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かんてんぱぱホールの二度咲きツツジ咲く
伊那市西春近のかんてんぱぱホールにある二度咲きツツジが見ごろを迎えている=写真。
春、秋の二回花を咲かせることからその名を持つ「二度咲きツツジ」。
今年も2週間ほど前から咲き始め、満開となったが、一段と寒さが感じられるようになり、徐々に花も終わりの時期に近づいている。
「今月いっぱいもつかどうかですかね」とホールスタッフ。 -
第2回楽しい将棋の集い
南箕輪村わくわくクラブは20日、第2回楽しい将棋の集いを村民体育館で開いた。小学生から一般まで20人が参加して対局を楽しんだ。
参加者はクラブ会員と一般で小学生4人、中学生3人、大人13人の7歳から85歳まで。中学生を含む大人の部は、棋力に応じて平手、または最高2枚落ちの駒落ち戦で対局した。小学生の部はリーグ戦で1人2回以上の対戦に臨んだ。参加者は入賞を目指し皆真剣な表情で駒を打っていた。
成績は次の通り(敬称略)。
◇大人の部 (1)太田啓介(南箕輪中3年)(2)赤羽国治(南原)(3)野沢勝(北殿)(4)山本重由(南原)(5)小山岩夫(北殿)(6)稲村浩(神子柴)
◇小学生の部 (1)武井俊祐(辰野西小4年)(2)藤原健志(南箕輪小4年)(3)佐々木雄貴(南箕輪小2年)(4)篠沢是正(南箕輪小2年) -
伊那谷活断層の評価一部改定に伴なう地元説明会
地震調査研究推進本部地震調査委員会が伊那谷活断層の長期評価の一部を改定したことを受けて県危機管理局は21日、伊那谷活断層に関する地元説明会を伊那市の県伊那合同庁舎で開いた。国や県、関係市町村や消防関係者など約60人が出席。同委員会の事務局を置く文部省の担当企画官などが、伊那谷活断層のもう一つの起震断層として公表した飯田市から下伊那郡売木村に及ぶ南東部の活断層(約32キロ)の詳細や今後の地震発生予測などを説明した=写真。
今回の見直しでは、従来伊那谷活断層とされてきた辰野町から下伊那郡平谷村に及ぶ約約79キロを伊那谷活断層主部、その南東部にある約32キロを伊那谷活断層南東部として、2つの起震断層に区分している。主部については全体が活動するとマグニチュード8規模の地震を発生させる可能性を持っているが、「こうした大規模地震が今後30年の間に発生する確率はほぼ0%」と説明。一方、駒ケ根地域から飯田地域にかけては、主部の一部が活動してマグニチュード7規模の地震が発生する可能性があり「今後こうした揺れに対応できる備えが必要」と説明した。
また、南東部の活断層については「今のところ過去の活動履歴データがないため将来の地震発生確率は不明」としながらもマグニチュード7以上の地震を引き起こす可能性があることを示した。 -
米の道 権兵衛峠を歩く
伊那と木曽を結ぶ権兵衛峠を歩く第27回「米の道・権兵衛峠を歩こう」(実行委員会主催)が21日にあった。首都圏、中京圏を含め、家族連れや中高年ら約300人が参加し、伊那市西箕輪の与地から権兵衛峠の頂上まで約8キロを歩いた。
秋晴れの下、米俵を背負った馬1頭を先頭に、与地を出発。権兵衛トンネル開通で伊那竏猪リ曽間の行き来は容易になっているが、参加者は峠を越えた先人の面影をしのびながら、一歩ずつ歩いた。
頂上で、おにぎりやキノコ汁を味わい、土産に漆塗りのおわん、はしを受け取った。 -
箕輪町消防団救護大会
箕輪町消防団(平沢久一団長)の第12回救護大会が21日、箕輪中部小学校藤が丘体育館であった。6分団ごと5人一組のチームを組み、軽症の部、重症の部の2部門で競った結果、的確な対処で92・5点を獲得した第5分団が優勝した。
大会は正確な知識、技術を身に付けるとともにこれまでに覚えた技術の向上を図ることで緊急時に的確な対処ができるようになることを目的として毎年開催している。
軽症の部では、基準タイム2分の中で切り傷を想定した救護を課題に加点方式で採点。また重症の部では、近年その役割が重要視され、公共の場での設置数が増えているAED(自動体外式除細動器)を含めた心肺蘇生法を実施。選手らは、手順を確認しながら息の合った対応で迅速な処置を施し、有事における対応の手順を確認し合った。
