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町 来年度役場窓口に外国語翻訳機導入検討
箕輪町は、来年度役場窓口に外国人向けの翻訳機を導入し、受け付け体制を整えることを検討しています。
これは、22日に開かれた定例記者懇談会で白鳥政徳町長が明らかにしたものです。
町では今、ポルトガル語の相談員がいて、来年度は多言語に対応する翻訳機の導入を検討しています。
また、貧困などに関する相談も増えてきていることから、専用の窓口を役場福祉課に設置することも検討しています。
町では、外国人の受け入れ態勢を見直し、対応をしていきたいとしています。 -
暖冬で生活面に影響
全国的に暖冬となっている今年、上伊那でも生活面に影響が出ています。
農家からはハウスの暖房経費削減で喜びの声が聞かれる一方、天然のスケートリンクは氷が張らず営業中止が決まりました。
伊那市西春近のトマト農家城倉禾一さんのハウスです。
およそ20アールのハウスでは、桃太郎ヨークという品種のトマトを栽培しています。
こちらのハウスでは、2017年から暖房機器としてペレットボイラーを導入しています。
ハウス内の温度が11度になると自動的に止まる仕組みとなっています。
城倉さんによりますと、ペレットは随時継ぎ足しているため正確な量は分からないということですが、今年は例年の70%ほどの稼働で、大きな経費削減になっているということです。
現在は、1日におよそ200kgのトマトを上伊那の小売店や直売所に出荷しています。
城倉さんによりますと、トマトの生育に適している温度が保たれていて、甘みと酸味のバランスが良く順調に育っているということです。
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出野さん「上伊那の方言」講演
伊那西高校の校長で、方言研究者でもある出野憲司さんの講演会が、箕輪町の地域交流センターで21日、開かれました。
講演会で出野さんは「長野県は関東と関西の方言を分ける境界線にあるため、『行かない』を『行かん』と言ったりするなど、関西の影響も受けていると話していました。
また、上伊那の方言を使って言葉を作る企画があり、参加者は「お暑うございます」を「アッツイジャネーカエ」などに言い換えていました。
講演会にはおよそ50人が集まりました。
講師を務めた出野さんは、伊那西高校の校長を務める他、方言研究者としても活動していて、長野県の方言をまとめた本も出版しています。
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絵手紙教室「笑楽会」作品展
伊那市の伊那公民館で活動している絵手紙教室「笑楽会」の作品展が、伊那公民館で開かれています。
会場には、生徒31人が描いたカレンダーや絵手紙作品が並んでいます。
伊那市西町の倉科照子さんが講師を務めるアカシア・雛の会・ふきのとう・たんぽぽの4つの教室合同の作品展です。
カレンダーは、生徒一人ひとりが月ごとに合った題材と言葉を決めて描いているということです。
絵手紙教室「笑楽会」の作品展は、29日(水)まで、伊那公民館1階ロビーで開かれています。 -
箕輪中合唱部 全国大会へ
箕輪町の箕輪中学校合唱部は、去年12月に東京都で開かれたこども音楽コンクール東日本Bブロック大会で最優秀賞を受賞し、全国大会の選考会に進みます。
22日は、3年生が受験前で全員が集まれなかったため、1・2年生が取り組んでいるアンサンブル曲を、受賞の報告も兼ねて役場で披露しました。
箕輪中学校合唱部には、1年生から3年生までの36人が所属しています。
東日本Bブロック大会には、地区大会から選ばれた長野・山梨・新潟・静岡の4つの県から23校が出場しました。
箕輪中合唱部は、中学校合唱部門で1校のみが選ばれる最優秀賞を受賞しました。
最優秀賞に選ばれた箕輪中合唱部は、26日にテープ審査で行われる文部科学大臣賞の選考会に進みます。
なお箕輪中合唱部は去年、この大会で全国1位にあたる文部科学大臣賞を受賞しています。 -
「こんなとき どこに通報しますか?」
伊那消防署のOBでつくる伊那市の地域防災を語る会は、事故や犯罪、自然災害を目撃した場合の、適切な通報についての クイズを作成しました。
そのほかにも、クマを目撃したら、道路や橋が使えなくなったらといった身近な問題のほか、車の暴走事故や
大規模殺傷事件に遭遇した場合といった緊急時の対応についても、通報先をどうするか問いを投げかけています。
このクイズを作成したのは、伊那消防署のOBでつくる地域防災を語る会です。
リーダーで伊那市中央の伊藤一男さんは、伊那消防署に39年間勤め、退職後も地域の自主防災組織の強化に尽力してきました。
