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高齢者青色パトがスタート
地域の安全に貢献しようと駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は15日、青色回転灯装備車による市内巡回防犯パトロールをスタートさせた=写真。高齢者クラブによる活動としては県下初。パトロールは会員18人が数人で一組となり、児童、生徒の下校時間を中心に約1時間、私有車2台で学校周辺を巡回。月2、3回の割で実施していきたいとしている。
駒ケ根市役所前で行われた出発式で高坂会長は「日ごろ行政には世話になっているからその恩返しの意味もある。自分たちが動くことで地域の防犯意識が向上してくれればうれしい」と述べた。
中原正純市長は「行政と地域の団体がこうして連携を取り合い、力を合わせることで安全、安心の確保ができる」と感謝を述べ、今後の取り組みに期待した。 -
市民が公正な開票を申し入れ
駒ケ根市の無職山本正己さん(77)と自営業の男性(57)=いずれも町二区=ら市民3人は16日、市選挙管理委員会を訪れ、特定の候補の選挙運動に従事した市職員労働組合員が市長選の開票作業に関与しないことなどを求める要望書を今福清二委員長に手渡した。山本さんらによると、市職労は市長選に立候補しているある候補との間で賃金や職場環境の変更には双方の合意が必要竏窒ネどの取り決めを交わした上で11月28日、市職労として同候補の推薦を決めたなどとしている。山本さんらは「開票作業に公正さを欠く恐れがあり、市民として許せない」と強い調子で述べた=写真。要望書では、開票作業者名簿の公表なども要望している。今福委員長は「即答はできないが、現段階でその必要はないと考える。ただし、検討はする」と回答した。
山本さんらは同日、立候補している3候補の事務所を訪れ、同様の趣旨の申し入れをした。 -
緑ヶ丘敬愛、伊那緑ヶ丘幼稚園の年長園児が伊那署で表敬訪問鼓笛隊演奏
伊那市の緑ヶ丘敬愛、伊那緑ヶ丘幼稚園(宮原満生園長)の年長園児42人が16日、伊那警察署の小嶋惣逸署長のもとを表敬訪問し、鼓笛隊演奏を披露した=写真。
同園の園児らが伊那署を訪れるのは約6年ぶり。実際の警察署を訪れることで警察官の仕事を間近に感じ、興味を持ってもらうおう竏窒ニ、企画。それに合わせ、この春同園を卒園する年長園児がこれまで練習してきた鼓笛隊の成果を披露することにした。
園児らは「スカイ ハイ」「世界に一つだけの花」など5曲を演奏しながら、元気良くマーチングを披露。
小嶋署長は「お巡りさんもみなさんの元気をいただいたので、寒さに負けず、頑張っていきたい。みなさんはここで、心を一つにしてみんなで協力し合うことを学んだと思う。一年生になっても、それを大切にしてほしい」と語った。
その後園児らは、パトカーへの乗車も体験。
宮原園長(56)は「お巡りさんが普段どういうことをしているかを体験の中で知ってもらい、日ごろの安全が守られていることを身近に感じてもらいたい」と話していた。 -
伊那市のブラジル人学校で地震体験車を使った避難訓練
阪神淡路大震災から13年目を迎えるのに合わせて、伊那市西春近のブラジル人学校「コレージョ・デザフィーオ」(飯島ヨシムネ校長)で16日、地震体験車を用いた避難訓練があった。同校に通う5歳から高校1年生まで約50人が参加。関東地震と同じマグニチュード7・9程度の揺れを体験しながら、身の守り方や緊急時の連絡方法などを学んだ=写真。
伊那国際交流協会(若林敏明理事長)が呼びかけで実現したこの取り組みは、災害時に十分な情報が得られず、被災する危険性の高い外国人在住者に防災や避難の知識を習得してもらうことを目的としたもの。上伊那に在住する外国人の約6割が日系ブラジル人である一方、ブラジルではほとんど地震の発生がないことから、今回の避難訓練を企画した。ブラジル人学校で体験車を用いた訓練が行われるのは、県内でも例がないという(県国際交流推進協会)。
