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上伊那各地の企業でも仕事始め式
上伊那でも7日、大手企業などの仕事始めとなった。原油価格の高騰、物価の上昇など、厳しい状況の中での年明けとなったが、各社とも気を引き締めてこの状況を打開する決意を示し、志を新たにした。
そのうち、アルミ電解コンデンサーを中心とする電子部品製造のルビコン(本社・伊那市、勝山修一社長)本社では、約400人の社員を前に、登内英夫会長と勝山社長が年頭の言葉を述べた=写真。
登内会長は「新たな発想 飽くなき挑戦」とした今年のスローガンに触れ「伝統と真摯(しんし)という言葉があるが、伝統とはただ年を重ねたからといってついてくるものではなく、努力と研さんによって初めて築かれるもの。何としても不良をゼロにし、旧来を断ち切って、しっかり発想の転換をしていただき、新しい気持ちで仕事に取り組んでほしい」と語った。また、世界的にはセラミックコンデンサが普及してきている中、「アルミ電解コンデンサーの特色を生かした商品開発も考えていかなければならない」と指摘。「そうした商品の開発なくしては、電解コンデンサーというものの将来が大変不安になってくるのではないかと思う。技術者を中心に、連携を図りながら頑張ってほしい」とした。
また、勝山社長は価格競争や原油高など、今の厳しい状況に触れ「資源は有限で相場の上下だけに期待してはならない時代になってきている」とし、世界的な視点から新たな発想が求められていることを語った。 -
ルビコン仕事始め勝山社長訓示
厳しい状況の中での年明けとなった。価格競争は昨年来から厳しくなっており、そこへもってきて原油高がきている。相場の上がり下がりに伴い、世の中の景気も上がり下がりしてきたが、資源が有限であることを考えれば、今後、相場の上下だけに期待してはならない時代になってきている。
我々の製品を売る先の市場がどうなっているのかという視点を忘れてはならない。電気製品の市場は日本だけでなく、中国など、さまざまな国が関与しており、有限性に配慮した資材を使った商品開発、または環境に対応した商品の開発なども考えていかなければならない。こうしたことから、仕事をしていく上でも世界と直結しており、グローバルな視点、今年のスローガンである新たな発想が必要となってくる。
世の中では昨年、政治の品格、経営の品格などが問われた年だったと思う。経営の品格は、その企業の業務に取り組む姿勢が問われている。非常に厳しい年だが、厳しい年こそ問題点がはっきりしてくる。その点では今年はベストイヤーだと思う。
今年を最良の年にすべく、一緒に頑張って行きましょう。 -
長藤診療所 診療棟の開所式
老朽化などに伴い、移転新築している伊那市高遠町の長藤診療所で7日、診療棟の開所式があった。診療棟の完成で、今後、旧診療所を取り壊し、駐車場を整備する。3月のしゅん工を目指す。
開所式には市関係者、地元区長ら約20人が出席。
小坂市長は「医師不足が言われているが、幸い伊那中央病院は確保できている。診療所は医師1人のため、伊那中病と連携を図りたい」と述べ、地域住民の健康を守る拠点となることを期待した。
式後、診療棟で診療が始まった。
旧診療所は69年建設で老朽化していたため、耐震度の強化、段差解消や手すりの取り付けなど施設内のバリアフリー化することで、利用する高齢者らが診療しやすい環境を整えた。事業費は1億4千万円で、過疎対策事業債を充てる。
診療棟は旧診療所の南側。木造平屋建て(延べ床面積430平方メートル)で、診察室やレントゲン室、事務室、畳の待合室などを設けた。 -
伊那市、箕輪町の出初め式
伊那市、箕輪町で6日、各消防団の出初め式があった。市中行進や式典などがあり、団員は気持ちを新たに、消防団活動への結束を固めた。
伊那市は市民会館で式典を開き、団員ら約千人が出席。
