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一七会 経木を使って正月料理
アカマツを0.2ミリほどに薄く削った「経木」を使った正月料理教室が、伊那市内で17日開かれました。
経木は、料理の見栄えがより良くなるように鮨の下に敷いたり、魚の煮つけが煮崩れしないように鍋底に敷いて使いました。
経木は、伊那市の株式会社やまとわが、上伊那産のアカマツを使い作ったものです。
やまとわの従業員と料理教室の生徒、大高一克さんが親しいことがきっかけとなり企画されました。
やまとわによりますと、経木は通気性・吸水性・抗菌性に優れ、木の香りが食材のうまみを引き立てるということです。
やまとわでは、アカマツの経木を来年から販売する予定です。
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日露映画関係者 制作説明会
伊那市長谷の分杭峠をロケ地の1つに撮影が進められる、日本とロシアの合同映画「歳三の刀」の制作説明会が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で、16日開かれました。
「歳三の刀」は、新撰組の副長、土方歳三に命を救ってもらった祖先を持つロシア人の青年が、歳三のメモ書きを頼りに来日し、自然災害に見舞われる日本を助けるという歴史ファンタジーです。
映画はロシア人プロデューサーのもと、日露合同で制作されます。
監督のひとりで東京都に住む増山麗奈さんです。
元国土交通省三峰川総合開発工事事務所の所長、宮本高行さんから、ロケ地として分杭峠を提案されたと言うことです。
日露合同映画「歳三の刀」は2021年9月にロシアで行われる「アムールの秋映画祭」で公開後、日本で上映される予定だということです。 -
信州ねんりんピック2人が最優秀賞
9月に飯山市で開かれた60歳以上のスポーツや文化の祭典2019信州ねんりんピックで、伊那市在住の2人が最高賞にあたる長野県知事賞を受賞しました。
20日は、伊那合同庁舎で表彰式が行われ、長野県長寿社会開発センター伊那支部の丸山敏樹支部長から受賞者に表彰状が贈られました。
伊那市西箕輪の高林千尋さん78歳は、日本画の部で県知事賞を受賞しました。
4月のまだ雪が残る時期に、自宅近くで近所の人が野焼きをしていたところを墨で表現したということです。
伊那市西春近の保科文夫さん85歳は、手工芸の部で県知事賞を受賞しました。
銅の板にチョウや菊の花の模様をつけた刀の鍔で、完成するのに1年半かかったということです。
ねんりんピックは、60歳以上の人を中心に、スポーツ・文化・健康・福祉の総合的な祭典として毎年開かれています。
厚生労働省の創立50周年を記念して1988年に始まりました。
上伊那では他に、宮田村の女性と飯島町の男性が最高齢者賞を受賞しています。 -
伊那市議会記念誌が完成
平成の時代の伊那市議会の変遷をまとめた、伊那市議会記念誌が完成し、16日伊那市役所でお披露目されました。
合併後の平成18年から伊那市議会の活動や歴史が記された記念誌です。
この日は、市役所で黒河内浩議長らが、作成した経緯を説明しました。
記念誌は、全72ページで、歴代議長の座談会、市に対する市議会の取り組み、市長提言や申し入れなどが記されています。
記念誌の作成には議員ら8人が携わっていて、去年6月から検討を重ね、取り組んできたということです。
伊那市議会記念誌「合併後の伊那市議会の軌跡」は、230部作られ、OB議員や市役所の各部、伊那図書館などに配布されるということです。
また一般には、来週から、市のホームページで掲載され閲覧することができるようになるということです。
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高遠郵便局に桜のポスト設置
伊那市高遠町の高遠郵便局に、新たに桜が描かれたポストが16日、設置されました。
新たに設置された桜のポストです。
高遠の桜をモチーフにしたもので、角度によって桜の咲き具合が異なるデザインが特徴です。
地元の設計事務所の清水設計事務所が高遠郵便局の要望に応え、デザインしたものです。
それまでは丸型の古いポストが設置されていましたが、地域住民から、レターパックなどが入る投函口の広いポストにしてほしいという要望もあり、新たに設置しました。
この日は、設置を祝い高遠保育園の園児が郵便局を訪れ、年賀状を投函しました。
