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第16回どんぴちゃ祭
伊那市の「第16回春近どんぴちゃ祭」(実行委員会主催)が3日、天竜川にかかる殿島橋であった。橋上でのイベントは全国的にも珍しく、東・西春近の綱引き陣取り合戦などにぎやかに繰り広げられた。綱引きの結果は西春近が勝ち、6勝4敗になった。
綱引きには、小学生約100人が参加。3本勝負で、小学生は「エイ、エイ、オー」と着合いを入れて臨んだ。引く距離は1メートル。東春近は1回戦、圧勝したものの、2・3回と破れ、引き分けに持ち込むことはできなかった。
西春近の勝利で、橋の中心線が2間(約3・6メートル)東春近へ移動した。
花火大会は、打ち上げ花火150発に加え、スターマインを用意。色とりどりの花火が夜空を彩った。
そのほか、ゲームコーナー、土蔵の獅子舞、小出太鼓、屋台村などもあった。
昨年まで日曜日開催だったが、雨天になると1週間伸びることから、土曜日開催に切り替えた。
殿島橋は延長220メートルで、歩行者用道路として使われている。 -
子供写真展
伊那市日影のベルシャイン伊那店1階時計台広場で4日まで、矢島写真館(有賀毅店長、市内荒井青木町)恒例の「子供写真展」が開かれている。
今年の4月上旬から8月下旬までの特別価格キャンペーンで撮った子供の写真180点が並ぶ。「子供らしいかわいらしさ」をテーマに撮影した写真は、生き生きとした一瞬を捕えている。
キャンペーンは約20年間続く恒例。毎年多くの人に周知してもらうために展示会を開いている。
有賀店長は「毎年、春から夏にかけてやっているキャンペーンなので、ぜひ一度体験を。夏の外のロケーションをおすすめします」と話してる。 -
大森英明さん写真展
伊那市美篶上原のアマチュアカメラマン・大森英明さん(56)の5回目の写真展「富士山と雲 感動との出会い」は14日まで、伊那市荒井区錦町の市立図書館広域情報コーナーで開いている。入場無料。
近作を中心に全倍サイズ6枚、全紙サイズ16枚、合計22枚を展示。さまざまな形をした雲は美しく、四季折々の富士山をいっそう魅力的に写し出している。
山頂をすっぽりと覆う円形の「笠雲」、渦を巻きながらゆっくりと流れ逝く円柱状の「吊(つ)るし雲」など、異なる形の雲は幻想的。季節や気圧によって発生時期が異なるため確認はまれで、つるし雲の発生は、観測データによると月平均1回くらいと少なく、「偶然に出会った感動は素晴らしく忘れがたい」という。
大森さんは「美しい富士山を見てもらいたい」と来場を呼びかけると同時に「微力ながら富士山が世界遺産になってほしいと思っているが、山の懐にいくとごみが捨ててある。ごみを出してほしくない」と訴えている。
月曜日は休館。午前10時から午後7時(最終日は午後5時)まで。 -
命の大切さ学ぶ
高遠町の高遠、高遠北小学校5、6年生を対象とした恒例の合同性教育講演会が2日、高遠小であった。岐阜大学地域科学部の近藤真庸教授を講師に迎え、講師学年ごとに内容を変えて、「命」をテーマに語ってもらった。
5年生には、HIV感染者の事例を紹介し、感染者を取り巻く環境について述べた。「友達ができることで免疫力が増加し、ウイルスと戦う力が増えていた」とし、家族や友人の必要性を訴えた。
また、「辛いことがあっても、明日には良いことがあるかもしれない。『Just for today』(今日一日だけ)を忘れないで」と話した。
6年生には、脳死による臓器移植について解説。児童らに、心臓移植を要する患者への臓器提供の有無を投票で問い、「脳死は死ではないが、人工呼吸器を使って、心臓を動かしている状態。命について考えてほしい」と述べた。
さらに臓器提供意思表示カードの説明をし、両親や家族の同意について、「家族のなかで自分がどんな存在であるか。意思表示カードの対象となる15歳になるまで、臓器提供について勉強してみてください」と呼びかけた。 -
高遠高校文化祭「兜陵祭」