田畑安彦団長は「住民の身体・生命・財産を守るため、予防活動を強化している。火災件数は前年を下回り、火災報知器を普及することができた」と振り返り、勤務者が多く、団員確保が難しい現状に「地域の安全を守る奉仕者として、引き継ぐことが大切。自信と誇りを持ち、団員一丸となって取り組むことを期待する」と訓辞した。
そのあと、交通安全宣言をし、県消防協会功績章などを表彰。
市中行進(市民会館縲廱R伊那市駅)は団員のほか、赤十字奉仕団員、少年少女消防クラブ員らが加わり、各分団のポンプ車など53台も連なった。伊那橋での観閲で、小坂市長や田畑団長らが堂々とした行進を見守った。
例年、天竜川で一斉放水をしているが、一昨年の豪雨災害の影響で河川工事をしていることから本年は中止した。
箕輪町消防団の出初め式では、町消防団長表彰で消防活動に協力したとしてKOA(箕輪町、向山孝一社長)などが表彰された。 -
伊那市坂下区でどんど焼き
上伊那の各地で6日、どんど焼きがあった。正月飾りを積み上げて燃やし、1年間の無病息災を願った。
伊那市坂下区は、小学生28人が区内300戸余を分担して回り、丸山公園にしめ飾りや門松、だるまなどを集めた。
高さ2・5メートルの正月飾りに点火すると、勢いよく火が燃え上がり、時折、竹のはぜる音が響いた。
おきになってから、参加者はそれぞれ持ち寄ったもちを焼いて食べた。
昨年は雪降りだったが、本年は雪もなく暖かな天候で、参加者は穏やかな1年になればと祈っていた。 -
なごみ家で繭玉づくり
宮田村の福祉交流施設なごみ家で7日、小正月の伝統行事「繭玉(まゆだま)づくり」が行われた。子どもたちも参加し、昔ながらの風習で無病息災を願った。
地域の習わしに詳しい大田切区の酒井昌子さんらが講師となり、にぎやかに手づくり。
米の粉をこねて丸めて、繭の形に似せた白とピンクの団子に仕上げた。
サカキとヤナギの枝に刺して飾り付け。「きれいにできたね」と親子一緒に喜ぶ姿もあった。
養蚕の隆盛を今に伝える繭玉。「昔はどこの家庭でもつくった。今はクリスマスなど行事が多くなり、かわりに小正月の行事がすたれている気がします」と酒井さんは話す。
かつて繭玉と一緒に小正月に飾ったが、今は滅多に見られなくなった「稲穂かざり」も持参し、大切にしたい風習として参加者に伝えていた。 -
宮田村消防団出初め式
宮田村消防団(平澤成己団長)の出初め式は6日、分列行進で市街地をパレードし、式典を村民会館で開いた。心構えを新たにし、結束を深めた。
昨年は大雪で中止となった分列行進だが、この日は陽射しも暖かな晴天に恵まれ、2年ぶりに約180人の団員が隊列を整えて行進した。
式典では功績があった団員や防火優良の事業所などを表彰した。
表彰を受けたのは次の皆さん。
◆県消防協会長表彰▽功労章=向山和孝、北原貴明▽努力章=平澤賢司、北原慎吾▽精績章=太田和宏、川手哲弘、土田社宏▽技術章=後藤勝美、宮下智▽精勤章=小池晃、山下秀樹、三浦博文、武井元、宮本雄一、春日政信、田中慶一、寺澤博史、細田卓爾、滝口剛
◆上伊那消防協会長表彰▽優秀章=第3分団▽功労章=田中英治、山岸誠司▽精勤章=酒井豊典、小田切真次、小林泰幸、三浦隆、小田切誠、柘植高光、小田切勝良、林明浩、飯島保、斉藤弘樹
◆村長表彰▽15年勤続章=上條雅典、倉田康秀、後藤勝美、下平秀樹、林明浩、庄野昭博、友野悟、桜井明雄、酒井強、那須野竜也▽10年勤続章=平澤賢司、酒井豊典、小林泰幸、武井元、田中慶一、春日健一、加藤光、渋谷雄介▽5年勤続章=小田切誠、細田卓爾、滝口剛、平澤隆靖、鈴木邦照、牧田貴嗣、伊藤一貴、上村桂永、三上大、古久根喜希、小林宏次、小林孝至、勝治樹、丸山武志、新谷匡、小田切一晴、加藤茂幸、田中佳晴▽村消防団長表彰▽一般団体表彰防火優良事業所=カミイナ、松下金属工業 -
安全の地域づくり決意 伊那市美篶で祈願祭
伊那市美篶の区長会、交通安全協会などでつくる美篶各種団体協議会(春日純雄会長)は8日、美篶公民館で恒例の地区安全祈願祭を開いた。40年以上続く市内で唯一の安全祈願祭。地区内の消防団や青少年育成会などの関係者約70人が集まり、交通安全や防犯などの予防を祈願した。