園児らの書いた年賀状は、来年1月1日に自宅や親戚などに届くということです。
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フラワーアレンジメント作品展
春夏秋冬をイメージしたフラワーアレンジメントの作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、アートフラワーやドライフラワーなどを使った作品およそ350点が展示されています。
作品は、伊那市富県の春日智子さんによるもので、ここ2、3年の近作だということです。
春日さんの作品展は今回初で、「季節をテーマに配色しました。見て楽しんでもらいたいです。」と話していました。
作品展は、18日(水)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
読書大賞 辻村深月の「かがみの孤城」に
上伊那8校の高校生が読み応えのある本を選ぶ「読書大賞」の投票が14日、伊那市のいなっせで行われ、辻村深月の「かがみの孤城」が大賞に決まりました。
この日は、上伊那の8校から図書委員33人が集まり、読書大賞の候補に挙がった6つの作品について意見交換をしました。
参加者による投票が行われ、大賞に選ばれたのは、辻村深月の「かがみの孤城」です。
「深く重厚な世界観に引き込まれた」、「主人公に共感する場面が多かった」、「吸い込まれるように読めた」、など高評価の意見が集まり、大賞に選ばれました。
高校生の「読む」「書く」「聞く」「話す」力を育て、各校の交流を深めようと、上伊那高校図書館協議会生徒研究会が2009年度から行っているものです。
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上伊那ベテラン卓球選手権南箕輪大会
30歳以上の卓球愛好者が出場する上伊那ベテラン卓球選手権南箕輪大会が、15日、南箕輪村民センターで開かれました。
大会には、上伊那の48人が出場し、年齢ごとのシングルスとダブルスの4つの部門に分かれ競いました。
出場者の最高齢は南箕輪村の小池清史さん83歳です。
高校の教諭を務めていた小池さんは、20代のころ卓球部の顧問となったことがきっかけで本格的に卓球を始め、現在でも週に2回楽しんでいるということです。
この大会は、生涯スポーツとして卓球に親しみ、会員の親睦を深めようと上伊那卓球連盟が毎年開いているものです。
大会の結果、ダブルス1部で美篶レディースの埋橋澄子さんと駒ヶ根クラブの松澤正記さんのペアが優勝しました。
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市議会 太陽光発電に関する意見書についての議員提出議案 可決
伊那市議会12月定例会最終日の16日に、太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を国へ求める意見書についての議員提出議案が、全会一致で可決されました。
議員提出議案は、一定以上の太陽光発電設備については事業者が地域住民や地元自治体と十分に協議したうえで設置されるよう必要な措置を講じること、危険区域への設置を禁止するよう法に明記すること、事業者が経営破たんした場合などに撤去や処分が適切かつ確実に行われるような仕組みを整備することを国に求めるものです。
なお、9月議会から継続審査となっていた前原の大規模太陽光発電施設の計画の見直しを求める陳情は、全会一致で趣旨採択となっています。 -
鳩吹クリーンセンター アクティビティー施設に
伊那市は、平成29年6月に閉場となった横山の鳩吹クリーンセンターと横山最終処分場のあと利用について、「アクティビティ施設」として活用していく考えを16日に示しました。
16日は、市議会全員協議会が市役所で開かれ、市が概要を説明しました。
計画では、鉄骨一部2階建ての鳩吹クリーンセンターは、およ
そ16mの高さを活かしてボルダリングやクライミング施設として整備します。
隣接する最終処分場は、およそ1万平方メートルの広さを活かし、起伏のある自転車用コースなどにそれぞれ活用するとしています。
鳩吹クリーンセンターは、燃やせないごみの受け入れが、平成29年4月から箕輪町のクリーンセンター八乙女に一本化されたことに伴い、同じ年の6月に閉場となりました。
最終処分場も含めたあと利用について地元の横山区と12回にわたり協議を重ね、横山をアクティビティのメッカとなるよう整備を進めていく方針でまとまったということです。