入賞は次の通り。
◇優勝=第5分団(小池晃、田中一樹、中村真一、細井史幸、那須野聡)
◇準優勝=第6分団(田中浩司、竹入照二、中山渉、原隆典、唐沢徹)
◇3位=第3分団(市川広幸、白鳥慎一郎、藤沢達也、渡辺忍、木下裕太) -
大芝高原で村民上げての育樹祭
南箕輪村の大芝高原「みんなの森」で21日、村民上げての育樹祭があった。各区から3人ずつ出るなど約580人が集まり、森林内の除伐や下草刈りなどの作業に当たった。
10月の「育樹月間」に合わせ、先人が残した貴重な財産である大芝高原を守り育て、次世代に引き継いでいこうと初めて開いた。
作業面積は7・5ヘクタール。参加者はのこぎりやかまなどを使い、下草を刈る、木に巻きついたつるを取る、伐採木を運ぶなど作業を分担し、黙々とこなした。
赤松などが広がる「みんなの森」は森林セラピーロードに認定され、5月にグランドオープンした場所でもある。
作業に当たった久保の女性は「整備してきれいになった。セラピーロードを歩いていると、村外から来た人が多く、話を楽しんでいる」と話した。
育樹祭は、今後も継続する予定。 -
美空ひばり歌の里まつり
第10回美空ひばり歌の里まつりは20日、箕輪町松島の伊那プリンスホテルであった。北海道から九州まで全国各地からファン250人が集い、歌や舞踊のステージに出演したり鑑賞して楽しんだ。
大正琴演奏に続いて舞踊の部では、「芸道一代」「湯の町エレジー」などの曲に合わせて華麗な踊りを披露。歌唱の部では、バンド「ひばり&スカイ」の生演奏やカラオケなどで名曲の数々を歌い上げた。同館ゆかりのゲストによるステージもあった。
同町三日町にある資料館「美空ひばり歌の里」も今年は開館10周年。資料館の館長で、まつり実行委員会代表の小沢さとしさんは、まつりが当初の目標だった10回を達成し、「この日を楽しみにしていてくださる方も多い。もうしばらく続けてゆこうと決心した」という。 -
駒ケ根市消費生活展&環境・健康フェスティバル
駒ケ根市は20日「第21回消費生活展&環境・健康フェスティバル」を市総合文化センターで開いた。各種市民団体による展示や体験コーナーのほか、幼稚園・保育園・学校の給食などの試食コーナー、フリーマーケットやリサイクル品バザーコーナーなどが会場いっぱいに立ち並び、クイズラリーなども行われて、訪れた人たちで終日にぎわった。
健康コーナーでは、食事のバランスチェック、健康度の測定コーナーなどに多くの人が集まっていた。中でも学校給食の試食コーナーは詰め掛けた来場者の順番待ちの行列ができるほどの盛況ぶり。中庭で行われた食育かるた取り大会には多くの子どもたちが参加し、楽しみながら食の大切さを学んだ=写真。
環境・暮らしのコーナーではごみの減量を訴える展示や環境ポスターや標語などの入選作品が展示されたほか、関心が高まっている地球温暖化についての展示やごみの分別体験コーナーなどに関心が集まっていた。 -
南箕輪村公民館いろいろ物作り体験会「布の草履作り」
南箕輪村公民館の10月のいろいろ物作り体験会「布の草履作り」が20日、公民館であった。22人がシーツや布団カバーなど各自が持参した不要になった布を再利用して草履作りに挑戦した。
昨年度も開き人気の体験会。講師は田畑の藤沢弥栄子さん。布草履は、足の指にビニールひもが4本になるようにかけ、その間を布を上下交互に通して編んでいき、鼻緒を付ける。
今回は2回講座の第1回。布を編んでいく力の加減で草履の土台の大きさが変わるため、参加者は途中で講師に確認しながら作業を進めた。
北殿の篠平やよいさんは、「古布が出ても捨てたり、拭き物にする程度。リサイクルできるし、これまで草履作りを教えてもらう機会がなかったので参加した」と中学生の娘と申し込んだ。1回目は一人での参加だが、「次回は娘と来てやります。完成したらはいてみようと思う」と話し、熱心に作っていた。 -