神事の後、同協議会の春日会長が「私たちは命の尊さなどを次代へ伝える使命がある。美篶の里が安心安全であるよう一人ひとりがいたわり、助け合いの気持ちで、秩序ある生活を徹底することが必要となる」と祭文を読み上げた。
美篶交通安全協会の松浦源治会長は、昨年、地区内で発生した高齢者の交通死亡事故に触れ、「このような事故が二度と起きないようにしたい。それぞれの立場で今後も尽力してほしい。力は合わせることで自然と出てくるものだと信じている」と主催者を代表してあいさつした。
関係者70人が集まり地域の安全を祈願 -
兼業農家の主婦として、義母や夫との暮らし、つながり、感じた思いをつづったエッセイを集めた『人生どっこいしょ』を出版
伊那市手良
小松利江さん(70)後に続くお嫁さんたちの少しでも手助けになればと思ったの竏秩B
伊那市手良地区が毎月発刊している地域のコミュニティーペーパー「手良民報」で、8年間にわたり書き続けてきたエッセー。その8年分のエッセーをまとめた著書『人生どっこいしょ』をこのほど出版した。
その中にある「嫁と姑(しゅうとめ)」では、90歳にして突然痴呆症になった義母と、それに動転しつつも日々悩みながらやり取りをしてきた自身の思いと、この地に嫁いでから“嫁と姑”として、母、夫、家族とともに過ごしてきた半生を振り返っている。
話に聞いてはいたが、いざ身内の痴呆と向き合うのは難しかった。大きな声を出したり、怒ったりすると、かえって相手の感情を高めたり、プライドを傷つけてしまう。そこで夫は「干渉しない、ご飯をセーブしてはいけない、大きな声で怒ってはいけない」という3カ条を決めた。
「でも、人間だからなかなかそうも言ってられなかった。そのはけ口として、書くことを始めたの」と話す。
その後、手良民報から執筆依頼があり、「後から続くお嫁さんの手助けになれば」と、それまでに書きためたものを整理しながらエッセーにした。
◇ ◇
下伊那の天龍村出身。花嫁衣装をまとって列車に乗り込み、この手良に嫁いできたのは22歳の時だった。それから、夫の祖母、母、兄弟2人、自分たち夫婦の6人暮らしが始まる。
嫁はまず、その家のご飯炊きのやり方などを一から覚えなくてはならない。また、兼業農家だったため、畑仕事や蚕の世話もしなければならなかった。それは当時の農村では当たり前のこと。しかし当時は、もっと気楽に暮らしたい竏窒ニ、夫婦二人で暮らす人たちがうらやましかった。
母は正直な人だった。違う環境で育ってきた人間同士が一つ屋根の下で暮らすのだから、当然思いの行き違いや衝突もある。そんな日々に葛藤(かっとう)し、隠れて涙することもあったが、孫嫁である自分を可愛がってくれた祖母は「嫁と姑がうまくいくと『鍋かまが割れる』という。それが普通なんだよ」と励ましてくれた。
「でも、母はいろんな面で私を人間に育ててくれた。我慢すること、近所との付き合い方竏秩Bそういう意味で、母にはすごく感謝しているの」と語る。
月日のたつのはあっという間だった。40年をともに暮らした母は痴呆となり、半年で他界した。母がいなくなった家には、何ともいえない寂しさが漂った。葛藤の一方、長い年月の中で“家族”という絆(きずな)を結んできた姑の存在を、あらためて実感した。 -
「チビッコらっこルーム」もちつき大会
「チビッコらっこルーム」もちつき大会
伊那市の伊那公民館の子育て講座「チビッコらっこルーム」は5日、もちつき大会を同館で開いた。地域の親子19組が参加して、自分たちでついたもちを味わった。
「チビッコらっこルーム」は月1回、1縲・歳児とその保護者を対象にした「おやつ作り」や「応急手当」「キッズビクス」などの講座を開いている。通常は第1月曜日に講座を開いているが、もちつき大会は父親も参加しやすいように土曜日の開催となった。
まずは父親たちが交代できねを振るった。「けっこう大変だね」と言いながら、笑顔の子どもたちの「よいしょ、よいしょ」の掛け声に励まされ、ぺったんぺったん、もちをつく。