生徒らは、数人ずつに分かれて体験車に乗り込み、火のもとの消火、机の下にもぐるなどの訓練を実施。
実際に揺れを体験した斉藤フェリッペ君(14)は「かなり揺れた。実際の地震ではきちんと対応できるか分からないので、今日学んだことを生活の中で取り入れて今後に備えたい」と話していた。
同校では2年前から緊急時の避難訓練などを行っているが、飯島校長(40)は「いきなり本番を経験するのでなく、実体験の中で訓練ができて良かった」と話していた。 -
駒ヶ根市の飲食店でノロウイルスによる食中毒発生
県衛生部は16日、駒ヶ根市の飲食店「包丁処 江月」でノロウイルスによる食中毒が発生したことを公表し、同店に対し16日から18日までの間、営業停止を命じた。
事件を探知したのは今月10日。駒ヶ根市内の医療機関から伊那保健所への連絡があった。患者は同飲食店で食事をした1グループ17人のうち、生カキ、刺身、トンカツなどを食べた20代縲・0代の男女11人。今月8日から9日にかけて嘔吐(おうと)、下痢、発熱などの症状を示し、環境保全研究所による検査の結果、患者の便からノロウイルスが検出された。
同飲食店では11日から営業を自粛している。また、現在患者は全員快方に向っている。
本年度、県内におけるノロウイルスによる食中毒の発生状況は8件、336人。
県では予防方法として▽トイレの後、調理の前、食事の前に石けんで手を十分に洗うこと▽加熱して調理する料理は十分に加熱すること▽まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や漂白剤で殺菌すること竏窒ネどを呼びかけている。 -
保科正之公大河ドラマ実現に向け、全国組織立ち上げへ
江戸時代の高遠藩主・保科正之公のNHK大河ドラマ化に向けて活動する伊那市のドラマをつくる会は2月12日、東京都で全国組織の「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」(仮称)を立ち上げる。正之公生誕400年に当たる2011年の実現を目指す。
04年から始まった署名運動は100万人を目標に、これまで正之公とかかわりがある長野市若穂、福島県の会津若松市や猪苗代町などの協力を得てきた。さらにドラマ化に向けた気運を盛り上げようとつくる会メンバーに加わってもらい、活動を展開する。県などにも参加を呼びかけている。
2月の設立総会では規約や役員などを決める。
総会終了後、NHKへ出向き、25万人を突破した署名を添えてドラマ化を要請する。
つくる会では署名運動のほか、保科正之公生誕を記念した講演会なども開いている。
正之公は、3代将軍家光の弟で、7歳のときに高遠藩主・保科正光の養子となった。21歳で高遠藩主を務め、最上藩の城主、会津藩の城主を経て、4代将軍家綱の補佐役として江戸に詰め、飲用水のない江戸に玉川上水を開削、道路幅を広くする江戸の都市づくり、90歳以上の領民への口米給付など徳川の礎を築いた。 -
社協介護員てづくりの心和ます干支人形が好評
宮田村社会福祉協議会の介護員北澤さゆりさんが趣味の粘土細工で干支(えと)であるねずみのミニチュア人形を手作りし、仲間らにも配って好評だ。「少しでも心和んでくれたら」と話している。
同社協が運営するデイサービスセンター内にも飾り「かわいいねぇ」と評判に。
ここ数年、干支の人形をつくっているが「喜んで見てくれてうれしいですね」と北澤さんは話す。
人形は超軽粘土を使用し、今年は既に40組ほどを製作。少しの時間で手軽につくれるのが魅力といい、お世話になった人などにも配っている。
デイサービスでは利用者と一緒に工作をすることも多い北澤さん。「利用者の皆さんに教えてもらうことも多く、毎日が本当に楽しみ。職場のチームワークも良く、いい体験をさせてもらっています」と、新年も心と心を通わせながら日々の業務に取り組んでいる。 -
分館長会長に柳沢さん、公民館分館長主事会
宮田村公民館は11日、分館長主事会を開いた。役員を改選し新たな会長に柳沢靖人町三区分館長、副会長に有賀進大久保区分館主事を選んだ。
