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みのわ祭り検討委員会第4回
箕輪町のみのわ祭り検討委員会(唐沢修一委員長)は31日夜、第4回委員会を町役場で開き、テントの設置やイベントについて協議した。
区のテント設置についてはこれまでに賛否あり、委員会として、祭り会場のメーンストリートは露店やイベント参加の人向けにし、区のテントは別の場所への設置を検討することに決定した。
イベントは、従来通り祭りに参加する団体やサークルがやり、新たにイベント広場を設けて重複してイベントをしていくことも決めた。
第3回までの委員会では、会場はバイパス、開催時期は例年通り7月最終週とし、みのわ祭り正副会長会に提言することを決めている。運営方法は第5回でさらに協議する。
委員会の協議内容については、町の「もみじチャンネル」、文字放送、ホームページで報告することも全会一致で決めた。広報紙への掲載も予定する。 -
【記者室】毒ギョーザか地産地消か
毒ギョーザ事件で日本中が大騒ぎだ。問題の製品は意外に多く流通していて、上伊那にも出回っているというのだから人ごとではない。毒入り食品が家の冷蔵庫にあるかもしれないとなれば誰だって血の気が引く▼原因は今だ特定できないので製造会社を非難することは控えるが、中国の生産品にさまざまな問題があることは世界周知の事実。検査で発見されないまま市場に出ることが防げないなら、消費者自身が考えて選択するしかない▼今や世界中の食品を手軽に購入できる時代だが反面、誰がどんなふうに作った物かはまったく分からない。昔ながらの地産地消であれば心配は少ないとはいえ、ぜいたくに慣れた日本人がそんな素朴な食生活に戻ることは無理だろう。(白鳥文男)
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駒ケ根ライオンズクラブ座禅例会
駒ケ根ライオンズクラブ(井口美義会長)は1日、座禅例会を駒ケ根市中沢の蔵沢寺(鈴木天章住職)で開いた。会員約50人が出席。日々の喧騒を離れた寺の本堂で静かに瞑想し、自らの心の内面と向き合った=写真。
座禅は最近徐々に普及しつつあるという「いす座禅」。鈴木住職は「足の悪い人もいると聞いている。無理に足を組まなくても、背筋を伸ばして呼吸を整え、心を調えることができれば、いすでもよい」と話し「呼吸はゆっくり深く。視線は1メートルぐらい先の床に落とすか目をつむり、両手で印を結んで」と指導。「座禅の目的は『身心脱落』の境地を得ること。座禅を通して自分を忘れることが重要だ」と話した。参加者は静寂の中、神妙な表情で目を閉じ、つかの間の心の安らかさを求めていた。 -
駒ケ根市長事務引き継ぎ式
市長交代に伴い駒ケ根市は1日、新旧市長の引き継ぎ式を市役所で行った。杉本幸治新市長と中原正純前市長が出席。原寛恒副市長の立ち会いのもとで事務引き継ぎ書に押印し、笑顔で握手を交わした。
中原前市長は「無事引き継ぎを終えて大変感慨深い。20年の間市政を担わせてもらい、市民への感謝の気持ちでいっぱい。課題は山積しているが、市政はいい流れになってきている。積極性、創造性を失わず、職員ら一丸となって頑張ってほしい」と新市長に期待を寄せた。杉本市長は「20年にわたる努力に心から感謝する。全身全霊で取り組んでいくので、これからもいろいろと指導を願いたい」とあいさつを返した。
引き継ぎを受けた杉本市長は5日から3日間にわたり、庁内各部課の担当者からそれぞれの業務内容や抱えている課題などについて詳細な説明を聞くことにしている。 -
伊那市「学校省エネ大作戦」 約31・5トンのCO2抑制
伊那市が07年度新規事業として取り組む、児童、生徒が自ら環境を守るための活動「学校省エネ大作戦」の結果について、1日、市教育委員会が発表した。07年4月縲・月の半年間の電気使用量は前年度同期比5万6978キロワットの削減。上・下水道使用量と合わせ、二酸化炭素(CO2)排出量に換算すると、同比でCO2約31・5トンの排出を抑える効果があったという。
