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商工会新年祝賀会
宮田村商工会は10日、新年祝賀会を商工会館で開いた。30年から40年の会員企業永年従業員48人には全国商工会連合会長表彰、商工会功労者10人には県連合会長表彰をそれぞれ伝達した。
会員、来賓約100人が出席。前林善一商工会長は、商工会の自立を促す各種収益事業が順調に地域に根づき効果を示している点にふれながら「厳しい経済情勢だが、中小零細企業の支援、指導に全力を注ぐ」と年頭のあいさつをした。
10年から25年の勤続従業員125人には村商工会長が優良表彰した。
永年勤続優良従業員表彰、商工会功労者表彰を受けたのは次の皆さん。カッコ内は所属事業所名。
【40年】花井好子(花井木工)友野進、春日久男、河野隆良、新井敏夫、川崎功、荻野力、大沢初男、原安徳、酒井春美(以上タカノ)畠山健、山田義典(以上日本発条)
【35年】中山友悦、原誠徳、酒井邦雄、林正樹、前田清隆、丸山政男、藤沢利夫、穴沢和翁、小林孝美、鈴木祥弘、唐沢敬司、近藤進、中原清、北村久夫(以上タカノ)平沢武明(タカノ機械)三沢節夫、平沢清美、横山政志(以上ティビーエム)向山裕幸(日本発条)
【30年】小林晃、柳和人(以上信濃工業)白井久次、鈴木正志、高橋忍、城倉千春、新井正志、久保村茂昭、内田賢一(以上タカノ)戸田義美、飯山武、石田伸一、遠山正夫、曽倉富士夫、原清隆(以上ティビーエム)赤羽留雄、小林直恵(以上ユーエスアイ)
【商工会功労者】▽青年部=野々村克己、前林裕一、伊東良文、山田康治▽女性部=林靖子、下平あや子、清村照子、酒井芙佐子、松田壽子、藤田和子 -
地域の輪があすの力に「さくら」が新年会
宮田村の心の病と向き合う当事者グループ「さくら」は9日、いつも世話になっている地域の人たちやボランティアを招いて新年会を開いた。前身のふれあい喫茶も含め発足6年目を迎えたが、地域の支えや理解に感謝し、さらに絆を深めた。
村の交流施設なごみ家を会場に、約40人を招待。さくらのメンバーが買い出しから下準備までをこなし、心づくしの美味しい寄せ鍋を用意した。
「みなさんのお陰でここまでやって来れた」とメンバーがあいさつ。みんなで乾杯して、歓談しながら鍋をつついた。
さくらは村の精神に関するデイケアサービスだが、地域とふれあいながら交流の輪を着実に広げてきた。
この日も歌ったり、会話したりとにぎやかに時間を過ごし、清水靖夫村長は「さらに大きな輪を広げていって」とエールを送った。 -
匠の技に生徒も真剣、建設労連宮田分会が宮田中2年生に木工指導
宮田村の上伊那建設労連宮田分会(三浦孝分会長)はこのほど、宮田中学校2年生に木工指導した。ノコギリの正しい使い方を手ほどき。生徒たちは生の・ス匠の技・スにふれ、木の持つあたたかみを再発見した。
同分会は毎年、技術科の授業で木工に取り組む2年生対象に指導を実施。卓越した技能をじかに教わる貴重な機会とあって、生徒たちにも好評だ。
各学級ごと3日間に分けて行ったが、真剣に学ぼうとする子どもたちの姿に会員の指導も自然と熱を帯びた。 -
林氏の「勝利決起集会」に180人
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任期満了に伴う13日告示、20日投開票の駒ケ根市長選挙に立候補表明している新人で元市会議員の林高文氏(66)=無所属、中沢=の後援会「市民のくらしを守る駒ケ根みんなの会(林奉文会長)」は9日夜、駅前ビルアルパで「林高文勝利決起集会」を開いた。民商や医療生協、共産党など構成9団体を中心に、180人の支持者が集まり、林新市長誕生に向け、団結を固めた。