あわせて体育部長会も開き、会長に北割区の浦野広さん、副会長につつじが丘区の松下晋一さんを互選した。
今年の公民館の主要事業は6月に春季スポーツ大会、8月15日に成人式、9月に秋季スポーツ大会、10月に村民ゴルフ大会、11月に文化祭と、2年に1度の村民運動会を除いて例年と同様の内容となっている。
各区の分館長、主事、体育部長は次の皆さん。
【町一区】▽分館長=中谷俊治▽主事=濱田琢也▽体育部長=松澤政弥【町二区】▽分館長=太田道雄▽主事=小木曽明広▽体育部長=福沢宏之【町三区】▽分館長=柳沢靖人▽主事=矢澤あつ子▽体育部長=唐木好昭【北割区】▽分館長=伊藤広和▽主事=小田切輝男▽体育部長=浦野広【南割区】▽分館長=保科忠雄▽主事=小林繁美▽体育部長=生駒英夫【新田区】▽分館長=平澤彦蔵▽主事=平澤敦士▽体育部長=春日祐一【大田切区】▽分館長=北原千文▽主事=小澤俊博▽体育部長=山口和美【大久保区】▽分館長=小田切健作▽主事=有賀進▽体育部長=松井良近【中越区】▽分館長=酒井重彦▽主事=細田庄司▽体育部長=酒井進【つつじが丘区】分館長=奥田行宏▽主事=林亜紀子▽体育部長=松下晋一【大原区】▽分館長=中村宏▽主事=吉水直保▽体育部長=小松文彦 -
北林瑞穂さん、、(12)飯島町南町
飯島町中央公民館のリフレッシュセミナー受講生の子どもを膝に乗せ「5月の開講の時は、お母さんから離れるのが悲しくて、大泣きされて、大変だった。今はすっかり慣れて、子ども同士遊べるようになり、楽になった」。
1965年伊那市手良生まれ。短大卒業後、地元企業に就職。職場結婚し、夫の転勤で東京に移転。長男が小学2年、次男が年中まで都会で子育てをした。「実家に遠く、手助けをしてくれる人が欲しいと切実に感じた」。
夫の実家、飯島町にUターンし、娘を出産、生後10カ月になった時、中央公民館の親子一緒のフレッシュセミナー、続いて、リフレッシュセミナーを受講した。「最初は娘に泣かれて、後を追われて、とても辛かった。子どもを泣かせてまで参加する意味があるのかと思ったこともあった」。そのうち、友だちと遊べるようになり、ほっとしたという。
この時の経験が託児に活かされ、若いお母さんに「大丈夫だよ、そのうちに友だちと遊べるようになるよ」とアドバイスできるようになったとか。
託児はお母さんに引き渡すまで責任があり、目が離せない。多い時は散歩に行くにもおんぶして、抱っこして、手を引いて、3人連れて歩く時も。時には脱走し、駐車場にいたのを発見したことも「青くなって、夢中になって探した」
飯島町食生活改善推進協議会ヤング班の班長でもある。食改会員といえば、子育てが一段落した中高年の女性が中心だが、子どものころから母の活動を見て、有意義なことと、飯島に戻ってからすぐに加入した。「会員には若い人はほとんどいなかったが、子育て世代こそ、『食』の勉強が大切と、リフレッシュセミナーの友だちを誘い、2年前にヤング班を立ち上げた」。活動は伝導講習、調理実習が中心「子育て中の若い人たちがもっと『食』に関心を持って」と会員増強にも力を入れている。義父母、夫、子ども3人の7人家族(大口国江) -
南箕輪わくわくクラブ
新春イベントもちつき大会南箕輪わくわくクラブの新春イベントもちつき大会が14日、村民体育館であった。約180人がつきたてのもちでお汁粉などを味わった。
鏡開きになぞらえクラブの各スクールが参加する恒例行事。新年のあいさつと、スクールの一つである太鼓グループ「CoCo龍」の演奏で開会した。
スクールの会員や指導者、保護者のほか、賛助会員でJA南箕輪支所、南箕輪村開発公社、伊那教育事務所の指導主事、非会員も40人ほど参加した。
もち米30キロを蒸し、8回に分けて希望する子どもたちが順番に力強く杵を振り下ろしてもちをついた。
お汁粉、きなこ、ごま、大根おろしの4種類を用意し、子どもたちは、つきたてのもちを味を変えてお代わりして食べていた。 -
山車飾りクイズ抽選会