伊藤さんは、殺傷事件などがあると、一般的に警察に通報が思い浮かぶが、警察は犯人確保を優先するため、けが人がいる場合は、消防署への通報を忘れないでほしいと呼びかけています。
日頃からの備えとして、事件や事故、災害に遭遇した時に、どこに通報すればよいかを考えておくことも、防災につながると話しています。
伊藤さんは、防災教育にも力を入れていて、今年度は市内17か所の保育園でミニ防災講座を開きました。
今後、要望に応じて、自主防災会などの勉強会にも出向くということです。
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ゆめわーくで新年のお茶会
伊那市御園で障害者の就労支援を行っている多機能型事業所ゆめわーくは、地域住民を招いた新年のお茶会を22日、開きました。
お茶を提供したのは、伊那市の日影公民館で茶道教室を開いている「煎茶道方円流」のメンバーです。
無病息災を願って飲む、昆布と梅が入ったほうじ番茶「大福茶」を淹れました。
一人一人に菓子とお茶が用意され、利用者らが味わっていました。
新年のお茶会は、地域住民との交流を兼ね毎年この時期に行われています。
この日は、ゆめわーくの利用者の他、地域の高齢者クラブ「御園あじさいの会」のメンバーなどあわせておよそ80人が集まりました。
この日は、ゆめわーくの利用者や地域住民がグループに分かれてお茶会を楽しみました。 -
避難所の電力確保へ外部給電器
伊那市は災害時に電気自動車から電力を取り出し、避難所などに供給する外部給電器を県内の市町村で初めて配備しました。
22日は市役所で、報道向けにデモンストレーションが行われました。
この外部給電器は電気自動車から最大90アンペアの電力を出力することができます。
コンセントは100ボルトを6口、200ボルトを1口備えていて、この電気自動車の場合、一般家庭でおよそ4日分の電気を賄う事ができるという事です。
伊那市では、災害に強い地域づくりを目指していて、およそ125万円をかけ外部給電器を配備しました。
外部給電器は長谷総合支所に配備され、災害時での活用の他、イベントなどへの貸し出しを行う事にしています。
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伊那市内で火事相次ぐ
22日午前11時45分頃、伊那市高遠町の高遠しんわの丘ローズガーデンで展望台に取り付けられていたマットが燃える火事がありました。
この火事により、作業をしていた56歳の男性が手や顔に火傷を負いましたが軽傷だということです。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、伊那市高遠町の高遠しんわの丘ローズガーデンにある展望台です。
展望台では男性が修繕作業をしていて、溶接の火がバラを守るマットにうつり燃え広がったという事です。
火はおよそ60平方メートルを焼き30分後に消し止められました。
この火事で修繕作業をしていた56歳の男性が、手や顔に火傷を負い伊那市内の病院に搬送されましたが、軽傷だという事です。
ローズガーデンを所有する伊那市では「再発防止の徹底を図ると共に、6月のバラサミットに向け復旧を行っていきたい」とコメントしています。
また22日はこの他に、伊那市上牧の畑で下草およそ200平方メートルを焼く火事もありました。
伊那署の発表によりますと、きょう、午前11時40分頃伊那市上牧の畑で、所有者の女性が段ボールを燃やしていたところ、火が燃え広がり、下草およそ200平方メートルを焼きました。
火は30分後に消し止めらました。
この火事によるけが人はいませんでした。
上伊那広域消防本部によりますと、伊那地域では今年に入り今日までに雨を観測したのは3日間だけだという事です。
冬から春先は特に空気が乾燥するので、火の取り扱いには十分注意してほしいと呼び掛けていました。
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グレイスフル箕輪 台風19号被災地へ義援金
箕輪町上古田の老人福祉施設・グレイスフル箕輪は、去年11月に行われた施設のイベントで集めた義援金5千5百円を台風19号の被災地に送りました。
22日はグレイスフル箕輪の利用者3人らが役場を訪れ、白鳥政徳町長に義援金を手渡しました。
義援金は籠やアクセサリーなどを作りイベントで販売した売り上げ5千5百円をあてたということです。
グレイスフル箕輪によりますと「利用者の人達が支える側になる事で、生きがいややりがいに繋がる」という事です。
白鳥町長は「これからも元気に頑張ってください」と話していました
