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上牧昭和会が長持ち奉納
伊那市上牧の八幡宮で29日長持ち奉納が行われました。 長持ち奉納は八幡宮祭典に合わせて行われたものです。 氏子でつくる上牧昭和会が毎年行っているもので50年以上続くといわれている伝統行事です。 氏子らは長持ち唄に合わせて身体を上下に動かし竿をきしませていました。 上牧昭和会では長持ち道中の保存に努めていて奉納の前にはベテランが若い氏子の指導にあたっているということです。 この日は3本の長持ちがそれぞれ分担し地域の安泰を願い地区内を練り歩きました。
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伊那スタジアム 移管セレモニー・ルートインBCリーグ公式戦
大規模改修工事が終わり、長野県から伊那市に移管された伊那スタジアムのリニューアルオープンを記念したセレモニーとルートインBCリーグの公式戦が、30日に行われました。 この日は、県教育委員会の原山隆一教育長と伊那市の白鳥孝市長が出席し、マウンドでセレモニーが行われました。 セレモニーでは、球場の移管を記念して原山教育長から白鳥市長にゴールドキーが贈呈されました。 県は、3年間7億6千万円をかけて県営球場の大規模改修工事を行い、伊那スタジアムとして4月1日から利用が開始されました。 白鳥市長は「今後長野県を会場に開かれる国体でソフトボールの街として迎えたい。子どもから大人まで多くの人にしっかりと使ってもらえることを願っています」と話していました。 セレモニーの後は、こけら落としとして、ルートインBCリーグ信濃グランセローズ対滋賀ユナイテッドの試合が行われました。 球場には多くのファンが訪れ、選手に声援を送っていました。 最終回には、箕輪町出身の漆戸駿投手がマウンドに立ち、ゲームを締めくくりました。 試合は、15対3で、信濃が勝ちました。
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後藤俊夫監督が中尾歌舞伎の支援訴え
伊那市出身の映画監督後藤俊夫さんは活動を休止している中尾歌舞伎について運営は行政、芝居は保存会が行うかたちにし、今後も続けてもらいたいと訴えました。 29日、伊那市長谷の中尾座で中尾歌舞伎応援イベントが開かれ後藤監督が講演しました。 後藤監督は2007年に農村歌舞伎をテーマにした映画「Beauty~うつくしいもの~」を制作し今回のイベントでも上映されました。 映画は農村歌舞伎の保存、伝承に情熱をかける人たちがテーマで中尾歌舞伎保存会も製作に協力しています。 後藤監督は講演で「運営は行政、芝居は保存会が行っている大鹿歌舞伎に学んではどうか」と提案しました。 また大鹿村は小中学生が学校で歌舞伎を学んでいることを例に挙げ長い時間をかけて保存活動に取り組む必要性を訴えていました。 応援イベントは中尾歌舞伎の活動や支援のあり方について考えようと長谷公民館などが開いたもので会場には歌舞伎ファンや行政関係者など160人が集まりました。
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桜シリーズ⑯ 箕輪町中曽根 樹齢1000年の権現桜
地域の桜を紹介する桜シリーズ。⑯は箕輪町中曽根の権現桜です。 樹齢1000年とも言われる権現桜は、木の根元に権現様が祀られていることからこの名前で親しまれています。 2本の桜が合わさり1本になったとも言われていて、開花の時期が違うということです。 幹の途中にある空洞は、明治35年の落雷によるものだということです。 箕輪町観光協会によりますと、30日まで楽しめそうだということです。
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春の褒章 丸山平治さん
春の褒章が発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、統計調査功績で、箕輪町下古田の丸山平治さんが藍綬褒章を受章しました。 丸山さん「大した功績じゃないと思っていたけど、(経験を)重ねたということかな」 箕輪町下古田の丸山平治さん、77歳。 丸山さんは、昭和50年から国が行う統計調査に従事し、国勢調査などを中心に40年以上40回にわたり携わってきました。 60歳までは辰野町の企業に務めていたため、休日や仕事が終わった後に、地元下古田区を1軒1軒回ったということです。 丸山さん「プライバシーの問題だからね。秘密は厳守。家族にも打ち明けられないしね」 丸山さんはこれまでに、統計調査に尽力したとして、総務大臣表彰、農林水産大臣表彰、長野県知事表彰を受賞しています。 現在は、農業や伝統行事など、地元に伝わる昔ながらの風習を子ども達に伝える活動も行っています。 「まだまだ動けるうちはやらなきゃいけない。(調査員を)できるだけやっていきたい。統計は調査するだけなんでね。自分から皆さんに教えるとかではない。できれば自分の好きな伝統文化の方とかそういうものをライフワークでやっていけばいいかな」