信大農学部で「落葉松祭」
南箕輪村の信州大学農学部の学園祭「落葉松祭」の一般公開が20日、同校であり、多彩な催しが訪れた人たちを楽しませた。
子どもたちにも楽しんでもらおう竏窒ニ、今年は一般公開初日を「子どもの日」として、子どもが楽しめるさまざまなイベントを企画。一部の学生が振り付け考案に参加した「大芝高原音頭Newヴァージョン」を踊るイベントでは、学生らの輪に子どもも混ざって踊りを楽しんでいた。
また、地元農家による農産物の直売も人気で、訪れた人たちは会場に並んだ新鮮な野菜を買い求めていた。
一般公開は21日もある。21日のステージ発表は次の通り。
◇少林寺演舞=午前11時縲恁゚前11時45分◇合唱=午前11時45分縲恊ウ午◇ジャンベ演奏=正午縲恁゚後1時◇ゲリラタイム=午後1時縲恁゚後3時◇抽選会=午後3時縲恁゚後4時◇KGB Dance=午後4時半縲恁゚後5時◇合唱=午後5時縲恁゚後5時半◇Oh Fine=午後5時半縲恁゚後6時◇ビリーズブートキャンプ=午後6時縲恁゚後7時◇後夜祭=午後8時縲恁゚後9時
大芝高原音頭Newヴァージョンを一緒に踊る学生と子ども -
南アルプスに初冠雪
強い寒気の影響で雨が降った19日から一転し、晴天となった20日、南アルプスの仙丈ヶ岳などは山頂を雪で覆われた姿を見せた=写真。
仙丈ケ岳カールにある山小屋「仙丈小屋」の管理者によると、雪が降るのは平年より1週間ほど遅め。約5、6センチの雪が積もったという。山小屋の営業は今月いっぱいとなり、今後ますます冬の装いに近づいていくという。 -
箕輪町郷土博物館が古墳の里巡りを実施
箕輪町郷土博物館は14日、町内でも最も多くの古墳が残る長岡地区を巡る「古墳の里を訪ねて」を開いた。一般など約15人が参加。博物館職員の解説を聞きながら、地区内7カ所にある古墳を巡り歩いた。
取り組みは町内まるごと博物館事業の一環。かつては町内にも30ほどの古墳が存在していたが、全壊してしまったものも多い。そんな中、長岡地区には復元したものを含めて8つの古墳が現存しており、今回はそのうちの7つを見学することにした。
参加者はまず、長岡保育園近くにある源波古墳へ。職員はこの古墳が円墳で、古墳時代後期に当たる6縲・世紀くらいにつくられたと見られることを説明。また、もともとは現在グラウンドとなっている隣の用地にあったが、グラウンドの造成に伴ない発掘調査が行われ、グラウンド横へと復元された経緯などを示した。
参加者は実際に古墳の中に入るなどして、古代への思いをめぐらせていた。 -
「小林善次」遺作展 ベル伊那で23日まで
伊那市西箕輪の会社員で油絵を趣味としていた小林善次さん(享年65歳)の一周忌に合わせ、小林さんの兄で洋画家の修一郎さん(72)=同市西町区=が23日まで、日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで遺作展を開いている。県展入選作品を含むSM縲・00号サイズの40点を出品、一部を販売している。
小林さんは信州大学教育学部美術科卒業で、在学中、第1回デザイン県展に出品し、最高賞「知事賞」を受賞している。その後は県内で、絵を描きながら中学校の美術教員や印刷会社のグラフィックアートなどの仕事をしていたが06年10月、心臓マヒで亡くなった。
修一郎さんは「地道に絵を描いてきた思い、足跡を残してあげたい」と遺作展を企画。自宅の一室でほこりを被り、束ねてあったという100枚近くの中から出品作品を選んで飾った。小林さんの個展は1973(昭和48)年、地元で一回だけ開いて以来となった。
県展の入選作品のほとんどが「笛を吹く少女」をモチーフ。修一郎さんによると、小学校の音楽教師だった妻を描いていて、「彼の内面的なナイーブな持ち味とその詩的な情感が表れている」
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。
「笛ふく女」(第40回県展出品、1987年)を眺める修一郎さん -
南箕輪村