そのあとは、子どもたちが父母に助けられながらもちをついた。大きなきねを持ち上げて、振り下ろす。ぺたんと臼の中のもちがつぶれて、満足そうな子どもたち。
つきたてのもちは、きな粉とあんこ、ゴマをつけて、みんなでほおばった。
##写真(たてよこ) -
七草がゆ
無病息災を願って1月7日朝に食べる七草がゆ。新年のごちそうで弱った胃をいたわり、七草のセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)を食べて栄養バランスを整える昔からの知恵。
ニシザワショッパーズ通り町店でも5日から七草がそろった「七草セット」を販売している。例年、年配者などがよく買っていくとのこと。
通りかかった買い物客は、並んだ「七草セット」を見て正月の終わりを実感しているようだった。 -
年末ジャンボ1億円駒ケ根で
昨年の大みそかに抽選が行われた年末ジャンボ宝くじ(第532回全国自治宝くじ)で1億円(2等)の当たりくじ1本が駒ケ根市のカインズチャンスセンターから出ていたことが5日までに分かった。
昨年10月に新たに開設したばかりの同センターでは「大変うれしい。最初から幸運に恵まれているようで、今後が楽しみ」と高額当選を喜んでいる。 -
駒ケ根市長選 第3の候補出馬へ
任期満了に伴う駒ケ根市長選(1月13日告示・同20日投開票)への出馬に向けて調整を進めてきた、共産党も加わった市民団体「市民のくらしを守る駒ケ根みんなの会」は5日、立候補者の人選が固まったとして7日に記者会見を開き、詳細を発表することを明らかにした。
これまでに立候補を表明しているのはいずれも新人の、前市議会議長、北沢洋氏(56)=無所属、上赤須=と、元県教育次長、杉本幸治氏(58)=無所属、上穂町=。保守系2人による一騎打ちか竏窒ニの見方が広がっていたが、告示まで一週間に迫ったこの土壇場で三つどもえの戦いとなることが確実な情勢に。選挙戦は一気に混戦の様相となりそうだ。 -
正月のふるさと就職相談会
産・学・官が連携して雇用対策に取り組んでいこうと昨年7月に設立された駒ケ根雇用対策協議会(会長・中原正純市長)は4、5日、ふるさと就職相談会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。Uターンを促進しようと市が初めて行った昨年に続き2年目。年末年始に帰省した大学などの新卒予定者やその家族など約10組が訪れ、地元の就職状況などを担当者に相談した。来場者は真剣な表情で説明に耳を傾け、地元企業の会社案内パンフレットなどを何冊も持ち帰っていた。担当者は「来場者は採用状況が厳しいと分かっていても地元の企業に入りたいという熱意を持っている。希望に応えられるよう協力していきたい」と話している。
協議会は趣旨に賛同した市内の企業約40社を会員に、赤穂高校、駒ケ根工業高校、伊那技術専門校と駒ケ根商工会議所、駒ケ根市が協力して設立。伊那公共職業安定所とも連携しながらさまざまな雇用対策を行っていく。U、I、Jターンを促進するため、全国の大学を訪問して地元企業をアピールしたり企業ガイドを作成・配布したりするほか、地元高校生に情報提供を行うなどの活動を行う。 -
小坂樫男伊那市長 「後継者を腹の中で決めている」
伊那市の小坂樫男市長の後援会「やまなみ会」(笠松保会長)の新年祝賀会が5日、同市狐島のJA上伊那本所であった。小坂市長が、集まった支援者ら約550人を前に新年の意気込みを述べた。
昨年を振り返り、小坂市長は副市長2人制について、「必要かどうかとの議論もあったが、それぞれ得意な面を発揮し、いろいろと成果が上がった」と強調。産業立地では11社の誘致が決まり、手応えを口にした。
また、市が昨年秋から始めた、北海道犬を活用した野生動物の追い払い事業に対し、「成功すれば有効な手段となる。人間と動物の共生ができる」と期待した。
最後に小坂市長は「ぼつぼつ後継者を腹の中では決めている。最後の任期をまっとうしたい。しっかりやりたいと思うので支援を」とも話した。