構成団体の代表らの激励、決意表明を受け、林高文氏は「中原市政20年は箱物や大型事業優先で、福祉、教育を削り、財政負担を大きくした」と総括し「市民の真の声に耳を傾け、市政を根本的に換える立場で頑張りたい」と述べ、具体的施策に▽医師確保を最優先し、安心の医療体制の確立▽市長の報酬30%減額、退職金はゼロ▽公共事業の入札の見直し▽行財政改革の推進と職員の天下り廃止-などを挙げた。
また、同会の林奉文会長は「国に追随したきた中原市政の流れを換え、市民の暮らしを守り、みんなが輝ける市政への転換ができるのは林高文氏だけ。温和な性格の中には確固たる信念を持ち、駒ケ根市の『顔』として、最もふさわしい人、かならず勝てる。ひとり一人が新しい駒ケ根を創るために協力を」と呼び掛けた。 -
箕輪町長岡に童謡唱歌の会発足
箕輪町長岡地区に、童謡唱歌に親しむ歌の会が発足した。8日夜、長岡公民館に30人が集い、「赤とんぼ」「母さんのうた」などをギター伴奏に合わせて楽しく歌った。
会の発足は、町のコーラスグループに所属する長岡在住の中林久子さんに、「歌の会を作らない?」と地域の数人から声がかかったことがきっかけ。町内には童謡唱歌のグループがいくつかあるが、長岡地区にはまだなかったこともあり、中林さんが声掛け人となって区内の人々を誘い、歌の好きな31人が登録。活動が始まった。
同じく長岡住民で他地区でもコーラス指導をしている教員の小山治男さんに指導を依頼。初回は、登録者のほぼ全員が参加し、小山さんの弾くギターに合わせて歌集を見ながら楽しく声を出した。
小山さんは、「自分の歌いたいように歌って。声の出ないところは口を開けているだけでも、共鳴して出てきます」などとアドバイス。参加者は皆リラックスして、大きな声を出し、にこやかな表情で歌っていた。
会は毎月第1火曜日の午後7時半から9時まで。これから会の名前も検討する。声掛け人の中林さんは、「歌の会は村の中に根付くと思う。私たちが一生懸命歌っている姿を見て、仲間もさらに増えるのでは。例会が月1回から2回にと盛んになれば楽しいと思う」と話していた。 -
【記者室】ベトナムの小学校に教科書を
箕輪町の住民有志の会「チームそよかぜ」が、ベトナムの小学校に教科書を送るプロジェクトを始めた。チャリティバザーで資金を集め、2月にベトナムを訪問して小学校に寄付金を直接届ける▼「ひとりではできないけど大勢なら何かやれる」と、今後いろいろな支援活動をしていく予定で、今回が第1弾となる。大量の新品衣料品を何かに役立てたいという人、ベトナムのセント・ビンソン・チャリティ小学校の支援に関わる人、そして自分も何かしたいと思っている人。さまざまな人の思いが一つになり動き始めた▼ベトナムには、経済的理由から小学校に通えない子、学校に通いながら働く子もいるという。「大勢なら何かやれる」。自分には何ができるだろうか。(村上裕子)
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伊那西スケート場 ちびっこスケート教室開講
今シーズン限りで廃止を検討している伊那市ますみヶ丘の伊那西スケート場で7日夜、5日間の日程で市内の小学生を対象とした恒例の「ちびっこスケート教室」が始まった。スケート場の一般開放はまだだが、受講生たちは約10センチの厚さの氷が張った、滑走可能な南側部分で一足早いスケートを満喫した。
市教育委員会の主催で今季は、保育園児や中学生を含む42人が受講。子どもたちは初心者、中級者、上級者の3グループに分かれ、市体育協会スケート部から学んだ。初心者はいすを補助器具として使い、何度も尻もちをつきながら滑る感覚を味わった。
去年の夏、宮崎県から引っ越してきた伊那東小3年の中原綾子さん(9)は初参加。母親の晴美さん(40)によると「伊那に来たのだから冬のスポーツに挑戦しよう」と受講した。綾子さんは「まさかスケートに挑戦できるとは思わなかった。これからいっぱい滑りたい」と天然リンクの感触を楽しんだ。
一足早い天然リンクの感触を味わう子どもたち -
海外協力隊
