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輝く!経営者~新たな挑戦~ 共進住建 松沢一弘社長(63)
有限会社 共進住建
◆箕輪町中箕輪7892-1
◆創立1976(昭和51)年
◆資本金300万円
◆従業員3人
◆TEL0265・79・8774、FAX0265・79・8875
◆シックハウス無料相談室0120・79・8774
◆URL http://www.kyousin-j.com/
[抗酸化工法普及へ]
シックハウス対策の一つとして「いきいき健康・環境回復住宅・抗酸化工法」を取り入れた抗酸化工法代理店で、シックハウス対策室を設けている共進住建。松沢一弘社長は07年6月から、長野抗酸化工法Gハウス会の会長を務めている。
GハウスのGは英語のグッドの頭文字。地球環境保全や、抗酸化溶液の利活用法を研究し、抗酸化工法による「いきいき健康回復 環境回復 運動」に取り組む事業所18社で組織する。長野Gハウス会の本部が共進住建に移り、併せて抗酸化溶液を活用した万能粉石けんなどの抗酸化溶液活用製品を取り扱う長野県の総代理店にもなっている。
抗酸化工法は、抗酸化溶液を使い活性酸素と化学物質を抑制するシックハウス対策の工法をいう。抗酸化溶液は北海道在住の一級建築士・会田伸一さんが開発した発酵型微生物を培養して作る特殊酵素(液体)。建材に噴霧するなどの処理を施すが、特別な工具や技術を必要とせず、建築後の施工も対応できる。効果として、化学物質の分解除去、調湿・悪臭分解、帯電防止・ハウスダスト抑制、害虫忌避、省エネルギー、メンテナンスコスト半減などがあるという。
「抗酸化工法は目に見えないナノテクの世界。家族にアトピーや喘息に苦しむ人がいると真剣に考えるが、家中が健康なお客さんは勧めても難しい」。一般住宅だけでなく公共施設も手がけてきた共進住建だが、「引き合いはあるけど、まだまだ浸透まではいかない」のが現実で、広告で宣伝したり講演会を開くなど地道な取り組みを続ける。
03年の本紙登場以降、SBCラジオの番組にも出演し抗酸化工法を紹介。今月19日は5回目のラジオ出演で、番組「武田徹のつれづれ散歩道」の中で「いきいき健康回復住宅」について話す予定という。
抗酸化工法は、「何かわからないけど何かある。面白い。そこに魅力がある。とにかく1部屋でも抗酸化工法を試してほしい。ほかの部屋と比べてもらえばその効果がわかる」と松沢社長。「化学物質過敏症の人も住める住宅を提供したい」との強い信念で、顧客拡大に努めている。
[抗酸化溶液活用製品取り扱い]
抗酸化溶液活用製品は、抗酸化溶液を開発した会田伸一さんが代表取締役会長を務める会田総合研究所の設立(07年8月1日)に伴い、新しくなった。旧製品を全面的に見直し、抗酸化溶液の培養法もより精度が高まり純化したという。製品名も新しくなり、パッケージも黄色を基調にするなど変わった。
製品の一例を挙げると、万能粉石けん「えみな」、化粧石けん「ぽぽ」、ボディクリーム「痛快」、化粧水「光のしずく」、不思議なバケツ「いきいきペール」、インソール「元気」、ベッドパッド「もこもこパッド」などがある。
県内だけでも顧客は220件あり、共進住建には地元の人が直接購入に訪れる。「まず試していただきたい。楽しみながら、あぁ効果があったというようにユーザーさんが関心を持ってもらえればと思う」。製品から抗酸化工法の住宅施工へと結びつけていくため、製品販売にも力を注ぐ。
[陶板浴施設を建設]
05年10月、会社敷地内に建設した還元復活低温陶板浴施設「虎杖(こじょう)」は、口コミで評判が広まり、体験に訪れる人が増えている。
北海道で研究開発された還元復活低温陶板浴。「虎杖」は木造建築で、床に特殊な抗酸化のセラミックタイルを敷き詰めている。室温38縲・2度、湿度5縲・0%、床の温度49縲・1度。完全予約制で1回の利用は1時間20分。パジャマなどの浴衣を着用し、床に敷いたバスタオルの上に仰向けに寝る。
低温なので幼児から高齢者まで利用できるのが特徴。「還元エネルギーを受け取ることで健康な体を維持できる」という。
「木の香りと抗酸化工法によるきれいな空気。マイホームに癒しの空間を造れば毎日が楽しく快適に過ごすことができる」と、陶板浴施設の注文も受け付けている。 -
総合計画の進ちょくを検証、村の活性化に意見も