高遠町の高遠高校(清水國利校長)の文化祭「兜陵祭」が3、4日にあり、一人も欠けることなく全校生徒で作りあげたいとの願いを込め「完全無欠縲怩アれが俺等の兜陵祭縲怐vをスローガンに、作品展やステージ発表など多彩な催しを繰り広げている。
昨年に続いて取り組んだ全校製作のモザイク壁画は、「世界中で活躍する選手を見て、自分たちも夢に向って頑張ろう」と、サッカーの中田英寿選手や野球の清原和博選手らプロスポーツ選手4人を取り上げた。正面玄関横の校舎に掲げた。縦3メートル、横8・25メートルの巨大な壁画と、全校生徒の名前を記したアーチとともに来場者を歓迎している。
創立80周年記念展では、同高校の前身である町立高遠実業補修学校を開設した1926(大正15)年から現在までをたどった年表や、昨年度までの卒業生の写真、卒業文集を並べ、歴史を振り返っている。
クラス展は、2年生が12月に控える修学旅行の行き先・沖縄県をテーマに、自然や文化、食べ物などを紹介。C組では「沖縄戦争と平和」と題し、沖縄戦の経過図や戦場をイメージした粘土製作などを展示している。また、世界平和を祈り、「ハイビスカス」をデザインした約1万9千羽の折り鶴を張り出した。修学旅行でひめゆりの塔に寄贈するという。 -
アートクラフト展
#飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」で7日まで「花と緑で楽しむアートクラフト展」が開かれている。主催・吉沢麻由美と仲間たち。
自然の美しさをそのまま写しとって、デザインする新しいアート、ネイチャープリントの開発者、杉野宣雄さんの新作作品や、インストラクター、受講生ら24人の160点がずらり。
原色の押し花を専用の転写シートに加工し、びんやハンカチ、インテリアフレームに取り入れたアイデアいっぱいの作品が並んだ。
また、会場ではネイチャープリントワークショップ、吉沢麻由美さんを講師に、ネイチャープリント体験会もあり、多くの来場者が色素だけを台紙に染める不思議な世界を体感している。
体験会は毎日午前11時-午後1時、参加費1500円。事前申し込みが必要。
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蟹沢かつひろさんコンサート
伊那谷を中心に活動するシンガーソングライター、蟹沢かつひろさんは27日夜、飯島町七久保ギャラリー小蕪亭で「平和を永遠に愛す」-をテーマに「ギター弾き語りコンサート」を開いた。平和を愛する会主催。
「人はひとりで生きていかなくてはならないのか」と切々と訴える「ひとり」でスタート。「昔のことを思い出す、君の澄んだ瞳」と呼び掛ける「ひとみ」と続いた。
永久に平和を希求する「時を越えて」、湾岸戦争をきっかけに作ったという反戦歌「NО WAR」を披露した。
ほかに、すばらしい自然に恥ないように、しっかり生きていこうと歌う「伊那谷に生まれ育ち」、ハーモニカが入り、元気の出る「旅立ち歌」など17曲をたっぷり聞かせた。 -
日本画・掛軸大処分市
駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店は半期に一度の「日本画・掛軸大処分市」を2階ニシザワギャラリーで6日まで開いている。郷土作家を中心に中央画壇の人気作家の作品約80点を展示即売中。主な出展作家は池上秀畝、中村不折らのほか武者小路実篤、棟方志功、池田満寿夫窶狽ネど。価格は2万1千円窶・99万円。
問い合わせは同店(TEL82・2111)へ。 -
長谷村官公庁親ぼく球技大会
村内官公庁職員ら同士の交流を目的としたソフトボール大会が3日、長谷村の総合グラウンドなどであり、役場職員や小学校教員、上伊那農業協同組合の地区職員などが参加した。
今年で38回目。それぞれの職場が男女混合のチームを編成し、トーナメント方式で対戦する。全11チームが参加した今年は、駐在所、森林組合、郵便局の混合チームが優勝し、役場のAチームが準優勝した。 -
上伊那郡市精神保健福祉協議会理事会開催
上伊那郡市精神保健福祉協議会は29日、伊那市の生涯学習センターで理事会を開き、今年度新たに、2つの事業に取り組むことを承認した。