箕輪町木下の箕輪南宮神社祈年祭に奉納した山車飾りにちなんだクイズの抽選会が14日、神社の祭典準備室であった。初祭り実行委員長らが抽選し正解者464人の中から20人が当選した。
境内の一角にクイズのコーナーを設け、12、13日の祈年祭に訪れた人が応募した。クイズは、木下山車飾保存会(蟹沢廣美会長)が奉納した舞台の一つ「桜田門外の変」から出題。問題は「桜田門外の変の場面には人形が何体いるでしょうか?」。答えは3択で、正解は10体。
抽選者は実行委員長、山車飾保存会長、公民館長、常会長会長、町商工会南部支会長の代理で木下区区長代理の5人。応募箱を開けて正解を確認し、正解者の中から20人を抽選した。応募総数は507、正解464、不正解24、無効19だった。
実行委員長によると、「初日は雨だったが翌日はいい天気になったので多くの人が訪れた」といい、応募総数は昨年並み。町内のほか近隣市町村、遠くは東京都、福島県の人もいた。
当選者には商品券を贈る。町内在住者には木下区役場(木下公民館)に取りに来てもらう。町外者には郵送する。 -
中曽根の獅子舞
箕輪町中曽根で13日、中曽根獅子舞保存会(大槻貞明会長)が獅子舞を奉納した。区内の八幡社に舞を奉納した後、08年度の区長宅や区内の辻で舞い、無病息災と平穏無事な1年を願った。
中曽根の獅子舞は、約200年ほど前、伊勢の舞方囃子(はやし)方の羽広獅子舞(伊那市西箕輪羽広)に影響して始まったと推測され、今日まで継承されてきた。04年、町の無形民俗文化財に指定されている。
雌獅子2頭による舞で、肇国の舞・剣の舞・豊穣の舞・浄の舞・悪魔払いの舞の5つの舞で構成。区内の辻には住民が集まり、保存会員35人による風格ある雌獅子の舞に見入った。
保存会は30歳代から80歳代までの60人で組織。2カ月おきに日を設けて練習を重ね、後継者を育てている。正月の舞が最も重要な活動で、このほか毎年8月には、町社会福祉協議会のふれあい祭りでも舞を披露している。 -
公立高校入学志願者第2回予定数調査結果
県教育委員会は20日、08年度公立高校入学志願者第2回予定数調査結果を公表した。上伊那では、前回調査時にはすべての部で定員割れしていた来年度新設の多部制・単位制高校・箕輪進修高校(箕輪町)の志願予定数が増加。前期普通I部(午前部)の志願予定数は募集人員20人に対し49人となり、志願者倍率でも前回調査時に最も高かった伊那北高校(伊那市)前期を上回る2・45倍となっている。志願者倍率は上伊那農業高校園芸科学科前期の2・4倍、伊那北前期の2・1倍と続く。
調査は昨年12月20日に行ったもので、前期、後期、それぞれで志望校1校を調査(前期は公立のみ、後期は私立、高専なども含む)。
それによると、上伊那の志願者数は前期選抜964人、後期選抜1591人。
前回調査時にはすべての部で定員割れした箕輪進修の前期志願予定数は、普通I部(午前部)に49人、普通II部(午後部)35人、工業I部28人、いずれも定員の20人を上回ており、I部からIII部まで、合わせて60人を募集している後期も、志願者倍率1・96倍、118人が志願を予定している。そのため、定員割れは普通III部(夜間部)のみとなった。
依然として普通科の志向が強く、志願者予定数が最も多かったのは伊那弥生ヶ丘高校後期の287人。志願者倍率では、伊那北前期2・16倍(志願予定数78人)、伊那弥生ヶ丘前期(志願予定数147人)2・04倍となっている。 -
西箕輪南部保育園で羽広の獅子舞と与地の伊那節
地域の伝統文化に触れ、後世へと引き継いでいってもらおう竏窒ニ、伊那市の西箕輪南部保育園(塚本晶子園長)の園児約60人の前で15日、西箕輪地区に伝わる伝統芸能「羽広の獅子舞」と「与地の伊那節」が披露された。
約400年の歴史を持つ羽広の獅子舞は、西箕輪羽広地区で引き継がれてきた地域の伝統芸能。また、「与地の伊那節」も、西箕輪与地地区で300年近く踊り継がれてきた。 こうした伝統芸能は、各地区で保存会をつくり、親から子へと引き継がれているが、今回同園の保護者の中に各保存会の関係者がいたことから、公演が実現した。