宮田村は16日、2006年度から10年度まで5年間の「村第4次総合計画後期基本計画」の実施進ちょく状況を村総合計画審議会(前林善一会長)に示した。計画がどのように村政に反映されているか検証。意見交換は福祉から産業まで多角的に及んだが、各種の活性化が統一した歩調になるよう、村に一定の指導力を求める声もあがった。
村は、昨年12月末現在までの進ちょく実績を資料にまとめて説明。この日は意見や要望を出しあった。
ある委員は駅前開発や観光、交通対策などを例に挙げ「村の活性化で住民も参加した組織がいくつも立ちあがっているが、それぞれの方向をむいて議論しているように思う。早急に連携ができるような方策を」と指摘。
別の委員も「村もある程度主導権を持って・ス交通整理・スし、組みたてることも必要では」と提言した。
総合計画は村の長期的な行政運営の指針。従来は進ちょく状況のチェックなどは行われなかったが、後期基本計画から策定に携わった審議会が年度ごとに検証する方式を採用している。 -
園児が防火、防災意識高めて、東保育園で訓練
阪神大震災からちょうど13年を迎えた17日、宮田村東保育園は火災を想定した避難訓練を行った。園児たちは防火、防災に関するアニメ映画も鑑賞し、意識を高めた。
迅速に園外へ避難した子どもたち。人気のちびまる子ちゃんが登場する啓発映画も鑑賞し、防災を身近なこととして考えた。
訓練に立ち会った伊南消防北消防署の署員は、改めて火災のおそろしさを伝え「ライターなどが家にあってもいじらないで」と呼びかけた。
東保育園を含め村内3つの保育園は毎月、地震や火災を想定した避難訓練を定期的に実施。北消防署の署員は「繰り返し学ぶことは、いざという時に有効。幼いうちに、危ないことを危ないと認識することも大切では」と説明する。 -
西保育園で紙飛行機とばし大会
宮田村の西保育園は17日、新春恒例の紙飛行機とばし大会を開いた。全園児がオリジナルの機体を手づくり。「良い年になりますように」と願いを込めて、力強く舞い上げた。
年長は年少の園児を手伝うなど、思いおもいに紙を折り飛行機に。日常的に折り紙を楽しんでいる年中園児も手際良く仕上げた。
ペンで絵や名前を描いて完成。さっそくクラスごと、遠くへ飛ぶか競い合った。
「がんばれ」と歓声も。上手に飛んでも失速してもみんなの笑顔が広がり、優勝者にはメダルのプレゼントもあった。 -
長野県溶接技術コンクール
伊那技術専門校で16日、南信で初めて長野県溶接技術コンクールが開かれた。日本溶接協会長野県支部など主催。県内で溶接作業に従事する50人が参加し、溶接の技術を競い合った。
同大会は今回で47回目となる。「被覆アーク溶接」と「炭酸ガスアーク半自動溶接」の2部門があり、それぞれ薄板(厚さ3・2ミリ)と中板(厚さ9ミリ)の試験片2枚ずつ、計4枚を溶接する。競技時間は試験片の準備加工に25分間、溶接作業に55分間が与えられる。審査は試験片をレントゲン撮影し接合状態を調べたり、試験片を曲げ、現れる傷やひずみなどにより採点する。審査は2月中旬ごろに終わる予定。
それぞれの部門の最優秀者は10月に福井県で開かれる全国溶接技術競技会へ出場できる。
出場者たちは限られた時間を無駄なく使うため、テキパキと作業を進めていった。全力を出し尽くし、晴れ晴れとした顔をした出場者もいれば、「あまり、うまくできなかった。実力を出しきれなかった」と嘆く出場者の姿もあった。 -
伊南バイパスで労災事故 死亡
18日午後4時39分ごろ、駒ケ根市赤穂福岡の国道153号線伊南バイパスの道路工事現場で、作業に当たっていた同市赤穂市場割の建設会社社員竹村貴文さん(27)が4トンダンプカーの荷台とフレームの間に挟まれているのを、近くで作業していた勤務先の会社の社長(31)が発見。通報を受けた消防が市内の病院に収容したが、午後6時前に死亡を確認した。
駒ケ根署の調べによると、竹村さんはバイパスの側道工事で土砂をダンプカーに乗せるなどの作業を1人でしていた。同署は事故の原因を調べている。 -
ニューイヤーコンサート
NPO法人クラシックワールド主催の地元出身アーティストを迎えた「ニューイヤーコンサート」が14日、伊那市生涯学習センターホールであった。会場を埋めた観客は、イタリア歌曲や日本歌曲などの世界をたん能した。
出演は伊那市出身の飯島達也さん(テノール)、駒ヶ根市出身の堀尾諭委さん(ソプラノ)、井沢久美子さん(ピアノ)。
飯島さんによるヴェルディ作曲「乾杯」で開演。プッチーニ作曲オペラ「トスカ」より「星は光りぬ」や、日本歌曲「かやの木山」などを熱唱。堀尾さんはイタリア歌曲のほかドビュッシー作曲カンタータ「放蕩息子」より「来る年も来る年もむなしく」などのフランス歌曲も披露した。