社会の変化に伴い、アルコール依存、不登校、認知症など、さまざまな精神的問題を抱える人が増加しており、特に近年は、職場のストレスを訴える人も多い。そのため同協議会は、各企業に直接出向き、ストレスケアなどを学ぶための講演会を開くことを計画している。
また、精神障害者の生活技能訓練支援をする市町村保健師などを対象にした研修会(STT研修会)も11月に予定している。県が主催する研修会は、これまでも開催されていたが、遠隔地で参加できない場合もあり、地域研修会のニーズは高かったという。 -
農業土木学会賞の著作賞を信州大学の木村教授が受賞
棚田や中山間地の実情を、現場の視点から分かりやすくまとめた著書『信州発棚田考』(ほうずき書籍)が評価され、著者の信州大学農学部の木村和弘教授が、05年度農業土木学会賞の著作賞を受賞した。
専門は農村計画や農業土木学。「持続可能な農業にはどんな水田が必要か」を調査する中、作業に危険や過酷さが伴う棚田は、高齢農業者に重い負担を強いるため、深刻な担い手不足を生み、棚田の荒廃を一層加速させていることを知った。棚田を荒廃から守るには、生産性向上にのみに着目するのでなく、安全性確保や労働力を軽減する区画整備が不可欠窶狽ニ実感した木村教授は、こうした視点から区画整備研究をして、市町村の区画整備事業などにも携わってきた。
書籍は、木村教授が伊那毎日新聞に掲載中のコラムをもとに8章72話にまとめた。中山間地や棚田の現状と問題点、その解決方法を、分かりやすく提言している。
景観・文化資源保全の側面から、棚田が注目される一方、それを維持管理する農家の問題には目が向かない現状に対し、木村教授は「ただ景観保全や自然環境保護の観点からのみ保全を訴えても荒廃は防げない。一般の人にも本に書かれている内容程度の事実は知ってほしい」と訴える。また「この本が、こうした問題に悩む農家の人の窓口になれば」と話し、著書の中でも、悩みを抱える農業者に、気軽に尋ねてほしい窶狽ニ呼びかけている。 -
箕輪町地震総合防災訓練4日
箕輪町の地震総合防災訓練は4日、箕輪東小学校グラウンドの主会場と町内各地区である。
町は東海地震防災対策強化地域のため、東海地震を想定。役場での本部運営訓練は、情報の受理伝達、本部設置、警戒宣言・避難勧告の発表などをする。
主会場訓練は避難、消火、炊き出し、救護、給水など。救護訓練は講習会形式を取り入れ、今回初めて、病気やケガの緊急度や重症度に応じて治療の優先順位を決める「トリアージ」の説明も予定。
今年4月に東京都豊島区と「非常災害時における相互応援に関する協定」を締結したことから、豊島区からも参加して備蓄品を見せてもらう。
各家庭から避難所までの避難にも重点を置く。避難経路や危険場所の確認と見直し、近所で声を掛け合い要援護者の確認など、意識しながら歩いて欲しい-としている。 -
箕輪工業高校1年生が福祉施設で実習
箕輪工業高校全日制普通科の1年生(80人)は1日、総合的な学習の一環で箕輪町内の保育園や老人福祉施設で実習をした。
1年生は5月から、総合的な学習で「社会福祉」をテーマに勉強している。これまで、アイマスクや車いす体験を通して視覚障害者や足の不自由な人への理解を深めてきた。
今回の実習は、乳幼児や高齢者、障害者とのかかわり方、施設の仕事などを実際に保育園、デイサービスセンター、老人ホーム、共同作業の家、宅老所などで学ぶ。
特別養護老人ホームみのわ園では、介護福祉の仕事に関心がある生徒4人が実習。大部屋、くつろぎコーナーなど一人ずつ分かれ、お年寄りと昔のことや高校のことについて話をしたり、食事の介助や部屋の掃除などに熱心に取り組んだ。
食事介助は、「食べ物を口に持っていくのが難しかった」「食べさせる量がわからなかった」など、慣れないことに少し苦労もしたが、違うものを交互に食べさせてあげることなど職員に教わりながら、お年寄りに優しく声をかけて介助した。
今後、実習のまとめをし文化祭で発表。10月には、訪れる施設を変えて2回目の実習を予定している。 -
05衆院選 立候補者の横顔(3)