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箕輪町木下 高雲寺明王殿例大祭
箕輪町木下の高雲寺明王殿で、地区の安全を守る例大祭が、25日に行われました。 高雲寺は、昭和52年に火事で本堂が焼失しましたが、当時、五大明王像だけが伊那市西箕輪の仲仙寺にあったため、現在も残っています。 例大祭は毎年4月25日に行われていて、木下区の元区長ら15人が参加しました。 高雲寺の五大明王像は、昭和57年に町の有形文化財に指定され、その後は木下区が管理してきました。 例大祭では、高雲寺の師田和香住職らが大般若転読と呼ばれる祈祷を行いました。 師田住職は「区内の今年1年の交通安全や五穀豊穣を祈念しました。大きな災害や事故が起きないことを願っています」と話していました。
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井月「辞世の句」 直筆を公開へ
漂泊の俳人 井上井月が死ぬ間際に書いたとされる辞世の句の直筆が、11年ぶりに、29日から伊那市創造館で公開されます。 28日は井上井月顕彰会が記者会見を開き、句について説明しました。 縦25センチ、横16センチの唐紙(からかみ)に「何処やらに・寉(たづ)の声聞く・霞かな」と書かれています。 これは、1887年に井月が亡くなる2時間前に書いたものとされています。 井月は、伊那の俳人 六波羅霞松(ろくはらかしょう)に辞世の句を書くよう勧められ、この句を書いたということです。 霞松が何らかの理由で高遠町下山田の小松家に譲り、これまで小松家で保管されてきました。 その直筆を伊那市が管理することになり、公開されることが決まりました。 霞松が小松家に譲る際に、井月の本名や長岡藩士だったこと、辞世の句であることを説明した文書も合わせて公開されます。 顕彰会の北村皆雄会長は「『霞かな』の部分の字が薄くなっていて、死ぬ間際でも井月の俳人としてこだわっていたことがわかる。伊那市にとっても、顕正会にとっても、井月の遺産として一級の価値があるもの」と話していました。 直筆は、29日から伊那市創造館の2階常設展示場に設置され、無料で見ることができます。
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スターバックス 伊那にオープン
コーヒーチェーン店「スターバックス」の伊那ナイスロード店が28日、上新田のナイスロード沿いにオープンしました。 スターバックスがオープンしたのは、ナイスロードの「竜東橋北交差点」近くです。 店内は、オープンを聞きつけた多くの人で賑わいました。 テーブル・ソファなど51席が用意されていて、店内には、地元企業がコーヒー豆の産地をモチーフに制作した絹のアート作品も飾られています。 このほか、店舗にはドライブスルーも完備されています。 スターバックスの出店は、県内では18店目、南信では4店目となります。 この日店を訪れたある女性は「今まで行く先々で寄っていたのが、地元で味わえるようになってうれしい」と話していました。 スターバックス伊那ナイスロード店の営業時間は午前8時~午後11時までとなっています。
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男が高速道路で盗難車両を放置
28日の午後、宮田村で男が高速道路上に盗難車両を放置して逃走しました。 男は、身長170センチくらい、体格は中肉で髪は黒色で短髪、服は上下黒でマスクとサングラスをつけていたということです。 伊那警察署では不要な外出を控え、戸締りを確実にし不審な男を発見したときは通報するよう呼びかけています。
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伊那東大社で浦安の舞 奉納
伊那市の伊那公園にある伊那東大社の例大祭が23日行われ、地元の小学生16人が浦安の舞を奉納しました。 例大祭には伊那市の中央、日影、境、上新田、下新田、上の原の総代や区の役員などが出席しました。 例大祭では地元の小学6年生の女子児童が浦安の舞を奉納しました。 浦安の舞は安らかな心で平和を祈る意味があり昭和15年に全国各地で奉納されたのが始まりとされています。 伊那東大社は明治時代の神社合併策により竜東地区にあった69の神社が合祀されたものです。 1909年明治42年に伊那東大社として認可され市内では最も氏子の多い神社とされています。