事業は、子どもたちが省エネルギー活動に取り組み、地球温暖化防止、限りある資源の節約を進める教育環境を自らつくっていくことが目的。光熱水費の使用量が前年度同期使用量を下回った学校には、節減した使用量の段階に応じ、節減額の一部を消耗品費として還元する。
まとめによると、電気使用量が全小中学校の平均が前年度を大きく下回った。金額にすると67万6534円(小学校56万2126円、中学校11万4408円)の節減に成功した。
しかし、水道・下水道使用量については前年比309立方メートル、19万1994円の増。理由として、小学校で「プール注水後の止水確認が不確実だった」「施設の老朽化に伴う漏水」などの要因が上げられた。
実績結果は次の通り(学校還元額基準表によると、還元額は節減率15%以上15万円、15%未満10万円、10%未満5万円、5%未満縲・・1%3万円)。
【小学校】▽使用量15%以上節減=西春近北23・5%▽15%未満=手良14・6%、富県13・9%▽10%未満=新山9・1%▽5%未満縲・・1%=伊那西(3・1%
【中学校】▽使用量15%以上節減=なし▽15%未満=長谷11・6%▽10%未満=伊那8・4%、東部7・4%、西箕輪6・3%▽5%未満縲・・1%=春富4・3% -
議長の小林氏今期限りで引退、宮田村議選に不出馬表明
任期満了に伴う3月の宮田村議選に、2期で議長の小林茂氏(71)=南割区=が出馬しない方針を決め1日、伊那毎日新聞の取材に今期限りでの引退を表明した。同選挙にからみ、不出馬を明らかにした現職は3人目となった。
後援会から慰留されていた小林氏だが「年齢的なことや世代交代を考えて、最後は自分の意思を通させてもらった」と話した。
後継候補については自ら進んで擁立などは行わない考えだが「私が退くことで、新しい人が出やすくなれば」とした。
南割区では複数の新人が噂されるが、具体的な動きにはなっていない。
3月の村議選に向けては、4期の山浦正弘氏(74)=町二区=、3期の片桐敏良氏(71)=中越区=が既に不出馬の意思を表明。
人口が村内で2番目に多い南割区を地盤にした小林氏の不出馬表明により、選挙2カ月をきった現在も模様眺めだった前哨戦にも変化が出始めそうだ。 -
園児が心の「鬼退治」、西保育園で節分豆まき
宮田村西保育園は1日、節分行事に親しもうと豆まき集会を開いた。子どもたちが元気よく心の中に潜む鬼たちを退治。「よい子になりますように」と福を招き入れた。
わがままな赤鬼、意地悪でいたずら好きの黄鬼、泣き虫の青鬼、好き嫌いが多い青鬼が園内に出没。
子どもたちは自分の胸に手を当てて、退治したい鬼を心に浮かべた。
新聞紙を丸めてつくった豆をまき・ス鬼退治・ス。「鬼は外、福は内」「こわくないよ。鬼さん出ていけ」と投げつけた。
たまらず鬼たちも「参った」と退散。園児たちは「やったー」と笑顔を広げた。 -
野のもの雑穀料理教室
伊那市長谷の道の駅「南アルプス村」のレストラン「野のもの」は30日、雑穀料理教室を同店で開いた。同店の料理チーフ堀田麻衣子さんが講師となり、10人の参加者たちに雑穀を使ったハンバーグとスープの作り方を指導した。
堀田さんは「雑穀そのものを使う料理の面白さを知って欲しい」と同教室の趣旨を話す。当初は全3回の予定だったが、申し込み者が多かったために5回となった。
第1回目の今回は、みじん切りにして炒めたしいたけ、にんにく、玉ねぎを、炊きあげた高きびと混ぜ合わせて焼いた「高きびのハンバーグ」と、野菜スープにもちあわを入れて煮込み、とろみを引き出した「もちあわ入り冬野菜のとろとろスープ」を作った。
参加者たちは3つのテーブルに分かれて、雑穀についてや子育てについてなど話しながら和気あいあいと料理を進めた。
参加者たちが教室に申し込んだ理由は「雑穀料理に興味があったが、雑穀の使い方がよく分からなかったから」「子どもがアレルギーがあるので、食事に雑穀料理を取り入れていきたいと思い」など。分からないことや興味のあることを堀田さんに質問して、雑穀料理を熱心に学んでいた。 -
ながた荘で第3回明日葉の会
箕輪町社会福祉協議会は31日、今年度最後となる「明日葉の会」を同町「ながた荘」で開いた。町内の65歳以上の一人暮しの高齢者93人が参加した。