初の4次隊入所式JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(山形茂生所長)は9日、初めての試みとなる年間4回目の派遣前訓練入所式を開いた。候補者の訓練はこれまで年3回だったが、シニアボランティア枠の拡大を図る方針などにより、今回から回数を増やした。それぞれの訓練期間は70日間から65日間に短縮される。
式には全国から応募して試験に合格した青年海外協力隊(20縲・9歳)141人とシニア海外ボランティア(40縲・9歳)53人の候補者計194人が出席し、正式隊員を目指して訓練を開始した。山形所長はあいさつで「派遣先の厳しい環境の中での活動は決して容易なものではないと思うが、その困難に立ち向かうため、65日間の訓練に精いっぱい励んでほしい」とした上で「青年とシニアが双方の持ち味を吸収し合い、訓練の成果を上げることを期待する」と激励した。候補者を代表し、理学療法士としてウルグアイ派遣予定の赤塚みどりさん(大阪府)は「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて隊員となって海外に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した。 -
向井千秋パネル展
駒ケ根市立博物館はわくわく博物館第6弾として、日本人初の女性宇宙飛行士、向井千秋さんの宇宙での活動の様子などを集めた写真展「宇宙からのメッセージ」を2月3日まで同館ロビーで開いている。スペースシャトルの打ち上げのもようやシャトル内での実験活動に取り組む向井さんの姿などの写真31点のほか、「宇宙の神秘」として惑星や星雲などの美しい写真12点を展示している=写真。向井さんが宇宙で産卵実験に成功したメダカの子孫である「宇宙メダカ」約10匹も持ち込まれ、水槽の中で元気に泳ぎ回っている。『向井千秋の宇宙教室』などのVTRも放映されている。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時。月曜休館。問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
駒ケ根ロータリークラブ新春例会
駒ケ根ロータリークラブ(福沢晴海会長)は8日夜、新春例会を駒ケ根商工会館で開いた。会員ら約40人が出席し、決意も新たに新年のスタートを切った。福沢会長は「株価の暴落で始まった今年だが、ここにいるのは数々の苦難に打ち勝ってきた人ばかり。何とか乗り越えていってくれると信じている。今年も協力して頑張ろう」と述べた。
席上、クラブが毎年行っている奉仕活動の一環としてボーイスカウト駒ケ根第1団とガールスカウト長野第32団に対し、育成助成金がそれぞれ贈られた=写真。受け取った団委員長の小林範夫さんと川端咲美さんは「皆さんの温かい志に感謝する。世界を担う青少年が育っていけるよう、これからの活動に有効に活用していきたい」と礼を述べた。 -
東春近小3学期始業式 伊那三曲協会18回目の演奏
伊那市の東春近小学校(中塚経子校長・373人)で9日、3学期の始業式に合わせ恒例の慶祝音楽鑑賞があった。伊那三曲協会のメンバー9人が訪れ、箏(こと)と尺八で新年を祝う2曲を演奏。児童たちは、しっとりとした音色に耳を傾け、気持ちを新たに新学期のスタートを切った。
音楽鑑賞は、日本古来の音楽に触れる機会とし、新年の新たな気持ちを音楽で感じてもらえればと始まった。18回目を数え、毎年、伊那三曲協会に依頼している。曲目は「希望の光」「ふじ山」で、「ふじ山」は児童たちが演奏に合わせて一緒に歌った。
中塚校長が「新年らしさ、日本らしさを楽しみましょう」とあいさつ。同協会指導普及委員長の福沢雅志世(靖子)さんは代表者として、「18年間、演奏が続けられ私たちも幸せ。この幸せを音楽に乗せたい」と曲を披露した。
5年生の春日瑠介君(11)は「毎回、よい演奏が聞けるので楽しみ。音楽で気持ちも落ち着き、これから3学期に向けて頑張りたい」と話していた。