笠松会長は「新生伊那市が誕生して2年が過ぎ、自立した地方都市を目指して着実に一歩一歩進めていると確信する。新生伊那市は3年目を迎えるが、みなさんの応援を得ながら小坂市長には、長野県一の町をつくるために頑張ってもらいたい」と激励した。 -
伊那市 親子スキー教室で親子シュプール描く
伊那市教育委員会は5日、同市西春近の中央道伊那スキーリゾートで、小学生と保護者を対象とした恒例のスキー教室を開いた。市内から8家族18人が参加し、積雪70センチのゲレンデで、雪の感触を味わいながら技術習得を目指した。
参加者は昨年と比べて3家族4人の増員。初心者から経験者までをレベルに応じ、2グループに分けて市体育協会スキー部員2人が一人ひとりをじっくりと指導した。初めてスキーを習った児童も、滑り方のコツをつかむと繰り返しシュプールを描いて楽しんだ。
小学校1年生の息子、出海(いずみ)君(7)の影響で受講した同市山寺の井上綾子さんは「スキーをするのは15年ぶりだったが子どもと一緒に滑ることができておもしろかった」。出海君も「楽しかった」と笑顔で話した。
板をハの字にして滑るプルークボーゲンを学ぶ参加した親子ら -
宮田村仕事始め式
宮田村は4日朝、新年の仕事始め式を開いた。約100人の村職員を前に清水靖夫村長は・ス庁内力の強化・スを訴え、連携を密にしながら住民サービスに応えていこうと呼びかけた。
「他にさきがける発想の転換」も求め、横並び体質ではない対応を要望。
力を入れている子育て支援、環境対策にもふれ、一人ひとりの英知を結集し、体制の充実や啓もうに取り組むよう喚起した。 -
商工会新年仕事始め式
宮田村商工会は4日、新年の仕事始め式を開いた。
前林善一商工会長が事務局職員を前に年頭あいさつ。米国のサブプライムローン問題の国内経済への余波を懸念しつつ、「会員企業の健全経営のため支援指導に頑張ってほしい」と呼びかけた。 -
河原町リバースが恒例元旦マラソン
宮田村の少年野球チーム「河原町リバース」は1日早朝、恒例の元旦マラソンを行った。「今年も元気にプレーできますように」と願をかけながら、約30人のメンバーが元気に村内を駆け抜けた。
町三区公民館を発着点に南割区の姫宮神社まで数キロの道のり。
年末からの降雪で道が凍っている部分もあったが、気を付けながらゴールを目指した。
姫宮神社では初詣でもして、「粘り強く」の願いのもとにお雑煮も食べて活力をみなぎらせた。 -
JA宮田支所のだるま貯金
宮田村のJA上伊那宮田支所は4日、新年の業務を開始し、朝から恒例の「だるま貯金」で多くの人が訪れた。
500個のだるまを用意し、干支のネズミをかたどった貯金箱とともに来所者にプレゼント。お年玉をにぎりしめて貯金に訪れる子どもたちの姿もあった。
同支所の初貯金の取り扱い高は例年並みの5千万円を見込んでおり、この日は天候にも恵まれ終日混み合った。 -
南箕輪村で成人式 新たな門出に祝杯
南箕輪村の成人式は3日、村民センターであり、対象者189人(男94人、女95人)のうち134人の新成人が出席した。晴れの場では、振り袖やスーツに身を包んだ若者たちが友人との再会を喜んだり、新たな決意を誓ったりと新たな門出を祝った。式では12年ぶりとなる村民の歌の斉唱もあった。
唐木一直村長は「これからの行政運営は地域の力が必要となる。村に残る新成人は力になってほしい。村を離れる人は、それぞれの地で活躍することを期待する。これまで育ててくれた多くの人に感謝して歩んでほしい」と式辞を述べた。
新成人代表の清水佳奈さんは「これからは責任ある大人としての振る舞いが要求される。自覚を持って世の中を生きていかなくてはいけない。それぞれの未来を切り開いていくには、まだまだ未熟な私たちですが、温かい目で見守ってほしい」と謝辞を述べた。
丸山剛史さんは、「はっきりとした目的意識を持ち、主体的にものごとを考えていく必要がある」「感謝の気持ちを常に持ちたい。多くの人と出会い、刺激を受けながら成長していきたい」と意見発表。「先行きが不安な見えない将来だが、これから前に進むことが楽しみ」とした。