最後はヴェルディ作曲オペラ「椿姫」より飯島さんと堀尾さんの二重唱で「パリを離れて」を熱唱。観客は惜しみない拍手を送った。 -
木下北保育園で収穫祭
箕輪町の木下北保育園は16日、野菜栽培でお世話になった人を招いて収穫祭をした。地域のお年寄りと交流する「ふれあい」も併せて開き、園児がダンスや歌を披露し、収穫した大根を使った給食を一緒に味わった。
毎年食育の一環として園近くの畑を借り、営農組合などの協力を得て野菜を作っている。今年はジャガイモ、サツマイモ、大根を栽培し収穫した。ピーナッツは鳥に食べられ失敗に終わったが、タマネギは6月ころの収穫に向け苗を植えてある。
園児は、昨年12月の生活発表会のプログラムの中から、ダンスや合奏、歌などを元気いっぱいに披露。お年寄りと園児が一緒に輪になって「ともだちがいっぱい」という歌のお遊戯もした。
昼食の献立は、収穫した大根と厚揚げの煮物、酢の物、黒蒸しパンなど。畑を提供している木下の井上武雄さんは、「毎年、収穫祭に呼んでもらっている。子どもたちは皆元気がいい。歌も踊りもよく覚えたと思う」と目を細め、年長・年中園児と一緒に食事を楽しんだ。 -
伊那西スケート場 きょう一般開放
今季限りで廃止を検討している伊那市横山の伊那西スケート場が17日、一般開放される。約10センチの厚さの氷が張った滑走可能な南側部分のみの開放。今シーズンは、一部開放のため入場料は無料となる。開場は2月11日までの予定。
同スケート場は今季、暖冬の影響で恒例の小学生を対象とした「ちびっこスケート教室」や伊那西小学校体育授業を日陰部分の南側で実施。市民からの要望もあり、見合わせてきた一般開放を同部分のみ、開始することを決めた。
06年度の営業日数は19日間(05年度は37日間)。利用者数は有料617人(同1114人)、無料555人(同322人)。市は利用者や滑走可能日数の減少などを理由に、今季の利用状況を見てから来年度、廃止するかを検討していく。
同スケート場の開場時間は午前7時縲恣ッ10時、午後6時縲恣ッ9時の1日2回。問い合わせは、伊那西スケート場(TEL78・7597)へ。 -
伊那小学校 「転んでも楽しい」スキー教室
伊那市の伊那小学校3、5年生(237人)は15日、同市西春近の中央道伊那スキーリゾートでスキー教室を楽しんだ。児童たちは晴天の下、笑い声を響かせながらゲレンデに繰り返しシュプールを描いた。
同校のスキー教室は3縲・年生が対象。4、6年生は10日に教室があり、5年生以上はスキーとスノーボードのいずれを選び、スキー場のインストラクターが指導した。この日は各学年ごと技術に応じ、10人ずつのグループに分かれて学んだ。
初心者はブーツの履き方や、何度も転びながらスキー板をハの字にして滑る「プルークボーゲン」を学習。半日も立つと全員がリフトに乗って、約1キロのゲレンデを滑り下りるほど上達した。
スノーボードに挑戦した5年生の金沢佳樹君、平沢竜也君、橋爪愛樹君(いずれも11)は「いっぱい転んでしまったがやっぱり楽しかった。来年もスキー教室が楽しみ」と笑顔で話した。
インストラクターの指導で見る見る上達する3年生たち -
『井上井月真筆集』を寄贈
井上井月顕彰会はこのほど出版した『井上井月真筆集』と『井上井月色紙集』各1冊を駒ケ根市に寄贈した。会員の下島大輔さん=駒ケ根市、細川伊佐夫さん=宮田村=と、出版社「新葉社」の北林昇社長らが市役所を訪れ、中原正純市長に手渡した=写真。下島さんは「井月は地域に伝えていかなければならない文化だ。今後、展示会や講演会を開いて本をアピールしていきたい」と述べた。中原市長は「私も作品を所蔵している。市としても市民に情報を発信し、井月の足跡を伝えていきたい」と述べた。
『井上井月真筆集』は作品約500点を収録、限定特価3万4650円(限定300部)。『井上井月色紙集』は色紙5枚入りで特別頒布価格1万7千円(限定100部)。 -
高齢者青色パトがスタート
地域の安全に貢献しようと駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は15日、青色回転灯装備車による市内巡回防犯パトロールをスタートさせた=写真。高齢者クラブによる活動としては県下初。パトロールは会員18人が数人で一組となり、児童、生徒の下校時間を中心に約1時間、私有車2台で学校周辺を巡回。月2、3回の割で実施していきたいとしている。
駒ケ根市役所前で行われた出発式で高坂会長は「日ごろ行政には世話になっているからその恩返しの意味もある。自分たちが動くことで地域の防犯意識が向上してくれればうれしい」と述べた。