東春近小で3学期の始業式に合わせて伊那三曲協会が演奏 -
みはらしいちご園でハウス用ペレット暖房機の試験運転開始
重油、灯油などの燃料価格が高騰する中、伊那市西箕輪の「みはらしいちご園」は9日、ペレットを燃料とするハウス暖房機の試験運転を開始した=写真。みはらしいちご園の泉沢勝人組合長は「原油燃料に代わるものとしてペレットには期待している。試験の結果を見て、ペレットの方が良いということになれば前向きに検討したい」と語った。
原油の高騰は、重油などを燃料とする暖房機器を使うハウス栽培農家などの大きな負担となっている。その対策として、同園でもハウスの二重張りなど、さまざまな対策を講じてきたが、県や関係機関を通じて今回のペレット暖房機のことを知り、試験運転に協力する中で、今後、新たな暖房機として導入できないかを検討することとに決めた。試験運転は3月まで行う予定。
このペレット暖房機は農業用機械、ペレットストーブなどを製造する山本製作所(本社・山形県、山本丈実社長)が開発を進めているもので、昨年から一部で試験運転を実施。同園で試験運転するものは、さらに改良したもので、最大出力は約4万キロカロリー。1棟当たり330平方メートルから500平方メートルのハウスを温められる(今回は約120平方メートルのハウスで試験運転を行う)。最大出力で運転した場合、一時間当たり必要とするペレットの量は12キロとなる。
単純なカロリーベースで見ると、ハウス暖房用などに用いるA重油の発熱量は1キロ当たり約1万キロカロリー。上伊那農業改良普及センターによると、現在重油は契約単価で売買されているため、平均価格が分からない状況にあるが、全農の平均単価で比較すると、04年12月末には1リットル当たり52円だったものが、昨年11月初めには83円まで値上がりしているという。
一方ペレットは、上伊那森林組合の生産しているもので1キロ当たり42円。キロ当たりの発熱量は4600キロカロリー。 -
県税務課が個人住民税の徴収対策会議を中南信地区市町村と実施
未納金が増加傾向にある個人県民税の徴収対策強化を目的として県税務課は9日、併任徴収協定を結ぶ中南信地区市町村の担当者を集めた徴収対策会議を、伊那市の県伊那合同庁舎で開いた=写真。
個人県民税は、各市町村が徴収する市町村民税と一括してそれぞれの市町村が個人住民税として徴収している。07年度はその未納金が増加傾向にあり、昨年11月末現在の徴収率は前年同期と比べて1・4%減。こうした事態を受けて県は、個人住民税の徴収支援を目的として併任徴収協定を結ぶ県内55市町村から、県に対する要望を聞くとともに市町村への徴収取り組み強化を求める会議を招集した。
現在県では、地方事務所と本庁の県内4カ所に個人県民税対策室を設置し、併任協定を結ぶ市町村の要望を受けて個人住民税の滞納金の徴収などにも取り組んでいるが、参加市町村からはその駐在員数を増やして欲しいなどといった意見が出された。
また、県としても希望があった市町村に電話や文書催告、滞納整理の共同実施などといった緊急対策で各市町村と連携を図っていきたいと考えている方針を示した。
現年分、滞納繰越分を合わせた年収入歩合を比較すると、04年は91・8%だったものが、05年は92・3%、06年は93%とここ2年は順調に推移してきている。しかし、本年度はここへきて収入歩合の大幅な遅れが見られている。 -
社協デイセンターでイルミネーション点灯、地域防犯にひと役
宮田村社会福祉協議会デイサービスセンターは、夜間の防犯にも役立て地域を明るく照らそうと、イルミネーションによるライトアップを始めた。午後10時まで点灯し、冬期間試行する考えだ。
同センター周辺には村民会館や村老人福祉センター、東保育園もあり、通学路にもなっているが「照明が少なく夜間は歩道が暗い」と以前から指摘があがっていた。
同社協は、クリスマスに使ったイルミネーションの再活用で協力しようと思案。道路に面したセンター西側の壁の一部に設置した。