祝賀会はジュースやビールで乾杯(南箕輪村) -
南箕輪村・成人アンケート
(1)成人になって思うこと(2)成人になってしてみたいこと(3)地域の良いところ。直してほしいところ(4)地域のために自分にできること竏秩B
アンケート
◆(1)東京で暮らしていると親のありがたみが分かった(2)お酒とたばこを始めたい。親とも飲みたい(3)自然が売りなので、大芝を大切にしたい。特に直してほしいところはない(4)ごみ拾い
(加藤哲弥さん・東京都・フリーター)
◆(1)成人というと何かが変ると思ったが、特に実感がない(2)親孝行。親から仕送りをしてもらって暮らしているので(3)みんな明るく、気軽にあいさつできるところ。地域の人が親切(4)村の良いところをもっと探し、それを広げていきたい
(丸山剛史さん・埼玉県・専門学生)
◆(1)実感がわかない。今まで親に甘えてきたが自立して、成人として責任を持ちたい。(2)飲み会。親や友人と(3)自然。大芝高原など人との交流の場があるところ(4)村に住むこと、出ていかないこと
(岩田春花さん・南箕輪村塩ノ井・会社員)
◆(1)一人で生きてると思ってはいけないと感じる。今まで支えてくれた人に感謝(2)留学をしてみたい。これを機に真剣に考えたい(3)人が優しいのが村の良いところ。自然の素晴らしさを感じるので残していきたい(4)お年よりのためのボランティアをしたい
(清水佳奈さん・石川県・大学生)
◆(1)あまり変らないが成人となり、責任感の違いを感じる(2)4月から社会人となるので、稼いだお金で自活したい(3)この緑豊かなとこ。あとは特に不自由はない(4)この村の自然が好きなので、ごみを出さないことから心がけたい
(百瀬綾音さん・南箕輪村北殿・短大生) -
駒ケ根市長選
2氏が政策発表任期満了に伴う駒ケ根市長選(13日告示、同20日投開票)に向け、立候補を予定している2氏が相次いで政策発表会見を開いた。前市議会議長の北沢洋氏(56)=無所属、上赤須=は3日に、元県教育次長の杉本幸治氏(58)=無所属、上穂町=は4日に、それぞれマニフェストの内容を報道関係者に説明。告示を前に熱い戦いが始まった。
共産党も加わった市民団体「市民のくらしを守る駒ケ根みんなの会」が擁立に動いている第3の候補予定者はいまだ表明を行っていないが、数日中に発表するとする情報もあり、52年ぶりとなる三つどもえの選挙戦の可能性も高まってきている。
北沢氏は医療・福祉、子育て・教育、産業振興、まちづくりの4テーマ、18項目の政策を発表した。医療問題では、医師不足が深刻化する昭和伊南総合病院の経営改善のためのプロジェクトチーム設置や、妊産婦検診の完全無料化などを掲げている。教育分野では、中学校の科目別・小人数指導体制構築、義務教育施設の耐震化早期完了などを、産業振興では街なか居住による商店街活性化などを挙げた。
杉本氏は医療、福祉、子育て支援・教育、市民参加のまちづくり、社会基盤整備・産業振興、環境・災害対策、市の経営健全化、人口5万人構想の8テーマ、74項目の政策を発表した。医療では昭和伊南総合病院の経営健全化のため、市民対象の公募債導入、子育て支援・教育では乳幼児医療費無料対象者の拡大や教員の独自配置を挙げたほか、市の経営健全化では市長の報酬と退職金20%減額を打ち出した。
赤穂、東両中学校の生徒数の格差是正のため、東中を下平地区に移転新築するという市の方針については両氏とも「答申は尊重する」としつつ、方針決定から長い年月がたっていることもあり、もう一度住民の意見を聞いた上で考えたい竏窒ニして、見直しも含めた再検討が必要とする考えを示した。 -
光前寺で千手観音像公開
今年のえとの子(ね)にちなんだ木像が駒ケ根市の古刹光前寺(吉沢道人住職)の本堂で6日まで公開されている。像は子年の守り本尊とされる「千手観音(せんじゅかんのん)像」=写真=で、すべての衆生を救済するためにあるというたくさんの手にはそれぞれ数珠や鐘、弓矢や剣などを持っている。訪れた参拝者は正月から縁起が良い竏窒ニ神妙に手を合わせて拝んでいる。
