笑顔を見せる。
◇ ◇
野菜を作っている家なら食べきれない野菜や、少し傷ついて出荷できない野菜があるもの。そんな野菜をただ捨ててしまうのはもったいない竏窒ニ、手良区で農業を営む女性たちが集まり、直売所を始めた。
まずは手良支所の近くに直売所を設置。決められた日に収穫できた野菜を出すようにし、価格も100円を基本に、高くてもせいぜい300円とした。
次第に「ぼつぼつカボチャも出るかな」と話しながら近所のおばあさんたちが足を運んでくれるようになり、時には列ができることもあった。
野菜づくりは長年やっていたが、消費者とじかにかかわるのは初めての経験。「おいしかった」と言いながら訪れてくれる客の姿を見られるのはうれしかった。
「(野菜が)売れるのもうれしいけど、『おいしかったよ』と言ってくれるとなおうれしいねえ」と話す。
◇ ◇
しかし、年月を重ねる中で直売所を訪れてくれていたお年寄りたちは高齢化し、来られなくなってしまった。若い母親らに利用してもらいたいという思いもあるが、若い女性は働いている場合が多く、「仕事帰りにスーパーに立ち寄ってまとめ買い」がパターン化しており、直売所利用にはつながっていない。
また、若い世代は曲がったキュウリや少し虫が食べたようなキャベツを好まないことも分かった。
「今の若いお母さんたちは少し曲がっていたり、虫が食っていたりすると買っていってくれないね。虫が食べている方がよっぽど安全なのにねえ」ともらす。
◇ ◇
昨年からは、地元の手良保育園の園児たちが食べる保育園給食に野菜の配給を始めた。毎日のメニューに合わせてさまざまな野菜を少量ずつ集めるのは骨の折れる作業だが、安心・安全な野菜を地元の子どもたちに食べてもらおう竏窒ニ頑張っている。
「『おいしかった』っていってもらえると励みになるね。この前は『特にカボチャは全然違う』って好評だった」「若いお母さんたちにも、少しぐらい曲がったり虫が食ったりしていても、安全・安心だし、おいしいんだってことを知ってもらえたら」 -
かかし隊夏の収獲祭、大地の恵みを味わって
農産物の栽培を通じて、さまざまな体験をする宮田村公民館の親子講座「われら、かかし隊」は19日、夏の収獲祭を大田切区の伊勢宮公園で開いた。育てたニンジン、ジャガイモ、タマネギでカレーをつくるなど、12組約40人が野外料理で大地の恵みを味わった。
とれたての野菜をザクザクと切り、ふんだんに。ホクホクのジャガイモサラダも用意した。
父親たちが中心に飯ごうで美味しいご飯を炊き、そこに完成したカレーをたっぷりとかけた。
程よい辛さにチビッコたちは大喜び。大盛り一杯たいらげていた。 -
駒ケ根市民チャンピオン「長いナス」
駒ケ根市の何でもナンバーワンを決める市民チャンピオンの「長いナス」に、下平の農業山崎竹良さん(84)方の畑のナスが47センチで認定された。山崎さんは「普通のナスより長い種類を今年初めて作ってみたが、こんなに長くなるとは思わなかった。味も良いよ」と話している=写真。
山崎さんはこれまでにも「大きなナス」、「大きな折り鶴」など3部門で市民チャンピオンとなっている。 -
猛暑に家畜もダウン
最高気温が30度を超える連日の暑さのため、家畜への影響が出始めている。県の指示を受けて暑さによる家畜への影響を調査している伊那家畜保健衛生所によると、17日現在までに伊那市内で飼育されていた牛1頭が熱射病で死んでいることが判明しているほか、えさを食べない影響で全体的に乳量が減少しているという報告が聞かれるという。
大きなストレスは病気への免疫力も低下させるため、病気にかかる危険性が高くなったり産後の立ち上がりが遅れるなどといった影響も出てきている。
こうした状況を受け、伊那市ますみヶ丘の酪農家・松沢建男さん(55)宅では、牛舎の屋根の上でスプリンクラーを回したり大型送風機で牛舎の温度を下げるなどといった対策を講じている。しかし、スプリンクラーを装備している酪農家は少なく、実際こうした装置を使っていても、えさを食べる量が少なくなるなどといった傾向も出ている。また、涼しくなってからも暑さの反動で繁殖障害などといった影響が出る可能性もあるという。 -
盆恒例マスの魚釣り大会にぎやかに
宮田村の自然を呼び戻す会(加藤一彦会長)は14日、盆恒例となった魚釣り大会を小田切川で開いた。村観光協会と共催で千匹余りのニジマスを放流。村内外から300人ほどの・ス太公望・スが集まり、大物を狙った。
家族連れの姿が目立ち、和気あいあい親子で肩を並べて釣り糸を垂らす姿も。魚の強い引きを存分に味わい、釣り上げると歓声が沸いた。
天竜川漁協が運営していた新田区の養魚場閉鎖により、一時は中止の運びだった釣り大会。しかし、関係者の努力などもあり、今年も開催にこぎつけた。
「帰省などで遠方からも楽しみに来てくれる人もいる。何とか来年以降も続けていきたい」と加藤会長。
釣り終了後は魚のつかみ取りもあり、子どもたちが川の中で笑顔を広げた。 -
山ぶどうの里づくり新たな局面へ
宮田村特産、山ぶどうワインの生産関係者らでつくる「中央アルプス山ぶどうの里づくり推進会議」(会長・清水靖夫村長)は、より品質を重視するため、6万本の将来的な生産構想を4万本に見直す。さらにワインを地元の文化として発展させようと「山ぶどうロマン研究検討会議」を近く発足させ、経営安定に向けた販売強化も含めた取り組みを始める。