中原正純市長は「行政と地域の団体がこうして連携を取り合い、力を合わせることで安全、安心の確保ができる」と感謝を述べ、今後の取り組みに期待した。 -
市民が公正な開票を申し入れ
駒ケ根市の無職山本正己さん(77)と自営業の男性(57)=いずれも町二区=ら市民3人は16日、市選挙管理委員会を訪れ、特定の候補の選挙運動に従事した市職員労働組合員が市長選の開票作業に関与しないことなどを求める要望書を今福清二委員長に手渡した。山本さんらによると、市職労は市長選に立候補しているある候補との間で賃金や職場環境の変更には双方の合意が必要竏窒ネどの取り決めを交わした上で11月28日、市職労として同候補の推薦を決めたなどとしている。山本さんらは「開票作業に公正さを欠く恐れがあり、市民として許せない」と強い調子で述べた=写真。要望書では、開票作業者名簿の公表なども要望している。今福委員長は「即答はできないが、現段階でその必要はないと考える。ただし、検討はする」と回答した。
山本さんらは同日、立候補している3候補の事務所を訪れ、同様の趣旨の申し入れをした。 -
緑ヶ丘敬愛、伊那緑ヶ丘幼稚園の年長園児が伊那署で表敬訪問鼓笛隊演奏
伊那市の緑ヶ丘敬愛、伊那緑ヶ丘幼稚園(宮原満生園長)の年長園児42人が16日、伊那警察署の小嶋惣逸署長のもとを表敬訪問し、鼓笛隊演奏を披露した=写真。
同園の園児らが伊那署を訪れるのは約6年ぶり。実際の警察署を訪れることで警察官の仕事を間近に感じ、興味を持ってもらうおう竏窒ニ、企画。それに合わせ、この春同園を卒園する年長園児がこれまで練習してきた鼓笛隊の成果を披露することにした。
園児らは「スカイ ハイ」「世界に一つだけの花」など5曲を演奏しながら、元気良くマーチングを披露。
小嶋署長は「お巡りさんもみなさんの元気をいただいたので、寒さに負けず、頑張っていきたい。みなさんはここで、心を一つにしてみんなで協力し合うことを学んだと思う。一年生になっても、それを大切にしてほしい」と語った。
その後園児らは、パトカーへの乗車も体験。
宮原園長(56)は「お巡りさんが普段どういうことをしているかを体験の中で知ってもらい、日ごろの安全が守られていることを身近に感じてもらいたい」と話していた。 -
伊那市のブラジル人学校で地震体験車を使った避難訓練
阪神淡路大震災から13年目を迎えるのに合わせて、伊那市西春近のブラジル人学校「コレージョ・デザフィーオ」(飯島ヨシムネ校長)で16日、地震体験車を用いた避難訓練があった。同校に通う5歳から高校1年生まで約50人が参加。関東地震と同じマグニチュード7・9程度の揺れを体験しながら、身の守り方や緊急時の連絡方法などを学んだ=写真。
伊那国際交流協会(若林敏明理事長)が呼びかけで実現したこの取り組みは、災害時に十分な情報が得られず、被災する危険性の高い外国人在住者に防災や避難の知識を習得してもらうことを目的としたもの。上伊那に在住する外国人の約6割が日系ブラジル人である一方、ブラジルではほとんど地震の発生がないことから、今回の避難訓練を企画した。ブラジル人学校で体験車を用いた訓練が行われるのは、県内でも例がないという(県国際交流推進協会)。
生徒らは、数人ずつに分かれて体験車に乗り込み、火のもとの消火、机の下にもぐるなどの訓練を実施。
実際に揺れを体験した斉藤フェリッペ君(14)は「かなり揺れた。実際の地震ではきちんと対応できるか分からないので、今日学んだことを生活の中で取り入れて今後に備えたい」と話していた。
同校では2年前から緊急時の避難訓練などを行っているが、飯島校長(40)は「いきなり本番を経験するのでなく、実体験の中で訓練ができて良かった」と話していた。 -
駒ヶ根市の飲食店でノロウイルスによる食中毒発生
県衛生部は16日、駒ヶ根市の飲食店「包丁処 江月」でノロウイルスによる食中毒が発生したことを公表し、同店に対し16日から18日までの間、営業停止を命じた。
事件を探知したのは今月10日。駒ヶ根市内の医療機関から伊那保健所への連絡があった。患者は同飲食店で食事をした1グループ17人のうち、生カキ、刺身、トンカツなどを食べた20代縲・0代の男女11人。今月8日から9日にかけて嘔吐(おうと)、下痢、発熱などの症状を示し、環境保全研究所による検査の結果、患者の便からノロウイルスが検出された。
同飲食店では11日から営業を自粛している。また、現在患者は全員快方に向っている。