同寺は12縲・4日に厄除け、受験合格、交通安全などの祈願祭を午前9時縲恁゚後4時まで随時行う。問い合わせは光前寺(TEL83・2736)へ。 -
駒ケ根市仕事始め式
駒ケ根市は4日、新年の業務開始に当たっての仕事始め式を市役所で行った。職員ら約130人が出席。全員で駒ケ根市の歌を歌い、市民憲章を朗読して気持ちも新たに1年をスタートさせた。
今任期(1月28日)限りでの退任を決めている中原正純市長は式辞で「仕事始め式に臨むのもこれが最後。少し感傷的になっている。感慨深い思いだが、残された任期の間、精いっぱい頑張って次につながる道筋をつけられるよう、新たな決意に燃えている」とした上で「今年は地域力をどう高めていくか、勝負の年になる。健全財政を維持しながらも信念を持ち、萎縮せず、積極的、創造的に市政を運営していってほしい」と呼び掛けた=写真。 -
昭和病院仕事始め式
駒ケ根市の伊南行政組合昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は4日、年頭に当たっての仕事始め式を行った。職員約50人が出席し、中原正純組合長と千葉院長の式辞を聞いた。中原組合長は「昨年は経営改革と医師確保などに前向きに取り組んできた。今年は地域住民の期待に応え、明るい将来展望が見出せるようにしなければならない。院長を中心に厳しい状況を乗り越えられるよう頑張ってほしい」と激励した。
千葉院長は「産科の休止が各地で相次いでいる。何とかこの流れを止めなければならない。国も少しは動き始めたが、病院としては、基本に帰って自分たちがやれる範囲でできることをやるしかない。笑顔とコミュニケーションを忘れずに精いっぱい頑張ろう」と呼び掛けた=写真。
産科休止や経営の悪化など、かつてないほどの厳しい状況に職員らの顔も曇りがち。一様に固い表情で式辞に耳を傾けていた。 -
【記者室】もちの事故防止を
毎年のことだが、正月になるとお年寄りがもちをのどにつまらせて亡くなる事故のニュースをいくつも聞く。めでたい正月を祝っている時にこんなことで命を落としてしまうとはさぞ無念だろう▼消防庁は万一つまった場合の対策として、背中をたたく、指でつまみ出すなどの方法を挙げている。過去には家族が機転を利かせ、掃除機で吸引して助かったという事例もあるようだが、いずれの対策もうまくいくとばかりは限らない▼救急車を要請しても早くて数分かかる。その間呼吸が止まっていたのでは助かる可能性は低い。やはり最も大切なのは、事故を起こさないよう、小さく切って食べる、ゆっくりとよくかむ、水分でのどをしめらせておく竏窒ネどの事前の注意だ。(白鳥文男)
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JA上伊那で正月だるま貯金
上伊那農業協同組合(JA上伊那)は4日、本所、支所の窓口やATMを訪れた預金者に、福だるまをプレゼントした=写真。
JA上伊那の「正月だるま貯金」は正月の恒例イベント。毎年窓口営業を開始する1月4日に窓口やATMで預金した人に対し、家内安全などの願いを込めて縁起物である“福だるま”を贈っている。
今年は約1万個の福だるまを用意。そのうち伊那市狐島の本所には、約550個の福だるまがずらりと並び、店内を正月の華やかなムードに演出。福だるま目当てで訪れた多くの客でにぎわった。
そのほかにも、子ども名義の通帳に預金をした場合には「子どもお年玉貯金」として、今年の干支(えと)ねずみのオリジナル貯金箱をプレゼントしており、この日預金した一人は「孫が楽しみにしているんで」と笑顔で話しながら、だるまと貯金箱を受け取っていた。 -
仕事始め式
上伊那の官公庁で4日、仕事始め式があった。新年を迎え、首長が職員を集めてそれぞれ訓示。厳しい財政状況の中、英知の結集や発想の転換などを求め、住民の立場に立った行政運営に一層の奮起を促した。