社交ダンス「コスモダンスサークル」「ダンスをしていると仲間が増える。すごい財産だね」
南箕輪村公民館の社交ダンス教室に参加した有志が、教室終了後にサークルを立ち上げ20年になる。発足当初からずっと参加しているのは村内在住の夫婦1組だけになったが、現在の仲間は村内を中心に近隣から集まった17人。コスモを母体とする初中級レベルのダンスサークル「ひまわり」から、練習を重ねて入会した人もいる。
発足時から10年近く、公民館教室の講師にサークルの指導をお願いしていた。「先生のおかげで今の私たちがある」。20年という年月の中で講師も代わり、現在は、日本ボールルームダンス連盟東部総局プロ・ダンス・インストラクターで伊那ダンススクールの山口由美さんの指導を受けている。
毎週金曜日、村公民館で午後7時から自主練習し、8時から先生のレッスンが始まる。どんなダンスも踊りこなせるように、ラテン4種類、スタンダード4種類の計8種類を順番に1カ月単位で取り組む。
「レッスンも一生懸命やるけど、そのほかにも楽しみがある」。旅行やキノコ狩り、親ぼく会などがあり、仲間同士和気あいあいと交流している。
「親ぼく会も力が入っているからすごく楽しい。ダンスは年をとってもできるし、普段使わない筋肉を使うので健康のためにもいい。何よりパーティーに行くと顔見知りがいて、飯田や松本にも友達ができるのが魅力」
毎年2月には、サークル主催のダンスパーティーを伊那商工会議所イベントホールで開く。外部から約200人が集まる大規模なパーティーで、皆で楽しく踊る。
南箕輪村文化団体連絡協議会に所属し、毎年、村民文化祭のステージ発表にも出演している。
村の人に楽しんでもらえるように毎年違う種類のダンスに挑戦し、先生の指導でペアを決め、仲間全員がステージに立つ。今年踊るのはサンバ。9月中旬から練習が始まり、先生の手本を見て一つひとつの振りを覚える。「発表の機会は年2回しかないので、文化祭は楽しみ」と、11月4日の本番に向け、練習に熱が入っている。(村上裕子) -
【記者室】食育としつけ
保育園で、食事中の姿勢を考える食育集会があった。保育士の寸劇で背筋を伸ばし足をそろえるなど正しい姿勢を学び、いい姿勢でもりもり食べようとの保育士の言葉に元気に返事をしていた▼食事中の姿勢は大切だが、家庭で教えるべきことであって、わざわざ保育園で教えなければならないのだろうか。寸劇で悪い例を演じる保育士に、園児が「姿勢悪いよ」と指摘する場面もあり、皆で再確認しあうという意味なのかな、とも思いながら取材した▼繰り返し学び子どもたちが正しい姿勢を身に付けることができれば、それでいい。ただ家庭のしつけとは違う内容に時間を割くことができれば、限られた食育の時間をより有効に使った学びができるのだろうに…と思う。(村上裕子)
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今季も終盤 「みはらしブドウ園」で園児が舌鼓
16日、今シーズンの終盤を迎えた伊那市西箕輪のみはらしファーム「みはらしブドウ園」を、同市の伊那緑ヶ丘と緑ヶ丘敬愛の両幼稚園(宮原光生園長)の園児計約150人が訪れた。園児たちは、人気のナイアガラやピオーネなどを味比べしながら、甘味の乗った秋の味覚に舌鼓を打った。
10月末で今季の営業を終えるブドウ園には、ナイアガラを中心にシナノスマイル、スチューベンなど5種類以上のブドウがある。子どもたちは、お目当てのブドウを担任に採ってもらうと「甘い」「買ったブドウよりおいしい」などと喜びながら味わった=写真。
みはらしぶどう生産組合の林正隆組合長(67)によると、今年は梅雨後の成育が悪く、収穫期が例年より1週間ほど遅れたものの味は乗っているという。
開園時間は午前9時縲恁゚後4時(入園は午後3時まで)。入園料(1時間食べ放題)は小学生以上800円、3歳以上500円、3歳未満無料。持ち帰りは別料金。問い合わせは、みはらしファーム公園事務所(TEL74・1820)へ。 -
長谷公民館で「ミュージックベル教室」開講