市では、来年度の当初予算案に一部事業費を計上するとしています。 -
権兵衛トンネル 19日午後5時仮復旧の見通し
台風19号の影響により通行止めとなっている国道361号権兵衛トンネルについて、19日の午後5時に仮復旧する見通しであることが16日に明らかになりました。
16日は、被災原因の検証、復旧について検討する「権兵衛峠道路災害復旧技術検討委員会」が、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、冒頭のみ公開されました。
委員会後の会見で飯田国道事務所の田中智徳副所長は、「12月19日の午後5時に仮復旧の見通しがたった」と話しました。
仮復旧中は、特殊車両は事前に通行の申請が必要な他、連続60ミリの雨が降った場合は規制がかかります。
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長谷でクリスマスツリー点灯
一足早いクリスマスイベントが伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷で14日に行われ、大きなクリスマスツリーが点灯されました。
14日は、午後5時過ぎに点灯式が行われ長谷中学校の音楽部の生徒がハンドベル演奏をしました。
高さおよそ8メートルのもみの木に長谷地区の園児や小学生たちが制作したオーナメントが飾りつけられました。
イベントは、伊那市地域おこし協力隊の田中聡子さんが中心となり企画したもので今年で2年目です。
去年は、都市住民を招いたツアーの一環でしたが、今年は地域住民に楽しんでもらう企画として継続させました。
今年は、フォトスポットが設けられ、訪れた人たちが記念撮影をするなどして楽しんでいました。
クリスマスツリーは来年1月7日の夜まで点灯されるということです。
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親子でおせち料理づくり
親子でおせち料理の作り方を学ぶ講座が、伊那市のいなっせで15
日開かれました。
講座には上伊那の親子8組17人が参加し、なますやきんとん、田作りなどのおせち料理を作りました。
講師を務めたのは、駒ヶ根市の割烹居酒屋「かっぱ厨亭」の店主稲垣孝俊さんです。
田作りの作り方について稲垣さんは、「たれを絡めるとすぐ固まってしまうので速さが重要です」とアドバイスしていました。
講座ではほかに、かまぼこの見栄えの良い切り方に挑戦していました。
この講座は、日本の食文化を子どもたちに伝えていこうと伊那市生涯学習センターが開いています。
次回は来年2月ひな祭りのメニューを作るということです。
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い~な音楽祭 25団体が参加
伊那市内の合唱団が一同に集まって歌声を披露する「い~な音楽祭」が伊那文化会館で15日、行われました。
音楽祭は一年間の練習の成果の発表の場として毎年この時期に行われています。
今年は、市内のコーラスグループや中高生など25団体、延べ600人が出演しました。
このうち伊那弥生ケ丘高校音楽部は年明けに予定されているアンサンブルコンサートで演奏するアカペラの曲を披露しました。
会場にはおよそ700人が訪れ、各団体の演奏を楽しんでいました。
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新酒「維者舎」完成祝う
オリジナルの酒づくりに取り組んでいる、伊那市横山の住民グループの新酒「維者舎」が完成しました。
14日は、「維者舎」をつくった伊那市横山の住民グループ、横山維者舎のメンバーおよそ20人が集まり、地元の神社春日社に新酒を奉納し完成を祝いました。
今年の春から育ててきた酒米「美山錦」を使い、伊那市荒井の宮島酒店の酒蔵で仕上げたオリジナルの日本酒です。
1.8リットルの一升瓶およそ600本分をつくったということです。
横山維者舎のメンバーたちは、早速、完成した新酒を味わっていました。
地元を優先に、横山地区住民限定で先行販売も行われ、一足先に新酒を味わおうと、買い求める人もいました。
一般への販売は来週からで、一升瓶で税込み3,410円、720ミリリットル入りは税込み1,705円です。
宮島酒店で販売されるほか、要望があれば市内の酒販店で順次販売していくということです。 -
大泉まんどの会麦踏み
南箕輪村の大泉まんどの会は14日、地域の子どもたちと麦踏み作業をしました。