義援金は、日本赤十字社長野県支部を通して台風19号の県内の被災地に送られます。
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将棋名人戦南信大会
小学生将棋名人戦南信大会が19日伊那市の中央区公民館で開かれ伊那東小学校5年生の堀米真喜君と3年生の堀米真爾君が県大会出場を決めました。
19日は小学生将棋名人戦南信大会とシニア将棋名人戦南信大会が開かれました。
小学生の大会には16人が出場し伊那東小学校5年生の堀米真喜君と3年生の堀米真爾君が県大会出場を決めました。
県大会は来月2日に長野市で開かれます。
シニアの大会では駒ケ根市の酒井肇さんと下諏訪町の有賀満さんが県大会出場を決めています。
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霊犬戦士ハヤタロー 来月上映
駒ヶ根市に伝わる「霊犬早太郎」の伝説をもとにしたヒーロー映画、「霊犬戦士ハヤタロー伊那谷幽玄の戦い」が、来月14日に伊那市の旭座で上映されます。
映画をPRする予告編がこのほど完成しました。
映画は、都会から地元の伊那谷に戻った主人公が、周囲で起こる様々な怪異事件に巻き込まれ、戦士ハヤタローと共に伊那谷に平和を取り戻すために妖怪と戦うというストーリーです。
21日は映画のプロデューサーを務めた、地元タレントの成美さんが、伊那ケーブルテレビを訪れ作品をPRしました。
撮影は一昨年から上伊那の8市町村で行われてきました。
「ゴジラ」や「ウルトラマン」などのデザインを務め、特撮を得意とする岡本英郎さんが監督・脚本を担当しています。
戦士ハヤタローは人気俳優の佐藤永典さんが演じる他、上伊那にゆかりのある俳優やキャストが出演します。
映画は当日券のみで、来月14日の午後6時半に伊那市の旭座で封切され、全国の映画館で順次上映されます。
14日の上映前には、戦士ハヤタローを演じる佐藤永典さんらによる舞台あいさつが行われる予定です。 -
直売所にこりこ 施設建て替えへ
箕輪町がJA上伊那に運営を委託した大出の農産物直売所「にこりこ」の現在の建物について白鳥政徳町長は、建て替えを行うため、年度内に取り壊すとの考えを21日、示しました。
これは、この日開かれた町議会臨時会で報告されました。
大出の農産物直売所「にこりこ」は、現在町振興公社が運営していますが、新たにJA上伊那に運営を委託することが決まっています。
JAからは老朽化や手狭なことから改築を望む声があがっていて、協議を進めた結果、新たな施設を建て直すことに決まったということです。
これに伴い、にこりことその南側にある製粉所が取り壊されることになり、撤去費はおよそ990万円となっています。
新たな施設は現在の2つの施設の土地を活用して一回り大きいひとつの建物を建てる予定です。
産業振興課未来農戦略係(みらいのせんりゃくがかり)の土岐俊係長は「地域のみなさんが集まれる場所、県外のみなさんに地元をアピール出来る場所にしていけるよう、みなさんから意見をいただきながら事業を進めていきたい」と話していました。
この日開かれた町議会臨時会で、撤去費用などを盛り込んだ一般会計補正予算案が提出され、全会一致で可決されました。
作業は2月下旬に着手し、年度内の撤去を目指します。
新たな施設のオープンは10月を予定しています。
またこのほか、箕輪中部小学校と隣接する藤ヶ丘体育館と箕輪中学校に隣接する社会体育館の耐震補強設計委託料690万円の一般会計補正予算案も合わせて可決されました。 -
上伊那御膳で地域の魅力発信
上伊那地域の農家でつくるアグリフォーラム実行委員会は、高校生や大学生の協力を得て、地元ならではの食材を使った「上伊那御膳」のプロデュースを進めています。
20日は、御膳に詰める料理の投票が行われました。
この日は、伊那市の伊那合同庁舎に農家や高校生、大学生が集まり、料理の試作品を見ながら投票したいものを選んでいました。
イナゴのゼリーや蜂の子の寿司などインパクトの強いものから、リンゴのおこわやトマト入り卵焼きなど、地元食材を使った料理が並びました。
試作したのは実行委員会のメンバーで、料理のコンセプトを説明していました。
参加者らは、上伊那御膳にふさわしいメニューは何かを考えながら投票していました。
参加した大学生は「(イナゴは)カルシウムがあって美味しそう。自分は美味しそうだなと思うが、都会で出したりしたときにどんな反応になるか気になる」と話していました。
また、ある農家は「地域に残る伝統食や地元野菜を後世につないでいけるような御膳になることを期待しています」と話していました。