点灯式には山浦正弘会長をはじめ職員が出席し「安全に快適に通行できるお手伝いになれば」と話した。 -
区長新たな顔ぶれで、会長には唐木さん
宮田村内全11地区の区長が新年改選となり9日、新たな顔ぶれによる区長会を役場で開いた。村は合併せず自立を決めて5年目を迎え、住民協働が欠かせないキーワードにもなっており、一緒に手を携えながら地域づくりに取り組む。
区長会長に北割区の唐木登さん、副会長に大田切区の田中静男さん、会計につつじが丘区の橋爪政由さんを選任。
席上、唐木会長は「暗中模索の点もあるが、みんなで協力していきたい」とあいさつ。清水村長も「地域と村がさらに連携を深め、小さくても元気な宮田村にしていきましょう」と呼びかけ、協力を求めた。
この日は役場各課から村の事業説明も受けた。各区長の任期は12月末まで。新区長は次の皆さん。
▽町一区=大蔵重樹▽町二区=黒岩崇▽町三区=唐澤通夫▽北割区=唐木登▽南割区=小林研二▽新田区=田中英男▽大田切区=田中静男▽大久保区=小田切修▽中越区=小田切武人▽つつじが丘区=橋爪政由▽大原区=大久保満義 -
少林寺拳法宮田支部が初げいこ
宮田村の少林寺拳法宮田支部は8日夜、新年の初げいこを村武道館で行った。同支部は全国をはじめ各種大会で活躍するが、基本となる礼儀や態度から見つめようと、気持ち新たに心身を鍛錬した。
子どもたちを前に、指導する鈴木英仁さんは「しっかりとあいさつをして、自分のことは自分でできるように。仲間もいっぱい増やしましょう」とあいさつ。
さっそく畳の上で座禅を組み、一人ひとり今年の目標を決めた。
全国大会入賞メンバーが模範演武したほか、じっくりと柔軟体操して型の練習もした。 -
宮田小3学期始業式
宮田村の宮田小学校は9日から、3学期が始まった。子どもたちが元気に登校し、年末年始の思い出や新年の抱負などを仲間に披露した。
各学級では「あけましておめでとうございます」とあいさつをかわし、友人と会話を楽しむ姿も。新学期もきれいな学び舎で励もうと、さっそく清掃もした。
3年3組は正月2日に各自が家庭で毛筆した書き初めを見せ合い、「上手に書けた」「習字は楽しい」と歓声をあげた。
始業式では2年3組の町田祥太郎君と5年2組の松島百花さんが新年に懸ける想いを発表。「いっぱい練習してきれいな漢字が書きたい」「算数や体育のマット運動をがんばりたい」と話した。
清水閣成校長は「間違うことは大切なことです。それをおそれずに挑戦してください」と呼びかけた。 -
「まほらいな市民大学」 高遠よもやま
伊那市の「まほらいな市民大学」は10日、同市駅前ビルいなっせで、今年度8回目の講座を開いた。学生約100人が出席。伊東義人市高遠町地域自治区長が「高遠よもやま」と題し、桜の名所である高遠城址(し)公園など、高遠町の文化と人物について話した。
講演で伊東自治区長は、高遠町の4大祭りとして、4月に同公園である「さくら祭り」や2月に鉾持神社参道である「だるま市」などを紹介。さくら祭りは毎年、県内外から35万人が訪れ、来年度には累計700万人に達する見込みだという。
また、2代将軍徳川秀忠と大奥女中お静(志津)との間に生まれた、高遠藩主保科正光公の養子、正之公についても解説。4代将軍家綱の後見人として、玉川上水道の開設、飢饉に備えた備蓄米による共済制度を創設するなど、幕政を成功させた功労者とした。
まほらいな市民大学講座で講演する伊東高遠町地域自治区長 -
伊那市消防団音楽隊
伊那市消防団の一つの分団として位置づけられる音楽隊(小林明彦隊長、35人)。上伊那で音楽隊があるのは伊那だけ。演奏を通し、地域住民の防火や防災意識を高める広報活動に取り組んでいる。
隊員は市内を中心に、近隣市町村の20縲・0代で構成される。初心者もいるが、ほとんどが吹奏楽の経験を持つ。
練習日は毎週月曜日の夜。年間を通し、伊那市民会館で2時間ほど練習している。