加藤学氏(36)民主党「今は頑張っている人が報われない社会。国民無視の一人よがりの政治だ」窶曝bすうちに身振り手振りが加わり、開いていた手のひらも、次第に握りこぶしに変る。
初挑戦のためか、演説の場面では少し緊張気味に見える。だが「国民の良心を問う選挙だ。サラリーマンにだけ負担を強いる政治を放っておいてはいけない」と訴える声は、腹の底から湧き上がる。まなざしの鋭さは、現在の政治への怒りの表われかもしれない。
上田市出身。民主党の公募に応じ、9人の内から選ばれて5区の候補者になった。「自民党は2世3世の世襲議員ばかり。自分のような建具屋の息子を国政に出してくれる民主党の公募制度は重要。開かれたシステムがこれからの社会を作る」と強調する。
早大卒業後NHKに入社。広島放送局のディレクターとして平和問題、アジア関連の様々な番組を作成した。アジア経済に関わる専門的知見を得るため、96年にNHKを辞職してアジア・欧州に留学。01年にアジア経済研究所に入所し、04年7月からはインドネシアの国際林業センターに出向したという豊かな経歴を持つ。候補者選定にあたった北沢俊美参院議員も「豊かな国際経験が選定の最後の決め手になった」と話す。
趣味はクラシック鑑賞にコーヒー。「彼女は?」の問いに「え!?いるけど、それって選挙に関係あるんですか?」窶狽ヘにかんだ若々しい笑顔が浮かんだ。 -
中沢小学校水泳記録会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は2日、水泳記録会を同校プールで開いた。天候不順のため予定日を2回順延し、この日もだめなら今年は中止窶狽ニされていただけに児童らにとっては待ちに待った晴れの舞台。真夏のような日差しが照りつける泳ぎには絶好のコンディションの下、児童らは張り切ってそれぞれの種目に出場し、プールサイドで応援する児童や訪れた保護者らの大きな声援を受けながら、水しぶきを上げて懸命の泳ぎを見せていた=写真。
詰めかけた保護者らはカメラやビデオカメラで子どもの力泳を撮影したり「頑張れ」「もう少しだ」などと励ましの声援を送った。先頭から大きく離され、最後尾になっても頑張って最後まで泳ぎ切った児童に対してはひときわ大きな拍手が送られていた。 -
大地震発生を想定した防災訓練
防災の日の1日、天竜川上流河川事務所(三上幸三所長)と警察、消防、関係自治体らでつくる天竜川災害情報協議会は、大地震の発生を想定した防災訓練を駒ケ根市の同事務所隣接地で実施した。駒ケ根市、駒ケ根警察署、伊南行政組合北消防署などから約20人が参加し、衛星回線を使った通信訓練などを行ったほか、同事務所が備えている排水ポンプ車、照明車などの災害対策用車両の機能について説明を聞いた。
午前9時30分、駒ケ根市周辺で震度6弱の地震が発生、電気・電話が不通となって天竜川東岸と西岸の通信が途絶した窶狽ニの想定で、同市の中沢支所と同事務所とを衛星通信回線で結んで災害状況などを報告する訓練が行われた。同事務所には災害対策本部車、衛星通信車などが待機し、中沢支所と画像と音声で連絡を取り合った=写真。
参加者らは初めて見る災害対策設備の機能に感心しながら、担当者の説明を熱心に聞いていた。 -
9月定例会開会
駒ケ根市議会9月定例会は2日、開会した。人事1▽専決処分1▽報告1▽条例改正8▽04年度決算13▽05年度補正予算2▽事件3窶狽フ計29議案の上程、提案説明、質疑を行い、総務文教、建設経済、厚生の各常任委員会に付託した。議案は最終日・27日の本会議で委員長報告、質疑、討論を経て採決される。主な議案は▽公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例の一部改正案▽04年度一般・特別会計決算▽05年度一般・特別会計補正予算▽大曽倉A・C地区の土地取得窶狽ネど。
04年度一般会計・特別会計の決算は歳入233億4431万円(対前年度比4・9%減)歳出230億3884万円(同4・8%減)差引3億547万円(同11・2%減)の黒字。
任期満了に伴う市教育委員会委員の任命について議会は現教育長の中原稲雄氏(69)=駒ケ根市赤穂北割2区=の再任に同意した。3期目の任期は10月1日から4年間。