「明日葉の会」は、一人暮しの高齢者の生きがい増進を目的としており、年3回開かれている。今年度は、6月に「木曽バスハイク」を夏には「花ずし作り」を行っている。
箕輪町社協の柴財埜会長は「みなさん、楽しみにしていただいているようで、ありがたい」と話す。
参加者たちは西箕輪公民館の城取茂美館長の講演や民生委員の余興など、途中に会食や入浴を挟みながら楽しんだ。
参加者たちは「久しぶりに会える人がいるから楽しみにしてる」「家で一人でいるよりいい」「木曽に行ったのが楽しかった」と「明日葉の会」の感想を話す。また会でしてみたいことは「会数を減らしてもいいから1泊旅行がしてみたい」「お金がかかってもいいからバスで遠出してみたい」との声もあれば、「あまり遠くに行くと体調を崩すから」と話す参加者もいた。また「カラオケが好き。歌の会のようなものがいい」との声もあった。 -
伊那中央病院で切り絵展
伊那市の伊那西高校の折り紙・工芸クラブ特別展「切り絵の世界」が1日、同市の伊那中央病院のホスピタルストリートギャラリーで始まった。切り絵21点(15日に作品入れ替え)展示。28日まで。
同クラブは折り紙を中心に切り絵、万華鏡、草木染、とんぼ玉、各種工芸品などの制作と研究をしている。切り絵では「誰でも簡単にできる切り絵」として様々な工夫をしながら取り組んでおり、伊那中央病院では4回目の作品展となる。
生徒が自身で下絵を描いて作ったものもあれば、滝平二郎さんなどの作品を原画として作ったものもあり、通りかった人たちの目を楽しませている。 -
伊那市土地利用に関するアンケート調査結果
伊那市土地利用に関するアンケート調査結果
伊那市は昨年7縲・月に行った市の土地利用に関するアンケート調査の結果を公表した。居住地区の土地利用の問題点・課題についてやその将来像、伊那市全体の土地利用についてなど34項目を18歳以上の伊那市民に質問、489人から回答を得た。道路特定財源の一般財源化などを巡り国会が揺れる中、同アンケート中にも「これからの道路の整備についてどのように思うか」という問があった。回答は「狭い道路が多いので拡張整備が必要」が29%(小数点以下四捨五入、以下同じ)、「段差のない歩道など、安全や快適性に配慮し歩た道整備が必要」が26%など道路整備が必要との回答が大半を占め、「現状で良い」との回答は7%となった。
「伊那市全体の現在の土地利用について、どのように思うか」(2つまで選択可、回答数721)では「農地の荒廃が目立つ」が27%で最も多く、次いで「森林の荒廃が目立つ」が20%、「商店街整備の遅れが目立つ」が19%、「農地と宅地の混在が目立つ」が15%となった。
「将来の土地利用の方向性について、特に何が重要だと思うか」(2つまで選択可、回答数810)では、「森林や河川など自然を生かした土地利用を進める」が28%で最も多く、次いで「農地を保全し営農環境の整備を進める」が19%、「幹線道路の整備を積極的に進める」が13%となった。
「これからの住宅地のあり方について」では、「適切な区域に分散して、小規模な住宅地開発を計画的に進める」が32%で最も多く、次いで「既成の市街地・集落地は拡大せず、未利用地の活用や建て替えなどを進める」が24%となった。
「これからの工業地のあり方について」では、「雇用促進のため、新規の工業用地を積極的に開発する」が32%で最も多く、次いで「既存の工業用地の活用を優先し、新たな開発は抑制する」が26%となった。
「商業・業務地のあり方について」では、「身近な店舗や商店街を整備し、充実させる」が半数を上回った。
「これからの大型店のあり方について」では「現状で、特に支障はない」が28%、「大型店は飽和状態にあり、郊外への新たな出店は規制する」が27%でともに多かった。
「これからの農地のあり方について」では「現状のまま、農地として保全する」と「今の制限の範囲内で、必要に応じて開発を認める」がともに37%で多かった。
「これからの森林のあり方について」では「森林の持つ特徴を活かした、自然資源として活用する」が半数以上を占めた。