伊那市の長谷公民館の小学生を対象とした講座「ミュージックベル教室」が16日夜、始まった。初回は地元の小学1縲・年生の男女10人が同公民館に集まり、ミュージックベルの演奏方法を学んだ。子どもたちは11月10日、公民館の文化祭で学習成果を発表する。
ここ5年ほど続く人気の講座で、本年は11人が受講を希望。半数がリピーターで、「今年も挑戦したい」と意気込んでいる。長谷非持でピアノ教室を開く池上英子さんが講師を務め、全4回の教室で文化祭の発表曲2曲を練習する。
初回の講座は、「ちょうちょ」と発表曲の一つである「大きな古時計」を演奏した。ミュージックベルは「ベル一つひとつがピアノのけん盤一つひとつと同じ」(池上さん)。児童たちは、互いに気持ちを合わせ、協力しながら一つのメロディーを奏でていった。
最初は「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」の5つのパートだけで演奏できる「ちょうちょ」に挑戦。一つひとつの音をつなげて一曲を完成させると、子どもたちは歓声をあげた。しかし、パート数が増え、難しくなる発表曲の「大きな古時計」では、何度も楽譜とにらめっこしていた。
文化祭の発表に向けて練習する「ミュージックベル教室」の受講生たち -
天竜川北島地区豪雨災害を伝える会第4回会議
箕輪町の「天竜川北島地区豪雨災害を伝える会」(会長・平沢豊満町長)は16日、町役場で開き、石碑建立の経過報告と今後の広場整備計画を協議した。
同会は7月1日、06年の豪雨災害を後世に伝えるため、天竜川右岸の深沢川との合流点下流にある北島地籍の広場に伝承碑を建立した。費用は町と松島区で83万8320円。
今後の事業は、伊那青年会議所が創立40周年記念事業で広場にコヒガンザクラ6本を植栽する。作業は21日午前9時から。天竜川せせらぎロードプロジェクトも協力する。
広場の施設整備は、天竜川せせらぎロードプロジェクトが町の補助金などを受けて進める。計画ではあずま屋1カ所、木製テーブル付ベンチ1カ所、木製ベンチ4カ所。設置工事は11月中の終了を目指す。 -
高遠高校で進徳講座
伊那市の高遠高校で18日、第7回進徳講座があった。さまざまな分野で活躍する地元講師6人が、それぞれの経験やその中で感じたさまざまな思いを生徒らに語りながら、将来について考える生徒らにアドバイスした。
同講座は人としてのあり方や生き方を考えながら、豊かな人間性を育むと同時に、進路の参考にすることを目的に行っているもので、今年は1年生が「じぶん発見」、2年生が「にんげん発見」、3年生が「みらい発見」をテーマに展開。
2年生芸術コースでは、伊那市内でギター製作に取り組んでいる大屋建さんが「やりたいことを見つける」をテーマにギター製作に携わるようになった経緯やその仕事について説明=写真。35歳からギター製作に取り組み始めたこと、弾き手が求めるものに合わせて一つひとつのギターを作り上げていることなどを話し、「やりたいことを見つけるにはまず、努力することが大切。努力をしなければ良いものには巡り合えない。真剣に何か必要だと思った時に道は開ける。みなさんはまだ10代だが、『これをやってみたい』というものに突き当たったら、それにとことん向き合い、自分の可能性を引き出していってほしい」と語った。 -
園児が殿島端の解体作業を見学
伊那市の東春近中央保育園(青木大津子園長)の園児約60人が18日、昨年の7月豪雨により橋脚の一部が沈下し、今月末までに姿を消すこととなった西春近と東春近をつなぐ殿島橋の解体・撤去作業を見学した=写真。
昨年の7月豪雨については、園児らの中にも避難勧告が出たことを記憶として留めている園児もおり、子どもたち一人ひとりが、自然の脅威というものを間近に感じた。そんな中、今回新たな橋の建設に伴なって殿島橋が解体されることとなり、園児らに災害復興の様子や実際の工事現場を間近で見てもらおう竏窒ニ、工事を請け負う南重建設(本社・伊那市美篶、牧島勇社長)が殿島橋近くにある東春近中央保育園に声をかけた。