このほどあった総会で決まった。村内農家13戸が栽培する山ぶどう(ヤマソービニオン種)は、栽培開始から約10年が経過し、収獲量は30トンを超えるまでに増加。ワインの出荷本数は年間約2万本になり、県の原産地呼称管理制度に認定されるなど、品質的にも高い評価を受けている。
一方で現状は、販売のほぼすべてを醸造する本坊酒造に委ねる格好となっていて、今後の生産増を見込むと、ワイン以外の製品、付加価値づくりを含めた販売戦略の練り直しも迫られている。
山ぶどうロマン研究検討会議は、ワインの発展を望む栽培農家らの提案を受ける形で発足。栽培技術の向上から、素材の活用、販売のあり方、文化の形成まで4つの部会を設ける考え。
村産業建設課は「早急に発足させる」とし、11月中旬には中間集約、来年2月中旬には意見を取りまとめて行動に移す。 -
「いいじまはないち」にぎわう
飯島町の「いいじまはないち」(わが町は花で美しく推進機構主催)が12日、上の原のJA上伊那果実選果場で開かれた。この日は日曜日とあって出足好調、町内外から大勢が訪れ、開始前から長い列ができ、色とりどりの花々をじっくりと品定めして2束、3束と買い求めた。
「はないち」は今年で18回目。シマカヤやオミナエシ、アスター、リンドウ、トルコキキョウ、テッポウユリなどを束ねた大、中、小、単品の花束4種類3千束を用意した。花は全体で約40種類、3万本余。
会場では小中学生のボランティアも大活躍、ばら売りの本数を数え、計算票に記入するなど、かいがいしく、販売を手伝っていた。
また、五平もちやたこ焼の出店、モモや野菜の販売もあった。
関係者によると、今年はボリウムのある850円の束が人気で、飛ぶように売れているという。 -
盆花市にぎわう
30年余の歴史を刻む宮田村の「盆花市」は12日朝、JA宮田営農センター前で開いた。用意した300束はたちまち売れきれた。
壮年連盟(木下祐二会長)とJA生活部会(田畑清江部会長)が協力。自分たちが育てたアスターを中心に、シマカヤ、オミナエシ、小菊、ユリなど約10種類の草花20本余を束にして、1束750円で販売。一般家庭用のほか、新盆向けの2千円の大束45束も予約販売した。
早朝、50人余が参加して、花束を作りながら、販売した。
田畑部会長は「今年はアスターの成長が不ぞろいで、花の量が少ない」と話していた。 -
恒例のマス釣り大会14日に
宮田村の小田切川で行うお盆恒例ニジマスの魚釣り大会が、例年通り14日午前8時から村民会館周辺の同河川で開かれることになった。
新田区の養魚場閉鎖で一時は中止の運びだったが、同養魚場から魚を確保できることになり、主催者の自然を呼び戻す会と村観光協会は開催を決定。「多くの人に楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけている。
千匹以上のニジマスを放流するが、参加費は無料。雨天の場合は15日に順延する。 -
国産ワインコンクールで銅賞
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宮田村特産品の山ぶどう(ヤマソービニオン)ワイン「信州駒ケ原2006」が、山梨県であった国産ワインコンクールで銅賞を獲得した。ヤマソービニオン種の銅賞以上は唯一で、関係者は「この品種としては国内最高の評価」と受賞を喜んでいる。
全国各地のワイナリーから75点の出品があった「国内改良品種赤ワイン部門」。金賞は該当がなく、銀賞3、銅賞は18で、宮田村のワインとしては一昨年の「紫輝」に続いての受賞となった。
同部門には他のワイナリーからもヤマソービニオン種の出品が数点あったが、すべて銅賞より下位の奨励賞止まりだった。
村内農家が栽培するヤマソービニオンを用いて「駒ケ原」を醸造する本坊酒造信州工場の藤野公宏工場長は「世界に通じる可能性のあるワインとして認めてもらえたと思う」と話す。
コンクールはフランスの醸造研究家やワインジャーナリストら国内外の審査員が官能判定し採点。全部門で575点に及ぶワインが参加した。
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国内のワインが数多く出品した権威あるコンクールで銅賞に輝いた「信州駒ケ原」 -
南部営農組合イベント
ジャガイモ詰め放題11日まで箕輪町の南部営農組合のジャガイモ詰め放題イベントが9日、木下一の宮のほ場で始まった。無農薬栽培のジャガイモが安く購入できるとあって、10キロ、20キロと買っていく人が目立った。
同組合が遊休農地20アールを借りて栽培。品種は「オオジロ」。毎年学校給食に出しているが、栽培面積が広くなり収穫量が増えたことからイベントを企画した。
組合員が機械で掘り取ったジャガイモがテント下に用意され、訪れた人は指定の袋に自由に選んで詰める。木下区の女性は、「消毒していない安心なジャガイモを食べたいと思って来た」と話し、まとめ買いしていた。
11日まで。場所は広域農道「一の宮」の交差点を東に下り、進行方向左側の道沿いの畑。時間は午前8時縲・0時。1袋300円で3キロは入る(市価の半値)。問い合わせはグリーンセンターみのわ(TEL79・0636)へ。