「これからの道路の整備について」では「狭い道路が多いので拡張整備が必要」が29%で最も多く、次いで「段差のない歩道など、安全や快適性に配慮し歩た道整備が必要」が26%となった。
同アンケートの調査報告は市のホームページ(http://www.inacity.jp/)、または市役所、高遠町総合支所、長谷総合支所で閲覧できる。
市では2月15日まで、調査結果を閲覧した市民から土地利用についての意見を募集している。提出方法はホームページの送信フォームを利用、または「伊那市の土地利用に関する意見提案書」に必要事項記入の上、Eメール(ssu@inacity.jp)、持参、郵送、FAX(74・1250)で伊那市総務部政策推進課計画係に届ける(電話、口頭での意見対応は不可)。
問い合わせは、伊那市役所総務部政策推進課(TEL78・4111)へ。 -
バレンタイン商戦
上伊那の大型店などで14日のバレンタインデーに向けて、チョコレート商戦が展開されている。
ベルシャイン伊那店では1月18日より時計台広場にバレンタインコーナーを設け、さまざまなチョコレートを販売している。
店員によると、ここ数年は、ベルギーのチョコレートメーカー「GODIVA」などの高級チョコレートや、手作りチョコレートを作るための板チョコやブロックタイプのものなどが人気を集めているとのこと。
変わったものではお守りなどを模した「合格祈願チョコ」や塩の入った「塩チョコ」など。またアルコール入りのチョコレートでは、定番だったブランデーのほかにも、日本酒や梅酒なども店頭に並んでいる。
客層は子どもから高齢者までと幅広く、自分で食べるために買っていく客も多いとのこと。 -
飯島町国保運営審議会
後期高齢者支援金分保険税創設に伴う改正、
飯島町国民健康保険運営協議会(内山淳司会長)は1日、役場で諮問案通り、負担水準を変えず、後期支援金分保険税創設に伴う改正を答申した=写真。
医療分は所得割0・045、資産割0・24、均等割1万4500円、平等割1万4500円。
後期高齢者支援金分所得割0・015、資産割0・07、均等割4500円、平等割4500円。
介護分は所得割0・017、資産割0・071、均等割7500円、平等割5200円。
改定時期は4月1日。
また、付帯事項として「医療費の抑制のため、一層の効果的な事業運営に努められたい」とした。
答申を受けた高坂町長は「負担水準を変えず、国保税法改正に対応する改定という諮問案通りの答申をいただいた。健全な財政運営で、経営の安定化に努力したい」と述べ、委員の労を労った。
新制度では、国保税はこれまで「医療保険分」と「介護保険分(40縲・4歳)」を合わせた額を納付していたが、4月から「後期高齢者医療支援金分」が新たに加わる。この「後期高齢者医療支援金分」はこれまでの「医療保険分」の1部が「後期高齢者医療制度」の財源の1部になる。 -
保育園で節分、
「節分(3日)」を前に1日、飯島町、中川村の各保育園では一斉に豆まきが行われ、園児らは豆つぶてで心にすむ「泣き虫鬼」「いじめっ子鬼」を追い払い、福を呼びこんだ。
中川村片桐保育園(宮崎浩子園長)では、宮崎園長がヒイラギの枝にイワシの頭を刺した絵を見せて「鬼はヒイラギのチクチクとイワシの匂いが嫌い。玄関に飾っておくと鬼が入ってこない」と話し、スライドで節分のいわれを説明した。
この後、園児らは炒った大豆が入った手作りのますを持って、緊張して待つほどに、太鼓の音とともに、色画用紙に毛糸を張りつけるなど、工夫した鬼の面を着けた年長組が乱入。園児らは小鬼に向って「鬼は外」「鬼は外」とバラバラと投げつけた。続いて、棍棒を手に恐ろしげな大鬼登場で、節分は盛り上がり、全園児が協力し、保育園に住む邪悪な鬼を追い払った。
一方、みなかた保育園では恵方巻きづくりに挑戦。家から寿司飯を持参。ラップの上に海苔を乗せ、平に寿司飯を広げ、卵焼きやかんぴょう、ソーセージ、ホウレンソウなどを具にして、くるりと巻いた。具が端にきたり、飯がはみ出すなどもあったがまずまずの出来映え。みんなで今年の恵方、南南東に向いて、丸かじりし、健康と多幸を祈った。