解体工事現場に到着した園児らは、現場責任者から解体用機械について説明を受けながら橋が取り壊される様子を見学。橋げたや路面部分が崩れ落ちる瞬間を注意深く見守っていた。
約70年の歴史に幕を閉じることとなった殿島橋だが、一部の地元住民らは殿島橋の歴史を残たい竏窒ニ、欄干部分の保存、展示を検討している。 -
伊那市消費者の会会長
伊那市手良中坪
向山八千子さんごみの減量化への取り組みを積極的に始めたのは20年ほど前。ちょうど焼却炉のごみが多くなったことが問題視されるようになってきた時で、当時の市長が『主婦のみなさん、あなたたちがごみを買ってきているんですよ』って発言してね。『無責任なこというね』って言っていたのだけど、実はそれってとても大切なことなんじゃないかって話になって竏秩B
消費者の立場から、より良い消費生活を行うための工夫と学習を重ね、実践活動を通じた啓発に取り組んでいる。ごみの問題が深刻化する近年は、ごみの減量化、資源化にも力を入れており、廃油を使った石けんづくりとコヌカ、もみ殻などでつくるぼかしづくりは、20年以上続く活動の一つとなっている。
「石けんは『よく落ちる』って人気で、前に雑誌で紹介されたこともあるんです」と話す。
また、昨年はリフォームの講習会を開催。上伊那各地から受講者が集まった。会員はみな熱心でそれぞれで調べた情報を交換したり研修を行いながら積極的に活動を展開している。
「昔は肉を買うにしても、お肉屋さんは竹の皮に乗せて計ってくれ、それを新聞紙に包んでくれた。持って返った肉は調理し、新聞紙は炉で燃やし、残った灰は畑にまく。だからごみなんてほとんど出なかった。でも、今は火に燃えないものも増えたし、簡単に食べられるものはごみになる部分も多い。自然の生活を求めてみても、売られている商品はそれに逆らうかのように過剰包装されている。もう少しじっくり考えてものを買うことが大切だし、消費者一人ひとりがごみを少なくするということを真剣に考えなければごみは減らない」と語る。
◇ ◇
活動に携わるようになって20年近くが経過し、ごみの出し方、ものの買い方など、生活一つひとつに関心を持ちながら生活できるようになった。
「いろんなことに興味を持って生活するのは楽しい」と笑顔を見せる。
一方で、若い世代との価値観、生活習慣の違いも感じている。
「若い人たちは仕事もあるし、毎日時間や手間をかけて料理したりすることも難しいと思う。でも、やっぱりごみを減らす生活は将来の環境問題を考えていくうえでも必要なこと。自分たちの子どもや孫たちのためにも。そういうことを伝えていくことが、私たち年寄りの役目なのかなとも思う」
また、自身としても、ごみの出ない昔の生活を心掛ける。
「今はあまりに便利になりすぎて風情がなくなってしまった気がする。自分自身も、なるべく化石燃料に頼らないで“自産自消”の生活をしていければ」 -
英語で観光ガイド入門編開講
上伊那を訪れた外国人観光客などを英語で観光案内する技術の習得を目指す「英語で観光ガイド入門講座」が16日夜、伊那市駅前ビル「いなっせ」で開講した。上伊那各地から約30人が集まり、米国出身の県国際交流員で今講座の講師を務めるパトリシア・ドーシャーさん(23)と初顔合わせをした。
同講座は伊那国際交流協会が昨年から始めたもので、講師自らが作成したオリジナルテキストを使って、上伊那各地の名所や名物を英語で説明する技術を習得していく。今回は会話トレーニングに重点を置いた内容となっており、3月までに全10回開講する。最終日には実際に外国人在住者などを案内する実践もある。
初日のこの日は、簡単な英会話を使って自己紹介をし合い、それぞれの緊張を解きほぐしていた。 -
小学生防犯写生大会
伊那地区防犯協会は14日、伊那市浄水管理センター事務所前駐車場で、小学生を対象とした写生大会を開いた。題材のパトカーや白バイ、ポンプ車など計4台を題材に、伊那地区を中心とした児童ら約50人が思い思いの視点で描いた=写真。