職員は気持ちを新たに、1年の業務をスタートさせた。
企業の多くは7日から仕事始めとなる。
◆伊那市・小坂市長
合併3年目を迎えた。新伊那市を構築していく上で、職員には住民に対し「優しさ」をモットーに仕事をしていただきたい。
原油高騰に伴い、生活弱者への福祉灯油券の発行や、住民異動で忙しくなる時期の休日出勤など職員の中から自発的に上がってきたことをうれしく、頼もしく思った。
政策として「子育て支援」「産業振興」「教育」の3つを約束し、保育料の値下げなどサービスの向上、数社の企業誘致、教育を考える懇談会の開催などに取り組んだ。引き続き、充実を図りたい。
合併して一体感を醸成している面もあれば、水道料金が上がったという声もある。合併メリットをどう生かしていくのかが課題。財政的に厳しい年で、行政改革を進めていかなければならない。効率的な予算の運用をお願いしたい。
ハードな仕事もあるが、健康が第一。良い年になるように願う。
◆箕輪町・平沢豊満町長
町民の幸せにつながる仕事をしていきたい。今年も最小コストで最高品質、スピード、チェンジ、サービスの気持ちを忘れずにお願いしたい。アウトソーシングを進め、町民益追求のため我々がする仕事に集中してやりたい。全庁的な横断的組織でする仕事が増えてくる。広い守備範囲を自分で設定して頑張ってほしい。課の方針を含め、夢を持ち、夢の実現に努めていただきたい。皆さんの仕事は町民と直接つながり、効果も見える、自己実現できる仕事。活気あふれるまちづくりに一緒に頑張っていきたい。健康な身体には健全な精神が宿る。積極的に健康づくりをしながら、腕を組んで新しい箕輪町づくりにまい進したい。
◆南箕輪村・唐木一直村長
新年度の予算編成の時期を迎え、引き続き財政的には厳しい運営が予想されている。村民生活重視、安全安心を基本に、少しでも住民サービスが向上するよう、また活力が生まれるような予算案にしてもらいたい。第4次総合計画の策定が終わった。それに沿い、計画実現に向け努力していきたい。新たな村づくり委員会をスタートさせる計画となっている。課題となっている地域コミュニティーの充実、行政と住民との役割分担の検討など論議をしていただく予定。住民のみなさんとの協働での村づくりが少しでも前進するよう期待している。3月下旬、信濃グランセローズのキャンプを大芝高原でしていただけることになっている。今年も村の活力と元気を大芝高原から発信できるのではないかと期待している。村民生活重視、安全安心を基本に、引き続き子育て福祉教育の充実と活力と元気をはぐくむ村づくりのため、より一層の努力をお願いしたい。県下一若い村にふさわしい、若さを前面に出し仕事にとりくんでもらいたい。 -
伊那市高遠町で成人式
伊那市高遠町で2日、成人式があった。振り袖やスーツで着飾った新成人63人(男33人、女30人)が高遠さくらホテルに集まり、久々の再会に笑顔であいさつを交わしながらともに大人の仲間入りした喜びを分かち合った=写真。
式典は毎年高遠町公民館の主催で行われているもの。
新成人による意見発表では、すでに社会人として活躍している2人がそれぞれの思いを発表。夢を実現し、現在警察官として働いている北原俊輝さんは、自身の夢を実現するために両親に多くの迷惑や負担を掛けてきたこと、周囲の多くの人の支えがあったことに触れ「警察官になってから、どうやって恩返しをすればいいかを考えてきたが、『自分が早く一人前になることが一番の恩返しになる』という言葉に共感を覚えた。一日でも早く立派な警察官になり、両親を安心させてあげたい」と力強く語った。
また、高遠町公民館の矢野やよ江館長が式辞を述べ「晴れて大人の仲間入りして、法律上の義務も負うことになり、これからは社会人として責任ある行動が求められるようになりました。思い描いた夢を実現するため、それぞれが無限に秘めた可能性をいかんなく発揮し、粘り強く頑張っていってほしい」と新成人らを激励した。