レパートリーは行進曲をはじめ、クラシック、ジャズ、ポップス、演歌、アニメソング、吹奏楽のための曲など幅広い。消防団出初め式や春季訓練、「伊那まつり」「ふるさと祭り」などで演奏を披露。福祉施設などから依頼があれば出張もする。
2月10日には「スーパーファミリーコンサート」(午後1時半開演、伊那市生涯学習センター)を初めて開く。無料。「地域住民にまず見てもらうことで、音楽隊の目的達成につなげたい」と独自のコンサートを企画。選曲から始まり、企画、運営など隊員自身が当たっている。
演奏曲目はアニメソング(「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」…)、テレビ番組のテーマソング(「きょうの料理」「笑点」…)、服部良一メドレーなど十数曲で、子どもからお年寄りまでが楽しめる内容。
当日は消防団ラッパ隊も出演する。
隊員は6日にあった消防団出初め式の演奏と合わせ、昨年の秋ごろから練習に入った。本番まで、あと1カ月となり、練習にも熱が入っている。
「コンサートというと敷居が高いイメージがあるが、気軽に足を運んでほしい。タイトルにある『スーパー』は、子どもが飛び回っても、泣いても気にしないで聞いてほしいという思いを込めた。にぎやかに楽しくやりたい」と隊員。
来年以降も続けたいと考えている。
活動する上での悩みは、隊員の確保と打楽器の不足。「仕事を持ちながらだと、どうしても演奏会に出られないときがある。パートがごそっと抜けてしまうと、曲目も限られてしまう」。そのため、地域住民に演奏を楽しんでもらうと同時に、音楽隊の活動をPRする。(湯沢康江) -
伊南消防特別点検
伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)は8日、中原正純組合長による年頭訓示を受けた。昨年秋に完成したばかりの新庁舎に署員約50人が整列し、新年のスタートに当たって職務への意気込みを新たにした=写真。
中原組合長は「消防本部・北消防署が完成したことで広域消防の基盤が整備された。住民の身体、生命、財産を守るために日々研さん、精進し、旺盛な消防精神と心意気で1年頑張ってほしい」と訓示した。 -
木下山車飾り準備進む
箕輪南宮神社祈年祭12、13日に奉納箕輪町の木下山車(だし)飾保存会(蟹沢廣美会長)は、12、13日の箕輪南宮神社祈年祭に、今年も町民俗無形文化財の山車飾りを奉納する。新たに木ノ下駅前広場にも展示を計画し、小学生のクラブ「スマイル山車くらぶ」の舞台も含め6舞台の準備に励んでいる。
今年は、干支にちなんだ縁起物「ねずみと米俵」を神社入口の神苑池の上に展示。境内には「義経の弓流し」「桜田門外の変」「大石良雄 妻子との別れ」。スマイル山車くらぶは「ねずみの嫁入り」。駅前には「信玄と由布姫」を商工会南部支会、木下区初祭り実行委員会、保存会の共同で展示する。
保存会は11月下旬から、夜作業で人形作りや舞台組み立て、飾り付けなどをしてきた。縁起物の「ねずみと米俵」はすでに設置済みで、年末年始に稼働した。これから残りの舞台の飾り付けに取り組む。
02年発足の「スマイル山車くらぶ」は、小学4年生以上の11人が参加。11月から毎週土曜日に制作し、舞台への設置を終えた。
保存会は、「舞台に飾って細部の調整をし仕上げる。皆で一生懸命作った。ぜひ見てほしい」と話している。祈年祭当日は、恒例の山車飾りクイズもある。 -
駒ケ根青年会議所新春会員大会
駒ケ根青年会議所は7日夜、08年度新春会員大会を駒ケ根商工会館で開いた。伊南4市町村の首長をはじめ約60人の招待者を前に田中靖隆理事長ら新役員らが決意を述べ、たる酒の鏡を開いて華々しく新年度のスタートを切った=写真。
田中理事長はあいさつで「地球温暖化や社会秩序の荒廃、地域格差などの課題が多い時代だからこそ、人と人とが信頼で結ばれた、夢と希望に満ちた明るい豊かな社会をつくりだすべく、JCの衆知を集め、率先して行動していこう」と決意を述べた。