消防、警察車両に接することで、防火や防犯意識を高める27回目の取り組み。参加者らは手渡された画用紙に、水彩絵の具やクレヨンなどを使って描いた。パトカーとポンプ車に人気が集まっていた。
作品は小学校の美術教諭や同地区防犯協会長、伊那消防署長らが審査し、入賞作品を決め、市役所や市内大型店に展示する予定。 -
夢・アートフェスタ佐久「作品展」手芸の部
特別賞・亀井美枝子さん
奨励賞・高橋修司さん佐久市の長野県佐久創造館で9月21日から23日まで開いた「夢・アートフェスタ佐久」(第10回長野県障害者文化芸術祭)の作品展で、手芸の部に出品した箕輪町の2人が入賞した。木目込みパッチワークで松島の亀井美枝子さん(65)が特別賞、切り絵で沢上の高橋修司さん(67)が奨励賞を受賞し15日、平沢豊満町長に報告に訪れた。
亀井さんの作品は「金襴赤富士」(25・5センチ×30・5センチ)。病気のため利き手だった右手が不自由になり、左手で製作。月2回の手芸サークルでリハビリの一環で約3カ月かけて作り上げた。「時間はかかっても、やればやっただけ進む。やればできる。受賞でまた創作意欲が沸いた」と喜ぶ。
高橋さんの作品は「塩の里祭り」(37センチ×43センチ)。切り絵をしているときだけ不自由な足の痛みを忘れられると、1日3、4時間集中して制作する。出品作品は3カ月かけて仕上げた。「受賞で張り合いが出た。うんと励みになる。いろんなものに挑戦したい」と語った。
平沢町長は2人の作品を「すばらしい」と鑑賞し、「これからもお元気で頑張って。ぜひ町の皆さんを作品で励ましてほしい」と受賞を祝った。 -
まちづくり拠点施設設置を駒ケ根市長に提言
協働のまちづくりについて考える市民団体「こまがね市民活動推進会議」(鈴木明座長15人)は17日「協働のまちづくりを進める上で、今後拠点となる施設の設置が必要不可欠」などとする提言書を中原正純市長に提出した。中原市長は「重く受け止めたい。施設の必要性は感じているので、一日も早く具体化できるよう努力する。(自身は)今期で引退するが、新市長に引き継ぐこととしたい」として設置に前向きな考えを示した。
提言では、協働のまちづくりにかかわる各種市民団体の活動を支援していくために・ス公設民営・スの「協働のまちづくり拠点施設」を設置することが必要竏窒ニして、仮称・こまがね市民活動支援センターを駒ケ根駅前ビル・アルパの空きスペースに約80万円をかけて設置し、市民自身が運営する竏窒ネどの具体例を挙げている。
こまがね市民活動推進会議は市が04縲・5年度にかけて設置した「第1次改革と創造へのまちづくり市民会議」のメンバー有志が07年、自主的に結成。協働のまちづくりの在り方について、市民へのアンケートや先進地の視察などを交えながらハード、ソフトの両面から議論を重ねてきた。 -
秋の「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」スタート
駒ケ根市近辺のさまざまな花の見所をバスで巡る「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」が17日、秋のシーズンの運行を開始した。菅の台の市観光案内所前を午前10時に出発したバスは、観光客ら約10人を乗せて飯島町のコスモス畑、中川村の赤ソバ畑、駒ケ根市の光前寺など5カ所を約5時間かけて回った。
伊那谷では最大規模という200万本のコスモスが咲き乱れる飯島町のコスモス畑を訪れた参加者らは「きれい」と感嘆の声を上げ、風に揺れる花にうっとりと見入っていた=写真。
花めぐりバスは昨年、早太郎温泉開湯10周年を記念する温泉郷感謝祭の企画として初めて実施して好評だったことから、今年も継続を決めた。春と秋のそれぞれ約1カ月間運行し、赤ソバ、コスモス、キクなど季節ごとの花の名所を訪ねる。予約が集中する日もあるため、市観光案内所は早めの予約を呼び掛けている。完全予約制。料金は昼食代込みで一人3500円。
問い合わせは市観光案内所(TEL81・7700)へ。 -
箕輪消防署がボート訓練
箕輪消防署は16、17日、箕輪ダム上流で本年度購入したゴムボートの取り扱い訓練に取り組んだ。