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伊那中央ロータリークラブ30周年
伊那中央ロータリークラブの創立30周年記念式典が23日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ会員が奉仕への誓いを新たにしました。 式典には会員など約100人が集まりました。 伊澤和男会長は「地域の人たちに支えられて30周年を迎えることができた。今後も地域の発展のため奉仕活動に取り組んでいきたい。」とあいさつしました。 ほかには奉仕事業が発表され関係者に目録が手渡されました。 主な奉仕事業として伊那西高校インターアクトクラブを支援し交流事業を通じて人材育成に務めています。 また国際交流として信州大学農学部の留学生の支援制度を設けています。 また女子ソフトボールチームのレベル向上に図る活動なども行っています。 受賞者を代表して伊那西高校の出野憲司校長は「生徒はインターアクトクラブの活動を通して人として生きることの楽しさや難しさを学んでいる。常に生徒に関心を寄せ指導いただきたい。」とあいさつしました。 伊那中央ロータリークラブ昭和62年に31人で発足し現在は45人の会員が奉仕活動に取り組んでいます。
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3月の月間有効求人倍率1.67倍
上伊那の今年3月の月間有効求人倍率は1.67倍でハローワーク伊那では雇用情勢は堅調に推移しているとして前の月の判断を据え置きました。 月間有効求人数は4,789人、月間有効求職者数は2,864人で3月の月間有効求人倍率は1.67倍となり前の月を0.1ポイント下回りました。 雇用情勢についてハローワーク伊那では「主力の製造業を中心に求人意欲は堅調で今後も高い水準で維持される」としています。 また昨年度高校卒業者の3月現在の就職内定率は99.8%となっています。
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桜シリーズ⑮ 高遠城址公園 花びら浮かぶ池
地域の桜を紹介する桜シリーズ、伊那市高遠町の高遠城址公園の池の花びらです。 高遠城址公園では現在花吹雪を楽しむことができます。 桜雲橋下の堀の池には、散った桜の花びらがぎっしりと浮かんでいます。 花びらが舞う景色も高遠城址公園の魅力の1つです。 見頃は過ぎてしまいましたが、池からはカエルの鳴き声も聞こえ、花吹雪と一緒に楽しむことができます。
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箕輪町議会 正副議長改選
2年間の申し合わせ任期満了により、箕輪町議会の議長に引き続き木村英雄さんが、副議長には小島常男さんが選ばれました。 27日、町議会臨時議会が役場で開かれ、2年間の申し合わせ任期満了に伴い正副議長の改選が行われました。 議長には、指名推選でこれまでに引き続き木村英雄さんが選ばれました。 木村さんは、現在2期目の67歳です。 副議長の改選は、事前の立候補に伴い投票で決めました。 全議員が投票した15票のうち、小島常男さんが9票、浦野正雄さんが6票で、小島さんが副議長に選ばれました。 小島さんは、現在3期目の73歳です。 正副議長の任期は、4月27日から申し合わせで2年後の議員任期終了までとなっています。 また、常任委員会では、総務産業常任委員長に中澤清明さんが、福祉文教常任委員長に釜屋美春さんが選ばれました。
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平成29年度地域発元気づくり支援金 53事業内定
長野県が市町村や公共的団体を支援する「地域発 元気づくり支援金」は、上伊那地域の53事業が内定し、27日に発表されました。 今年度の県全体の予算額はおよそ8億5千万円で、このうち上伊那の配分額は例年とほぼ同じおよそ7,500万円となっています。 60事業1億1,636万円の要望があり、このうち53事業7,488万円が内定しました。 内定した市町村別の事業は、伊那市が「信州デスティネーションキャンペーンを活用した伊那谷観光推進事業」など2件323万円、箕輪町が「もみじ湖ライトアップ魅力再発見事業」など4件543万円で、南箕輪村はありませんでした。 その他に、高遠コンサベーションプロジェクトの「リノベーション高遠まちづくり塾の開催」に89万円。 伊那市総合型地域スポーツクラブの「シッティングバレーボール体験会および教室」に227万円。 南箕輪村自主防災組織連絡協議会の「安心安全むらづくり事業」に199万円などとなっています。 今回、内定した事業が7,500万円の上伊那配分額にほぼ達したため、今年度2次募集は行わないということです。