同会議所の08年度スローガンは「We Believe 信頼が人をつなぎ まちをつくる縲怩オなやかに力強く、時代を切り拓く気概を胸に縲怐v。 -
警察犬嘱託
警察犬として働く2頭の犬への嘱託書交付式が8日、駒ケ根警察署で行われた。委嘱を受けたのは共にジャーマン・シェパードのペガ・フォン・トーキョウシゲル(8歳、メス)とフローレンス・フォン・ミナトツネイシ(6歳、メス)。ペガ号を連れて警察署を訪れた飼い主で警察犬指導手の田中京子さん=駒ケ根市下平=が県警本部長名の嘱託書を山本修作署長から受け取った=写真。嘱託期間は12月31日までの1年間で、1年ごとに審査を受けて更新される。田中さんは「2頭は少し神経質だが、しっかりした犬。頑張って捜査の役に立ってほしい」と話している。ペガは行方不明者の捜索などに昨年1年間で3回出動している。委嘱を受けるのはペガが6年目、フローレンスは3年目。
警察犬は現在県下で29頭。県警が毎年行う嘱託警察犬審査会を経て嘱託を受け、警戒業務や足跡追求などに活躍している。 -
南殿老壮会50周年記念祝賀会
南箕輪村南殿区の65歳以上を対象にした老人クラブ「南殿老壮会」は8日、発足50周年の祝賀会を南殿コミュニティセンターで開いた。会員40人が集い、節目を祝った。
老壮会は、発足時の記録は残っていないものの、1958(昭和33)年から会計簿があり、同年の南殿区長にお年寄り数人から「年寄りの会を持ちたい」という話があったことなどから、58年を発足年として50周年を迎えた。
08年の新年会に併せた祝賀会では、南殿区出身の唐木一直村長や有賀彰司村議会議長を招いて皆で会食し、ゲームや歌も楽しんだ。
現在の会員は91人。最高齢者は102歳の女性。活動は、毎月8日に南殿コミュニティセンターの掃除、4月から11月まで八幡宮境内の掃除が8回、20日には三嶺神社の掃除と奉仕活動に取り組むほか、新年会や花見など年4回の食事会、年1回の研修旅行もある。掃除だけでも1年に延べ600人が参加する。
福沢元市会長は、「65歳以上でも青年だと言っている人が多い。会員は減少傾向にあるけど、毎回30人近くが集まり、掃除も一つの楽しみ。活動を続けていきたい」と話した。 -
「すくすくちびっ子だより」
育児の工夫アンケート結果報告箕輪町の有志「子育てママさんs」が編集・発行する未就園児を持つお母さんお父さんのための情報誌「すくすくちびっ子だより」第6号で、初のアンケート「育児の工夫」の結果を特集している。
アンケートは、子育てでどんな工夫をしているのか調べるため、おむつ替え、外出、睡眠、家事などの項目で質問。町公民館や地域、有志の子育てサークルの一部にアンケートへの協力を依頼した。
今回は食事・入浴編の結果。食事編は授乳、調理、食事テクニックの3項目で、「授乳クッションを使ったら楽でした」「製氷皿におかゆを入れて冷凍し、ブロック状にして保存している」など。入浴編は入り方、入浴テクニック、着替えの3項目で、「シャンプーを嫌がるので洗面器のちょろちょろ水で洗い嫌がりをなくした」「自分の着替え置き場を作ると喜んですばやく着るようになった」などの回答がある。
結果の続きは次号に掲載を予定する。情報誌は町文化センターなどに置いてある。問い合わせは町教育委員会の町子どもセンター事務局(TEL70・6603)へ。 -
伊那市山小屋のあり方検討委員会「西駒山荘必要」が大半
老朽化が進む、中央アルプス駒ケ岳にある市営の山小屋「西駒山荘」の今後のあり方や、中ア、南アを含む山岳観光の方向性などを検討する第1回伊那市山小屋のあり方検討委員会(委員長・中村寛志信州大学教授)が8日、市役所であった。山岳グループや観光関係者など10人を委員に委嘱。傷みが激しい西駒山荘については、08年度始めころに方向を示す。初日となったこの日は「西駒山荘が設置された経緯や安全性の面から考えるとあの位置に何らかの山小屋は必要」とする声が大半を占めた。