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おやじ塾が初茶会
宮田村の60、70代の熟年男性が集う「おやじ塾」は29日、新年にふさわしく・ス初茶会・スを村民会館で開いた。茶道の流儀に親しみ、気持ちも新たに今年の活動をスタートした。
大日本茶道学会の小林仙敏さんの指導で、茶道の一端にふれたメンバー。以前にも体験したことがあるが、伝統の奥深さにもふれながら、茶を味わった。
おやじ塾は発足5年目。今までもさまざまな挑戦をしてきたが、今年も精力的な活動を計画している。 -
「井月句の心を書で描く」展 伊那図書館で
伊那市山寺区の書家向山修(雅号=竹修)さん(74)が代表を務める「井月句の心を書で描く」研究会は2月3日まで、同市立伊那図書館広域情報コーナーで作品展を開いている。漂泊の俳人井上井月(1822縲・7年)が詠んだ句を、会員それぞれが井月の気持ちになって書で表現した。
向山さんは2年ほど前から・ス井月句の心を書で描く・スことに試みている。作品展は向山さん主宰の上伊那の書道愛好家でつくる「竹葉会」有志で研究会を結成し、初めて開いた。秋、冬を題材とした、井月が詠んだ句をテーマに会員9人が作品25点を並べた。
「落栗の座を定めるや窪溜り」の句を6通りの表現で6枚の作品にした向山さん。「この句は、井月が落ちぶれた自分の姿を栗に当てはめて詠んでいるもの。栗が落ちていく様子を『落栗』の文字を紙の上にどう配置するかで表現してみた」という。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時まで)。
「井月句の心を書で描く」展で作品を紹介している向山さん -
文化財防火デーパトロール
文化財を火災、震災などの災害から守るため全国的に文化財防火運動に取り組む「第54回文化財防火デー」(1月26日)の一環で、箕輪町文化財保護審議会などは1月31日、町内6件の文化財をパトロールし文化財や文化財保管施設の防火対策などを確認した。
毎年、町の文化財64件のうち有形文化財32件を数カ所ずつ巡回し建物、電気配線や電気機器の漏電点検、火災報知器や消火器の点検などをすると同時に、文化財の確認もする。
今年は上古田の正全寺仁王像、北小河内の無量寺阿弥陀如来坐像、聖観音菩薩立像、地蔵菩薩立像、阿弥陀堂、北小河内の五社権現本殿が対象。審議会委員、箕輪消防署員、町教育委員会生涯学習課文化財係職員の5人が見回った。
無量寺では、国重要文化財の阿弥陀如来坐像などを安置した放光殿に入り、文化財や建物、設備の確認をした。消防署員から、「施設はしっかりしているので、『火気厳禁』など拝観者に徹底できるような表示があるとよりいい」などの指摘があった。 -
メディアが及ぼす影響について講演 伊那市
伊那市は30日夕、市役所1階多目的ホールで、テレビゲームや携帯電話が子どもたちに及ぼす影響についての講演会を開いた。市内の養護教諭や保育士ら約100人が参加し、子どもとメディアの問題に関心の高い、市内の小児科医院長北原文徳さん(49)の話を聞いた。
講演会は、養護教諭や保育士、栄養士らの代表が集まって開いた、昨年の連絡会で「子どもの成長発達にメディアはどんな影響をもたらすか」と話題になったのがきっかけ。関係者がこの問題に対して学び、同じ問題意識を共有するための場になればと企画した。
北原さんは「メディア漬け育児の危険性」と題して講演。長時間のテレビ視聴などは「子どもの言葉の発達を遅らせる」とし、「言葉は母親との触れ合いのなかで覚えるもの。育児をテレビに任せ、赤ちゃんとの関わりがなくなってきている」と指摘した。
また、「外遊びをせず運動能力が落ちる危険性がある」「長く見ることによる寝不足が心配される」などと強調し、対策として月に一度の「ノーテレビデー」などを推進。「メディアを上手に活用するためには、どんな危険性があるのかを親や先生が正しく伝える必要がある」と呼びかけた。
「メディア漬け育児の危険性」と題して話す北原さん -
東伊那小体験入学