大泉まんどの会は、毎年盆の伝統行事「振りまんど」に使う大麦の栽培をしています。
麦踏みは、冬に霜柱が降りて、土と根が上がってしまうのを防ぐ作業です。
また、踏むことで麦の根を丈夫にする目的もあるということです。
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園児にリンゴをプレゼント
南箕輪村の北部保育園の園児は11日、リンゴ農家からリンゴをプレゼントしてもらいました。
この日は、南箕輪村営農センターの髙木繁雄会長と、田畑にあるリンゴ園の白鳥友季子さんが北部保育園を訪れ、園児に手渡しでプレゼントしました。
地産地消事業の一環として村内の保育園を対象に毎年プレゼントを行っています。
園児らは、受け取ったあと、切り分けたものを試食していました。
白鳥さんは「大きな台風が2回来たが、強い風に耐えたリンゴです。味わって食べてください」と園児に話していました。 -
高遠石工石造物フォトコンテスト表彰式
伊那市の第2回高遠石工石造物フォトコンテストの表彰式が11日、市役所で開かれました。
フォトコンテストの最優秀賞には、伊那市美篶の山本康夫さんが選ばれました。
山本さんの作品です。
黒沢の鹿島神社で今年の7月ごろ撮影されたものです。
ほかに、伊那市高遠町の澤広行さんと、松本市の大学肇さんの作品が優秀賞を受賞しました。
フォトコンテストは、伊那市高遠町日本で最も美しい村推進委員会が開いたものです。
伊那市の高遠町地域に残る高遠石工の作品を題材に、県内外の26人から54作品が寄せられました。
林俊宏副市長は、「通年観光として石造物のすばらしいPRになった。今後も魅力を伝えていってほしい」と話していました。
今回応募があった全作品は、来年1月9日から24日まで、市役所1階ホールで展示されることになっています。
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上伊那初「伊那市マンホールカード」
伊那市は上伊那の市町村で初めてマンホールの図柄をカードにしたマンホールカードを作り14日からみはらしの湯で配布を始めました。
縦8センチ、よこ6センチほどの伊那市のマンホールカードです。
伊那節に歌われている権兵衛峠を行き来した馬子と木曽馬がモチーフにデザインされたマンホールが載っていて、デザインの由来なども記されています。
きょうはオープンから1時間の間に30人程がカード目的でみはらしの湯を訪れ受け取ったという事です
みはらしの湯近くの市道には、数日前にカードと同じ色付きのマンホールが設置されました。
カードを受け取った人たちは、さっそく実物をみたり、写真を撮たりしていました。
マンホールカードは全国の454の自治体から539種類が発行されています。
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女子ソフトボールアジアカップ 池上さん優勝報告
伊那市手良出身で女子ソフトボールアンダー17日本代表の池上桃花さんは13日市役所を訪れ中国で開かれたアジアカップ優勝を白鳥孝市長に報告しました。
先月中国で開かれたアジアカップには、日本を含む7か国が出場しました。
大会は予選、決勝ともリーグ戦で行われ日本代表は見事優勝しました。
池上さんは打撃センスを買われ、主に6番で全試合に出場し打点王となる活躍で優勝に貢献しました。
池上さんは「初戦で満塁ホームランを打つことができたので、思いきりプレーする事が出来ました」と大会を振り返っていました。
白鳥市長は「ケガをしないようこれからも頑張って、オリンピック出場を目指して下さい」と激励していました。
池上さんは伊那市手良出身の15歳です。
現在は親元を離れ、愛知県の女子ソフトボールの強豪校「東海学園高校」に通っています。
来年は、18歳以下の世界大会が南米のペールで開催される事になっていて、池上さんは「代表入りできるようさらにレベルアップしていきたい」と意気込んでいます。
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太鼓グループ「鼓龍」公演
南箕輪村の太鼓グループ「鼓龍」の第5回公演「大地から響き渡る鼓動2019」が村民センターで14日開かれました。
会場には300人程が訪れ、メンバーは力強い演奏を披露しました。
演奏会は数年おきに開催していて、今日は、オリジナル曲など14曲を披露しました。