本年度、県内におけるノロウイルスによる食中毒の発生状況は8件、336人。
県では予防方法として▽トイレの後、調理の前、食事の前に石けんで手を十分に洗うこと▽加熱して調理する料理は十分に加熱すること▽まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や漂白剤で殺菌すること竏窒ネどを呼びかけている。 -
保科正之公大河ドラマ実現に向け、全国組織立ち上げへ
江戸時代の高遠藩主・保科正之公のNHK大河ドラマ化に向けて活動する伊那市のドラマをつくる会は2月12日、東京都で全国組織の「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」(仮称)を立ち上げる。正之公生誕400年に当たる2011年の実現を目指す。
04年から始まった署名運動は100万人を目標に、これまで正之公とかかわりがある長野市若穂、福島県の会津若松市や猪苗代町などの協力を得てきた。さらにドラマ化に向けた気運を盛り上げようとつくる会メンバーに加わってもらい、活動を展開する。県などにも参加を呼びかけている。
2月の設立総会では規約や役員などを決める。
総会終了後、NHKへ出向き、25万人を突破した署名を添えてドラマ化を要請する。
つくる会では署名運動のほか、保科正之公生誕を記念した講演会なども開いている。
正之公は、3代将軍家光の弟で、7歳のときに高遠藩主・保科正光の養子となった。21歳で高遠藩主を務め、最上藩の城主、会津藩の城主を経て、4代将軍家綱の補佐役として江戸に詰め、飲用水のない江戸に玉川上水を開削、道路幅を広くする江戸の都市づくり、90歳以上の領民への口米給付など徳川の礎を築いた。 -
社協介護員てづくりの心和ます干支人形が好評
宮田村社会福祉協議会の介護員北澤さゆりさんが趣味の粘土細工で干支(えと)であるねずみのミニチュア人形を手作りし、仲間らにも配って好評だ。「少しでも心和んでくれたら」と話している。
同社協が運営するデイサービスセンター内にも飾り「かわいいねぇ」と評判に。
ここ数年、干支の人形をつくっているが「喜んで見てくれてうれしいですね」と北澤さんは話す。
人形は超軽粘土を使用し、今年は既に40組ほどを製作。少しの時間で手軽につくれるのが魅力といい、お世話になった人などにも配っている。
デイサービスでは利用者と一緒に工作をすることも多い北澤さん。「利用者の皆さんに教えてもらうことも多く、毎日が本当に楽しみ。職場のチームワークも良く、いい体験をさせてもらっています」と、新年も心と心を通わせながら日々の業務に取り組んでいる。 -
分館長会長に柳沢さん、公民館分館長主事会
宮田村公民館は11日、分館長主事会を開いた。役員を改選し新たな会長に柳沢靖人町三区分館長、副会長に有賀進大久保区分館主事を選んだ。
あわせて体育部長会も開き、会長に北割区の浦野広さん、副会長につつじが丘区の松下晋一さんを互選した。
今年の公民館の主要事業は6月に春季スポーツ大会、8月15日に成人式、9月に秋季スポーツ大会、10月に村民ゴルフ大会、11月に文化祭と、2年に1度の村民運動会を除いて例年と同様の内容となっている。
各区の分館長、主事、体育部長は次の皆さん。
【町一区】▽分館長=中谷俊治▽主事=濱田琢也▽体育部長=松澤政弥【町二区】▽分館長=太田道雄▽主事=小木曽明広▽体育部長=福沢宏之【町三区】▽分館長=柳沢靖人▽主事=矢澤あつ子▽体育部長=唐木好昭【北割区】▽分館長=伊藤広和▽主事=小田切輝男▽体育部長=浦野広【南割区】▽分館長=保科忠雄▽主事=小林繁美▽体育部長=生駒英夫【新田区】▽分館長=平澤彦蔵▽主事=平澤敦士▽体育部長=春日祐一【大田切区】▽分館長=北原千文▽主事=小澤俊博▽体育部長=山口和美【大久保区】▽分館長=小田切健作▽主事=有賀進▽体育部長=松井良近【中越区】▽分館長=酒井重彦▽主事=細田庄司▽体育部長=酒井進【つつじが丘区】分館長=奥田行宏▽主事=林亜紀子▽体育部長=松下晋一【大原区】▽分館長=中村宏▽主事=吉水直保▽体育部長=小松文彦 -
北林瑞穂さん、、(12)飯島町南町
飯島町中央公民館のリフレッシュセミナー受講生の子どもを膝に乗せ「5月の開講の時は、お母さんから離れるのが悲しくて、大泣きされて、大変だった。今はすっかり慣れて、子ども同士遊べるようになり、楽になった」。
1965年伊那市手良生まれ。短大卒業後、地元企業に就職。職場結婚し、夫の転勤で東京に移転。長男が小学2年、次男が年中まで都会で子育てをした。「実家に遠く、手助けをしてくれる人が欲しいと切実に感じた」。