同署にはこれまでボートがなく、箕輪ダムで事故が発生した場合は伊那消防署や辰野消防署に応援要請していた。今年4月にも転落事案があり、迅速な救助活動のため、今回4人乗りゴムボート、ヘルメット、ウェットスーツなどを約50万円で購入した。
全署員29人が2日間に分かれて訓練に参加。17日は、全員でボートの組み立てや取り扱い方法を学んだ後、2人が乗船して進み具合やオールのこぎ方などを確認。次にこぎ手2人と指揮者1人の3人が乗船し目標物を決めて少し下流の地点まで往復した。陸への引き込みや陸揚げ手順も確認し訓練に励んだ。
ボートなど一式は救助工作車に積載する。 -
里山の保育園「はらぺこ」が森の中の写真展を19日から開催
里山の自然の中で遊ぶ子どもたちの姿を感じてもらおう竏窒ニ、伊那市富県の自由保育園「はらぺこ」は19日から、「森の写真展」を園舎周辺の里山の中で開く。里山の自然とともに過ごす子どもたちの生き生きとした姿を写した写真、約50点を60センチ×40センチの布にプリントし、普段子どもたちが遊び場としている森の中の木々に展示。保育士の小林成親さんは「自然とのかかわりの中で子どもたちがどんな表情をしているのか、見ていただけたら」と話している。
写真展の開催は2回目。前回はギャラリー展示だったが、今回は普段訪れる機会のない人たちにもはらぺこを訪れてもらい、普段の子どもの様子を感じてもらうため、園舎周辺で開催することにした。
作品は保育士の小林さんが昨年から今年にかけて撮影したもの。自然という大きな空間で自由に遊び、驚いたり喜んだりする子どもたちの表情が生き生きと写されている。
時間は午前10時縲恁゚後5時(初日は正午から、最終日は午後4時まで)。雨天決行。21日まで。また、期間中はバザーや木工体験、地元野菜の販売などもある。 -
伊那市有線放送でDSL高速通信実験10周年記念式典
DSL高速通信実験が伊那市有線放送のネットワーク上で行われてから10年が経った17日、伊那市のいなあいネット(伊那市有線放送農業協同組合)で記念式典があった。当時の実験に関わった関係者など約20人が集り、当時を振り返りながら今後のブロードバンド環境について語り合った。
通信事業者などの協力のもと、同有線放送DSL技術の実証公開実験が行われたのは97年9月。NTT電話網の場合、電話局から離れるとつながりにくくなるなどといった弊害もあり、当時はNTTもADSLを導入していなかった。しかし、有線放送の場合、本局と8支局をつなぎ、その支局と個人宅を結ぶことでADSLによる高速通信を実現。この実証実験の後、ADSLによる通信事業が一気に日本中に波及した。
2000年3月からADSLサービスを開始した伊那市有線放送でも現在、加入7500戸のうち、2500戸が同サービスを利用しており、地域の情報通信の一端を担っている。
実験から10年を経た記念に、「ADSL発祥の地」と示したモニュメントを同有線放送敷地内に設置。関係者らによる式典を開き、その除幕を行った。
当時、組合の参事として実験に参加した中川泰さん(63)=富県=は「放送と通信が双方に乗合になる時代が当然くるとは思っていた。今後は、信頼のできるネットワーク技術をきちんと構築していくことが課題だと思う」と話していた。 -
松島南町4常会
大収穫のキノコでなべ会箕輪町松島南町4常会は14日、恒例の「きのこなべ会」を松島コミュニティセンターで開いた。今年はキノコが採れないと言われている中、区有林で驚くほどの大収穫に恵まれ、住民皆で秋の味覚を満喫した。
常会の親ぼくを深める住民が楽しみにしている行事の一つ。今年はキノコが採れないのでは-と心配しながら、朝6時から10人が区有林に入った。今年はクリタケがほとんど見つからなかったが、ジゴボウ、アワタケが山ほど収穫でき、きのこなべが大なべ2つ出来上がった。
4常会は71戸ある。コミュニティセンターには家族連れで90人が集まり、キノコの風味豊かななべや、きのこうどんを味わったが食べきれず、残りを持ち帰るほどだった。