会期中の日程は次の通り。
▽3窶・2日=休会▽13・14日=本会議(一般質問)▽15・16日=付託議案審査(総務文教・建設経済委員会)▽17窶・9日=休会▽20・21日=付託議案審査(建設経済・厚生委員会)▽22窶・6日=休会▽27日=本会議(委員長報告、質疑、討論、採決、閉会) -
統計グラフコンクール上伊那支部審査会
統計に親しみ、その有用性を知ってもらおう窶狽ニ、県が主催する第53回統計グラフコンクールの上伊那地区審査会が2日、伊那市の伊那合同庁舎であった。
上伊那は毎年応募が最も多く、今年は690点あった。応募が千点を越える時もあったが、全体として減少する傾向にあるという。
グラフが端的に内容を表しているか、きれいに描かれているか窶狽ネどを基準に、各部門10点から15点の優秀作品を決め、県の審査へと送る。
応募は、環境をテーマにしたものが多く、中には、夏休み中の広告の傾向を調べたり、自宅ポストに配られたものを調査したユニークなテーマもあり、完成度の高い作品もあったという。
入選作品は、3、4日、伊那市のベルシャイン伊那店時計台広場に展示する。
入選は次の通り。
◇第1部(小学校)▼高遠北=吉田ひなた▼辰野南=野澤早織、松井日向、西村あかり、後藤諒一▼箕輪西=日野志朗▼飯島=伊藤晴美▼長谷=池上佳穂、中山晴貴、池上葉月、篠崎みよし、宮田=森田麻衣子
◇第2部(小学校)▼伊那東=六波羅理子▼西春近北=宮下静玲菜、前田智陽、伊藤羅奈、伊藤哲▼東春近=三澤菜々子▼手良=小松介将▼赤穂=宮脇弓弦▼辰野南=巣山太智、南島拓未▼両小野=武居憲吾▼箕輪西=武田隆▼中川西=中島瑞樹、中島遥樹▼宮田=村沢茉美、鞍成腱人
◇第3部(小学校)▼高遠=伊藤圭亮▼辰野南=西村菜菜、林翼、林さえか、後藤瑛美▼辰野東=八木秀人▼両小野=武居寛美▼箕輪東=鈴木瑞穂▼飯島=土村瑞紀、林聖也、飯塚杏果、伊藤直美▼南箕輪=西森ともや、唐澤優利▼長谷=黒河内奈恵
◇第4部(中学校)▼高遠=山下愛、北原ゆりか、岩附良昌▼長谷中=中山彩音、伊藤はる香、黒河内真美▼宮田=谷川大輔、小田切和樹、酒井朋弘、木下夏生、木下沙弥佳
◇パソコン統計グラフの部▼辰野東小=小松理恵、増澤美香▼両小野小=神戸翼▼箕輪東小=上田穂高、川村竜馬、青柳美保、永井美沙、宮島鈴佳▼箕輪南小=倉田美咲▼箕輪北小=栗林知広、大槻信乃▼箕輪中=金子玲那▼宮田小=原和也
◇上伊那市部審査会学校賞▼小学校=手良、東春近、赤穂、両小野、箕輪東、飯島、南箕輪、長谷、宮田▼中学校=宮田 -
ソフト成年男子が国体全国大会へ
第26回北信越国体ソフトボール成年男子で長野県が優勝し、2年ぶり10回目の本国体出場を決めた。2日、飯沼厚志監督ら4人が優勝旗を持って伊那市役所を訪れ、小坂市長に報告した。
長野県は、実業団のKOA(伊那市)を主体とした選抜チーム。チームワークがよく、投・打・守のバランスがいいのが特徴で、北信越大会までに完成度の高いチームに仕上がったという。
北信越大会(5チーム出場)=8月27窶・8日、富山県=は、ライバルである福井県と初戦で当たり、7窶・で破った。決勝は新潟県と対戦。3窶・で勝ち、6年ぶり6回目の優勝を決めた。点差は開いているが、流れが一気に変わるような試合で、気が抜けなかったそうだ。
来庁した飯沼監督は「(世界選手権に出るチームもあり)厳しい大会になるが、1戦ずつ勝つことを目標にしたい。緊張せず、一人ひとりが通常通り、きちっとこなせばいい試合になるのではないか」と話した。
ピッチャーの宮下雅志さんは「レベルの高い大会。挑戦者の意識を持ち、勝ちにいく試合をしたい」と決意を述べた。
小坂市長は「『ソフトボールのまち』ということで、優勝はうれしい」と喜び、選手らとがっちり握手し、国体での健闘を祈った。
国体は10月23窶・6日、岡山県で開かれる。北信越からは上位2チームが出場する。 -
トレッキングなど観光コース企画へ