これは、農家でつくるアグリフォーラム実行委員会が、関係者とともに地元の特産物や郷土料理をひとつに盛り込んだ「上伊那御膳」を開発しようと去年から取り組みを進めています。
境澤賢二委員長は「地域のことが伝えられるような御膳になることを願っています。こうして農家や高校生、大学生がひとつのことに取り組むことができるということ、また農産物をつくる農家がこういったことに取り組むことの面白さ、大切さを感じています」と話していました。
今後は、投票で人気だったメニューを盛り込んだ御膳を開発し、地域の飲食店などに提案していきたいとしています。 -
酒蔵・生産者が地元の新酒PR
伊那市の酒米を使った2つの蔵の新酒をPRする会が20日夜、市内で開かれました。
この日は伊那市狐島のJA上伊那本所で、酒蔵や酒米の生産者、JA職員などおよそ60人が新酒の完成を祝って乾杯しました。
新酒をPRした酒蔵は、伊那市荒井の宮島酒店と高遠町の株式会社仙醸です。
それぞれの酒は市内の地域限定でつくられた酒米を使用しています。
宮島酒店では伊那市荒井の酒米を使った「艶三郎」、高遠町山室の「一飄」、西箕輪の「第六天」、今年から加わった横山の「維者舎」の4種類。
株式会社仙醸は、高遠町山室の「辛口純米」と「やまむろ生」、御園の「純米うすにごり・四季」と「直汲み生原酒」の4種類です。
参加した人たちはそれぞれの新酒を飲み比べながら味わっていました。
また、酒蔵から酒の紹介やPRもありました。
宮島酒店の宮島敏社長は「日本有数の米の産地でさらに手をかけてつくった酒米でつくったお酒。たくさんの人に味わっていただきたい」と話していました。
㈱仙醸の黒河内貴社長は「おいしい酒米をつくっていただいている。しっかり醸造しなければいけないと改めて感じました」と話していました。
値段は720ミリリットル入りで、【宮島酒店(税込)】艶三郎1,100円 一飄1,350円 第六天1,100円 維者舎1,700円 【㈱仙醸(税抜)】辛口純米1,239円 やまむろ生1,200円 純米うすにごり・四季1,100円 直汲み生原酒1,600円
市内の酒販店で購入することができます。 -
暮らしのなかの食 実践事例報告
伊那市が食育事業の一環で取り組んでいる「暮らしのなかの食」事業の実践事例報告会が21日、伊那市の防災コミュニティセンターで開かれました。
この日は、保育士や学校教諭およそ60人が参加しました。
報告会では保育園2園、小中学校3校が実践事例を発表しました。
西春近北保育園は、地域住民の協力を得ながら、田植えや稲刈り、草餅作りなどを行っています。
農業などの体験を通じて、親への感謝、好き嫌いをなくすなど生きる力につながっていると話していました。
東春近小学校は、学年ごと違った野菜などを作っています。
4年生はりんご学習で感謝の気持ちを、5年生は米作りで後継者不足など農業問題を、6年生はそばづくりで天気とのつきあいの難しさを学んだということです。
白鳥孝市長は「特徴的な様々な取り組みがあるので、参考にして良いものは取り入れてもらいたい」と話していました。
伊那市では2015年度から学校生活の中に農業体験を取り入れる「暮らしのなかの食」事業を市内すべての小中学校で実施していて今年で5年目になります。 -
信大農学部で合同企業セミナー
来年3月卒業予定の信州大学農学部の学生を対象にした、合同企業セミナーが、南箕輪村の信州大学農学部で20日、開かれました。
セミナーは、伊那市が開いたもので、市内の企業10社が集まりました。
信大農学部の学生が学んでいる分野を就職後に活かしてもらおうと、市が初めて企画したもので、農林や食品、医薬などに関係する企業が出展しました。
このうち、伊那市西箕輪の株式会社イナリサーチでは、医薬品の開発や試験について説明していました。
この日はおよそ40人の学生が集まりました。
市では、セミナーを通して、本格的な就職活動を前に、様々な企業を知ってもらい、若者の地元への定着に結び付けたいとしています。 -
箕輪町大出上村の大文字倒し
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている大出上村の大文字倒しが、20日に行われました。
大文字は、無病息災や家内安全を願い、今月13日から20日までの1週間建てられていたものです。
午前6時、上村の辻に地域住民が集まりました。
縄を引き、ゆっくりと柱を倒していきました。
柱には、松や竹、願いごとを込めた巾着などが取り付けられています。
柱が倒されると、住民らが集まり、枝を切って巾着と一緒に外していました。
松・竹・梅・稲穂と合わせて各家庭の玄関先に飾り、1年間の厄除けを願うということです。
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上戸で大文字の柱を下ろす