この日は、羽広獅子舞保存会(城取誠会長)から4人、与地の伊那節保存会(伊藤千代春会長)から8人が参加し、最初に羽広の獅子舞が舞を披露。羽広の獅子舞は雌雄2匹の獅子が舞い合わせることで有名だが、この日は雄獅子のみが登場し、五穀豊穣(ほうじょう)や厄除け祈願などの意味を持つ5つの舞を園児らの前で舞うと、間近に迫る獅子の迫力に思わず「怖い」と目を閉じる園児もいたが、舞い終わると「すごかった」「面白かった」などといった声が溢れた。 -
信州大学農学部主査農場担当
宮田村北割
小田切宏志さん(43)食や農について学ぶ学生らが集う南箕輪村の信州大学農学部。その一角に、地域の人たちに向けて農産物を販売する「生産品販売所」があるのを知っているだろうか竏秩B
置いてあるのは学生が現場実習の中で一生懸命に育ててきた作物や、現場実習をサポートする技術職員が丹精込めて育てた作物など。アスパラにシイタケ、カボチャにジャガイモ、リンゴ、ブドウ、米竏秩B季節に応じてさまざまな野菜や果物、花などが並ぶ。また、例年販売開始2日で売り切れてしまう農学部ブランドの「山ぶどうワイン」をはじめ、リンゴジュース、ジャムなどの農産物加工品も学生らが作ったものだ。
その管理担当となって3年、さまざまな工夫を凝らしながら販売、PRに励んでいる。
「学生さんも現場の職員も一生懸命作っている。品質だってほかに見劣りするとは思っていない。でも、まだまだ認知度が低いので、多くの人に知ってもらえるよう、少しずつ少しずつ工夫を重ねています」と話す。
◇ ◇
大学の事務職員になって25年。過去には国立信州高遠少年自然の家(現在は青少年の家)に出向したこともあったが、現在の仕事はほかの学部で経験してきた事務仕事とは異なる変わった仕事だ。
「でも、今の仕事が向いてるか向いてないかと言われたら、向いてるのかなと思いますね」と笑顔を見せる。
季節によって、収穫される作物はさまざま。その量も異なる。鮮度を失わないうちに、お客さんに買ってもらうため、即日販売を心掛けている。
昨年から始めたのは学部のホームページに学生の実習風景を掲載すること。学生らの普段の実習風景を見てもらうという試みで、自ら現場に出かけていって取材。それをホームページにアップする。 -
第22回伊那消防組合消防職員意見発表会
第22回伊那消防組合消防職員意見発表会(同消防組合消防本部主催)は15日、辰野町役場で行った。組合管内の4消防署から代表7人が出場し、日ごろの消防、救助活動で感じたことや、思っていることなどを題材に発表した。
最優秀賞は、「あの気持ちを忘れずに」と題して意見発表した辰野消防署の小沢克裕消防司令補(45)が受賞。このほか優秀賞は、伊那消防署の桜井英和消防副士長(32)、箕輪消防署の工藤健介消防副士長(30)が選ばれた。
小沢消防司令補は、消防組織の広域化や救急需要の増大など、消防を取り巻く環境が変化しても、「誰のため、何のために活動しなければいけないのかとの原点を忘れてはいけない」と強調。その目的意識を持ち、冷静に活動することが消防士の責務だと訴えた。
県内14消防本部の代表者が集まる県消防職員意見発表会が2月7日、野沢温泉村である。3回目の県大会に出場する小沢消防司令補は「自分の伝えたいことをみなさんに理解してもらえれば。緊張せず、臨みたい」と意気込みを語る。
最優秀賞の小沢消防司令補(中)、優秀賞の工藤消防副士長(右)と桜井消防副士長 -
駒ヶ根市長選 中盤戦
任期満了に伴う駒ケ根市長選に立候補したいずれも新人で無所属の、前市議会議長・北沢洋氏(56)=上赤須、元県教育次長・杉本幸治氏(58)=上穂町、元市議会議員・林高文氏(69)=中沢=の3人は、13日の告示以降、連日、市内各地で精力的な遊説活動を展開している。
北沢氏は強力な組織を生かし、地区ごとの総決起集会を連夜開催。「全国住みよさランキングの上位をキープしている今の市の良い流れを継続していく。企業誘致も積極的に進め、税収の確保を図りたい」と訴えている。