伊那商工会議所の新規ビジョン特別委員会(唐木和世委員長、13人)は、観光振興事業の推進として「街づくり」「観光」「長期ビジョン」の意見を集約した。トレッキングなど滞在型観光コースの企画など効果と即効性が期待されるものから、実行に移していく。
来春の権兵衛トンネル開通、高遠町・長谷村との合併を見据え、広域的に考える必要が出てきていることから、新しいつながりの中で短期・長期の目標を設定し、進めていこうと盛り込んだ。
委員会は建設、工業、情報通信など10部会から委員を選び、女性・青年部との意見を踏まえながらまとめた。
「観光」は、来伊した人の視点に立った企画づくりをポイントに▽観光コースの企画▽四季を通した観光テーマの企画▽権兵衛トンネルの活用窶狽ネどを挙げた。
観光コースは、トレッキングやウォーキングなどコース設定に、景色のいいところ、四季折々の花、食などを組み合わせ、観光に結びつける。
27日には正副委員長らが観光コースの下調べで、西箕輪など現地を回る計画。
市内には、いくつかの観光コースがあることから、行政や市観光協会などとも連携していく。
商工会議所では「トンネル開通後の受け入れ体制を整え、滞留してもらう機会にしたい」と話し、今後、全体を巻き込みながら具体的に取り組んでいく。 -
半期1度の絵画大バザール
半期に1度の「決算絵画大バザール」は4日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。国内外の新鋭から巨匠まで物故者を含む多彩な作家の日本画・洋画・版画80余点が並び、8割窶・割引きの価格で販売している。
注目は、美人画で有名な伊東深水の水彩画「張り子の虎」。本人の肉筆画で、1962年の干支を描いている。
そのほか、明治から昭和初期に活躍した女性初の文化勲章作家・上村松園の美人画9点や、米国のオークションで日本人の現代美術作家として最高落札価格を記録した画家・草間弥生の「かぼちゃ(白)」、中島千波、東山魁夷などの作品も並ぶ。
関係者は「実際に飾りやすい大きさのものを取りそろえているので、この機会に」と来場を呼びかけている。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。 -
テーマさまざま意識高めて
伊那市、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那防犯協会連合会と伊那署は2日、管内の小中学生が描いた防犯ポスターの審査会を開いた。
県防犯協会連合会への推薦作品に選ばれた7人は、内堀みさきさん(箕輪中部小4)、伊藤亜里紗さん(西箕輪小5)、小池万里子さん(箕輪中部小6)、伊藤智哉君(東春近小6)、小林楓さん(西箕輪中1)、下平綾音さん(南箕輪中2)、渕井奈菜さん(箕輪中2)。
県民の防犯意識の高揚と、意識の普及啓発を目的に、毎年募集している防犯ポスター。連合会管内では12小学校4中学校(小学4年窶白・w2年)から345点(昨年比87点増)の応募があった。
選考には伊那北高校美術担当の向山恵一教諭、中山均伊那署長ら5人が参加。訴える力、完成度などのバランスを審査した。
振り込み詐欺、空き巣、飲酒運転、不審者の声掛けなど、テーマはさまざま。薬物乱用を訴える作品の中には「きっぱり断る強い意思」、車上狙いは「ぬすんだお金で何するの?」などのメッセージが添えられていた。
また、伊那防犯協会連合会の入賞作品も選考。作品は、10月中旬の地域安全運動に合わせて展示する。
入賞は次のみなさん。
▽金賞=伊東佳衣(東春近小4)林結花(箕輪西小5)下平咲(東春近小6)有賀真司(箕輪東小6)山本翔子(南箕輪中1)加藤優(南箕輪中1)森下翔太(箕輪中2)本山あゆ美(西箕輪中2)▽銀賞=中村彰吾(伊那東小5)佐藤遥貴(手良小6)中島愛(伊那東小6)佐藤冬実(南箕輪中1)立石彩香(西箕輪中1)赤羽拓(箕輪中2)原詩央里(箕輪中2)▽銅賞=伯耆原克弥(箕輪中部小5)加納秋穂(伊那北小5)有賀優(西箕輪小6)宮島愛(西箕輪中1)都志剣吾(南箕輪中1)渡辺美樹(南箕輪中1)柴幸(箕輪中2)秋山渚(南箕輪中2)久保田潤子(伊那中2)▽佳作=伊藤あゆか(西箕輪小5)向山美和(南箕輪南部小5)赤羽すずか(美篶小5)杉崎真優(西春近北小6)金子美穂(伊那小6)田代宗一郎(手良小6)唐沢裕樹(西箕輪中1)有賀和音(南箕輪中1)北嶋咲(西箕輪中2)松崎純陽(南箕輪中2)内藤郁(箕輪中2) -