小正月の伝統行事「大文字」の柱が20日、伊那市と箕輪町で下ろされました。
伊那市西箕輪上戸では、午前5時15分ごろから太鼓が打ち鳴らされ、長さ12メートルの柱が建てられた辻に住民が集まってきました。
大文字は、区内の辻に柱を建て厄除けを願う小正月の伝統行事です。
毎年14日に建てられ、大寒の20日に下ろされます。
住民およそ100人が見守る中、三方向からロープで引っ張りながらさすまたを使ってゆっくりと下ろしていきました。
柱が下りると、もみ殻が入った巾着袋や色紙で作った花飾りを住民が持ち帰っていました。
持ち帰った巾着袋などは、各家庭で神棚などに飾るということで、これまでのものは26日のどんどやきで燃やすということです。 -
芸術コースの生徒が成果を披露
高遠高校芸術コースの卒業制作展、芸術フェスティバルが19日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。
高遠高校芸術コースは音楽、美術、書道があります。
音楽を専攻している生徒が歌や楽器演奏を披露しました。
歌に合わせた振り付けは仲間の大切さを表現していて生徒全員で
考えたということです。
楽器演奏では生徒たちが息の合った音色を披露していました。
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高遠だるま市に合わせて本町商店街 4色の桜だるま
2月11日に伊那市高遠町で行われるだるま市に合わせて、地元の本町商店街では新色の黒色を含む4色の桜だるまを販売します。
今年新たに加わったのは、こちらの夜桜だるまです。
黒色のだるまをベースに、ピンクの花びらが描かれていて、背中には高遠夜桜だるまとかかれています。
去年の桜まつりのポスターに夜桜が採用されたことや、「黒字になる」との縁起を担いで今回初めて作ったということです。
1次予約分は2日間で終了する人気ぶりで、現在2次予約分も残りわずかだということです。
他にも、毎年販売している「赤」「白」「ピンク」のだるまがあり、価格は小が2,000円、大が3,000円、特大が4,500円となっています。
予約は、高遠町のカミリで2月4日まで受け付けています。 -
ソバの実を川の冷水に寒晒
大寒の20日、伊那市内のそば店でつくる高遠そば組合は、ソバの実を川の冷水に浸す「寒晒」作業を行いました。
20日は、組合員6人が長谷の市野瀬にある粟沢川に地元産のソバの実を浸しました。
今年は去年より30キロほど多いおよそ1,050食分を用意しました。
寒晒蕎麦は、江戸時代に高遠藩が将軍に献上していたとされています。
そばの実を寒中の水に浸すことでアクが抜け、デンプン質が糖に変わり、甘みが増すということです。
20日の伊那地域の最低気温は1.9度と4月上旬並の穏やかな大寒となりました。
それでも川の水は冷たく、組合では「水温は平年並みだと思う。夏には寒晒の特徴を活かしたおいしい蕎麦を提供したい」と話していました。
浸した蕎麦の実は、2月4日に引き上げられます。
提供は、市内7店で7月11日からを予定しています。 -
小河内神社御筒粥で占う
箕輪町の小河内神社で、今年の世の中や農作物の出来を占う御筒粥の神事が19日に行われ、今年の世の中は去年より7厘上がって7分4厘となりました。
神事は、小河内神社の今年1年の五穀豊穣を願う祈年祭で行われています。
21本の葦の茎を束にしたものを2升の米が入った釜で炊き、茎に入った米粒の数で占います。
午前7時から炊きはじめ、2時間後の午前9時過ぎに釜から筒が取り出されました。
占いの結果、今年の世の中は7分4厘となりました。
極上は、水稲の中生とささげ、大豆。
上々はトマト、上はりんご、きゅうりなどとなっています。
占いが終わると、使ったお粥を食べて1年間の無病息災を願いました。 -
大学入試センター試験
18日と19日全国一斉に行われている大学入試センター試験は
18日に信州大学松本キャンパスで英語リスニングの不具合が1件ありました。
19日午後4時現在県内の会場でトラブルなどの報告は入っていないということです。
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「せいの神」で五穀豊穣願う
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで「せいの神」と呼ばれるどんど焼きが19日行われました。
せいの神は五穀豊穣の神様「歳神様」がなまったものとされています。
15メートルほどの竹でやぐらを作り、みはらしファームに飾っていた2020本の〆の子や各家庭の正月飾りを積み上げ燃やしました。