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)は31日、08年度入学児の体験入学を同小で行った。保護者らが担当教諭から入学についての説明を受けている間、来入児らは1年生の教室で「先輩」たちとの交流を楽しんだ。
1年生の児童らはいすに座った来入児らと向かい合い、入学の日に教室に飾る似顔絵を画用紙に描いた。来入児26人に対し、1年生は14人で、多くの児童が2人を掛け持ち。似顔絵を時間内に仕上げようと懸命にクレヨンを動かした。1年生が懸命に絵を描いている間、手持ち無沙汰の来入児は絵をのぞきこんだり、隣りの友達と無邪気に笑い合ったりしていた=写真。絵を描き終わった児童は来入児に絵本を読んでやるなど、優しいお兄さん、お姉さんぶりを発揮していた。
来入児はこの後体育館に移動し、入学式での入場や整列などの練習をした。 -
赤穂南小大縄クラスマッチ
駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)で31日、学年を縦割りにしたなかよし学級対抗の全校大縄クラスマッチがあった。1、6年生、2、5年生、3、4年生のクラスの組み合わせで各3チームを編成し、それぞれ跳躍の回数を競った。休み時間などを利用して懸命に練習を重ねてきた児童らは本番を迎えてやや緊張気味の表情。大きく回る縄の前に1列に並んだ児童らは自分の順番が来るとタイミングを見計らって飛び込み、思い切りジャンプしていた=写真。
競技は1回5分を3回繰り返した時間内の合計回数で競った。中には900回以上跳んだチームもあり、周囲から「すごい」と祝福を受けていた。 -
駒ケ根市保健補導員総会
駒ケ根市は30日、市保健補導員への委嘱状伝達式と08年の第1回連合会総会を市役所で開いた。保健補導員約200人が出席し、07年の事業・会計報告、08年の事業計画・予算案を承認したほか、連合会長に松沢惠子さん=中割=を選出した。
総会に先立って新任の補導員の代表者に杉本幸治市長から委嘱状が手渡された=写真。杉本市長は「皆さんの力を借りて、市民が健康でいられる市にしたい。地域の健康づくりのために思う存分力を発揮してほしい」と激励した。
総会後、看護組織開発研究所の杉野元子さんによる講演「・ス自分の健康は自分でつくり守る・スために地域で実践できること」が行われた。
選出された役員は次の皆さん。
▽会長=松沢惠子(中割)▽副会長=藤塚のり子(北割一)宮下美知恵(中沢)▽書記=池上貴子(町二)▽会計=吉沢幸子(小町屋) -
「POP(広告)イラスト講座」開講
伊那市勤労青少年ホームの新講座「POP(広告)イラスト講座」は30日夜、週1回2月27日までの全5回の日程で始まった。漫画家の橋爪まんぷさん(67)=同市境南=が講師。上伊那から同市在住、在勤の7人が受講し、POPイラストの習得を目指す。
「POP」は、商店などに用いられる販売促進のための広告媒体で、商品名や価格、キャッチコピーなどを手描きしたもの。講座はゴシック体、明朝体、数字などの書き方を学び、最後に「作品づくり」をする。
初日は、「POP」について橋爪さんから学び、筆で線を引く練習をした。筆を左から右へ、上から下へ引き、太さが均等になる真っ直ぐな線を書くことは難しく、受講生たちは練習用の新聞紙が真っ黒になるまで繰り返していた。
市勤労青少年ホームは、同講座を来年度の前期講座の一つとして、5月から全7回を開く予定。
橋爪さんから筆の持ち方などを学ぶ受講生たち -
第13回ウインター2008信州フラワーショー開催
県内各地で生産されている秋冬期の切花、花木を一堂に展示する「第13回ウィンター2008信州フラワーショー」が1月31日、伊那市狐島のJA南信会館で始まった。冬花を代表するアルストロメリアをはじめ、アネモネ、ダリアなど約20種類335点の花々が会場を彩り、芳しい香りとともに訪れた人の目を楽しませている。
花き園芸の発展や生産技術向上などを目的として毎年開催している取り組みで、特に長野県が全国一の出荷量を誇り、その約85%が上伊那で生産されているアルストロメリアについては200点以上が出そろう。