杉本氏は17日までの間に個人演説会を中沢、赤穂、東伊那の各地区で開き、政策の浸透を図っている。「財政は厳しいが、市民一人一人が参加し、力を発揮すれば将来は明るいと断言できる。一緒にやろう」と呼び掛ける。
中原路線との違いを明確に打ち出している林氏は出遅れを取り戻そうと必死。知名度向上を図ろうと街頭演説に力を入れている。「箱物づくりではなく、福祉優先、暮らし優先の市政を取り戻そう」と強く訴えている。
演説を聞いた北割二区の自営業男性(43)は「3人とも新人で低調な選挙になると思っていたが、政策や公約に少しずつ違いがあることが分かってきた。駒ケ根の将来を託すのに誰が良いのか、よく聞いてしっかりと見極めたい」と話す。
14日に始まった期日前投票にも、4年前の前回選を上回るペースで市民が訪れるなど、投票日が近づくにつれて有権者の関心も徐々に高まりをみせている。投票は20日。 -
信濃グランセローズに南箕輪村出身の松沢俊充選手が入団
後援会発足へ準備南箕輪村田畑出身の松本大学4年生・松沢俊充さんが、プロ野球独立リーグ、北信越BCリーグの信濃グランセローズに入団することが決まった。村からプロ野球選手誕生の喜ばしいニュースに、有志が「松沢俊充選手後援会準備会」を立ち上げ、後援会発足の準備を進めている。
松沢選手は、小学生から野球を始め、小学生時代は南小ドラゴンズ、中学生時代は伊那ファイターズ、上伊那農業高校野球部に所属。松本大学では硬式野球部に所属し、4年生の昨季はキャプテンを務め活躍した。右投げ、右打ち、内野手。
信濃グランセローズは今年も3月20日から4月3日まで大芝高原で春季キャンプをするが、後援会準備会の有志は「球団に新風を吹き込んでくれるに違いない」と期待を寄せる。
後援会は、松沢選手を後援することで南箕輪村の活性化とスポーツの振興を図り、あわせて会員相互の親ぼくを深めることを目的とする。趣旨に賛同する会員を募っている。会費は年額千円。
後援会設立総会は2月23日午後6時から大芝荘で開く。併せて松沢選手激励会、懇親会をする。会費5千円(当日集金)。
問い合わせは後援会準備会代表の加藤忠秋さん(事務局・原浩さんTEL78・6121)へ。 -
羽広獅子舞
雌雄2頭の獅子が舞い合わせることで全国的にも珍しいとされている「羽広の獅子舞」が13日早朝から、伊那市西箕輪羽広地区であった。
家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)などを願う羽広の獅子舞は、400年近く引き継がれている小正月の伝統行事。仲仙寺本殿での舞い合わせの後は、雌獅子は北、雄獅子は南に分かれ、それぞれ各地区の家を回り、舞いを披露した。
午前7時、仲仙寺本殿では、集まった地域住民やアマチュアカメラマンなどの前で、2頭の獅子による「阿吽(あうん)の舞」が始まった。「肇(ちょう)国の舞」「剣の舞」「豊穣の舞」「浄(きよめ)の舞」「悪魔払いの舞」の5つの舞いで構成されており、雄獅子は勇壮に、雌獅子は静粛に舞った。
羽広獅子舞保存会の城取誠会長は「今年の舞は2頭の息が合っていて良かった」と感想を話した。 -
箕輪町大出で大文字
箕輪町大出上村(わでむら)の住民たちは13日、大出コミュニティーセンターの西側の辻に「大文字」を立てた。
家内安全、無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈る伝統行事で、箕輪町では同村と北小河内漆戸で行われている。箕輪町の無形民俗文化財。
大出上村では柱に、上から梅、竹、松の枝を縛りつけ、枝を巾着で飾った。柱の上部に3本の縄をつけ、「よいしょ」などの声とともに縄を引っ張った。住民たちは立ち上がった「大文字」を見上げ、お神酒で乾杯。「今年は巾着の数が多くて賑やかでいい」とそんな声も聞こえた。
立てられた「大文字」は20日朝に倒し、飾り付けた巾着を、各自家に持ち帰って玄関に飾る。 -
飯島中で百人一首
飯島町の飯島中学校で16日、新年恒例の百人一首クラスマッチがあった。