夫の実家、飯島町にUターンし、娘を出産、生後10カ月になった時、中央公民館の親子一緒のフレッシュセミナー、続いて、リフレッシュセミナーを受講した。「最初は娘に泣かれて、後を追われて、とても辛かった。子どもを泣かせてまで参加する意味があるのかと思ったこともあった」。そのうち、友だちと遊べるようになり、ほっとしたという。
この時の経験が託児に活かされ、若いお母さんに「大丈夫だよ、そのうちに友だちと遊べるようになるよ」とアドバイスできるようになったとか。
託児はお母さんに引き渡すまで責任があり、目が離せない。多い時は散歩に行くにもおんぶして、抱っこして、手を引いて、3人連れて歩く時も。時には脱走し、駐車場にいたのを発見したことも「青くなって、夢中になって探した」
飯島町食生活改善推進協議会ヤング班の班長でもある。食改会員といえば、子育てが一段落した中高年の女性が中心だが、子どものころから母の活動を見て、有意義なことと、飯島に戻ってからすぐに加入した。「会員には若い人はほとんどいなかったが、子育て世代こそ、『食』の勉強が大切と、リフレッシュセミナーの友だちを誘い、2年前にヤング班を立ち上げた」。活動は伝導講習、調理実習が中心「子育て中の若い人たちがもっと『食』に関心を持って」と会員増強にも力を入れている。義父母、夫、子ども3人の7人家族(大口国江) -
南箕輪わくわくクラブ
新春イベントもちつき大会南箕輪わくわくクラブの新春イベントもちつき大会が14日、村民体育館であった。約180人がつきたてのもちでお汁粉などを味わった。
鏡開きになぞらえクラブの各スクールが参加する恒例行事。新年のあいさつと、スクールの一つである太鼓グループ「CoCo龍」の演奏で開会した。
スクールの会員や指導者、保護者のほか、賛助会員でJA南箕輪支所、南箕輪村開発公社、伊那教育事務所の指導主事、非会員も40人ほど参加した。
もち米30キロを蒸し、8回に分けて希望する子どもたちが順番に力強く杵を振り下ろしてもちをついた。
お汁粉、きなこ、ごま、大根おろしの4種類を用意し、子どもたちは、つきたてのもちを味を変えてお代わりして食べていた。 -
山車飾りクイズ抽選会
箕輪町木下の箕輪南宮神社祈年祭に奉納した山車飾りにちなんだクイズの抽選会が14日、神社の祭典準備室であった。初祭り実行委員長らが抽選し正解者464人の中から20人が当選した。
境内の一角にクイズのコーナーを設け、12、13日の祈年祭に訪れた人が応募した。クイズは、木下山車飾保存会(蟹沢廣美会長)が奉納した舞台の一つ「桜田門外の変」から出題。問題は「桜田門外の変の場面には人形が何体いるでしょうか?」。答えは3択で、正解は10体。
抽選者は実行委員長、山車飾保存会長、公民館長、常会長会長、町商工会南部支会長の代理で木下区区長代理の5人。応募箱を開けて正解を確認し、正解者の中から20人を抽選した。応募総数は507、正解464、不正解24、無効19だった。
実行委員長によると、「初日は雨だったが翌日はいい天気になったので多くの人が訪れた」といい、応募総数は昨年並み。町内のほか近隣市町村、遠くは東京都、福島県の人もいた。
当選者には商品券を贈る。町内在住者には木下区役場(木下公民館)に取りに来てもらう。町外者には郵送する。 -
中曽根の獅子舞
箕輪町中曽根で13日、中曽根獅子舞保存会(大槻貞明会長)が獅子舞を奉納した。区内の八幡社に舞を奉納した後、08年度の区長宅や区内の辻で舞い、無病息災と平穏無事な1年を願った。
中曽根の獅子舞は、約200年ほど前、伊勢の舞方囃子(はやし)方の羽広獅子舞(伊那市西箕輪羽広)に影響して始まったと推測され、今日まで継承されてきた。04年、町の無形民俗文化財に指定されている。
雌獅子2頭による舞で、肇国の舞・剣の舞・豊穣の舞・浄の舞・悪魔払いの舞の5つの舞で構成。区内の辻には住民が集まり、保存会員35人による風格ある雌獅子の舞に見入った。
保存会は30歳代から80歳代までの60人で組織。2カ月おきに日を設けて練習を重ね、後継者を育てている。正月の舞が最も重要な活動で、このほか毎年8月には、町社会福祉協議会のふれあい祭りでも舞を披露している。 -
公立高校入学志願者第2回予定数調査結果