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国道361号 上ケ洞工区開通
伊那市と岐阜県高山市を結ぶ国道361号の、高山市高根で建設が進められていた上ケ洞工区・高根トンネルがきょう、開通しました。 27日は、岐阜県高山市の高根トンネルで開通式が行われ、関係者がテープカットとくす玉割りで開通を祝いました。 361号の上ケ洞付近は、4つのトンネルがありますが道が狭く、乗用車のすれ違いができませんでした。また雨が多い日には規制区間になるなどの課題がありました。 今回、その課題解消を目的に、トンネル1.9キロを含む2.1キロのバイパスが整備されました。 これにより、大型バスが通行できるようになります。 開通式では、地元高山市の獅子舞や、中学生による太鼓が披露されました。 セレモニーのあと、関係者によるパレードが行われました。 今回のトンネル開通により、高山市から伊那市への観光客の移動など交流人口の拡大が期待されます。 国道361号上ケ洞工区の事業は、平成15年度に着手し、トンネルの工事は平成21年度に開始、54億円をかけて工事が完了しました。
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伊那西地区を考える会(仮称) 住民招いて意見公開
伊那市の伊那西部保育園の廃園問題も含め地域の活性化について考える仮称「伊那西地区を考える会」は、地域住民を招いた初めての学習会を26日、ますみヶ丘公民館で開きました。 学習会には、伊那西地区の4区と3つの常会からおよそ40人が出席しました。 考える会は、園児数の減少で平成24年度から休園している小沢の伊那西部保育園の廃園問題も含め、地域の活性化や将来について考えようと、会発足に向けて学習会を開いています。 学習会では、平成25年度まで休園していた新山保育園の再開に向けて中心的に活動した富県新山の境久雄さんを招き、話を聞きました。 境さんは「休園中の園舎でイベントを行ったり、園児数確保のために1人1人に呼びかけを行ったことが再開に繋がった。『新山の全戸がPTA』という意識や、女性の結束力も大切だ。」と話しました。 その後、西地区の現状や課題について討論を行いました。 住民からは「4つの区がまとまって一緒に活動できる機会がほしい」「母親同士が交流できる場が必要だ」「保育園はもちろん伊那西小学校のあり方も考えていきたい」といった意見が出されました。 考える会では今後も学習会を開き、継続的に住民の意見を聞いていきたいとしています。
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いな少年少女合唱団 ハンガリー演奏旅行帰国報告
上伊那の小学生から高校生が所属する「いな少年少女合唱団」は25日伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に3月に行ったハンガリー演奏旅行について報告しました。 25日は合唱団の団員や指導者5人が市役所を訪れ、旅行での体験や地元の子どもたちとの交流について話しをしました。 演奏旅行は、合唱団発足30周年を記念し企画されました。 3月19日から26日までの日程で団員18人がハンガリーを訪れ、現地の小学生とジョイントコンサートを開いたり、教会などで歌を披露しました。 いな少年少女合唱団は、5月7日に伊那市のニシザワいなっせホールで、帰国記念の演奏会を開く予定です。
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桜シリーズ⑭ 伊那市長谷 桑田薬師堂の枝垂れ桜
地域の桜を紹介する桜シリーズ。 26日は伊那市長谷の桑田薬師堂の枝垂れ桜です。 伊那市長谷溝口の桑田薬師堂には2本の枝垂れ桜があります。 1本は樹齢400年以上、もう1本は100年ほどとみられています。
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【カメラリポート】 VC長野 優勝目指して新シーズン始動
日本バレーボールリーグ「Vリーグ」の2部に所属する「VC長野トライデンツ」のスタートミーティングがこのほど行われ、チームの新シーズンがスタートしました。 昨シーズン、2部に昇格したVC長野は、初参戦ながらリーグ3位という結果を残しました。 新シーズンのチームスローガンを「初志」として、昨シーズン果たせなかった2部リーグ優勝に向け決意を新たにしていました。 キャプテンの栗木勇選手は「優勝というはっきりした目標が決まったので、とにかくそこを目指して頑張りたいです」、笹川星哉監督は「プレミアリーグ(1部)昇格に向けて、選手一人ひとりの意識を変えていくシーズンにしたい。チームの土台をしっかり作って昇格を目指したいです」と話していました。