今年は、次世代を担う子どもたちにも小さい時から花と親しみ、花き園芸の将来を支えて欲しいとの願いを込め、地元の竜東保育園の年長園児58人を一般公開に招待=写真。鮮やかに咲きそろった花々を前に、園児らは「きれいだね」とそれぞれの花に見入っていた。
今年は、燃料費の高騰に加え、秋に高温期が続いたり、暖冬傾向だったことなど、生産者にとっては生産費面、品質管理面ともに厳しい年だったが、出品された花はいずれも発色が良く、茎、葉、花のバランスも良いなど、例年に劣らない品質だという。また、生産量が増えているダリアの新品種なども並んでいるが、審査の結果、最高賞には伊那市の中原睦男さんのアルストロメリア「アバランジェ」が選ばれた。
一般公開は2月1日の午前9時縲恁゚後1時にも行われる。 -
第13回ウィンター2008信州フラワーショーが伊那市で開催
県内各地で生産されている秋冬期の切花、花木を一堂に展示する「第13回ウィンター2008信州フラワーショー」が1月31日、伊那市狐島のJA南信会館で始まった。冬花を代表するアルストロメリアをはじめ、アネモネ、ダリアなど約20種類335点の花々が会場を彩り、芳しい香りとともに訪れた人の目を楽しませている。
花き園芸の発展や生産技術向上などを目的として毎年開催している取り組みで、特に長野県が全国一の出荷量を誇り、その約85%が上伊那で生産されているアルストロメリアについては200点以上が出そろう。
今年は、次世代を担う子どもたちにも小さい時から花と親しみ、花き園芸の将来を支えて欲しいとの願いを込め、地元の竜東保育園の年長園児58人を一般公開に招待=写真。鮮やかに咲きそろった花々を前に、園児らは「きれいだね」とそれぞれの花に見入っていた。
今年は、燃料費の高騰に加え、秋に高温期が続いたり、暖冬傾向だったことなど、生産者にとっては生産費面、品質管理面ともに厳しい年だったが、出品された花はいずれも発色が良く、茎、葉、花のバランスも良いなど、例年に劣らない品質だという。また、生産量が増えているダリアの新品種なども並んでいるが、審査の結果、最高賞には伊那市の中原睦男さんのアルストロメリア「アバランジェ」が選ばれた。
一般公開は2月1日の午前9時縲恁゚後1時にも行われる。 -
自主防災アドバイザーの委嘱式
県や市町村との連携のもと、地域における自主防災組織づくりを促進する「自主防災アドバイザー」の委嘱式が31日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。上下伊那、木曽地域でこのアドバイザーとして活動することになる20人に対し、宮坂正巳上伊那地方事務所長から委嘱状が手渡され=写真=、自主防災技術の向上やアドバイザーの役割に関する研修が行われた。
近年、地域住民同士による自助、共助などの助け合いが被害の軽減、迅速な救助に重要な役割を果たすことが分かってきた。そんな中、県は今年、こうした自助、共助の母体となる各地域の自助組織の形成を促すとともに、自主防災活動の活発化、地域防災訓練の支援、助言などを行っていくアドバイザーを各地域に配置することにした。
アドバイザーの任期は3年。区長経験者や消防、警察署OBなどが中心で、上伊那からは8人が委嘱を受けた。
上伊那地域における、全世帯に占める自主防災組織加入世帯の割合を見ると、伊那市、飯島町、南箕輪村、中川村の4市町村は組織率100%、次いで駒ケ根市が99・9%、8市町村の平均も87・5%と比較的高い水準にある。そんな中、箕輪町の組織率は他市町村と比較して最も低い10・5%。辰野町、宮田村も90%まで届かない状況にある。組織数では、300の自主防災組織が上伊那に存在している。 -
冷凍ギョーザ、上伊那管内でも3卸売り業者が取り扱い
健康被害が発生したジェイティフーズ(東京都)が輸入した中国産冷凍ギョーザが県内でも販売されていたことを受けて県は31日、県内の各保健所ごと、このギョーザの流通状況の把握を始めた。伊那保健所では、上伊那管内でも3卸業者がこの冷凍ギョーザを仕入れていたことから、店頭で販売されないよう、業者の早期回収を促すとともに、各小売店での販売状況について調査を進めている。今のところ、健康被害に関する報告はないという。