集まった人たちは炎に手を合わせ無病息災を願っていました。
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山の恵に感謝 山の神講
山の仕事の安全を願いその恵に感謝する山の神講が19日伊那市高遠町荒町で行われました。
荒町公民館に地区住民が集まり男性は山の神講で使う弓と矢を作りました。
山の神講は農業や林業をつかさどる神様を祀る伝統行事で荒町の住民が受け継いでいます。
女性は祝いの席で食べる縁起物の長芋をすった芋汁などを作っていました。
準備が終わると集まった人たちは地元の貴船神社裏山にある祠に向かいました。
集まった人たちは今年の良い方角とされる西南西に向けて矢を放っていました。
山の神講はかつては男性だけで行われていましたが、参加者の減少から近年は女性も山に登り弓を放つようになったということです。
神事が終わると祠に弓と矢を供え山の恵に感謝していました。 -
北小河内漆戸常会 大文字下ろし
箕輪町北小河内漆戸常会で、地区内の安泰を願って12日に建てられた大文字が19日に下ろされました。
午前8時に地区住民30人が集まり、4つ辻に建てられた大文字が下ろされました。
北小河内漆戸常会に伝わる小正月の伝統行事「大文字」は、およそ260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。
大文字が下ろされると、つけてあった花飾りと松の枝を外しました。
花飾りは3本ずつ持ち帰り、厄除けとしてそれぞれの家の玄関先などに飾るということです。
漆戸常会の住民によりますと、3本の花飾りを玄関先に飾るのは、病気・火災・水害の3つから守るという願いが込められているということです。 -
町文化センターで小中学生のものづくり作品展
箕輪町の小中学生が授業で取り組んでいる、使う人を意識したものづくりの作品展が、箕輪町文化センターで開かれています。
会場には、町内の小中学生がつくった作品およそ250点が並んでいます。
こちらは、春から育てたアサガオのたたき染めで作った灯篭です。
こちらは、カラフルな色を塗ったオリジナルの風鈴です。
ものづくり教育プログラムは、町教育委員会が平成19年度から行っているもので、使う人を意識しながらものづくりをすることで、他人への思いやりを育てることをねらいとしています。
作品展は、23日(木)まで、町文化センター展示コーナーで開かれています。
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伊藤ひよりさん性的少数について講演会
性同一性障害を抱えながら、歌で自身の生き方を表現している、シンガーソングライターの伊藤ひよりさんの講演会が18日、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
講演会は、伊那市教育委員会が開いたもので、およそ300人が集まりました。
講演の中で伊藤さんは、高校1年生の頃の変声期の時に、自分の心と体の不一致に苦しんだと話していました。
以降、好きな歌で自分の生き方を表現しようと、歌手として活動を始めたということです。
また、この日は、伊那市の西春近北小学校5年生と一緒に歌を披露しました。
クラスの担任の木村悦子教諭が以前伊藤さんの講演を聞いたことがきっかけで、交流が始まったということです。
講演を通して伊藤さんは、「いろいろな生き方の人がいるなかで、少しでも性的少数のことについて知ってもらいたい。」と話していました。
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SDGsカードゲームで理解深める
貧困や気候変動などを解決し持続可能な世界を目指す、SDGsを体験するカードゲームが18日、伊那市役所で行われました。
この日は、およそ30人が参加し、2人1組になってゲームをしました。
県が主催しているもので、ゲームに先立って国際連合地域開発センター研究員の浦上奈々さんがルールを説明しました。
ルールは、チームに配られた達成すべき目標に向けて、手元にあるプロジェクトを時間とお金を使い、進めます。
プロジェクトを進めると、世界の状況を表す、経済・環境・社会の3項目に変化が訪れます。
ゲームでは参加者が、チーム内の目標を達成するとともに、世界の状況を表す3項目にも偏りがないようにすることでゴールとなります。
今回のゲームを運営している長野県環境保全協会は「ゲームをすることで自分たちの生活を見直し、持続可能な世界に向けて行動するきっかけにしてほしい」と話していました。
SDGsは、2030年までに貧困や気候変動など17の項目を解決し、持続可能な世界を目指す取り組みです。