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上伊那8市町村消防団幹部訓練
上伊那8市町村の消防団幹部の訓練が、伊那市の富士塚スポーツ公園運動場で16日、行われました。 訓練は、毎年、新体制になった4月に上伊那消防協会が行っているものです。 16日は、上伊那8市町村から部長以上の幹部429人が参加しました。 訓練は、災害現場で指揮をとる幹部の指揮能力と、新入団員などへの指導力を高める狙いがあります。 現場では、いかに早く隊を編成し、人員を把握できるかが重要だということで、幹部団員は交代で指揮をとり、隊の編成や方向変換などを指示していました。 団員は、指揮に従って隊の列を整えるなど、きびきびと訓練に臨んでいました。
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伊那市内企業の新入社員激励会 「プロの意識をもって」
4月から伊那市内の企業に入社した新入社員の激励会が、26日に伊那市の伊那商工会館で開かれました。 激励会は伊那商工会議所が開いたもので、伊那市内の22社から124人が出席しました。 伊那商工会議所の川上健夫会頭は「サービスや技術を提供する事でお金をもらっている皆さんは、すでにプロとして外の人から見られています。プロの意識をもって行動してください」と激励しました。 新入社員を代表して、株式会社風越の安藤元さんは、「ここに集まった新入社員は良き仲間として、ライバルとしてお互いを高めながら地域に貢献できるよう、努力していきます」と決意を述べました。
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ふるさと納税返礼品 再検討5月末までに結論
総務大臣からふるさと納税の返礼品について指摘を受けた伊那市の白鳥孝市長は、再検討の結果公表について「5月末までに結論をまとめたい」との考えを26日示しました。 26日は伊那市役所で定例の記者会見が開かれ、記者からは全国的に注目を集めているふるさと納税に関する質問が多く出されました。 伊那市は、現在総務省からの要請を受け、ふるさと納税の返礼品について再検討を行っています。 総務省は、ふるさと納税の返礼品について「資産性の高い物は扱わない」などとする通知を1日に出しました。 これを受け伊那市は見直しを行い、新たな運用方針を17日発表しました。 しかし、10万円以下の家電製品が返礼品に含まれている事に対して総務省から見直すよう要請があり、高市早苗総務大臣は、21日名指しで苦言を呈しました。 自治体間での競争や、返礼品目的での納税など、制度が抱える問題について白鳥市長は、修正が必要だと話しました。 伊那市のふるさと納税の基金の残高は、昨年度末でおよそ57億円となっています。
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旬の味「なばな」の摘み取りはじまる
伊那市富県の遊休荒廃地を活用した「なばな」の畑で、24日から摘み取りが始まりました。 伊那市富県のたかずや運動公園近くにある畑、およそ3千平方メートルになばなが植えられています。 「農林産物直売所たかずや」が有休荒廃地を活用して作っていて、この日はおよそ20人が摘み取りをしました。 なばなは、菜の花を食用に品種改良したもので、花が開く前のつぼみの状態が一番味が良いということです。 訪れた人たちは、見定めながら摘み取っていました。 この日摘み取りに訪れた人は「周りの人と話をしながら収穫ができるので楽しい。旬の味を楽しみたい」と話していました。 朝晩の冷え込みで例年よりも1週間ほど遅い摘み取りとなりましたが、あたりの桜の開花も遅れたため、現在、摘み取りと一緒に桜を楽しむこともできます。 直売所の埋橋一(かず)代表は「自然を感じながら旬の野菜の摘み取りを体験して欲しい」と話していました。 摘み取りは5月上旬までで、午後1時から午後6時まで、1袋200円で摘み取りをすることができます。
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桜シリーズ⑬伊那市高遠町熊野神社 枝垂れ桜
伊那市高遠町藤沢の熊野神社の枝垂れ桜です。 国道152号線沿いの水上(みずかみ)集落の熊野神社入り口にある枝垂れ桜が見ごろになっています。 写真スポットにもなっていて、枝垂れ桜の他に、タカトオコヒガンザクラも楽しめます。 地元の人によりますと今週いっぱい楽しめるということです。