日本文化に親しみ、クラスの団結を深める同大会は、縦割り班で36チームに分かれ、ルールはお手つきは1枚裏返し、または1回休み、取った枚数を競った。
文芸委員や竹沢校長、国語科教諭らが読み手になって、上の句から読み上げると、取り札を囲んだ生徒たちは、身を乗り出し、札の上をすばやく視線を滑らし「ハイ!」と手を伸ばした。
三方から同時に手が伸びたり、時には2人で取り合うなど、実力伯仲したチームもあり、枚数が少なくなると、競技は白熱した。 -
かさんぼこ」で無病息災
飯島町日曽利耕地(本田優総代、46戸)の正月の伝統行事「かさんぼこ」が13日夜、日曽利林業センター広場で行なわれた。地域の子どもや大人約50人が続々と集まり、1年間の無病息災を願った=写真。
「かさんぼこ」はしめ縄や門松など正月の飾りを燃やす「どんど焼き」同様の行事だが、形態が珍しい。朝から積み上げた正月飾りの山の中央に、高さ9メートルもある真竹を立て、先端に色紙を巻いた「「花」と呼ばれる竹串を70本取りつけた。
午後6時、正月飾りに点火、炎と煙りが中天に上り、正月飾りが徐々に崩れ落ち、点火から15分後に、ゆっくりと竹が倒れると、みな「花」を求めて群がった。
各家庭に持ちかえった「花」は厄除けとして玄関に飾る。 -
新春の夜の辻辻で、はやし言葉響く
「ほんやりほっぽほーぽ、ほんやりじょうずの頭には」-。小正月の伝統行事「しし追い(とりおい)」が14日夜、宮田村内の各地区で行われ、小学生らの元気なはやし言葉と、拍子木を鳴らす乾いた音が辻々に響いた。
太田切区では幼児・小学生7人とPTA役員らは、約30センチのヤナギの枝に煙りでいぶして模様を付けたほうやり棒をたたきながら、新春の夜の町角に繰り出した。
子供たちは上級生から教わりながら同地区に古くから伝わる正調のはやし言葉「ほんやりほっぽほーぽ えいとうすえて、きゅうすえて、ししやーい、鳥やーい」を大声で歌いながら区内をくまなく回り、商店や家庭からミカンや菓子などをもらった。
「ししおい」は鳥おいとも呼ばれ、イノシシやスズメなどの農作物に被害を与える害獣を追い払い、五穀豊じょうを願うとともに、厄払いをする小正月の伝統行事。 -
宮田村で交通事故
15日午後2時40分ごろ、宮田村大久保の村道交差点で同村町三区の会社員城倉将英さん(61)のミニバイクと、同村中越の会社員稲村和久さん(43)の普通乗用車が衝突。城倉さんが右足親指の骨を折る重傷を負った。稲村さんにけがはなかった。
駒ケ根署の調べによると、城倉さんは東から西へ、稲村さんは南から北へ向けてそれぞれ直進していた。交差点は建物などで見通しが悪い。同署が原因を調べている。 -
大久保区でどんど焼き
宮田村大久保区で13日朝、どんど焼きが行われた。正月飾りなどを燃やして、無病息災を地域一緒に願った。
小学生の高学年が中心になって区内各戸からだるまや、竹、松などの飾りを集め、天竜川近くで点火。
子どもと大人が一緒になって勢い良く燃え盛る炎を見つめ、餅なども持参して焼いて食べた。
この日は、北割区、新田区、つつじが丘区でもどんど焼きを行い、昔ながらに新年行事を味わった。 -
行方不明の女性死亡
15日午前から行方が分からなくなっていた宮田村の女性(68)は同日午後4時42分ごろ、家族の届け出を受けて捜索していた県警ヘリコプターにより駒ケ根市赤穂北割一区の太田切川の河川内で発見されたが午後6時28分、収容先の駒ケ根市内の病院で死亡が確認された。目立った外傷はなく、死因を駒ケ根署が調べている。
同署によると女性は午前10時半ごろ、家族とともに宮田村新田のホテル周辺で、つる細工用のつるを採取していて行方不明になった。村消防団や警察署員などが捜索に当たっていた。 -
伊那消防組合07年の火災状況まとまる
07年に伊那消防組合管内で発生した火災件数は前年に比べて26件減の58件で、33件の火災があった1983年以来、24年ぶりに60件を切ったことがこのほど、同消防組合のまとめで分かった。火災発生件数は2年連続で減少している。死者は4人で前年比1人増、負傷者は5人で同比1人減だった。