県教育委員会は20日、08年度公立高校入学志願者第2回予定数調査結果を公表した。上伊那では、前回調査時にはすべての部で定員割れしていた来年度新設の多部制・単位制高校・箕輪進修高校(箕輪町)の志願予定数が増加。前期普通I部(午前部)の志願予定数は募集人員20人に対し49人となり、志願者倍率でも前回調査時に最も高かった伊那北高校(伊那市)前期を上回る2・45倍となっている。志願者倍率は上伊那農業高校園芸科学科前期の2・4倍、伊那北前期の2・1倍と続く。
調査は昨年12月20日に行ったもので、前期、後期、それぞれで志望校1校を調査(前期は公立のみ、後期は私立、高専なども含む)。
それによると、上伊那の志願者数は前期選抜964人、後期選抜1591人。
前回調査時にはすべての部で定員割れした箕輪進修の前期志願予定数は、普通I部(午前部)に49人、普通II部(午後部)35人、工業I部28人、いずれも定員の20人を上回ており、I部からIII部まで、合わせて60人を募集している後期も、志願者倍率1・96倍、118人が志願を予定している。そのため、定員割れは普通III部(夜間部)のみとなった。
依然として普通科の志向が強く、志願者予定数が最も多かったのは伊那弥生ヶ丘高校後期の287人。志願者倍率では、伊那北前期2・16倍(志願予定数78人)、伊那弥生ヶ丘前期(志願予定数147人)2・04倍となっている。 -
西箕輪南部保育園で羽広の獅子舞と与地の伊那節
地域の伝統文化に触れ、後世へと引き継いでいってもらおう竏窒ニ、伊那市の西箕輪南部保育園(塚本晶子園長)の園児約60人の前で15日、西箕輪地区に伝わる伝統芸能「羽広の獅子舞」と「与地の伊那節」が披露された。
約400年の歴史を持つ羽広の獅子舞は、西箕輪羽広地区で引き継がれてきた地域の伝統芸能。また、「与地の伊那節」も、西箕輪与地地区で300年近く踊り継がれてきた。 こうした伝統芸能は、各地区で保存会をつくり、親から子へと引き継がれているが、今回同園の保護者の中に各保存会の関係者がいたことから、公演が実現した。
この日は、羽広獅子舞保存会(城取誠会長)から4人、与地の伊那節保存会(伊藤千代春会長)から8人が参加し、最初に羽広の獅子舞が舞を披露。羽広の獅子舞は雌雄2匹の獅子が舞い合わせることで有名だが、この日は雄獅子のみが登場し、五穀豊穣(ほうじょう)や厄除け祈願などの意味を持つ5つの舞を園児らの前で舞うと、間近に迫る獅子の迫力に思わず「怖い」と目を閉じる園児もいたが、舞い終わると「すごかった」「面白かった」などといった声が溢れた。 -
信州大学農学部主査農場担当
宮田村北割
小田切宏志さん(43)食や農について学ぶ学生らが集う南箕輪村の信州大学農学部。その一角に、地域の人たちに向けて農産物を販売する「生産品販売所」があるのを知っているだろうか竏秩B
置いてあるのは学生が現場実習の中で一生懸命に育ててきた作物や、現場実習をサポートする技術職員が丹精込めて育てた作物など。アスパラにシイタケ、カボチャにジャガイモ、リンゴ、ブドウ、米竏秩B季節に応じてさまざまな野菜や果物、花などが並ぶ。また、例年販売開始2日で売り切れてしまう農学部ブランドの「山ぶどうワイン」をはじめ、リンゴジュース、ジャムなどの農産物加工品も学生らが作ったものだ。
その管理担当となって3年、さまざまな工夫を凝らしながら販売、PRに励んでいる。
「学生さんも現場の職員も一生懸命作っている。品質だってほかに見劣りするとは思っていない。でも、まだまだ認知度が低いので、多くの人に知ってもらえるよう、少しずつ少しずつ工夫を重ねています」と話す。
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大学の事務職員になって25年。過去には国立信州高遠少年自然の家(現在は青少年の家)に出向したこともあったが、現在の仕事はほかの学部で経験してきた事務仕事とは異なる変わった仕事だ。
「でも、今の仕事が向いてるか向いてないかと言われたら、向いてるのかなと思いますね」と笑顔を見せる。
季節によって、収穫される作物はさまざま。その量も異なる。鮮度を失わないうちに、お客さんに買ってもらうため、即日販売を心掛けている。
昨年から始めたのは学部のホームページに学生の実習風景を掲載すること。学生らの普段の実習風景を見てもらうという試みで、自ら現場に出かけていって取材。それをホームページにアップする。 -
第22回伊那消防組合消防職員意見発表会
第22回伊那消防組合消防職員意見発表会(同消防組合消防本部主催)は15日、辰野町役場で行った。組合管内の4消防署から代表7人が出場し、日ごろの消防、救助活動で感じたことや、思っていることなどを題材に発表した。