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新山・桜井・貝沼線利用者数増
伊那市の新山などを通る循環バス新山・桜井・貝沼線の平成28年度の利用者数が前年度に比べ270人増えたことがわかりました。 新山地区循環バスを育てる会の24日の会議で報告されました。 育てる会は、公共交通の利用者が減少していることから、地区の路線バスを守り育てていこうと平成27年に発足しました。 利用者数を増やすため会では、昨年度循環バスを活用したキノコ狩りやハッチョウトンボを観察するツアーなどを企画しました。 新山・桜井・貝沼線の昨年度の利用者数は1082人で、ここ数年で最も多かった平成23年度の1061人を上回りました。 1便当たりの利用者数はH27年度の4.14人から5.52人に増えました。 循環バスを育てる会では、今年度も引き続きキノコ狩りツアーなどを実施する他、新たに地元にある三界山の登山ツアーも計画しています。
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伊那市手良で田植え作業はじまる
毎年早い時期に田植えをしている伊那市手良の株式会社中坪ノーサンは、上伊那のトップを切って25日から田植えを行っています。 中坪ノーサンでは、手良で担い手がいなくなった田んぼを借りて米を栽培しています。 毎年上伊那では、いち早く田植えをしていて今年は去年より1日早まりました。 風が強い中、代表の登内美穂さんが田植え機で作業をしていました。 28ヘクタール、およそ250枚の田んぼで主にコシヒカリを作っています。 もみまきは、3月25日に行い順調に生育しているということです。 中坪ノーサンの田植えは6月10日頃まで続きます。
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南アルプス林道バス運行はじまる
伊那市営南アルプス林道バスの運行が25日から始まり、春山シーズンが開幕しました。 25日は、標高1680mの歌宿までが開通しました。 伊那市長谷の南アルプス林道バス営業所では、テープカットで運行開始を祝いました。 午前10時5分発のバスには、静岡県清水市から毎年訪れている70代の男性が乗車しました。 林道バスは、25日から6月14日までは歌宿までの運行で、6月15日からは北沢峠までとなります。 車窓からは、地球の成り立ちや大地の仕組みを見ることが出来るジオパークや天候が良ければ、東駒や双児山なども楽しめます。 標高1680mの歌宿では、市や山岳関係者などおよそ40人が参加し南アルプス北部開山祭が行われました。 歌宿から北沢峠に向かう沿道は、まだ雪が残っていました。 開山祭では、神事などをして今シーズンの安全登山やバスの交通安全を祈願しました。 25日は、長谷中学校の3年生も参加し、南アルプス太鼓を披露しました。 林道バスの昨シーズンの利用者は、11月15日までの205日間で4万9387人でした。
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1枚の和紙からつくる連鶴作品展
1枚の和紙からいくつもの鶴が連なる折り紙の作品展が、伊那市美篶の複合福祉施設みぶの里で開かれています。 施設の1階と2階の展示スペースには合わせて43点が並んでいます。 作品は、宮田村の中城忍夫さんと、中城さんが開いている連鶴の教室「連鶴楽苑伊那教室」に通う生徒たちが制作し、みぶの里を会場に展示しています。 連鶴は、1枚の和紙を使って鶴が全て繋がるように作ります。 中城さんは、伊那市から飯島町まで5つの教室を開いていて、講師を務めて今年で4年目です。 こちらは、生徒10人で制作した「家族鶴」です。 132羽が連なっていて、切らないように慎重に制作したため、1か月ほどかかったということです。 連鶴の作品展は、伊那市美篶の複合福祉施設みぶの里で、5月6日まで開かれています。 問い合わせ・・・0265-85-2573 中城さん
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花街道まつりでウォーキング
景色を見ながらウォーキングを楽しむ第7回花街道まつりが23日、箕輪町内の県道与地・辰野線沿いで行われました。 県道与地辰野線沿いには、ハナモモやスイセンなどが植えられています。 ハナモモは蕾ですが、スイセンが見ごろとなっていて、参加者は花を楽しみながら歩いていました。 花は地域住民有志で作る信州みのわ花街道推進協議会が地域活性化につなげようと植えたもので、毎年祭りを開いています。 メイン会場となった上古田公民館では、協議会のメンバーがとん汁や甘酒をふるまいました。 協議会によりますと、ハナモモはGW中が見ごろだということです。