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伊南バイパスの交通事故で重傷
9日午前11時50分ごろ、駒ケ根市赤穂市場割の国道153号線伊南バイパスの「中通り入口」信号交差点で、駒ケ根市赤穂北割二区の飲食業遠藤由憲さん(32)運転の軽ワンボックス車と、箕輪町中箕輪のパート従業員上田芳宏さん(64)運転の普通乗用車が衝突。遠藤さんは右脚の骨を折る重傷、上田さんは肺挫傷などの重傷の見込み。共に命に別状はないもよう。
駒ケ根署の調べによると、バイパスを南に向けて走っていた遠藤さんが交差点を右折しようとしたところ、対向してバイパスを直進してきた上田さんの乗用車とぶつかった。同署は詳しい原因を調べている。
信号のない丁字路だった同交差点は12月15日に4方向の供用が開始されたばかりだが、同月24日にもミニバイクと普通乗用車が衝突し、ミニバイクの男性が肋骨と左脚の骨を折る重傷を負う事故が起きている。 -
特産山ぶどうの皮を使って染物に
宮田村宮田小学校3年1組は、村特産の山ぶどう(ヤマソービニオン)の皮を使って染物に挑戦した。どうやったら上手に色やデザインが出るか試しながら、自慢の一品に仕上げた。
学校給食で山ぶどうワインを使った村の名物丼「紫輝彩丼」が出た時、1粒づつ丁寧に房から取る手伝いをした同学級。残った皮で染物にできないかと、学習を進めてきた。
布を牛乳につけて乾かしてしぼり、煮たてた皮の汁に一日漬け込む。布をしばったり、糸で縫ったりして模様が出るよう工夫も凝らした。
色の出具合などが納得いかず、再度挑戦する子どもたちも。
普通ならば捨ててしまう皮を大切に再利用しながら、一人ひとり手づくりのオリジナル作品を完成させた。 -
大原区でどんど焼き
宮田村大原区で8日朝、どんど焼きが行われた。地域の子どもたち約40人が各戸の門松や正月飾りを集め、高さ約4メートルに組み上げて点火。真っ赤な炎に無病息災を願った。
小学生にとってはこの日が冬休みの最終日。会場の大原天満宮には多くの大人も一緒に集まり、地域の絆を深めながら正月の思い出を刻んだ。
焼けた竹が「ポンッ」と勢い良くはぜる音に歓声も。
大人たちは「今年も1年、穏やかな年になってくれれば」と、伝統行事に親しむ子どもたちの姿に目を細めた。 -
保健補導員会08年発足会、メタボ予防にも力を
宮田村保健補導員会の2008年発足会は8日、村老人福祉センターで開いた。新たな会長に代田香代子さん=町二区=、副会長に丸山美代子さん=町三区=、佐藤千子さん=大田切区=が就き、住民の実情にあった保健活動を展開しようと情報交換。4月から始まる特定健康診査(特定健診)をにらみ、メタボリックシンドローム(内蔵脂肪型肥満)の予防活動などを重点にすえ地域の健康を推進する。
市町村などの医療保険者に国が実施を義務付けて始まる特定健診。40歳以上75歳未満の全員が対象となり、メタボや同予備軍と診断された人には、保健指導も義務付けている。
同会では研修会などを通じて学習を深め、制度などの住民周知にも力を入れていく。
発足会で代田会長は「出会いを大切に、見聞きしたり、学んだりした(健康の知識)を1人でも多くの人に伝えていきたい」とあいさつした。
村の保健補導員は地区ごとに2人から6人が選出され、任期は2年。新年に半数を改選している。
08年の保健補導員は次の皆さん。
【町一区】高橋登美子、友野悦子、酒井啓恵【町二区】近藤ふみゑ、代田香代子、小池清子、渡邉まさ子【町三区】小田切由美子、伊藤重美、加藤弘子、藤田和子、丸山美代子、春日晃子【北割区】太田詔子、櫻井明美【南割区】川手秀子、高久孝子、松下サユリ【新田区】浦野智恵子、米田留美子【大田切区】佐藤千子、田中眞弓【大久保区】加藤ちづ子、細田冨美子【中越区】小田切房世、近藤美江【つつじが丘区】服部かよ子、原茂代【大原区】下平和子、小松ゆき子