鼓龍は1995年に公民館講座の卒業生が中心となり結成し、今年で24年目となります。
村内を中心に高校生から70代までの23人が所属し、週1回練習をしています。
演奏会では、小中学生でつくるCoco龍のメンバーも一緒になって踊りを披露し会場を沸かせていました。
代表の井原夏二さんは「太鼓をとおして、仲間との絆を強くし、次の世代へ繋げていきたい」と話していました。
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ながたの湯 21周年
箕輪町の日帰り温泉施設ながたの湯は、きょう、オープンから21周年を迎えました。
14日は来場者全員に記念品がプレゼントされました。
また上伊那産の野菜を使った漬物やリンゴを使ったジャムなどの販売、入浴券が当たる抽選も行われました。
ながたの湯は平成10年12月14日にオープンしました。
肌に良い温泉と評判で、諏訪や木曽、松本から毎日通う常連客もいるという事です。
これまでの入場者は456万人で一日におよそ700人が訪れています。
箕輪町の白鳥政徳町長は「みなさんの声をききながら、さらに親しんでもらえる温泉にしていきたい」と話していました。
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農家民泊の受け入れ説明会
農家民泊の受け入れを検討している家庭向けの説明会が13日伊那市役所で開かれました。
説明会には伊那市美篶の1軒が参加しました。
これから農家民泊の受け入れを検討している家庭に対し伊那市観光協会の担当者が内容を説明していました。
農家民泊は、都会の児童や海外の学生などが農家に泊まりながら農業体験や自然体験を行うものです。
伊那市観光協会の担当者は「過度なもてなしは不要です。子どもや孫を受け入れるような普段着のすがたと心でふれあいを楽しんでください」と話していました。
昨年度は、国内から27団体1,912人、海外から35団体977人を受け入れたということです。
現在農家民泊の受け入れ家庭は69軒で、観光協会では100軒を目指して取り組みを進めていくとしています。
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南中生徒 バスガイドから学ぶ
南箕輪村の南箕輪中学校の3年生は6日、コミュニケーションの心構えをバスガイドから学びました。
この日は南箕輪中学校の3年生およそ150人が、講師の話に耳を傾けました。
講師は伊那バス株式会社のバスガイド、北原優さんです。
北原さんは身だしなみや、言葉使いに関するチェックリストを用意し、コミュニケーションの基本だと説明しました。
生徒たちはリストをもとに自分をチェックしたり、適切なお辞儀の角度も確認しました。
また、北原さんは乗客に興味を持ってもらうために様々な工夫をしていると話し、その一つとして奈良県の歴史をわかりやすく紹介する歌を披露しました。
今回の講演会は、これから受験を迎える3年生に面接や高校生活で役立ててもらおうと開かれました。
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春富中生徒 防災教室
台風19号で伊那市の指定避難所となった春富中学校で3年生を対象にした防災教室が13日開かれました。
13日は春富中の3年生140人が伊那市危機管理課の職員から話を聞きました。
職員は「避難できる場所が地域のどこにあるのか知っておくことが大切です」と話していました。
伊那市西春近と東春近の天竜川沿い下段の地域は台風19号の際に避難指示が出され、春富中学校が指定避難所となりました。
そのことから、学校が伊那市に依頼し今回防災教室が開かれました。
教室ではほかに、水道が止まっている時に設置し使用できるマンホールトイレなどを体験しました。
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ふるさとを紹介する便りの展示
箕輪町内の小学生が地域を紹介した手紙の展示がイオン箕輪店で行われています。
イオン箕輪店の店内には、箕輪南小、箕輪東小、箕輪西小の児童が書いたふるさとを紹介する手紙120点が展示されています。
手紙は、箕輪町観光協会が「ふるさと便」として町内産の農産物と共に注文した人に送られたものです。
ふるさと便は町観光協会が町のPRにつなげようと毎年行っていて、今年はりんごと長芋、あわせて365箱の注文がありました。
手紙には「箕輪町はフェンシングが有名です」、「赤そばの里がきれいです」などといった紹介や、イラストが描かれています。