箕輪工業高校全日制課程の存続を要請
箕輪工業高校全日制課程が、県立高校再編整備案で多部制・単位制への転換候補として挙がっていることを受け、箕輪工業高校の未来を育てる会は2日、県知事、県議会議長、県教育委員会委員長に4万8026人の署名を添え、全日制存続を強く要請した。
会長の平沢豊満箕輪町長、副会長の唐木一直南箕輪村長、上嶋貞一町議会議長、池田輝夫村議会議長、丸田晃同窓会長、伊藤元郎PTA会長、相談役の小林伸陽県議、清水洋県議が県庁を訪れた。
平沢会長は、「署名は上伊那から諏訪、全国の同窓生ら広い範囲の存続を願う悲痛の叫び。民意を尊重してほしい。生徒や受験生に混乱を来している。もう一度県民の声を聞き、先走るのではなく慎重に進めてほしい」と要請。「再編成しなければいけないことは皆分かっているが、決定のプロセスがおかしい。教育委員会はもっとオープンにしてほしい」と語尾を強めた。
同窓会長は、「学校の特色づくりで県下初の総合工学科ができ3年目で募集停止は考えられない。日本工業大学とも連携していく矢先。非常に困惑している」と話した。
米沢修一教育次長は、12月ころまでに推進委員会の報告を受け、来年3月ころまでに実施計画を出す今後の予定を説明。「推進委員会の議論に預けられた形。要請を受け取り、推進委員長に伝える」と答えた。
知事が「県議会や市長会、町村長会が代替案を出すのが望ましい」としたのに対し、平沢会長は「教委のやり方は19世紀に向かっている。決定のプロセスがわからないところで代替案は考えられない。プロセスをぜひ示すべき」とした。
萩原清県議会議長は、「関係者と話して一緒に進めるのが本当の改革。9月県会でも各委員会や一般質問で取り上げていく」と話した。
署名は、PTAが6月30日、同窓会が7月9日に運動を始め、9月1日まで集めた。 -
南箕輪村地震総合防災訓練4日
南箕輪村の地震総合防災訓練は4日、震度5の東海地震発生を想定し、各地区である。
役場は今回、集中豪雨による天竜川堤防の決壊を想定し、庁舎内で図上訓練をする。天竜川北殿観測所で特別警戒水位7・1メートルに達した場合の北殿中河原地区住民への避難準備指示、水位7・2メートルでの避難勧告発令、堤防決壊による避難命令の発令をし、それぞれの対応と決壊から3日間の対応を検討する。
北殿下段地区住民は、各地区別の訓練の前に、天竜川堤防決壊による浸水対応訓練にも取り組む。村からの避難準備情報、避難勧告の情報を各組の連絡網で住民に徹底。避難勧告後、実際に避難し、避難者の確認をする。下段地区はすでに情報伝達のための連絡網を整備。訓練で不備などを確認する。 -
信州伊那路共選八乙女直売所オープン
箕輪町の広域農道沿い、信州伊那路共選八乙女直売所が2日、今年の営業を始めた。ナシやリンゴが店頭に並び、地元の人が訪れ秋の味覚を買い求めている。
信州伊那路共選のナシとリンゴの選果は8月26日に始まった。今年は、春先の霜被害もあまりなく、天候も順調で、果物の出来はいいという。
販売しているナシは愛甘水、幸水、リンゴはサンつがる、さんさ。洋ナシのバートレット、モモも並ぶ。いずれも1袋500円。
今後、ナシは20世紀、豊水、南水など、リンゴはシナノスイトウ、紅玉、ふじなどが順次、店頭に並ぶ予定。
営業時間は午前9時-午後6時。11月から営業を終了する12月上旬までは午後5時。発送も受け付ける。 -
まちづくり交流拠点施設起工
長谷村が国土交通省のまちづくり交付金を活用し、非持地区の特別養護老人ホーム旧栃の木荘の跡地に建設する、まちづくり拠点交流施設の安全祈願祭が2日あり、宮下市蔵村長をはじめ、村議員ら関係者約30人が出席し、工事の無事を祈った。
最大で300人を収容する多目的スペースや医学・健康増進研究ルーム、調理実習室、巡回バス待合所などを設ける。建設費は3億3600万円。06年2月の完成を目指す。施設の名称は今後検討していくという。