最優秀賞は、「あの気持ちを忘れずに」と題して意見発表した辰野消防署の小沢克裕消防司令補(45)が受賞。このほか優秀賞は、伊那消防署の桜井英和消防副士長(32)、箕輪消防署の工藤健介消防副士長(30)が選ばれた。
小沢消防司令補は、消防組織の広域化や救急需要の増大など、消防を取り巻く環境が変化しても、「誰のため、何のために活動しなければいけないのかとの原点を忘れてはいけない」と強調。その目的意識を持ち、冷静に活動することが消防士の責務だと訴えた。
県内14消防本部の代表者が集まる県消防職員意見発表会が2月7日、野沢温泉村である。3回目の県大会に出場する小沢消防司令補は「自分の伝えたいことをみなさんに理解してもらえれば。緊張せず、臨みたい」と意気込みを語る。
最優秀賞の小沢消防司令補(中)、優秀賞の工藤消防副士長(右)と桜井消防副士長 -
駒ヶ根市長選 中盤戦
任期満了に伴う駒ケ根市長選に立候補したいずれも新人で無所属の、前市議会議長・北沢洋氏(56)=上赤須、元県教育次長・杉本幸治氏(58)=上穂町、元市議会議員・林高文氏(69)=中沢=の3人は、13日の告示以降、連日、市内各地で精力的な遊説活動を展開している。
北沢氏は強力な組織を生かし、地区ごとの総決起集会を連夜開催。「全国住みよさランキングの上位をキープしている今の市の良い流れを継続していく。企業誘致も積極的に進め、税収の確保を図りたい」と訴えている。
杉本氏は17日までの間に個人演説会を中沢、赤穂、東伊那の各地区で開き、政策の浸透を図っている。「財政は厳しいが、市民一人一人が参加し、力を発揮すれば将来は明るいと断言できる。一緒にやろう」と呼び掛ける。
中原路線との違いを明確に打ち出している林氏は出遅れを取り戻そうと必死。知名度向上を図ろうと街頭演説に力を入れている。「箱物づくりではなく、福祉優先、暮らし優先の市政を取り戻そう」と強く訴えている。
演説を聞いた北割二区の自営業男性(43)は「3人とも新人で低調な選挙になると思っていたが、政策や公約に少しずつ違いがあることが分かってきた。駒ケ根の将来を託すのに誰が良いのか、よく聞いてしっかりと見極めたい」と話す。
14日に始まった期日前投票にも、4年前の前回選を上回るペースで市民が訪れるなど、投票日が近づくにつれて有権者の関心も徐々に高まりをみせている。投票は20日。 -
信濃グランセローズに南箕輪村出身の松沢俊充選手が入団
後援会発足へ準備南箕輪村田畑出身の松本大学4年生・松沢俊充さんが、プロ野球独立リーグ、北信越BCリーグの信濃グランセローズに入団することが決まった。村からプロ野球選手誕生の喜ばしいニュースに、有志が「松沢俊充選手後援会準備会」を立ち上げ、後援会発足の準備を進めている。
松沢選手は、小学生から野球を始め、小学生時代は南小ドラゴンズ、中学生時代は伊那ファイターズ、上伊那農業高校野球部に所属。松本大学では硬式野球部に所属し、4年生の昨季はキャプテンを務め活躍した。右投げ、右打ち、内野手。
信濃グランセローズは今年も3月20日から4月3日まで大芝高原で春季キャンプをするが、後援会準備会の有志は「球団に新風を吹き込んでくれるに違いない」と期待を寄せる。
後援会は、松沢選手を後援することで南箕輪村の活性化とスポーツの振興を図り、あわせて会員相互の親ぼくを深めることを目的とする。趣旨に賛同する会員を募っている。会費は年額千円。
後援会設立総会は2月23日午後6時から大芝荘で開く。併せて松沢選手激励会、懇親会をする。会費5千円(当日集金)。
問い合わせは後援会準備会代表の加藤忠秋さん(事務局・原浩さんTEL78・6121)へ。 -
羽広獅子舞
雌雄2頭の獅子が舞い合わせることで全国的にも珍しいとされている「羽広の獅子舞」が13日早朝から、伊那市西箕輪羽広地区であった。
家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)などを願う羽広の獅子舞は、400年近く引き継がれている小正月の伝統行事。仲仙寺本殿での舞い合わせの後は、雌獅子は北、雄獅子は南に分かれ、それぞれ各地区の家を回り、舞いを披露した。
午前7時、仲仙寺本殿では、集まった地域住民やアマチュアカメラマンなどの前で、2頭の獅子による「阿吽(あうん)の舞」が始まった。「肇(ちょう)国の舞」「剣の舞」「豊穣の舞」「浄(きよめ)の舞」「悪魔払いの舞」の5つの舞いで構成されており、雄獅子は勇壮に、雌獅子は静粛に舞った。
羽広獅子舞保存会の城取誠会長は「今年の舞は2頭の息が合っていて良かった」と感想を話した。