ふるさとを紹介する便りの展示は来年1月14日まで箕輪町のイオン箕輪店で行われています。
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来年伊那まつり9月12・13日に開催
東京オリンピック・パラリンピックと開催時期が重なるため、日程が検討されていた伊那市の伊那まつりについて、13日に開かれた伊那まつり委員会で来年9月12日・13日に行うことが決定しました。
この日は、伊那公民館で、祭りについての最終判断をする伊那まつり委員会が開かれ、来年の開催は、9月12日・13日とする案が、正式に了承されました。
伊那まつりは、毎年、8月の第1土曜日と日曜日に実施されていますが、東京オリンピック・パラリンピックの開催と日程が重なり、警備体制が手薄になるため開催するかどうかも含めて検討が行われてきました。
11月21日に開かれた伊那まつり実行委員会で日程案が提出され、この日の委員会で承認されました。
ただし、パラリンピックが終了となる9月6日以降の警備体制について発表されておらず、6日以降も警察官の人員派遣が解除されない場合は、流動的に対応していくとしています。
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障害者支援センター合同のクリスマス会
伊那市社会福祉協議会が運営する3つの障害者支援センター合同のクリスマス会が、長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で13日開かれました。
3施設合同のクリスマス会は、毎年この時期に開かれています。
伊那市社協が運営する多機能型事業所「ゆめわーく」と「輪っこはうす・コスモスの家」「さくらの家」の通所者とスタッフなど160人が参加しました。
クリスマス会は、3事業所が合同で楽しむ年1回のイベントです。
伊那ライオンズクラブが会の運営をサポートしていて、会食をしたり、各事業所の発表を見て楽しみました。
伊那ライオンズクラブの今井和貴会長は、「皆さんがとても楽しみにしているイベント。私たちも一緒に交流を楽しみたい」と話していました。
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IoT・AI導入に関するセミナー
IoTや人工知能AIを活用して企業の課題解決に取り組む、上伊那の製造業を対象としたセミナーが10日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
このセミナーは、IoTやAIの導入を検討している上伊那の製造業を対象に開かれたものです。
この日は、長野県ITコーディネーター協議会の角田孝理事が、導入事例を紹介しました。
角田さんは、使用される機器や仕組みを説明し、「IoTの導入は、人手不足の解消や、働き方改革、生産性向上につながる」と話しました。
また、昨年度IoTを導入した伊那市西箕輪に本社を置くメッキ加工業のサン工業が、事例紹介をしました。
排水設備のデータの自動記録を可能にしたことや、設備の異常時にメール配信される仕組みを構築したことを紹介し、その有用性を説明していました。
一方、瞬間的な異常でもメールが配信されるため本当の異常以外の情報も送られてきたことなどが課題として挙げられていました。
このセミナーは、伊那市新産業技術推進協議会スマート工業部会が開いたものです。
部会ではプロジェクトを立ち上げ、今後、導入を検討している企業に今年度、専門家を無料派遣しヒアリングや、アドバイスなどの支援を行うということです。
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高遠高校福祉コース3年生が施設利用者と交流
伊那市高遠町の高遠高校福祉コースの3年生は9日、高遠町勝間の特別養護老人ホームさくらの里を訪れ、利用者と交流しました。
9日は、高遠高校福祉コース3年の20人がさくらの里を訪れ、施設利用者とクリスマスリースを作って交流しました。
実習授業の一環として各学年で毎年交流を行っています。
生徒は、利用者にリースの色の種類を提案したり、装飾に手作りのリボンをつくったりしていました。
高遠高校福祉コースでは、実習を通して高齢者への接し方や、声の掛け方などを学び、福祉への理解を深めているということです。
今後は、19日に校内で学習の成果を発表するということです。