火災の内訳は「建物」31件(同12件減)、「その他(廃材・枯れ草など)」16件(同15件減)、「車両」が8件(同3件増)、「林野」が3件(同2件減)。焼損面積は、建物1107平方メートル、林野17アール、車両9台。焼損棟数は全焼11棟など計39棟で20世帯、43人が被災した。
市町村別の発生数は、伊那市31件(同16件減)南箕輪村10件(同2件減)、箕輪町9件(同5件減)、辰野町8件(同3件減)だった。
原因は、「放火・放火の疑い」11件、「枯れ草焼き」6件、「たき火」5件、「たばこ」4件、「火遊び」4件、「電気配線・機器」4件竏秩B同消防組合によると06年現在、全国的に見て出火原因は、「放火」が10年連続で1位となり、「放火の疑い」を合わせると火災件数の約2割を占めるという。
伊那市狐島の曹洞宗龍光寺が全焼、焼死体が見つかった(07年5月30日) -
南箕輪村消防団・赤十字奉仕団出初式
南箕輪村消防団・赤十字奉仕団の08年出初式が13日、村民センターホールであった。団員は村民体育館前から役場まで市中行進し、役場駐車場で規律正しく堂々と行進して観閲を受け、式典に臨んだ。
唐木一直村長は、「安全確保は全村民の願い。その活動の重要性を深く心に刻み、一層精進されるよう期待する」と式辞を述べた。
宮島忠夫消防団長は、「昨年は大きな災害もなく火災発生件数も減少し、穏やかな1年を過ごせた。団員の置かれている立場はまだまだ厳しく、団員確保に全力で取り組む。救護、応急手当、火災予防の広報など自主防災組織と連携し日夜努力していく」。日戸陽子奉仕団委員長は、「さまざまな訓練を受け、地域のボランティア活動にも積極的に参加した尊い体験を大切に、人道、博愛の精神を深く心に刻み、地域に根ざした奉仕活動を切望する」と訓示した。定例表彰もあった。
出初式イベントで、消防団員によるはしご車や消防車両の展示試乗、菓子投げも役場駐車場であった。恒例の菓子投げには親子らが大勢集まり、団員がはしご車から投げる菓子を拾っていた。 -
箕輪南宮神社祈年祭
「御筒粥占」世の中は6分8厘
山車飾りも奉納箕輪町木下の箕輪南宮神社祈年祭は12日宵祭り、13日本祭りの日程で、農作物の豊凶や世の中を占う「御筒粥」の神事や厄除け祈願祭などがあった。「御筒粥占」の結果、今年の世の中は6分8厘だった。木下山車(だし)飾保存会による町民俗無形文化財の山車飾りの奉納もあり、多くの参拝者でにぎわった。
山車飾りの舞台は、「ねずみと米俵」「義経の弓流し」「桜田門外の変」「大石良雄 妻子との別れ」。小学生のスマイル山車くらぶは「ねずみの嫁入り」。今年は木ノ下駅前に「信玄と由布姫」も展示した。13日、境内で鑑賞会もあった。
「御筒粥占」の結果は次の通り。
▽苗代=極上▽早生大麦=上▽大麦=上々▽早生小麦=中▽小麦=上▽早生稲=極上▽中生稲=中▽晩生稲=下▽ソバ=上▽大豆=下▽モロコシ=上々▽アワ=上▽小豆=下▽たばこ=中▽サツマイモ=極上▽ジャガイモ=上々▽ニンジン=上▽ゴボウ=下▽大根=中▽カブナ=下▽ナス=上▽キュウリ=中▽トマト=上▽ネギ=中▽タマネギ=極上▽白菜=上々▽キャベツ=中▽蚕=下▽クリ=中▽リンゴ=下▽ナシ=中▽カキ=上々▽春気候=上々▽夏気候=中▽秋気候=上▽冬気候=下々▽世の中=6分8厘 -
第4回いいずら杯小学生ドッジボール大会
第4回いいずら杯小学生ドッジボール大会(県ドッジボール協会南信支部主催)は13日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館で行った。上伊那中心の22チーム、約350人の児童が出場した熱戦を「南小ハトポッポ」(南箕輪)が制した。
大会は小学3年生以上の児童が対象となった。6ブロックごとの総当り戦を勝ち上がった、各ブロック上位2チーム計12チームが3ブロックに分かれてトーナメントを展開。各ブロックの1位チームが集まり決勝リーグを組み、優勝チームを決めた。
ドッジボールで熱戦を展開する児童たち