宮下村長はあいさつで、「村民の集いの場所であり、やすらぎの場所になってほしい」と期待した。
拠点施設に隣接して、美和診療所、健康増進センターや、デイサービスセンター「やすらぎ」のほか、近くには特別養護老人ホーム「サンハート美和」がある。
拠点施設は子どもからお年寄りまでの保健予防施設とし、完成すれば、村の「気の里構想」に掲げる医療、健康、福祉が整う。 -
加藤さんのビーズアクセサリー教室好評
宮田村福祉作業所に通う加藤昌利さん(26)=町1区=が、希望者を対象にビーズアクセサリーの教室を始め好評だ。「教えることが楽しい。ぜひ一度のぞいてみて」と話している。
幼い頃からプラモデルを得意にするなど、手先が器用だった加藤さん。5年ほど前、ビーズを使ったアクセサリーに興味を持った。
以来、既製品を買ってきては研究を積み、ピアスやネックレスなどオリジナルの作品を次々と発表。同作業所の販売製品のひとつにもなっている。
今夏、駒ケ根市の大型店で開いた福祉施設のイベントに参加。作品を販売したところ、来場者から「作り方を教えて」と声がかかり、教室を開くことになった。
8月末から宮田村の福祉交流施設「なごみ家」を会場にして開講。本格的に教えることは初めての体験だが、丁寧に指導しようと心がけている。
教室に関する問い合わせは宮田村福祉作業所85・5808まで。 -
宮田村行政情報モニター委嘱
宮田村は1日、村民7人を行政情報モニターに委嘱。さっそく会議を開き、村の広報紙やケーブルテレビの行政チャンネルなどについて意見を交わした。任期は2年で、今後は毎月書面で村の広報について意見を寄せる。
モニター制度は昨年から導入。祇園祭のケーブルテレビ生中継を実現させるなど、村は出された意見をもとに広報の改善を図っている。
この日も、「もっとタイムリーな情報を村のホームページに載せて」「行政番組の放映時間を考慮して」など、新モニターが積極的に提言した。 -
本郷地区住民協定説明会
飯島町の本郷公民館で1日夜、本郷地区伊南バイパス沿道景観形成等住民協定の初めての説明会があった=写真。協定案対象者やバイパス建設事業本郷地区対策委員ら約40人が出席し、町から先進の飯島地区の状況の説明を受け、本郷地区の方向や協定者の範囲、策定委員の選任について話しあった。
協定区域(案)は南は本郷ふるさと農道・国道交差点、北は与田切橋南までの約680メートル、バイパス敷地から両サイド60メートル以内で、面積約6・6ヘクタール、地権者31人。
説明会では町建設課が、昨年12月に締結した飯島地区景観形成・土地利用住民協定書を例に、住民協定の目的、協定区域、協定内容、土地利用基準、協定者の組織について説明した。
参加者からは「バイパスがらみで、家の移転新築をはじめたが、協定に該当するのか」「既存の野立て看板はどうなるのか」などの質問があった。
今後、今回選出された策定委員7人を中心に、協定区域、対象者の決定、協定内容を協議し、来年3月、締結を目指す。 -
第3回伊那学コモンズ講座
上伊那で働く県・市町村職員などに、地域の貴重な歴史や風土、自然を知ってもらおう窶狽ニ上伊那地方事務所が、昨年から始めた「伊那学コモンズ講座」の3回目が29日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。一般住民も含めた約60人が、地域食材の保全と活用を学んだ。
信州大学農学部の大井美知男教授が「野菜は生きた文化財」をテーマに講演。日本の中心に位置する長野県は、関西・関東方面双方からさまざまな文化・品種が伝わったり、融合したため、55から60もの多様な在来種野菜が残っているという。 犀川、千曲川などの川沿いを中心に、肥よくな土地が多かった北信は、ダイコンなどの品種が多く、灌漑(かんがい)設備が未整備で、土壌条件も悪かった南信は、同じアブラナ科でも、やせた土地で育つカブなどの品種が増えた窶狽ニ説明した。
また、移封された保科正之と共に福島県の会津若松市に伝わった「高遠そば」は、現在も同地域に根付き「地域の人も高遠に対してとても好意的」と講演した。