伊那保健所によると、上伊那では2業者が家庭用として、1業者が業務用として各小売店に卸していたが、当該製品以外で回収対象品となっている23品目については、管内での取り扱いはなかった。
伊那保健所では、各家庭で保存している冷凍ギョーザが該当するギョーザだった場合、速やかに販売店へ返品するとともに当該品を食べて具合が悪くなった場合は、同保健所へ連絡するように呼びかけている。
今後、管内でどれくらい流通していたかの集計を取りまとめる。 -
あさがおの会が歌会始め
宮田村の福祉交流施設なごみ家に隔月で集まり短歌に親しんでいる「あさがおの会」は28日、新春歌会を同所で開いた。新年にふさわしい清新な短歌の数々を寄せ・ス歌会始め・スとした。
新年らしく今年1年の無事を願ったり、待ち遠しい春の情景を詠んでみたり。
学校帰りの子どもたちと交わしたあいさつ、孫の口ぐせも家族の潤滑油であることなど、日常生活を見事にとらえた力作も揃った。
同会は3年前の1月になごみ家で開いた新春歌会をきっかけに発足。
この日も同会を指導する新谷悦郎さん、秀子さん夫妻=中越区=が添削し、メンバーは言葉ひとつで変わる短歌の世界の楽しさを思う存分満喫していた。 -
カイコのこともっと知ろうと宮田小3年2組がシルクミュージアム見学
カイコを育て学習に活かしている宮田村宮田小学校3年2組は31日、駒ケ根市のシルクミュージアムを見学。かつて村内や近隣地域でも盛んだった養蚕のさまざまな知識にふれた。
種の状態からカイコを飼育してきた同学級。立派な繭になり糸を取るのを控え、さらに学習を進めようと同ミュージアムを訪れた。
展示物を見学し、学芸員から熱心に話しを聞く姿も。農家でどのように飼われていたかなども見て感じ、ただ単に産業としてだけでなく、人々の生活の一部として息づいていたことにもふれた。
気になった展示をスケッチした子どもたち。「昔の人はカイコを育て、糸にするにも苦労したんだと思う」と話す女子もいた。 -
新市長を村長歓迎、ガッチリ握手交わして
駒ケ根市長選で初当選した杉本幸治市長が31日、就任あいさつのため宮田村役場を訪れた。清水靖夫村長は強く握手を交わして温かく出迎え「思いきって挑戦してください」と、新市長を激励した。
以前から知り合いでもあるという2人は、さっそく国道バイパスなど交通課題や昭和伊南総合病院の問題について意見交換。
清水村長は「病院については医師、さらに経営の問題もある。(新市長には)うんと頑張ってもらわないと」と期待を寄せ、杉本市長は「みなさんからアイデアを頂き、連携してやっていきたい」と答えた。
清水村長のはからいで、杉本市長が宮田村役場の職員を前に・ス演説・スする一幕も。
「病院も含め課題があるが、伊那谷はひとつとして取り組んでいきたい。皆さんの叱咤激励を今後も頂戴したい」と話した。 -
生活習慣病予防週間始まる
厚生労働省が主催する全国一斉の「生活習慣病予防週間」が1日から始まった。7日までの期間中、伊那保健所でも、今年の統一標語「向き合おう 自分の体 自分の生活」に合わせてさまざまな活動を展開する。
今回伊那保健所は、08年度から始まるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診、保健指導に合わせ、このメタボリックシンドローム改善に重点を置いた生活習慣改善のための情報を提供しており、日常生活の中でなるべく体を動かすことを提唱する「エクササイズガイド2006」や長野県版の「食事バランスガイド」などを用い、運動習慣の徹底、食生活の改善などを各種健康教室や研修会などを通じて提唱していく。また、伊那保健所独自に発行している高校生向けの健康情報紙を6500部作成。今後、上伊那の高校や大学へ配布していく。
伊那保健所の担当者は「毎日の自分の生活を、この機会に振り返ってみていただけたら」と話していた。
「エクササイズガイド2006」や「食事バランスガイド」に関する問い合わせは伊那保健所(TEL76・6836)へ。